2012年10月31日水曜日

レポート:デビュー50周年記念 ザ・ビートルズ展|日本橋三越本店

※同等の内容と思われる展覧会が2013年8月22日~9月3日広島・福屋八丁堀店で開催されるようです。
http://www.fukuya-dept.co.jp/etc/hon_beatles13.html

本日から日本橋三越本店で開催されている「デビュー50周年記念 ザ・ビートルズ展」に行ってきました。


デビュー50周年記念 ザ・ビートルズ展|日本橋三越本店
2012年10月31日~11月5日 10:00~18:30(最終日~17:00) 800円(高校・中学生600円)

三越前駅構内
日本橋三越本店
ビートルズの歴史を3つのゾーンに分けて追体験する内容でした。よくある展覧会の構成通り、入り口に大きな写真と主催側(ザ・ビートルズ・クラブ)からのメッセージ、セクションごとの細長い立て看板に解説文書、合間に写真パネルと映像(どちらも珍しいものでは無い)を配置し、最後に売店という流れです。展示物の網羅性が良く、じっくり回れば1時間かかるほどの展示量です。ただ、どれが本物でどれがレプリカか分かりにくいとは思いました。平日の夕方でしたが来場客は多く、年齢層も幅広かったです。
曲作りやレコーディングに関する展示が少なかったのは個人的には残念でしたが、予想以上に楽しめました。

以下、詳細にレポート(展示物の紹介と感想の報告)します。場内撮影禁止だったため他サイト(現在は削除)の写真を転載します。

ゾーン1:メンバーの誕生そして出会い

メンバーの誕生からビートルズのデビューまでを追います。メンバーそれぞれに出生証明書と生家の写真、本人が書いた文書(手紙、小論文など)、使用した楽器を展示していました。楽器はジョン・レノン:ギャロトーン・チャンピオン、ポール・マッカートニー:ゼニス・モデル17、ジョージ・ハリスン:ヘフナー・プレジデント リンゴ・スター:なし(代わりにコダックのカメラ)でした。どれも年代物に見えましたが本人が使用したものなのでしょうか・・・。
ジョンの幼年時代の家の扉
面白いのはメンバー以外の展示もあって、スチュアート・サトクリフ、ピート・ベスト、ブライアン・エプスタイン、ジョージ・マーティンが取り上げられていることに感心しました。それぞれ写真や手紙が展示されていましたが、スチュアート・サトクリフは絵画の複製も2点(「HAMBURG 1961 Cat」のNo.1とNo.21)展示されていました。白紙部分に通し番号と妹のPauline Sutcliffeのサイン入っていました。
このゾーンの目玉は1958年に"That'll Be the Day"と "In Spite of All the Danger"を録音した機材の展示でしょう。マイク、ヘッドフォン、スピーカー、ミキサー、テープレコーダー、カッティング・マシンが展示されていました。本物機材としては他に1961年12月7日に実施された初の公式フォトセッションで使用したカメラもありました。カメラを覗くとビートルズが見えて当時のカメラマン気分を味わえます。
初レコーディングに使用した機材

ゾーン2:ビートルズの栄光と軌跡

こここではデビューから1966年ごろまでについて展示しています。一気に展示物が華やかになります。1963年半ばころの4人の楽器が展示されていましたが、さすがにこれらはリイシュー(復刻版)でしょう。Hofner 500/1ベースはキャバーンタイプでしたが、ポール本人のものは1969年に盗難に遭っているので、もし展示されているものが本物なら国際問題です。何故かこのベースはペグが2連式でした(本来はラグビーボール型)。
ポール直筆セットリスト
このゾーンはビートルズのサインが入っている展示物が多かったです。公演パンフレットが多いのが印象的でした。パンフレットの中での扱いが段々変わっていったことが分かります。
レコードの展示も多く、ビートルズのサイン入り「Love Me Do」のシングル、アルバム「Please Please Me」のゴールド・パーロフォンレーベル盤(初版のため希少なことで有名)、アルバム「With the Beatles」の各国版(中東やアフリカも)が勢ぞろいで展示されていました。定番の「ブッチャーカバー」のレコードはシールで上塗りする前、上塗りした後、シールをはがしたもの、各種取り揃えていました。アルバム「Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band」のテストプレスなんてものもありました。レーベルもジャケットも白いものです。
1964年ごろの特徴的な襟が黒いスーツはステージ用(リンゴ着用)、映画「A Hard Day's Night」用(ジョン着用)が展示されていましたが、ステージ用は薄っぺらく作りも簡素で、映画用は高級感に溢れていました。用途に応じて最適化されていることがわかります。
映画についての展示は充実しており「A Hard Day's Night」「HELP」の日本公開時の特大ポスターやチケットがありました。
当然日本公演についてはスペースを割いておりジョンが着用したJALのハッピやスタッフ用腕章、未使用チケットなどがありました。
演奏関連ではジョージ・ハリスンが書いたコード譜が展示されていましたが、何の曲かわかりませんでした。キーはGのようでした。
ジョンが来日の時に着用したハッピ

ゾーン3:それぞれの道へ

こここでは1967年ごろから解散までについて展示しています。映像作品「Magical Mystery Tour」に登場したバスの後部トランクに描かれたロゴは本物のようでした。近くで見ると荒い手書きであることがわかります。アルバム「The Beatles」(ホワイト・アルバム)のシリアル番号「A0000001」が展示されていました。ジョンに送られたものということですが本物なのでしょうか。
アップル・ブティックについても触れているのは感心しました。
ここでもう一度4人の楽器の展示がありました。ルーフトップ・コンサート時のものです。ヘフナーのベースは40周年のリイシューモデル(通称20/40)でもったいなかったのかBASSMANのステッカーは貼っていませんでした。ついでにジョージがルーフトップで着ていたマリー・クワント製のフェイクファーのコートも展示されていました。
アルバム「Abbey Road」のジャケット写真撮影時の6枚の写真全てや、アルバム「Let It Be」のジャケットデザイン案の変遷(「青盤」に使用された写真での「Get Back」名義からスタート)などの展示は見せ方が工夫されていると思いました。後にホワイトアルバムとなるジャケットのデザイン案も展示されていました。サイケデリックの影響が残る派手でシュールなデザインでした。

展示物の最後がジョンからポールへ宛てた手紙だったのは感動的でした。
最後の最後に「Real Love」の映像と共にメンバー4人の解散後について現代の視点による文章が掲げられていました。フランスからポールへのレジオン・ドヌール勲章授与や、リンゴの来年の来日についても記載ありました。

売店

ビートルズの直筆サインと写真を額縁に収めたものが販売されていました。ビートルズ4人が一緒にしたサインは300万円以上します。2点在庫がありました。他にジョンやジョージ単独のサインもありますがジョージの方がジョンより安く、約70万円で買えます。
オノ・ヨーコのサイン入りジョンの線画のリトグラフ、ポールとジョージ・マーティンのサイン入り「Yesterday」の楽譜のリトグラフなどもありました。
その他、アパレル、雑貨、CD/DVD、書籍(洋書も)、楽器(ヘフナーのギターも)、様々なグッズが販売されていました。普段は通販でしか買えない物も多そうなので、この売店を目当てに来場しても良いかもしれません。売店には展覧会に入らなくても入店できます。

三越といえばライオン

ビートルズ展の報道

「デビュー50周年記念 ザ・ビートルズ展」が日本橋三越で開催中

日本橋三越で『ザ・ビートルズ展』 50周年の軌跡がずらり

日本橋三越でデビュー50周年記念「ザ・ビートルズ」展-レアな270点を展示
http://nihombashi.keizai.biz/headline/626/

【ピックアップ!】日本橋三越でビートルズ展きょうから開催
http://www.beeast69.com/news/rockinfo/43547

日本橋三越本店でビートルズ展
http://www.shakai-kengaku.com/news_aEN8RE6b5y.html

ザ・ビートルズ:メンバー直筆の手紙や衣装など300点を展示 日本橋三越で11月5日まで
http://trend.mailty.jp/archives/10791

主催者側に取材しているのでしょう、会場では知ることができない事実についても記載あります。

2012年10月28日日曜日

ポール・マッカートニー インタビュー「オノ・ヨーコがビートルズを解散させたわけではない」

※このインタビュー番組はその後Webで全編公開されました。詳しくは以下をご覧ください。
http://blog.kouchu.info/2012/11/McCartney-VS-Frost2.html

ポール・マッカートニーがイギリスの司会者デビッド・フロスト(リチャード・ニクソン元大統領へのインタビューで有名)の番組「Frost Over The World」に出演し、長時間のインタビューに応えました。この様子は2012年11月にAl Jazeera Englishで放送されます。

デビッド・フロスト(同番組より)

イギリスの「ガーディアン」グループの日曜紙「オブザーバー」で報じられていました。

Paul McCartney: Yoko Ono did not break up the Beatles

この記事によるとポールのビートルズ関連の発言としては以下のようなものがあります。
  • オノ・ヨーコがビートルズのレコーディングの際スタジオに居るのは複雑な心境だった
  • ヨーコがビートルズを解散させたわけではない。ビートルズは既に壊れ始めていた
  • ヨーコのアバンギャルドな面や者の見方はジョンにとって魅力的だった。ジョンはビートルズを離れるべきときだった
  • ヨーコがアバンギャルドの領域にジョン・レノンを開眼させなければ「Imagine」などの作品は生まれなかった(=誰もヨーコを非難すべきではない)
  • 自分を他者との戦いに駆り立てたのはアラン・クレインだった。後にビートルズの他の3人と戦うことになったが戦いたかったのはアラン・クレインとだった
  • ビートルズはあのタイミングで解散して良かった。解散は悪いことでは無い
  • ジョンと自分は共に少年期に母を亡くしていた事実が太い絆となり、ミュージシャンとしての成功に繋がった
ビートルズ解散の直接的なきっかけは、ビートルズ解散時の実質的なマネージャーだったアラン・クレインだったという見解のようです。確かに様々な資料を目にするにつれ少なくとも解散後の10年間くらいメンバー間の関係がこじれたのはアラン・クレインのせいだったように見えます。

ポールが長時間のインタビューに応えるのは珍しいですが、今回はさらに珍しいことにプライベートについても語っています。最初の妻リンダの死、その後の再婚についても触れていますが、莫大な慰謝料を支払った2回目の結婚は無かったことになっているようです。


デビッド・フロストとポール・マッカートニーの二人は1964年にもテレビ番組で対峙しています。以下はその時の様子です。ポールはこのとき初めて単独でテレビに出たそうで、緊張しているようにも見えます。


以下はその20年後、1986年に行われたインタビューです。随分余裕が出てきました。

今度はさらに20年以上経って再びインタビューを受けるわけです。


2012年10月29日追記

本件は共同通信社のニュースを皮切りに日本でも話題になっています。

<ビートルズ>「分裂の責任、ヨーコにはない」ポール語る
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121029-00000010-mai-int

ポール・マッカートニー「ビートルズを解散させたのはヨーコじゃない」
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121029-00000012-mvwalk-movi

ビートルズ解散「ヨーコが原因ではない」 ポール語る
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121029-00000043-asahi-musi

いずれもアラン・クレインのことには触れていません。説明が面倒なのでしょうか。


2012年10月30日追記

報道はさらに続いています。

ポール・マッカートニー、改めてビートルズを語る「解散はヨーコのせいではなかった」
http://nmn.nifty.com/cs/catalog/nmn_topics/catalog_121030085417_1.htm

ポール・マッカートニー「ザ・ビートルズが解散したのはヨーコのせいじゃない」
http://www.barks.jp/news/?id=1000084269

ポール・マッカートニー、オノ・ヨーコの存在なしに"イマジン"はありえない
http://news.mynavi.jp/news/2012/10/30/062/

ポール・マッカートニー、オノ・ヨーコがビートルズを解散させたわけではないと語る
http://ro69.jp/news/detail/74415

それぞれ日本語訳が微妙に異なっているのが面白いです。いくつか誤りがあったり、他の日本語記事を参考にしているそぶりがあります。「Dear Prudence」がヨーコの影響だと報じている日本語記事がいくつかありますが、元の英語記事にそのような記述は見当たりません。他にもニュースソースがあるのでしょうか。



2012年10月26日金曜日

ビートルズ関係者と巡る「The Cruise For Beatles Fans 2013」来春出航

ビートルズ関係者によるショーが目玉のクルーズ「The Cruise For Beatles Fans 2013」の詳細が発表されました。

The Cruise For Beatles Fans 2013
http://www.musicinmocean.com/new/BTC/btcmain.htm


5,400名収容できる豪華客船で2013年3月3日にフロリダを出発し、1週間かけてカリブ海を巡って戻ってくる航程です。

来年で4回目となる同クルーズ、今年までは「The Beatles Tribute Cruise」という名称でした。名称変更はアップル・コア社からの要請らしいです(公式イベントと誤解されるから?)。
今年は2月に催行され、ローレンス・ジュバー(Wingsのギタリスト)、トニー・ブラムウェル(アップル・レコードの元CEO)がゲストでした。

来年のゲストは以下です。
  • マーク・ハドソン:リンゴ・スターの元プロデューサー。2012年も参加
  • ビリー・J・クレイマー:マージービート歌手。Lennon-McCartneyから楽曲提供される(「Bad to Me」など)
  • ジョーイ・モーランド:バッドフィンガーのメンバー。ポール・マッカートニーから楽曲提供される(「Come and Get It」)
  • Revolution:ビートルズトリビュートバンド
司会は毎年おなじみのジョー・ジョンソン。全米で放送されているビートルズ専門ラジオ番組「Beatles Brunch」のホストです。ポールやリンゴにインタビューした実績があります。

登壇する人すべてがビートルズのメンバーと仕事の関係があります。ゲストそれぞれの演奏に加えて質疑応答のコーナーもあるようなので、ビートルズについていろいろ聞けそうです。ビートルズからどのように楽曲提供を受けたのか(口伝?)、演奏についてどのような指示があったのか興味があります。
その他、クイズ大会(トリビアやイントロ当て)、写真撮影、サイン会、即売会、カラオケなどが予定されています。

肝心の料金は1459米ドルから。現在予約受付中です。

このクルーズのゲスト(過去含む)と、先日紹介したドキュメンタリー作品「Beatles Stories」の出演者が随分被っている気がします。共にアメリカ発なので人脈が同じなのでしょうか。それともビートルズ関係者として積極的に商売している人が限られているということなのかもしれません。


以下は2012年の様子です。

Beatles Tribute Cruise 2012
http://www.facebook.com/media/set/?set=a.126586347423003.32355.120746974673607





このイベントにインスパイアされたのか、日本でも2011年9月に世界的な日本人ビートルズトリビュートバンドThe Parrotsによるショーが見られる横浜出航の1泊クルーズが開催されました。食事つきで4万円弱からだったようです。

2012年10月23日火曜日

ネタバレ:「『レイン』~ビートルズに捧ぐ~」公演内容予報

来日公演まで1ヶ月を切った「『レイン』~ビートルズに捧ぐ~」ですが、日本ではチケット一般発売開始以降情報が減った気がします。そんな中、海外のサイトに詳細なレビュー記事が掲載されていました。
RAIN演奏曲の譜面集
Rain whets the appetite of Winnipeg Beatle fans
http://www.examiner.com/article/rain-wets-the-appetite-of-winnipeg-beatle-fans

この記事の内容や他の情報源を総合するとこのショーは以下のような内容のようです。ネタバレになるので日本公演を楽しみにしている方は閲覧をお控えください。

  • ステージ上で生演奏しつつビートルズ現役時代当時の世相やステージ上の演奏者を大型スクリーンに投影するマルチメディアな演出
  • ショーは中盤に15分の休憩を挟んで約2時間半上演(休憩を利用して衣装や小道具を変更)
  • 楽器はリッケンバッカー、ヘフナー、グレッチ、ラディック、アンプはVOXなど当時の機材を再現
  • 全ての音は生演奏されており、ステージ前面の4人の他に裏でパーカッションやキーボードを演奏している人がいる
  • MCは必要最小限で、曲紹介や客の煽りをリバプールなまりで行う
  • ビートルズのキャリアを基本的に時系列に沿って再現する5部構成
  • 各部の冒頭はビートルズに関するクイズやトリビアを大型スクリーンに投影
  • エド・サリバンを真似た人物が登場しバンドを紹介することでショーが開演
  • 第一部「Ed Sullivan Show」は1964年初訪米のエド・サリバンショー出演を再現(セットも)
  • 第二部「Shea Stadium」は1964年の映画「A Hard Day's Night」から1965年のシェイ・スタジアム公演をイメージしたセットリスト
  • 第三部「Sgt. Pepper's」は1967年のアルバム「Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band」の衣装に身を包んで1966年~1967年の曲を演奏
  • 休憩を挟んで第四部「Flower Power」は椅子に座った状態でアコースティックな曲を演奏。ここでの曲は多少時代が前後し、「Rubber Soul」やホワイト・アルバムの曲が中心
  • 第5部「Abbey Road」は1969年のアルバム「Abbey Road」をイメージした衣装で後期のハードな曲を演奏
  • アンコールはジョン・レノンの「Give Peace a Chance」に続き「Let It Be」「Hey Jude」で大団円
演奏予想曲は以下の通りです。

Across The Universe
All My Loving
All You Need Is Love
And I Love Her
Blackbird
Come Together
A Day In The Life
Day Tripper
Eleanor Rigby
The End
Get Back
Girl
Give Peace A Chance
A Hard Day's Night
Hello, Goodbye
Hey Jude
I Am The Walrus
I Feel Fine
I Saw Her Standing There
I Want To Hold Your Hand
I'm Happy Just To Dance With You
I've Just Seen A Face
Let It Be
Mother Nature's Son
Norwegian Wood (This Bird Has Flown)
Revolution
Rocky Raccoon
Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band
Strawberry Fields Forever
This Boy (Ringo's Theme)
Till There Was You
Twist And Shout
Two Of Us
We Can Work It Out
With A Little Help From My Friends
Yesterday


前述のレビューを見ると演奏は良いものの、歌は人や曲によっては今ひとつの場合もあるようです。このレビューの対象となった日の演奏者は一軍では無いようなので誰が来日するか興味津々です。

2012年10月20日土曜日

「ポール・マッカートニーに会える権」オークション出品中

こんな商品が出品されていました。

Paul McCartney - VIP Package. Your Chance To Meet the Legendary Sir Paul McCartney with 2 Tickets to the Upcoming Show of ... (Total: 1 )
http://entertainment.ha.com/c/item.zx?saleNo=526&lotNo=1


2012年11月に北米で開催されるコンサートのいずれか1つに参加でき、開場前のサウンドチェックを見たあとポール・マッカートニー本人に会えるそうです。2名分の権利です。オークション終了時刻は2012年10月31日 22:00(アメリカ中部標準時間)で、予想落札価格は50,000ドル~75,000ドルです。※2012年11月4日追記:最終的に35,000ドルで落札されました。

もし会えたら本人さておきHofnerのベースが見てみたいです。

ポールのコンサートのサウンドチェックは本編で演奏しない曲を気ままに長時間演奏することが知られており、それを見られるVIPパッケージは海外では普通に流通しているようです。レコード・コレクターズ 2012年 07月号にVIPチケット利用時の様子が掲載されています。

その時の様子はYouTubeで共有されています。
Paul McCartney Soundcheck - Sportspaleis Antwerp
http://youtu.be/pN9HddQ3yVw

この方式は歓迎です。プラチナチケットになってしまっているものは思い入れと気合いが強い人こそ入手しやすくなるべきだと思います。どうやって思い入れと気合いを示すかといえば、まず分かりやすいのは金銭でしょう。日本のコンサートは大雑把にS席、A席と区分され、同じS席でも随分質が違う場合が多いですが、例えば最前列は10万円で売り出しても良いと思います。金銭以外で気合を示すのは例えば論文審査があるとか、クイズ大会のランキング順に売るとかして本当に行きたい人が見られるようになればいいなと思います。

今度のリンゴ・スター来日公演はオールスタンディング席があるようで、気合いがある人は早く並んで前の方に行けます(限度はあるでしょうが)。これもいい方式だと思います。

なお、リンゴも今回のポール同様、自分に会える件を今年オークションに出品していました。
詳しくはこちらをご覧ください。

「リンゴ・スターに会える権」オークション出品中
http://blog.kouchu.info/2012/07/meet-ringo-starr-on-july-21.html

両オークションを落札した人は是非レポートをインターネットに公開してほしいものです。

2013年9月14日追記
2013年11月のポール・マッカートニー来日公演でもVIPパッケージが発売されることが決まりました。
http://outthere-japantour.com/specialjp

2012年10月18日木曜日

リンゴ・スター2013年2~3月 東京・名古屋・大阪 公演決定

リンゴ・スター率いる「RINGO STARR & HIS ALL STARR BAND」の来日公演が決定しました。

※チケットは10/23(火)12:00~10/29(月)18:00 下記サイトで先行抽選予約、11/24(土)から一般販売開始(2012年10月22日発表)
http://www.creativeman.co.jp/artist/2013/02ringostarr/

 


日程

2013年2月25日(月) ZEPP TOKYO
2013年2月26日(火) ZEPP TOKYO
2013年2月27日(水) ZEPP NAGOYA
2013年3月1日(金) ZEPP NAMBA

来日メンバー

STEVE LUKATHER (Toto)
GREGG ROLIE (Journey, Santana)
RICHARD PAGE (Mr. Mister)
TODD RUNDGREN
MARK RIVERA
GREGG BISSONETTE

2012年11月12日にリンゴ・スター公式チャンネルに公開された映像





2012年のALL STARR BANDに関する話題は以下の投稿もご覧ください。

リンゴ・スター映画「Let It Be」のリリースの可能性について語る
http://blog.kouchu.info/2012/05/ringo-starr-elusive-let-it-be-dvd.html

リンゴ・スター お気に入りのビートルズのアルバムとして「Abbey Road」のB面を挙げる
http://blog.kouchu.info/2012/06/ringo-reveals-their-favorite-beatles.html

今夏の北米ツアーと同じ内容ならば演奏予想のビートルズ時代の楽曲は以下です。

Matchbox


Don't Pass Me By


Boys


Yellow Submarine


I Wanna Be Your Man


Act Naturally


With a Little Help from My Friends / Give Peace a Chance

2012年10月16日火曜日

レコード・コレクターズ 2012年11月号 特集は「ビートルズ『マジカル・ミステリー・ツアー』」

2012年10月15日発売のレコード・コレクターズ 2012年11月号の特集は「ビートルズ『マジカル・ミステリー・ツアー』」です。

http://musicmagazine.jp/rc/

定番の各国版カラー写真(イギリスEP盤はジャケットの全ページを掲載。復刻版との違いが良く分かる)、全曲解説に加え、当時の時代背景など54ページにわたって様々な角度から分析しています。端々に登場するうんちくも必見です。日本における初回テレビ放送時の混乱を調査した『68年10月6日「マジカル・ミステリー・ツアー」TV放送事故』はビートルズ関連かどうかに関係なく面白い読み物でした。

映画「Magical Mystery Tour」のきっかけとなった世相、キーパーソンの解説もあり、今号→ドキュメンタリー「Magical Mystery Tour Revisited」(今号に載っているキーパーソンも出演)→本編という順番に見るとより理解が深まりそうです。

2012年のマジカル・ミステリー・ツアーもここで一段落でしょうか。まだ10月18日の映画館上映が残っていますが。僕は今回初めて全編を観たので新鮮な気持ちで、恵まれた情報源から一気に本作品を知れたのは幸運でした。

2012年10月15日月曜日

レビュー:THE ROCK MOVIES~ザ・ビートルズ「マジカル・ミステリー・ツアー」

2012年10月14日 25:35~28:00 フジテレビ「THE ROCK MOVIES」第一夜として「マジカル・ミステリー・ツアー」とそのドキュメンタリー「アリーナ:マジカル・ミステリー・ツアー リビジテッド」が日本語字幕付で放送されました。※2013年にフジテレビNEXTで「アリーナ:マジカル・ミステリー・ツアー リビジテッド」は再放送されました。

THE ROCK MOVIES
http://www.fujitv.co.jp/otogumi/THEROCKMOVIES/index.html

今回の放送の成り立ち

本編の「Magical Mystery Tour」は日本でも2012年10月10日に発売された新装版(映像リストア&音楽リミックス)を元にしており、ドキュメンタリーの「Magical Mystery Tour Revisited」は2012年10月6日にイギリスで放送されたものです。日本版の題名にある「アリーナ」はイギリスBBCのドキュメンタリーシリーズ名で「Produced by George Martin」(以前の投稿参照)も同シリーズの作品です。

本編の感想は映画館上映のレポートをご覧ください。今回放送された日本語字幕は映画館で見たものと異なっていました。今回の放送では、使用されているビートルズの楽曲について曲名や歌詞日本語訳を表示していましたが、映画館版にはありませんでした。セリフの日本語訳も今回の放送の方が丁寧なようでした。DVD/Blu-rayの日本語版は持っていないのですがどちらの訳なのでしょうか(またはどちらとも違う?)。今回の放送の日本語字幕は1992年発売のLD版と同じという説もあります。確かに内容は変わっていないのですからそのままでも問題無いはずです。

ドキュメンタリー「Magical Mystery Tour Revisited」感想

使用されたインタビュー素材は、今回発売されたDVD/Blu-rayの特典映像と同じようです。両者ともに使用されたコメントもあれば、他方にのみ使用されたコメントもあります。撮影時の未公開映像も同様で、「Magical Mystery Tour Revisited」だけ見れば全ての未公開映像を網羅できるというわけではありません。

内容は撮影時のエピソードよりは当時の時代背景の説明(「サマー・オブ・ラブ」など)が多かったです。「Magical Mystery Tour」は当時の時代やイギリスの慣習を色濃く反映したものである、という論調でした。確かに当時の風俗をしのばせる映像や証言は見所なのですが、個人的にはもう少し本作品の映像や音声について秘話を聞きたかったです。とくに今回の新装版制作に関する裏方の話題は皆無でした。ジャイルズ・マーティンにリミックスについて語って欲しかったところです。とはいえ当時テレビ放送を見た一般視聴者のコメントが当時の本人の写真と共に複数紹介されているところは興味深かったです。皆戸惑った様子がわかります。

当時の「Magical Mystery Tour」放送翌日に内容ついて釈明するポール・マッカートニーの映像に続いて現代のポールが説明する映像に切り替わる際に当時と同じ身振りをしているのは面白い編集でした。そもそも釈明が必要になって実際にしたというのも凄いですが。現代でいう「炎上」のような状態だったと想像します。

後半で当時撮影に使用した場所(おそらくコーンウォールのAtlantic Hotelとその周辺)の現代の様子が一瞬写されましたが、この演出をもっと多く見たかったです。マラソンや「I Am the Walrus」を撮影した飛行場は現在は住宅地になってしまったようですが。

ドキュメンタリーBBC版と日本版の差異

「ノーカット」と紹介されたこの「アリーナ:マジカル・ミステリー・ツアー リビジテッド」ですが、BBC版「Magical Mystery Tour Revisited」とは差異があり、結果的にBBC版より時間が短くなっています。気付いた差異は以下のような点です。差異の理由について想像したことも合わせて記します。
  • 日本版オープニングはインタビュー映像のダイジェストをところどころに挿入しておりBBC版より25秒長い→BBC版のオープニングは文章表記だけなので海外向けに派手にした?
  • BBC版開始15分のポール・ガンバッチーニ(キャスター)のインタビューが、日本版はジョナサン・タプリン教授(南カリフォルニア大学)のインタビューに差し替えられ結果的に約10秒短くなっている→二人ともジェシーおばさんが太っていることについて触れているが前者は差別的な発言が過ぎた?
  • BBC版開始23分過ぎのロバート・フレイザーに関するくだりがカットされ、日本版は約30秒短い→単に時間の都合?アンディ・ウォーホルの名前を出しているのがまずい?
  • BBC版開始40分頃の「The Fool On the Hill」の映像や撮影中のポールに対するテレビ局のインタビューがカットされ、日本版は約1分短い→単に時間の問題?※このインタビュー映像はDVD/Blu-rayには収録されている
  • ストリップのシーンで日本版は「CENSORED」の文字で隠されるがBBC版は無修正→「マジカル・ミステリー・ツアー」本編とは異なり「CENSORED」が後からデジタル的に載せたような表示になっているのがわかる※DVD/Blu-rayに収録されている「Meet The Supporting Cast」も無修正
最終的にBBC版に比べて日本版は1分半短くなっています。

まとめ

今回の放送はナビゲーターを日本の音楽ユニットLOVE PSYCHEDELICOが務めました。ジョン・レノン スーパーライブに出演したりテレビでビートルズ関連のカバー曲を披露するなどビートルズとゆかりがあり、本作品も見た上で語っているようで好感が持てました。

まとめますと、一つの映像作品としては「Magical Mystery Tour Revisited(「アリーナ:マジカル・ミステリー・ツアー リビジテッド」)」の方が完成度が高いですが、ドキュメンタリーとしてはDVD/Blu-rayの特典映像である「The Making of Magical Mystery Tour (メイキング・オブ・『マジカル・ミステリー・ツアー』)」の方が撮影の裏話が豊富で面白かったです。

DVD/Blu-rayの特典映像については以前の投稿をご覧ください。

2012年10月14日日曜日

レビュー:ギター・マガジン ビートルズ デビュー50周年特集 第三弾

リットーミュージック社の月刊誌「Guitar magazine (ギター・マガジン)」は今年ビートルズ デビュー50周年を記念して彼らのギターに注目した記事「Get Back To THE BEATLES」を連載してきました。
2012年5月号、8月号(以前の投稿参照)に引き続き11月号(2012年10月13日発売)に完結編となる第三弾が掲載されました。今回は1968年~1970年の作品を取り上げています。
21ページにわたって歴史的な位置づけ、楽器、レコーディング技術、ギタリスト3人の個性の各観点からギター用譜面(タブ譜つき)を交えて解説しています。
前回は1965年~1967年という、ビートルズの楽曲の中で一時的にギターの比重が下がった時期でもあったのでコード進行の解析で誌面を埋めていた感がありますが、今回はジョン・レノン、ポール・マッカートニー、ジョージ・ハリスン、3人のギタリストが三者三様の個性を発揮して、アコースティックギターの活用が進んだ時期でもあったので譜面も充実しています。市販のバンドスコアより細かく記述されているようです。当然、「The End」のギターバトルは本連載の締めくくりとして全編の譜面とともに詳細に解説しています。
それら譜面の正確性に自信が無いように見える記述もありましたが(「マニア筋」の証言などと第三者の見解を引用するなど)、機材についてはあまり目にしたことが無い仕様やエピソードのうんちく満載で見ごたえあります。この時期は録音機材やエンジニアが頻繁に変わったのでそれが音に与える影響に関する考察が興味深かったです。

今号はこの連載とは別に「Instruments エピフォン・カジノ ~ ジョン、ポール、ジョージに選ばれた音」という14ページの特集も掲載されています。ビートルズの使用したカジノのみならずそれ以前の機種や現行機種まで網羅しているのでこちらもお勧めです。


http://www.amazon.co.jp/dp/B009FVAMDK
http://www.amazon.co.jp/dp/B008EHFX6M
http://www.amazon.co.jp/dp/B007OSKWJA


2012年10月13日土曜日

レビュー:「Magical Mystery Tour Deluxe Box Set」(内容編)

「Magical Mystery Tour Deluxe Box Set」(「マジカル・ミステリー・ツアー デラックス・エディション」北米版)のレビュー、先日の「仕様編」に引き続き内容編です。本編の感想は映画館上映のレポートをご覧ください。

特典映像

■隠し映像(イースター・エッグ)

Missing Dining Room Scene
Fish and Chip Shop
Jessie's Blues
Magic Alex Sings Walls of Jericho

トップメニューで「PLAY FILM」からさらに左か上、「AUDIO OPTIONS」からさらに右か上を選択することで4つの映像を視聴できます。バス旅行のホームビデオのような内容です。

■メイキング

Director's Commentary by Paul McCartney「監督のコメンタリー ポール・マッカートニー」
ポールが本編に合わせて語り続ける内容です。最初途切れ途切れで声も掠れており心配させますがだんだん調子を上げています。
同作品が映画「A Hard Day's Night」、夢(夜見る方)、子どもの頃の思い出、を意識して撮影されていたことがわかりました。このコメンタリーのおかげで同作品にニール・アスピノールとマジック・アレックスが登場していることを初めて知りました。
自分が煙草を吸うシーンで「悪い習慣だ。子供は真似をするな。」と言っているのには時代の流れを感じました。

The Making of Magical Mystery Tour (19:05)「メイキング・オブ・『マジカル・ミステリー・ツアー』」
関係者が当時の様子を振り返る内容です。ジョン・レノンのインタビュー音声、ジョージ・ハリスンの1993年のインタビュー映像も含まれます。ビートルズ以外の当時の出演者のインタビューが少ないのが残念でした。主要メンバーは皆他界したのでしょうか・・・。ビートルズの最初の3本の映画に出演しているビクター・スピネッティも今年亡くなりました。

Ringo the actor (2:30)「俳優としてのリンゴ」
リンゴ・スターがYesterdayを朗々と歌い上げるシーンが必見です。

Meet The Supporting Cast (11:27)「共演陣の紹介」
出演者の経歴を紹介しています。皆当時既に活躍していた俳優やコメディアンだったことが分かります。リンゴのおばさん役のジェシー・ロビンズが巧みなドラム演奏を見せ、その様子について現在のリンゴが語るシーンが目玉です。

■ミュージッククリップ

'Your Mother Should Know' (2:35)
'Blue Jay Way' (3:53)
'The Fool On The Hill' (3:05)
'Hello Goodbye' (3:24)

「Your Mother Should Know」「Blue Jay Way」はメイキング映像といった面持ちです。「The Fool On The Hill」もメイキング風ですが、こちらは街中のシーンを中心に構成され、リリースバージョンとは大きく異なります。この3曲ともリリースバージョンよりリップシンク(口パク)を積極的に行っていました。検討した結果リップシンクを止めた様子が伺えます。その主旨の事をポールはコメンタリーで語っていました。
「Hello Goodbye」は1967年にテレビ放送用に作成されたもので、ビートルズによる映画編集作業の様子とビートルズ以外によるイメージ映像によって構成されます。あまり面白いものではありません。

■削除シーン

Nat's Dream (2:50)「ナットの夢」
Ivor Cutler 'I'm Going In A Field' (2:35)「アイヴァー・カルター〈アイム・ゴーイング・イン・ア・フィールド〉」
Traffic 'Here We Go Round The Mulberry Bush' (1:53)「トラフィック〈ヒア・ウイ・ゴー・ラウンド・ザ・マルベリー・ブッシュ〉」

しっかりと演出され、一線級のエンタテイナーを起用しているこれらのシーンを惜しみなく削除してしまうのは大胆だと思いました。ビートルズの気まぐれに振り回されたかっこうでしょうか。

ブックレット

解説文5ページ、当時の行程表(領収書など当時使用した書類の写真入り)、キャスト紹介、公開当時のメディアの反応が主な内容で、写真の占める割合が多いです。行程表から、バスツアー終了1ヶ月以上経ってから本編冒頭のシーンを撮影したことがわかります。帳尻合わせに苦労した結果でしょうか。その翌日に行われた本作品最後の撮影はフランスで行われた「The Fool On The Hill」でした。

EP復刻版

レコードプレイヤーを持っていないためEP盤は聴けていません。ジャケットにあらすじがイラスト入りで載っていますが、実際の本編映像よりシーンが多く順番も異なります。興味深いのはそれら本編映像に存在しないシーンが今回特典映像として公開されている点です(ジェシーおばさんのドラム演奏シーンなど)。このEP発売当時を知っている人にとっては、あらすじ上だけの話と思いきや実際に映像が存在したことになり驚きはひとしおだと思います。
当初このあらすじどおりに編集していたものをところどころカットしたのがリリースバージョンということなのかもしれません。あらすじにしか存在しないシーンは他にもまだあるので、同様に未公開映像として眠っている可能性があります。いつかあらすじどおりに構成した完全版をリリースしてほしいものです。

まとめ

デラックスエディションはその価格の高さが物議をかもしていますが、封入物は当時の時代背景やビートルズの意図を追体験できる内容になっているため本編をより深く味わうことの一助になると思います。その主旨からすれば、北米版は価格も安く封入されているDVD/Blu-rayはいずれも日本の機器で再生できるのでお勧めです。
全体を見て感じたのは制作する側からすれば非常にコストパフォーマンスの悪い作品だということです。このお金の使い方はビートルズだからできたことであり、だからこそビートルズにしかできない作品になったわけで、よくぞやってくれたという気持ちです。

2012年10月12日金曜日

「Magical Mystery Tour」日本各地8映画館で追加上映

新装版「Magical Mystery Tour」は2012年10月5日、日本各地10箇所の映画館で上映されましたが(以前のレポート参照)、2012年10月18日に追加上映が決定しました。

<祝>ビートルズ デビュー50周年記念特別企画
「マジカル・ミステリー・ツアー」
~世界で最も有名な4人がビッグスクリーンに帰ってくる!~
http://www.warnermycal.com/cinema/info/l3/Vcms3_00008666.html

前回はTOHOシネマズでの開催でしたが、今回はワーナー・マイカル・シネマズでの開催です。2012年10月18日 19:00~1回限定上映 1,500円均一にて板橋 市川妙典 大井 新百合ヶ丘 みなとみらい 新潟 茨木 福岡の各館で上映されます。TOHOシネマズの際は2,000円だったのでお得になっています。チケットは劇場のWebサイトや窓口で購入可能です。

前回の上映が好評だったということでしょうか。前回行けなかった人や開催を知らなかった人がいるようなので良かったです。映画館では大画面&大音量で日本語字幕付を見て、手元には安価な輸入版を置いておくというのもお勧めです。





2012年10月11日木曜日

レビュー:「Magical Mystery Tour Deluxe Box Set」(仕様編)

米アマゾンに注文していた「Magical Mystery Tour Deluxe Box Set」が2012年10月10日に届きました。「マジカル・ミステリー・ツアー(完全初回生産限定盤)(デラックス・エディション)」(参考:http://www.amazon.co.jp/dp/B00918YMB0)の北米版に相当します。DVD+Blu-ray+7インチEP+60Pブックレット+チケット(レプリカ))が専用ケースに入っているものです。日本版は映像へ日本語字幕があるのはもちろんですが、前述の封入物に加えて日本語ブックレット、パッケージの帯が別途付属しているようです。

配送方法を少し豪華な「AmazonGlobal Priority Shipping」にしたので2012年10月8日にアメリカのケンタッキー州を出発して2日という短期間での到着です。UPSとクロネコヤマトの強力タッグのなせる業でしょう。代金は商品$66.49+送料$13.98=$80.47=6,443円となり、日本版の定価と比較すると1/3の感覚です。
※2012年10月13日時点での商品販売価格は$94.98です。いつのまに値上げしたのでしょうか。

第一弾としてまずは仕様面について記します。本編の感想は映画館上映のレポートをご覧ください。
シュリンク放送に貼られたシール。日本版のような帯は付属しない

行程表などが掲載されたブックレット

EPのジャケットにストーリーの全貌掲載

新旧メディア
パッケージは質感、マグネットで留まる、リボンで内容物を引っ張り出すという点が2009年リマスター版CDのステレオボックスを彷彿とさせます。パッケージの色の彩度が低いのが気になりました。これが本来の色なのでしょうか。

今回はBlu-ray(ブルーレイ・ディスク)版が目当てでした。Blu-rayの場合日本と北米のリージョンは同じである(DVDの場合は異なる)ため問題なく再生できると踏んで北米版を買ったのですが、実際はBlu-rayもDVDもリージョンコードがALL(リージョンフリー)でした。つまりどのリージョンでも再生できるというわけです。Blu-rayもDVDも日本製の機器で再生できました。嬉しい誤算です。一方、残念なことに字幕が11ヶ国語分も含まれているのに日本語字幕が無いのは予想通りでした。

もともと高精細な映像では無い作品なので、DVDとBlu-rayの画質はさほど変わらないように見えます。とはいえ静止画で比較してみるとそれでもBlu-rayの方がディティールより細かく表現できているようですし、DVDには圧縮ノイズが見られます。DVDの圧縮ノイズは今回新規に制作されたメニュー画面で顕著です。

内容については内容編をご覧ください。

パッケージについては以下の動画が参考になります。 

2012年10月10日水曜日

新装版「Magical Mystery Tour」発売 iTunes Storeでの配信も

新装版の「マジカル・ミステリー・ツアー」が発売されました。iTunes Storeでも有料配信開始しています。

http://itunes.apple.com/jp/movie/magical-mystery-tour/id562168213

HD画質(720p)の場合、購入:2,500円 レンタル:500円です。特典付の「iTunes Extras」仕様ですが、レンタルの場合特典は利用できないそうです。特典内容がパッケージ版と同じかは不明です。

同タイミングでアルバム「Magical Mystery Tour」が期間限定特価1,350円で、iPad/iPhone/iPod touchで使用できる着信音(アルバム「Magical Mystery Tour」収録曲)が1曲250円で配信開始しています。


僕はまだ新装版を入手していませんが北米版のデラックス・エディションが今週中に届くはずなので届き次第こちらのブログで報告します。

リリースに合わせてThe Beatles公式YouTubeチャンネルではドキュメンタリー作品「Magical Mystery Tour Revisited」の抜粋と思われる映像が複数公開されています。








2012年10月9日火曜日

ジョン・レノンの誕生日 ポールやジョージとの最近の話題

10月9日はジョン・レノンの誕生日です。本来は72歳のはずでした。没後30年以上経ちますが、まだまだかつての同僚たちとの話題には事欠かないようです。

ポール・マッカートニーがジェフ・リンとビートルズアンソロジープロジェクト3曲目の新曲を完成させる?


PAUL MCCARTNEY KEEN TO REWORK ANOTHER LOST JOHN LENNON TRACK WITH JEFF LYNNE
http://www.express.co.uk/posts/view/350847/Paul-McCartney-keen-to-rework-another-lost-John-Lennon-track-with-Jeff-Lynne

ジェフ・リンのドキュメンタリー作品「Mr. Blue Sky」でポール・マッカートニーが語ったところによると、ビートルズアンソロジープロジェクトではジェフ・リンをプロデューサーに迎え「Free as a Bird」「Real Love」以外にもう1曲ジョン・レノンのボーカルを使用した新曲に取り掛かったが、ジョージ・ハリスンが曲を気に入らずお蔵入りになったそうです。それがずっと気になっており、ジェフ・リンといつか完成させたいとも語ったとか。確かにアンソロジープロジェクトの3アルバムのうち最後の「Anthology 3」にだけ新曲が無いのは不思議でした。制作するつもりはあったと思います。対象曲は「Now and Then」だったというのが定説です。



以下は本物かわかりませんがこのような感じで作られるはずだったのかもしれません。


ジョン・レノンとジョージ・マーティンの舌戦


‘John Lennon Letters’ Reveal Bitterness Toward George Martin As Well as McCartney
http://ca.music.yahoo.com/blogs/stop-the-presses/john-lennon-letters-reveal-bitterness-toward-george-martin-192300104.html

2012年10月9日に発売されたジョン・レノンの書簡集「The John Lennon Letters」にはビートルズのプロデューサーであったジョージ・マーティンに対する辛らつな内容が含まれています。
その中でジョージ・マーティンがビートルズの曲への自身の功績を強調しすぎること、作詞作曲についてポールの手柄ばかりにすることに対してジョンが批判しているそうです。1971年の「Melody Maker」誌に掲載されたジョージ・マーティンのインタビューでジョンのソロ作品を「おままごと」「ヨーコはポールの代わりにはなれない」 などと酷評したことがきっかけになっているのかもしれません。
ビートルズの「Revolution No.9」はジョンとヨーコのみで仕上げ、「Eleanor Rigby」は半分ジョンが作詞したというのがジョンの主張です。この発言はポールにも波及し。ポールは「Eleanor Rigby」へのジョンの貢献は認めつつも突然「In My Life」は自分の作品だと反撃するなど当時混沌とした状態になりました。

一方、ジョージ・マーティンは2011年のロンドンの新聞「Independent 」でのインタビュー(「When I'm 85! Still grooving, the man who 'invented The Beatles'」)で、ジョン・レノンからビートルズ時代の曲を録音しなおしたいと告げられたことがあると語っています。その発言が信じられなかったジョージ・マーティンは「Strawberry Fields Foreverもか?」と問いただしたところ(ジョージ・マーティンの神業で同曲の異なるバージョンを繋げたことが知られている)、ジョンは「とくにStrawberry Fields Foreverをやり直したい」と返したそうです。2011年のドキュメンタリー作品「Produced by George Martin」でもジョンとジョージ・マーティンがそれほど仲が良いわけではない様子は伝わって来ました。ジョンはジョージ・マーティンの紳士然とした態度が気に食わず冷笑的だっであろうことが想像できます。「第5のビートルズは誰か?」という問いに対してジョンはブライアン・エプスタインを挙げていました。


2012年10月8日月曜日

レビュー:ドキュメンタリーDVD『ザ・ビートルズ ブルー・アルバム 1967―1970』

※追記:2016/2/2に999円(税抜) で発売される「ブルー・アルバム 1967-1970」(DVD THE BEATLES BLUE)はこの製品と同じようです。
※追記:2016/10/6に発売される「THE BEATLES成功の軌跡 音楽ドキュメンタリーBlu-ray Disc BOOK 」は本作のBlu-ray版が含まれるようです。

2012年10月20日に発売されるドキュメンタリーDVD『ザ・ビートルズ ブルー・アルバム 1967―1970』のレビューです。発売済みの『ザ・ビートルズ レッド・アルバム 1962―1966』については以前の投稿をご覧ください。

今日時点では未発売なのですが、CS放送「ミュージック・エア」で放送された「ビートルズ:青盤ドキュメンタリー」がこの作品そのものなので、その放送見た感想をもって同作品のレビューとします。

「レッド・アルバム」と同じ構成で、ビートルズのベスト盤「1967-1970」(通称「青盤」)の収録曲(全曲網羅しているわけではありません)に可能な限りビートルズ本人の映像を交えて、当時の様子を知る複数の識者がその曲ならびにビートルズについて独白するという内容です。

今回、識者のコメントは歌詞や時代背景についてのものが多かったです。1曲としては「I Am the Walrus」に最も時間を割いていました。「While My Guitar Gently Weeps」はプロモーションビデオが存在しないせいか権利関係の問題か曲が流れることも曲名が明言されることも無かったのですが、ジョージ・ハリスンを賞賛する例として多くの識者がコメントを寄せていました。

本人映像はプロモーションビデオか映画(「Magical Mystery Tour」「Yellow Submarine」「Let It Be」)からの抜粋です。何故か青盤には収録されていない「When I'm Sixty-Four」や「Two Of Us」も流れました。「Let It Be」の映像が複数使われてるのは貴重なのですが、全体的に画質が悪く資料的価値は無いでしょう。

ビートルズに思い入れのある人が素晴らしさを熱く語る様子は見ていて小気味良いのですが、一度見たら終わりの作品だと思います。

  

2012年10月7日日曜日

ビートルズデビュー50周年記念「Love Me Do」シングルレコード復刻版回収騒ぎ

ビートルズデビュー50周年記念として「Love Me Do」のシングルレコード復刻版が2012年10月5日に発売されるはずでしたが、回収騒ぎ(リコール)になっているようです。
1962年10月5日のシングル発売時はリンゴ・スターがドラムのバージョンが使用されていましたが、その後アルバム「Please Please Me」でアンディ・ホワイトがドラムのバージョンが使用されて以降、アンディ・ホワイトバージョンに統一されました(以前の投稿参照)。
今回は50年前当時の復刻ですからリンゴ・スターバージョンであるべきはずなのですが、なんと誤ってアンディ・ホワイトバージョンで製作されてしまったとのことです(参考:イギリスのAmazonのレビュー)。さらにB面の「P.S. I Love You」に印刷されている型番がR4949のはずがR4714という、別の曲のものになっているようです。いったいどういうことなのでしょうか。


発売元のEMIの指示で全数回収して破棄することになったようですが、いくつか購入者の手元に届いており、eBayでは既に20倍以上の高値で取引され始めています。リンゴ・スターバージョンに差し替えたものは10月22日や10月30日(参考:http://www.amazon.ca/dp/B009F879HK)に発売されるという情報がありますが真偽は不明です。

こういった騒ぎの結果コレクターズアイテムが生まれるというケースは1960年代には様々ありましたが(通称「ブッチャーカバー」など)まさか21世紀になってこんなことが起きるとは思いませんでした。
50年経ったあとも世間を騒がせることを忘れないものだと感心します。もしかしたら話題作りのやらせでしょうか??

2012年10月12日追記

<プレスリリース> シングル「ラヴ・ミー・ドゥ」の発売50周年を記念して、17cmアナログシングル盤を11月14日(海外:10月22日)にリリース 
http://www.emimusic.jp/beatles/special/2012_lovemedo.htm
だそうです。10月22日説が正しかったようです。今度こそリンゴバージョンでしょう。


2012年11月14日追記
無事日本でもリリースされました。今度こそリンゴバージョンだったようですが、B面の型番は間違ったままで、紙の材質やレーベル面の仕様など再現性もさほど高く無いようです。





2012年10月6日土曜日

ビートルズデビュー50周年本国イギリスの様子

ビートルズがデビューしてから50周年にあたる2012年10月5日、本国イギリスでは様々なイベントが開催され、報道も熱を増しました。

まずはBBCのニュースから。

次は30分の記念特番を。


BCCのサイトではその他特集映像が複数試聴できます。その中には「Love Me Do」をマネージャーのブライアン・エプスタインが1万枚買ってチャートの順位を吊り上げたという逸話の検証や、ビートルズ初代ドラマーであるピート・ベスト、ビートルズのプロデューサーであるジョージ・マーティンのインタビューなどがあります。
http://www.bbc.co.uk/search/beatles


ビートルズの出身地であるリバプールでは10月5日~7日「Love Me Do Weekend」というイベントを開催中です。
http://www.lovemedoweekend.com/love%20me%20do%20weekend.pdf

10月5日はリバプール港にてLove Me Doを輪唱する人数の多さでギネス認定を達成しました。1361人集まったそうです。

日本のマスコミも取材に行きました。
「ビートルズ」デビュー50年でギネス挑戦
http://news24.jp/articles/2012/10/06/10215342.html


今やビートルズコピー/カバー/トリビュートバンドの聖地になっているCAVERN CLUBでは10月5日の記念ライブの様子がNHK BS1の番組「BS1スペシャル エル・ムンド ビートルズを1000倍楽しもう」で一部生中継されました。同番組は前半とくに丁寧なドキュメンタリーを放送していました。ピート・ベストのインタビュー映像もありました。2012年10月8日16:00~再放送しますので見ていない方にはお薦めします。




2012年10月5日金曜日

レポート:ビートルズデビュー50周年記念「Magical Mystery Tour」映画館上映

50年前にビートルズが「Love Me Do」でデビューしたまさにこの日、日本各地の映画館で新装版「Magical Mystery Tour」が1回のみ上映されました。10月10日のDVD/Blu-ray版発売に先駆けての公開となります。

僕はTOHOシネマズ渋谷に行きました。当日の14時の時点での同館の予約状況は6~7割だったので満員になるか心配でしたが、実際は8~9割埋まっていました。客層は4~50代以上の方が多いと思いきや、10代と思しき数人連れや、20代のカップルも多かったです。男女比は7:3程度だと思います。
TOHOシネマズ渋谷
1回限りなので案内表示も簡易
定刻の19時30分を待たずに普通の映画と同様、他の映画の予告編が流されました。実際に始まったのは19時40分です。まずは約20分の「The Making of Magical Mystery Tour 」(当時の映像と関係者のインタビューで綴るドキュメンタリー)が上映されました。その後本編、最後に10分強の「Meet The Supporting Cast」(出演者の経歴、他の作品で活躍している様子)という3本立てでした。なお、ストリップショーのシーンでは本編は検閲が入ったままですが、「Meet The Supporting Cast」では無修正でした。
上映されたのはいずれも10月10日に発売されるDVD/Blu-rayに収録されているものです。イギリスBBCが制作した「Magical Mystery Tour Revisited」が上映されると予想していましたが違いました。同番組は10月14日深夜のフジテレビの放送で日本解禁となります。

「マジカル・ミステリー・ツアー」を見るのは初めてなので以前のバージョンとの比較はできませんが、想像より画質は精密ではありませんでした。フィルムの傷、汚れ、揺れなどは丁寧に修復されているようですが、元々テレビ放送用に撮影されたので、劇場公開用の作品に比べレンズやフィルムの品質が落ちるのだと思います。経年劣化もあるのでしょう。

肝心の内容ですが、世間でよく耳にするほどひどくは無かったです。シュールなシーンも笑えましたし、エンディングでは「もう終わってしまうのか?」と残念に感じたくらいでした。難解な言葉遊びも少なく(というかセリフ自体少ない)、北米版のデラックス・エディションを買って良かったと思いました。1時間に収めるためにカットされたシーンが多数あるようなので、いつかディレクターズカットなどでリリースしてほしいものです。

ドキュメンタリーや本編を見ていると、ジョン・レノンやジョージ・ハリスンも能動的に参加していることに驚きました。とくにジョンはポール・マッカートニー以上に率先して演技しています。とはいえ結局はマル・エヴァンスの存在感が強烈に印象に残っています。


ビートルズがデビューした日にビートルズに興味がある人と同じ空間で大画面・大音量の「Magical Mystery Tour」を見るのは貴重な体験でした。
マジカル・ミステリー・ツ







2012年10月4日木曜日

セミナー「ビートルズの作曲法」第3回『イエスタデイ』開催

以前の投稿で紹介したキーボード・マガジン主催のセミナー「ビートルズの作曲法」、第3回となる今回は「Yesterday」を題材とし2012年10月4日 20時から1時間半以上にわたり開催されました。東京・市ヶ谷のリットーミュージック社で開催されたこのセミナーはUSTREAMでの中継も行われました。

今回の内容の中では「Yesterdayは弦楽四重奏を使用したからクラシック音楽っぽいわけではなく、作曲法自体にクラシック音楽の影響が見られる」という説が興味深かったです。ポール・マッカートニーの当時の恋人ジェーン・アッシャーの自宅でポールはクラシックについて学んだというわけです。ジェーンの母はジョージ・マーティンのオーボエの師匠で、ドキュメンタリー作品「Produced by George Martin」にも出演しています。


第4回の題材は「ヘルプ」で2012年11月8日に開催されます。参加方法は以下のページをご参照ください。

Keyboard Magazineセミナー「ビートルズの作曲法」
http://port.rittor-music.co.jp/keyboard/magazine/24846.php


2012年10月3日水曜日

デルバート・マクリントン ジョン・レノンにハーモニカを教えたと豪語

アメリカのブルース・ロック系ミュージシャンであるデルバート・マクリントンがアメリカの新聞Telegraphの電話インタビューに応えました。ジョン・レノンとの思い出について語っています。

Delbert McClinton sets record straight on teaching Lennon harmonica

1962年春にイギリスでヒットしたブルース・チャンネル作の「Hey! Baby」でハーモニカを担当した彼はイギリス公演でビートルズと共演し、そこでジョン・レノンに請われて「Hey! Baby」のハーモニカを吹いて見せたそうです。
その後ビートルズとして大ブレイクしたジョン・レノンが「Hey! Baby」に影響を受けたと発言したことから、いつのまにか「俺がジョンにハーモニカを教えた」ということに変化したと冗談交じりに語っています。
このエピソードは本人にとって定番のネタになっており、「Love Me Do」と「Please Please Me」のハーモニカに影響を与えたことになっているようです。

以下はブルース・チャンネルとデルバート・マクリントンが「Hey! Baby」やビートルズの「Love Me Do」について語る映像です。確かに「Love Me Do」は影響受けているように聴こえます。

2012年10月2日火曜日

スカパー!でビートルズ関連ドキュメンタリー番組複数無料放送


2012年9月29日~10月8日に「スカパー!秋の10日間無料放送」を実施中です。
http://10days.skyperfectv.co.jp/

幸運なことにちょうどこの期間中にビートルズデビュー50周年を迎えるためビートルズ関連ドキュメンタリー番組が複数放送されます。それらを無料で視聴できるわけです。

10/02 23:00 ジョン・レノン&ジョージ・ハリスン:ギター・ジェントリー・ウィープス

ビートルズのメンバー、ジョン・レノンとジョージ・ハリスンの魅力に迫るドキュメンタリー。ビートルズのプロデューサー、ジョージ・マーティンなど関係者が彼らを語る。

10/04 21:30 ビートルズ:ビッグ・ビート・ボックス

ビートルズが地元リヴァプールのクラブで演奏していた初期から、歴史上世界で最も成功したポップ・グループとしての地位を確立するまでの軌跡を辿るドキュメンタリー。

10/05 23:00 ビートルズ/リバプール・トゥ・サンフランシスコ

ザ・ビートルズの'62年の結成から'66年の最後のライヴ公演までを辿るドキュメンタリー。当時のニュース映像やインタビューなどの貴重映像を交え、バンドの魅力に迫ります。

10/06 21:00 ビートルズ:ジャーニー

世界初のスーパーグループ、ビートルズの世界中を回る絶え間ないツアー中での出来事を、貴重アーカイヴ映像、ニュース映像、インタビュー映像を元に辿るドキュメンタリー。

10/07 23:00 ビートルズ:青盤ドキュメンタリー

1973年に発売されたベスト盤『ザ・ビートルズ1967年~1970年』(通称・青盤)収録曲のアーカイヴ映像を交えながら、ビートルズ後期の軌跡を辿るドキュメンタリー。

10/08 23:00 ビートルズ:Parting Ways~解散後の軌跡~

人気絶頂期に解散し、それぞれの道を辿ることを選んだジョン、ポール、ジョージそしてリンゴ。ビートルズ解散後の各メンバーを追った貴重なドキュメンタリー。


他にもビートルズを話題にした番組はあるようです。上記の番組も無料放送期間内に再放送する場合があるので詳しくは番組配信元の以下のサイトでご確認ください。

CS326 ミュージック・エア
http://www.musicair.co.jp/

2012年10月1日月曜日

レビュー:Blu-ray「Produced by George Martin」

NHK-BSプレミアムの番組「ザ・プロデューサー ~ビートルズ・サウンドを支えた男 ジョージ・マーティン~」(以前の投稿参照)や、2012年10月13日から劇場公開される映画「<劇場版>プロデューサー ジョージ・マーティン~ビートルズを完成させた男~」(以前の投稿参照)の元ネタとなったイギリスBBC制作のドキュメンタリー番組「Produced by George Martin」のブルーレイ版を観ました。
北米版なので日本の機器で再生できます(日本とリージョンコードが同じ)。字幕は英語、スペイン語、フランス語がついています。
今回観て、「ビートルズ・サウンドを支えた男」がとても巧みに編集された番組だということがわかりました。「ビートルズを完成させた男」と「Produced by George Martin」は同じ内容と思われるので、「ビートルズ・サウンドを支えた男」との差でこの作品を語りたいと思います。

「ビートルズ・サウンドを支えた男」は元々1時間半の番組に日本独自素材を追加して1時間の番組に編集したものなので「Produced by George Martin」(元素材)からはカットされた内容があります。とはいうもののビートルズ関連の箇所は全て網羅されているようです。ポール・マッカートニーとリンゴ・スターの出演シーンは全て「支えた男」でも使われています。カットされたのはジョージ・マーティンの生い立ち、日本人にはなじみの薄い俳優/アーティストのインタビュー、聴力を失った話、モンセラット島との係わり合い、などです。エンディングのシーンは両作品で同じでした。
カットされた内容の中で面白かったのは、以下のような点です。

  • ポールやリンゴの登場シーンで話題となる部分だけ残してジョージ・マーティンの生い立ち部分はほとんどカット→ポールやリンゴのシーンはカットしたくなかったからと思われる
  • シラ・ブラックが「Alfie」をレコーディングするシーンでオーケストラを指揮している人がこの曲の作曲者のバート・バカラックだった点→「支えた男」にもこのシーンが出てくるが彼であると説明していない
  • ビートルズ以降手掛けたアーティストのインタビューのうちアメリカ(という名前のバンド)についてまるごとカットされている→「支えた男」にはジェフ・ベックとジョン・マクラフリンのみ採用。知名度の差か・・・アメリカの「Tin Man」にジョージ・マーティンがキーボードソロで参加しているという話題なので重要なはずだが

元素材と比較して「ビートルズ・サウンドを支えた男」の良いところは以下のような点です。
  • 独自映像や独自ナレーションを追加して前提知識(登場人物や時代背景)を分かりやすく説明している→元素材にナレーションは無く、字で説明するのみ
  • 映像の順番を組み替えて話の流れが分かりやすくなっている→元素材は散漫な印象がある
  • ジョージ・マーティンや息子のジャイルズ・マーティンなど進行上重要な人物は日本語音声吹き替えがある※ポールやリンゴは吹き替え無いので、彼らと話すときはジョージマーティンも字幕になる
  • 日本公演について当時の映像やジュディ(ジョージ・マーティンの妻)の回想が追加されている
とくに最後が重要で、ジュディが日本について語るシーンは「Produced by George Martin」の本編にも特典映像にも含まれていませんでした。どこからこの映像を入手したのでしょうか。誰かがこの映像の存在を知って、それを日本版の番組に入れようと考えて実際そうしたということになります。


このBlu-rayには特典映像が52分含まれます。ビートルズ関連ではケン・スコットのインタビュー、ジャイルズがジョージ・マーティンにビートルズのオーディションの様子を聞くシーン、本編でも興味深い話を聞きだしてくれたハワード・グッドオールによるジョージ・マーティンへのインタビューの完全版、などが目を引きます。内容はこれまで書籍で目にしたことがあるものが多いですが、本人が語る様子を見られるのは感慨深いです。

ビートルズ関連を除いても「Produced by George Martin」は良い作品です。全編にジョージ・マーティンがプロデュースした音楽がBGMに使用され、当時の風俗をしのばせる映像や、現代のイギリスの美しい田園風景などに目を奪われます。

以下は「ビートルズ・サウンドを支えた男」ではカットされたジョージ・マーティンがドライマティーニの作り方を教えるシーンです。