2012年6月28日木曜日

リンゴ・スター 二代目ビートルズへの息子達参加の可能性を否定

今年の4月にポール・マッカートニーの息子ジェイムズ・マッカートニーがビートルズのメンバーの息子たちによるバンド結成構想を明かして話題になりました。
といいながらもジェイムズはリンゴ・スターの息子(二人いて両方ともドラマーです)の参加には悲観的だったのですが、当の息子たちも父親にこの構想に参加する意思が無いことを伝えたそうです。リンゴ・スターが証言しています。


Ringo Starr: ‘My Sons Won’t Be Part Of Beatles Kids Band’
http://www.wenn.com/all-news/ringo-starr-my-sons-wont-be-part-of-beatles-kids-band/

“Both my sons tell me they are not going to do it.”だそうです。どのような状況でどのようなニュアンスで本人がそう言ったのか不明ですが、息子たちのキャリアにはBeatles Kids Bandは不要そうですし、リンゴ・スター自身ビートルズのことを現在に引きずるのを好まないようなので実現は難しいのかもしれません。ロンドン・オリンピックというお祭りにかこつけて一夜限りでも結成してくれたら良いのですが。

またはビートルズの初代ドラマーピート・ベストの息子(いるか知りませんが)を入れたら良いジョークとして成立するかもしれません。もともと本気でやるものでもないでしょうし。

2012年6月26日火曜日

ユニオンジャック柄Jubilee Violin Bass一般販売分はHofner HCT 500/1がベース

以前の投稿(1)(2)で紹介した、ユニオンジャック柄Hofner 500/1ベース「Jubilee Violin Bass」一般販売分はやはりHCT(Contemporary Series)が元になっているようです。


上掲の写真はイギリスの楽器輸入代理店Barnes & MullinsのFacebookページに掲載されていました。ポールのJubilee Violin Bassを企画してヘフナーに製造を依頼したのもBarnes & Mullinsだそうです。どうりで仕事が早いわけです。ポールの意向を先んじて知ったのでひと儲けしようとしたのですね。でもよりによってポールが使用したもの(V62?)とは仕様が異なるHCTにするとは。良く知らずに買った人からクレームが来ないでしょうか。
定価でも750ポンドなのでそういう間違いは無いと思いますが、コントロールパネルのノブとスイッチが黒いというのはいただけないです。


上掲の写真は楽器店Sound Affects MusicのFacebookページに掲載されいているものです。この製品はバックとサイドが青に、ユニオンジャックの白い部分を白に塗っていますが、ポールのものはこの3箇所すべてナチュラル(無着色)です。さらによく見ると表面の斜めの赤い線が太いですし、ずいぶんポールのとかけ離れてしまいました。ヘッド裏の「Designed in Germany」という表記とシリアルナンバーは誇らしげですが。

以前、V62が元となっているかのような記述をしていたサイトはいつのまにか文章が変わっていました。
http://www.soundaffectsmusic.com/hofner-union-jack-limited-edition-violin-bass-paul-mccartney.html
replicates many details of the original including the 'strip' machine heads, the slot-head screws on the hardware, and the 2-piece neck.

下線が追加分、打ち消し線が削除分です。

インターネット通販ではどこも売り切れのようですが、以下のサイトはまだこれからチャンスがありそうです。

http://www.musicroom.com/se/id_no/01060688/details.html
http://www.fouldsmusic.co.uk/guitars/bass-guitars/hofner-jubilee-violin-bass.html


※参考:売り切れのサイト

http://www.gear4music.com/Guitar-and-Bass/Hofner-HCT-Violin-Bass-Limited-Edition-Jubilee-Union-Jack/KQ0
http://www.musicwarehouse.co.uk/hofner/1298-hofner-mccartney-jubilee-violin-bass-guitar.html
http://www.bassdirect.co.uk/bass_guitar_specialists/Hofner_Jubilee_bass.html




2012年6月23日土曜日

「サウンド&レコーディング・マガジン」に「While My Guitar Gently Weeps」の録音裏話掲載


雑誌「サウンド&レコーディング・マガジン」2012年7月号の「Classic Tracks」コーナーで「While My Guitar Gently Weeps」が取り上げられており、エンジニアを務めたケン・スコットがインタビューに応えています。
自叙伝「Abbey Road to Ziggy Stardust」を発売したばかりとあって活発な活動です。

これは英語の記事を日本語に翻訳したものであり、原文が以下に掲載されています。
http://www.performing-musician.com/sos/jun12/articles/classic-tracks-0612.htm

内容は以前の投稿(1)(2)で紹介したものと重複する部分もありますが、今回はこの1曲について詳細に解説しており、とくにレコーディング技術に注目した内容になっています。
その中でも興味深い内容としては
  • Anthology 3に収録されている同曲のアコースティックバージョンはGibsonのギターをNeumann KM56のマイクで収録した。
  • リンゴ・スターのドラムの録音に使用したマイクはおそらくスネア:Neumann KM56、 バスドラム:AKG D20、タム:AKG D19s、オーバーヘッド:STC 4038
  • ポール・マッカートニーのベースの録音はDIも使用したが、STC 4038、Neumann U67、 AKG C12のどれかでマイク収録もしていた。
  • オルガンの録音にはおそらく2本のSTC 4038を使用した。
  • ジョン・レノンとジョージ・ハリスンのギターの録音にはおそらくNeumann U67を使用した。
  • 使用した3M M23(8トラックマルチレコーダー)ではADT(Artificial Double Tracking )やフランジングの技術がまだ使えなかったため、 Studer(こちらは4トラック)でエリック・クラプトンのギターを録音した。
  • エリック・クラプトンは自分のギターの音をビートルズのように加工することを望んだのでADTやフランジングで加工することにした。ジョージのギターをいつもそのように加工していたわけではないが。
  • クリス・トーマスがオシレーターを小刻みに前後に動かしてテープの回転速度を変えエリック・クラプトンのギターとオルガンの音を加工した。
  • ミキシングの段階でビートルズは「高音と低音をめいいっぱい上げろ」と指示するのが常だった。
  • 当時のイコライザーは100Hz~5KHzの範囲でしか調整できなかったが、現代の機材とは異なり両端の周波数帯をブーストしても、良い音のままだった。

その他、「Sexy Sadie」の長時間に渡る録音ではビートルズを信じて根気よく付き合っていたこと、ミスまでも的確に採用するビートルズの型破りなセンスに脱帽したこと、「Birthday」が誕生した日の秘話などを語っています。

今回の記事はどうも「ザ・ビートルズレコーディング・セッション」からの引用が多い気がします。もちろん事実は一つなので内容が似ることは当たり前だと思うのですが、それにしても表現や着目する点が似ています。



2012年6月21日木曜日

リンゴ・スター お気に入りのビートルズのアルバムとして「Abbey Road」のB面を挙げる

リンゴ・スターとAll-Starr BandのメンバーがRock Cellar Magazineのインタビューに応えています。

その中でリンゴはお気に入りのビートルズのアルバムとして「Abbey Road」のB面を挙げていました。理由はジョン・レノンとポール・マッカートニーの断片的な曲が協力してまとめあげられているからだそうです。

All-Starr Band Reveals Their Favorite BEATLES Albums!
http://www.rockcellarmagazine.com/2012/06/19/ringo/

「Abbey Road」に関連して、「Octopus’s Garden」の誕生秘話についても語っています。船でサルディーニャ島に行った時に船長から蛸の生態(庭を作る)について聞き、その内容を歌詞に引用してギターで作曲したそうです。リンゴはギターが弾けるんですね。

その他、作曲にかける思いや、故人となってしまったAll-Starr Bandのメンバーについて語っています。

以降、スティーブ・ルカサーやトッド・ラングレンなどのAll-Starr Bandのメンバー各人がお気に入りのビートルズのアルバムを挙げながらビートルズの思い出や直近の活動について語っています。
Revolverを挙げる人が多いです。




2012年6月20日水曜日

ポール・マッカートニー サイン入りヘフナーベースをオークションに出品

ポール・マッカートニーが自身のサイン入りHofner 500/1 ベースをチャリティオークションに出品します。オークションは2012/6/29にロンドンで開催され、会場で直接または電話で入札できるそうです。以下に出品物やオークションの主旨が掲載されています。

Exclusive Sir Paul McCartney signed guitar up for auction
http://www.nordoff-robbins.org.uk/news/exclusive-sir-paul-mccartney-signed-guitar-auction

肝心のベースですが、左利きではあるものの残念ながら中国製のHCT (Hofner ConTemporary Series)モデルのようです。V62モデルだったらもっと価値があったのですが。

とはいえ、他に見かけるサイン入りベースはインドネシア製のIgnitionモデルだったり、ピックガードにサインしてあったり(取り外し可能なのでありがたみが少ない)、判別困難な殴り書きだったりするので、本体に丁寧にメッセージ付きでサインしている様子のこのベースは貴重そうです。偽物である心配も無いですし。

ポールの公式サイトではポール自身の声明も掲載されています。
Paul Donates Signed Guitar To The Annual O2 Silver Clef Awards


※2012/6/30追記:その後40,000ポンド(約500万円)で落札されたようです。
http://www.bbc.co.uk/news/uk-england-merseyside-18654131





2012年6月19日火曜日

「レイン」~ビートルズに捧ぐ~ 東京公演は計8回 6/26より先行発売


『「レイン」~ビートルズに捧ぐ~』の情報は随時更新しています。以下よりご確認ください。
http://blog.kouchu.info/search/label/RAIN


以前の投稿で紹介した「Rain-ビートルズに捧ぐ-」の東急シアターオーブ公演の日程が発表されました。チケットは2012/6/26 10:00より、まずは特定クレジットカード会員向けに先行優待販売されます。

MUFG、DC、UFJ、NICOSいずれかのクレジットカード会員が利用できる「三菱UFJニコスチケットサービス」にて申し込み可能です。

●開催場所
東京・東急シアターオーブ(渋谷ヒカリエ11階)
●開催日
2012年11月23日(祝金)14:00
2012年11月24日(土)13:00/18:00
2012年11月25日(日)14:00
2012年11月26日(月)19:00
2012年11月27日(火)14:00/19:00
2012年11月28日(水)14:00
●優待料金
【平日】S席8,500円→7,800円
【土・日・祝日】S席9,500円→8,800円
●その他
※未就学児童入場不可。
※6月26日(火)10:00受付開始。

平日と土日祝日で料金が違うんですね。このサービスから申し込むと700円割引になりますが、送料が別途390円かかります。

2012年6月18日月曜日

元ジャムのポール、元ビートルズのポールの古希をカバーで祝う

The JamやThe Style Councilのボーカルとして活躍し現在はソロ活動を続けているポール・ウェラーがポール・マッカートニー70歳の誕生日である今日(2012/6/18)限定で、ビートルズの楽曲「Borthday」のカバーをリリースしました。
AmazonやiTunes Music Storeで購入可能とのことですが、日本からは購入できないようです。

以下でフルコーラスが聴けます。

Song Premiere: Paul Weller, 'Birthday'
http://www.rollingstone.com/music/news/song-premiere-paul-weller-birthday-20120618


少年時代は熱狂的なビートルズファンだったというポール・ウェラーのカバーは基本的なアレンジや構成は原曲に忠実ながらもサックスを全面に押し出したり、ギターのフレーズで遊んだりとポップな雰囲気に仕上がっています。

このリリースに際しインタビューに応えた映像も公開されています。




同じく本日、リンゴ・スターは現在ツアー中のALL STARR BANDとともにHappy Birthdayを歌っています。

Happy Birthday, Paul !
http://www.facebook.com/photo.php?v=3873172143640


逆にポールは直近2年連続でリンゴ・スターの誕生祝いに「Birthday」を演奏しています。

2010年のリンゴ70歳のときはリンゴのライブにサプライズ出演しています。リンゴも慌てて途中から演奏に参加しています。


2011年はツアーのリハーサル中に録って公式チャンネルに掲載しました。



甲虫楽団も先月この曲を即興演奏しました。


まだまだポールには元気でいてほしいものです。

2012年6月15日金曜日

ジャイルズ・マーティン ビートルズ関連プロジェクトを進行中

ビートルズのプロデューサー、ジョージ・マーティンの息子で自身も音楽プロデューサーであるジャイルズ・マーティンがビートルズ関連プロジェクトを進行中であることをデンマークの新聞「Ekstra Bladet」の電話インタビューで明かしました。

Der kommer mere George Harrison
http://ekstrabladet.dk/musik/intlmusiknyt/article1775017.ece


彼がこれまで手掛けたプロジェクトは、シルク・ドゥ・ソレイユのショー用に作られビートルズの音楽を再構築したことで話題になった「LOVE」、ビートルズの楽曲の演奏を疑似体験できるゲーム「The Beatles Rock Band」、映画「George Harrison: Living in the Material World」関連、そして今回判明したものとすっかり父の仕事を世襲した形になっています。

肝心の現在進行中のプロジェクトが何かは「それを明かすことは自殺行為だ」とのことで教えてくれませんでした。「ディズニーのショー」の仕事も手掛けているそうで、それとビートルズの関連は不明です。シルク・ドゥ・ソレイユとディズニーは密接な関係があるので「LOVE」の続編でしょうか?
なにぶん、英語→デンマーク語→英語→日本語と訳しているのであいまいです。

インタビューは他に、ジョージ・ハリスンのアウトテイク集「Early Takes Volume 1」の続編、父ジョージ・マーティンとの関係、誕生日が同じであるジョン・レノンがジャイルズ誕生を知った際に放ったコメントなどについて語っています。


2012年6月14日木曜日

ポール・マッカートニー Her Majestyについて語る


以前の投稿で紹介したエリザベス女王の在位60年を祝う「The Diamond Jubilee Concert」に出演したポール・マッカートニーがインタビューに応えました。

Sir Paul McCartney interview: 'The Queen is fabulous, I've got a lot of time for her'
http://www.telegraph.co.uk/culture/music/rockandpopfeatures/9329588/Sir-Paul-McCartney-interview-The-Queen-is-fabulous-Ive-got-a-lot-of-time-for-her.html

このインタビューの中でポールは、10代の多感な時期にエリザベス女王は魅力的な女性に映った・素晴らしい女王を誇りに思っている・何者も皇室には替われない、と自分が愛国者であることを証明したあと、ビートルズの問題作「Her Majesty」について語りました。
要約すると「単なる小生意気な歌であり、こんな歌を作ってもしょっぴかれなくなったという時代の変化の表れ」ということらしいです。

この曲、今回は歌いませんでしたが、ちょうど10年前の「Golden Jubilee」では本人の前で歌ってます。



インタビューはその後、最近リリースしたアルバム「RAM」のコレクターズボックス、三度の結婚、批評家とのかかわり、ジョン・レノンともどもルイス・キャロルにはまったことについてなど、盛りだくさんな内容になっています。

2012年6月13日水曜日

ケン・スコット自叙伝「Abbey Road to Ziggy Stardust」発売


以前の投稿で紹介したビートルズの元エンジニア ケン・スコットによる自叙伝「Abbey Road to Ziggy Stardust」が今月発売されました。
日本語版の発売予定は公表されていませんが、英語版が日本のアマゾンでも買えます。




発売に際し、ケン・スコットがインタビューに応えています。

Exclusive: Ken Scott takes you inside the Beatles' recording studio in new book
http://www.examiner.com/article/interview-engineer-recalls-working-on-beatles-white-album-and-more-new-book

インタビューの内容を要約しますと

  • アルバム「A Hard Day's Night」のB面からレコーディングに参加した。ビートルズは既に世界的なバンドだったし、レコーディングセッションを仕切ったことも無かったので怖かった。
  • アルバム「Rubber Soul」以降2年ほどマスタリングやカッティングを担当し、その後エンジニアになった。
  • ビートルズのレコーディングセッションは午後2時半から始まることになっていたが、メンバーは大抵時間通りに来なかった。
  • アルバム「The Beatles」用のデモテープが多く現存していることは30年後にジョージ・ハリスンと仕事をしたときに初めて知った。
  • デモテープのリリースについてはアーティスト側の「正規発売したもので充分」という立場と、ファン側の「興味津津」という立場、両方理解している。
  • アルバム「The Beatles」はファンにモノとステレオ両方買わせるために意図的にミックス違いを作った。そのため、このアルバムから初めてビートルズはステレオ版の承認に参加した。
  • アルバム「The Beatles」以前はビートルズの承認含むレコーディングのすべての工程がモノラルで聴かれていたので、モノラル版を聴くべき。

「意図してミックス違いを作った」は前回紹介したインタビューでも言っていました。また、ビートルズはモノラル版で聴くべきというのは多くの関係者の主張と一致します。
しかしながら、2009年のリマスター以降現在通常発売されているのはすべてステレオ版です。確かにステレオ版は荒が目立つので、ステレオ版を標準にするなら今からでもリミックスしてほしいものです。
※「Help!」と「Rubber Soul」は1987年CDでの発売時にジョージ・マーティンがリミックスしたものが現在の標準になっています。

なお、ケン・スコットは以下の日程で公の場に姿を現す予定だそうです。

2012/7/19 Grammy Museum in Los Angeles
2012/8/10~12 Fest for Beatles Fans in Chicago

2012年6月12日火曜日

ユニオンジャック柄ヘフナーベース 早くも売り切れ

以前の投稿で紹介したユニオンジャック柄ヘフナーベースですが、販売しているサイトでは既に売り切れのようです。

Hofner 'Jubilee' Union Jack Violin Bass - Very Limited Edition
http://www.cammusicstore.co.uk/products/guitars/bass/hofner-jubilee-union-jack-violin-bass-very-limited-edition/

Hofner Union Jack Limited Edition Violin Bass - Paul McCartney
http://www.soundaffectsmusic.com/hofner-union-jack-limited-edition-violin-bass-paul-mccartney.html

いずれのサイトも限定60本の全てを確保していたようではないのでまだどこかにあるのかもしれません。

それにしてもこのベースはポール・マッカートニーのものと同じ仕様なのでしょうか。販売されるものはHCTシリーズが元になっているそうなのですが、ポールのはネックの様子(2ピース、バインディング無し、太め?)やパーツを見るとV62が元になっているように見えます。まだ実物が販売されて無いのでなんとも言えませんが、通常のHCTと同様、コントロールパネルのスイッチが黒かったらがっかりです。
宣伝文句で62年モデルを再現したと書いているのでその辺はこだわってくれることを期待しましょう。6月下旬発売らしいので詳細がわかったらこのブログで共有します。

いずれにせよ、ポール本人からこのベースについて「ここが自分のと違う」とヘフナー社にフィードバックしてそれが次期V62に反映されたら良いですね。


このヘフナーで登場した「The Diamond Jubilee Concert」はベースの柄以上にポールの声の調子の悪さがインターネット上で注目されているようです。「もう70歳だから仕方ない」という擁護論も多いのですが、先月のメキシコでのライブはそこまでひどくなかったので、今回はたまたまだと思いたいです。たまたまだとしたらより注目度が高いこのライブで実力を発揮しきれなかったのはちょっと残念でした。

2012年6月11日月曜日

エレキベース用エフェクター遍歴(ビートルズコピーの観点で)


元来僕はエレキベースについてエフェクター不使用派だったのですが、甲虫楽団では1ステージの中で複数の音色を要求されるため現在は使用しています。これまで様々な機種で試行錯誤を重ねてきました。その遍歴をご紹介します。

ZOOM B1 (使用期間:2010年6月~2010年12月)



最初に導入したエフェクターです。外装がプラスチックで軽くて良かったのですが、同社のマルチエフェクターにおける下位機種であるため設定可能な幅が小さく目的を達成できませんでした。

ZOOM B2.1u (使用期間:2010年12月~2011年3月)


B1の上位機種です。外装も金属製で高級感あります。機能に不満は無かったのですが歪みがあまり好みではなかったのと金属製のボディやペダルが重いので手放してしまいました。
ペダルが無いB2という機種もありましたが、USBオーディオインターフェイスとして使用したかったので対象外でした。ZOOMのギターやベース用のマルチエフェクターはある時期まで型番のuはUSBオーディオインターフェイスに対応している証でした。ちなみに型番の.1はペダル付を意味します。

この機種を使用したライブの映像はこちら。

Live at 7th Avenue 2011/01/30
http://www.youtube.com/view_play_list?p=7BC4F502B4184074

ZOOM G2Nu (使用期間:2011年3月~2012年5月)

ビートルズが活動していた当時はベース用のエフェクターは無かったのではないか?という仮説のもと、ギター用のエフェクターにしてみました。僕自身ギターも弾くので1つで済ませたかったという面もあります。歪みは問題無かったのですが、イコライザで調整できる音域がギター用だったので苦労しました。

この機種を使用したライブの映像はこちら。

Live at Welcome back 2012/03/20
http://www.youtube.com/playlist?list=PL79D8D5CFD65B4BA4

KORG PANDORA mini (使用期間:2012年5月~)



演奏する際リッケンバッカーとヘフナー、両方を持っていくことが恒常化していたため、少しでも小型軽量のものにしたく現在はこれを使用しています。両方の手のひらで握り隠せるほどの小ささです。
エフェクターの設定が細かく変更できず、音もノイズが多いのですが、ギター用とベース用それぞれのアンプシミュレーターが豊富でうまく探れば望みどおりの音色が得られます。イヤホン端子から聴こえるより実際は低音が出ているようで、アンプに繋いだときのギャップとの調整が必要です。残念ながらUSBオーディオには対応していません。

この機種を使用したライブの映像はこちら。

Live at Kunitachi-Liverpool 2012/06/02

2013年5月追記
2013年5月でPANDORA miniの使用は止め、ZOOM MS-60Bにしました。

エフェクターについてあれこれ

理想の機種

まだまだ満足できる機種に出会えていません。以下のような条件を満たせば最高です。ご存知でしたら教えてください。
  • 小型(500g未満)
  • ストラップに装着可能
  • イコライザーが充実(6バンドのグラフィックイコライザーなど)
  • コンプレッサーが細かく設定可能
  • USBオーディオインターフェイス機能あり
  • パソコンでパッチを作成・保存可能
ノイズが多くてもかまいませんし、空間系のエフェクトは最低限で良いです。
Line 6のPocket PODも試したのですが電源入/切やパッチ切り替え時にノイズが多く全体的に作りが大味の気がして好きになれませんでした。

エフェクトの使い道

ビートルズの曲については以下のような設定を行っています。
  • コンプレッサーを強めに(よくそう評されているのでかけていますが効果を理解してません・・・)
  • 軽く歪ませる(エフェクトだけに頼らずピッキングは強く)
  • 中域~高域をブースト(実はイメージほどモコモコしていない)
  • サイケデリック時代の一部の曲はリバーブをかける
  • ルーフトップ曲はディレイをかける
  • While My Guitar Gently Weepsはいわゆるドンシャリ(リミッターもかける)
今後も研究を続けていきます。成果はこのブログでご報告します。


2012年6月7日木曜日

「Yellow Submarine」発売記念イベントで金沢明子が生歌披露


ビートルズのアニメ映画「イエロー・サブマリン」がBlu-rayディスクとDVDで発売された6月6日に東京・品川で試写イベント「ビートルズが歌で世界を救う ~All You Need Is Love~」が開催されました。



会場はほぼ満員でおそらく500人ほどいたと思います。老若男女という言葉がぴったりの客層でした。


イベントは伊藤さとりさんの司会で進行しました。


ご本人のブログでこのイベントについて触れています。

http://ameblo.jp/satori-ito/entry-11270974425.html

試写に先立って、なんと金沢明子さんが登場して生歌を披露してくれました。
曲はもちろん「イエローサブマリン音頭」(1982年)。キーやアレンジは多少当時と違っていたようでした。音頭にはつきものの手拍子に会場全体がつつまれました。

ご本人のブログでこのイベントについて触れています。
http://ameblo.jp/kanazawaakiko/entry-11270857005.html

その後、満を持して映画の上映です。初めて見たのですが映像のセンスが凄いですね。ちょっと怖いくらいです。ペパーランドに着いてからは多少陽気になって楽しめました。
正直大音量に身を任せているうちにちょっと寝てしまいました・・・。つまらなかったわけではなく心地よかったのです。
セリフにところどころビートルズの歌詞が引用されているようで(気付いたところではHelp!、Getting Better、Fixing a Holeなど)、また英語ならではの言葉遊びもあるので、できれば耳で聞いて、せめて英語字幕で楽しむべきだと思いました。


映画に使用されているビートルズの楽曲は1999年にリミックスされた「Yellow Submarine Songtrack」をベースにしているようですが、Blu-rayは仕様上の音声品質がCDより高いのでそういった面でもBlu-ray版は興味深いです。

イベントはYellow Submarine関連グッズの抽選会で締めくくられました(ハズれました)。
退出前にビートルズの等身大(?)パネルと共に写真撮影する人が多く見られました。


2012年6月5日火曜日

ポール・マッカートニー エリザベス女王在位60年記念コンサートにユニオンジャック柄ヘフナーベースで登場


2012年6月4日ロンドンのバッキンガム宮殿前でエリザベス女王の在位60年を祝う「The Diamond Jubilee Concert」が開催されました。
ポール・マッカートニーはトリで登場しています。

<演奏曲>
Magical Mystery Tour
All My Loving
Let It Be
Live and Let Die
Ob-La-Di, Ob-La-Da

最後のOb-La-Di, Ob-La-Daはステージ上に他の出演者も登場して大合唱になりました。
注目すべきはポールのベースで、ユニオンジャック柄のヘフナーベースでした。
ポールがいつものとは異なるへフナーのベースで演奏するのは珍しいのではないでしょうか。

この映像でそのベースの様子がよくわかります。
http://www.bbc.co.uk/news/uk-18324080


ポールが使用したものとは厳密には異なるようですが、Contemporary(CT)シリーズのHofner 500/1を元にした同様の柄の特注モデが限定60本、699ポンド(約8.5万円)で発売されています。
http://www.soundaffectsmusic.com/hofner-union-jack-limited-edition-violin-bass-paul-mccartney.html

日本には何本持ち込まれるのでしょうね。

2012年6月4日月曜日

レビュー:『ザ・プロデューサー ~ビートルズ・サウンドを支えた男 ジョージ・マーティン~』


2012年6月2日 22時からNHK-BSプレミアムにて
『ザ・プロデューサー ~ビートルズ・サウンドを支えた男 ジョージ・マーティン~』
が放送されました。いつの間にか題名が「創った」から「支えた」に変更になっていました。
確かに「創った」は語弊があるかもしれません。

この番組は同テレビ局のロンドンオリンピック直前イギリス特集の一環だそうです。
元ネタは2011年4月にイギリスBBCで放送された「Produced by George Martin」と思われます。なお、同番組のDVD/Blu-rayが2012年9月11日に海外で発売されます。
追記:日本版が「プロデューサー ジョージ・マーティン〜ビートルズを完成させた男」として2013年1月23日に発売されました。

日本独自編集としてイギリス特集全体のナビゲーターである俳優の綾野剛さんが本編の前後で語っています。
正直期待していなかったのですがビートルズやジョージ・マーティンをよく知っていることが伺えるコメントでした。
日本語の独自ナレーションやマーティン親子の吹き替えもあって、編集に力が入った番組だと思いました。

肝心の番組内容は彼のキャリア形成に大きく貢献したビートルズについてがやはり多いものの、基本的にはマーティンの半生を追う内容でした。ビートルズサウンドの謎を解く鍵が得られることを期待して見ると肩透かしをくらうかもしれません。

その中でも個人的に興味深かった/知らなかった事実/発言を以下に列挙します。カッコ内は発言者です。大分意訳してあります。
  • マーティンの妻ジュディはビートルズと緊密な交流があった
  • ドラマーをピート・ベストからリンゴ・スターに自主的に変更したことをブライアン・エプスタインがマーティンに伝えなかったのでセッションドラマーのアンディ・ホワイトを雇ってしまった。(マーティン)
  • リンゴがビートルズに加入して演奏した時テンポが少し速かった。周りのメンバーもそれに合わせて速く演奏するようになった。(ポール・マッカートニー)
  • リンゴのドラムの音は他の誰とも異なる(マーティン)
  • ある音符についてドラムを叩くことができるスペースは余りない。自分はその中で後ろ寄りで叩くが多くのドラマーは音符の頭で叩く。(リンゴ・スター)
  • ビートルズが忙しくなってスタジオの時間が充分に取れずプレッシャーとなった(マーティン)
  • 「Can't Buy Me Love」をサビから始めたのはマーティンのアイデア。
  • 「Yesterday」のストリングスはシンプルだからこそ意味がある。どうあるべきかわかっていたのでアレンジは数時間で終わった。(マーティン)
  • 「RAIN」のエンディングの逆回転はマーティンのアイデア。
  • 「Eleanor Rigby」のスタッカートが効いたストリングス・アレンジはバーナード・ハーマンがヒッチ・コックの映画で使用した手法を参考にした。(マーティン)
  • 音で絵を作る(作者の意図を表現する)という行為において「Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band」はビートルズ以前に自身が多く手がけていたコメディ音楽と同じ(マーティン)
  • ジョージはジョンやポールの作曲能力に圧倒されていただろうが、曲を書きたがっていたことを知っていたので、励ましながらアルバムに1曲はジョージの曲を入れるようにした。(マーティン)
  • ビートルズの中で最もジョージ・マーティンを必要としていたのはポールだった。ジョンは普段必要としていなかった。(マーティン)
  • ポールは音楽自体に大きな興味を持っていた。一方、ジョンは言葉に興味を持っていた。それを互いにピンポン玉のように打ち合うことで二人の関係はよりいいものになっていたと思う。(マーティン)
  • ポールは常にジョンのように歌詞を書きたいと思い、ジョンはポールの作曲の才能をうらやましく思っていた。(マーティン)

2012年6月1日金曜日

Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band 発売45周年記念ベースTAB譜共有

45年前の今日、イギリスでアルバム「Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band」が発売されました。
ペッパー軍曹がバンドに演奏方法を教えてから今日で65年目ということです。
当時の人はこのアルバムをレコード店で見て、家で聴いてどう受け止めたのでしょうね。

表題曲風のベースTAB譜を作成したのでこの記念すべき日に共有します。
http://www.kouchu.info/Bass01.pdf

TuxGuitar 1.2というソフトで作成したのですが、何故かタブ譜が6弦になってしまいました。
また、スタッカートを設定したのですが印刷すると(PDFにすると)表記が消えてしまいます。
解消方法をご存知の方がいたら教えてください。

明日はアメリカで同アルバムが発売された記念日です。甲虫楽団は東京・国立リバプール「BEATLES DAY」に出演しますのでお時間ある方どうぞお越しください。受付で「甲虫楽団の紹介で来た」と告げていただければ割引料金で入場できます。

この日は他の出演バンドも含め、同アルバムの曲を数曲演奏します。甲虫楽団も同アルバムから初披露の曲を演奏します。