「Live at the Jive Hive」音源提供者「ドラムはリンゴ」と改めて主張


リンゴ・スターがザ・ビートルズ加入前に在籍していたバンド、ロリー・ストーム&ザ・ハリケーンズの音源がCD「Live at the Jive Hive」にまとめられましたが、リンゴ・スターはこの音源でドラムを叩いているのは自分では無いという声明を出しました(以前の投稿参照)。そのおかげでCDは2012年9月に無事発売されています。

音源提供者であるロリーの妹、アイリス・コールドウェルはexaminer.comの電話インタビューで改めてこの音源のドラムはリンゴであると主張しました。

Interview: Singer's sister says Ringo Starr is on Rory Storm CD
http://www.examiner.com/review/interview-singer-s-sister-says-ringo-starr-is-on-rory-storm-cd
アイリス・コールドウェル(映画「Beatles Stories」より)
主張の根拠として以下を挙げています。

  • もしドラマーがリンゴで無ければロリーは音源中で紹介や謝辞を述べるはず
  • ハリケーンズのベース担当、ルー・ウォーターズがリンゴ説を支持している

CD後半のホームレコーディング音源でもリンゴの話し声すら確認できませんが、それでも彼女はリンゴも部屋にいたと主張しています。

まだ真実ははっきりとしません。確かにライブ音源を聴くとドラマーは曲の構成を理解して慣れた感じで演奏しているようですが、これ以前にリンゴ以外がドラムを担当することは度々あったようなので(少なくとも音源収録3日前のライブはリンゴ欠席)、いつもの代役で演奏したと考えれば、ロリーがあえて紹介しないのも頷けます。

一方、リンゴ本人はトラブルを避けるため「自分では無い」と宣言した可能性もあると思います。自分が関与したとなれば一斉に様々な利権が絡んでくるので貴重なロリー・ストーム&ザ・ハリケーンズの音源がリリースできなかったかもしれません。声明中の「ロリーのファンは楽しめば良いさ」という言葉にリンゴの温情が表れているのかもしれません。おそらくリンゴは音源を聴かないで宣言しているので、なおさらトラブル回避説とともにドラム=リンゴ説の可能性も捨て切れません。

 

コメントを投稿

0 コメント