ビートサウンド ビートルズ [音盤] デビュー50周年記念本祝祭号 発売

AV鑑賞系出版社ステレオサウンドの季刊誌「BeatSound(ビートサウンド)」2012年12月24日発売号は「ビートルズ [音盤] デビュー50周年記念本祝祭号」と銘打ち、2012年11月14日に日本発売されたビートルズのアナログLPについて特集しています。
全アルバム2ページずつ誌面を割いて2009年リマスターのCD/USBを中心とした過去の音源と今回発売されたアナログLPの聴き比べ結果を記しています。アルバムごとにレビュアーが異なりますが、総じて今回のアナログLPは2009年リマスターならではの解像度が高さがありつつも音のきらびやかさが抑えられて中低域がふくよか、という印象のようでした。ネガティブな評価は無かったように思います。
レビュアー各人はしきりにアナログ盤特有の内周歪みの有無を気にしていましたがその点はよく対策されているというのが一致した見解のようでした。
同社の雑誌らしく、様々な機材でアナログLPやUSB版(24bit/44.1kHz)を鑑賞する記事も充実しています。やはりUSB版の音質が衝撃的に良いという評価のようです。

その他にも今年発売されたBlu-ray版「Yellow Submarine」と「Magical Mystery Tour」のレビューや今年オープンして話題のビートルズ資料館「THE FAB FOUR ARCHIVES」の紹介などのニュース性のある記事に加え、ジョージ・マーティンのインタビューなどの過去の記事の再掲載、高音質のアナログ盤として必ず引き合いに出されるモービルフィデリティ盤の時代背景の解説などバラエティに富んだ内容になっています。

「保存版」と謳っている今号ですが、2012年がビートルズ作品にとってどんな年だったかを振り返るために保存しておくのも良いと思います。

 

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