2013年2月28日木曜日

ビートルズのリンゴボーカル曲 当時と2013年版の違い

RINGO STARR & HIS ALL STARR BAND日本ツアーは2013年2月27日の名古屋公演を終え、折り返し地点を過ぎたところです。
2013年2月25日のリンゴ
今回のツアーではビートルズ時代にリンゴ・スターがボーカルを担当した11曲のうち8曲が披露されています(残りは「What Goes On」「Good Night」「Octopus's Garden」)。どれもビートルズの完全コピーというわけではなく、現在のリンゴに合わせた形にアレンジされているようです。
そこで、ビートルズ時代と2013年版の違いをまとめてみました。2013年版はオーストラリアでの様子を参考にしています。おそらく日本でも変わらないと思います。
キー、テンポ(BPM)、構成、ソロ楽器という観点で比較していますが、どれも僕個人の調査結果ですので表現が正確では無いところがあるかもしれません。

2013年版の全体的な傾向

 年を取って高い声が出にくくなっているのか単に楽したいだけなのかわかりませんが、ほとんどの曲はキーを2音下げています。カラオケで言うところの「4つ下げ」状態です。そんな中、「With a Little Help From My Friends」だけは原曲のキーでやっているところに意地を感じます。
テンポも遅くしているかと思いきや、逆に少し速いようです。 ライブでは盛り上げる手段として、あるいは盛り上がった結果としてテンポが速くなるのは定番だと思います。とはいえリンゴがドラムを叩く「Boys」や「I Wanna Be Your Man」は手数を減らして楽をしているようです。
構成を端折っている箇所が無いのは好感が持てます。楽器のソロ部分を増やして見せ場を作っているようです。2回以上ソロがある場合はギターとキーボードで分け合っています。エンディングは様々工夫しています。とくにビートルズ時代にフェードアウトしていた曲の終わり方は現代のビートルズコピーバンドの参考になるかもしれません。

Matchbox

公開年 1964 2013
キー A G
テンポ 159 161
構成 前奏-A-A-A-ソロ-A-A-後奏 前奏'-A-A-A-ソロ-A-ソロ-A-後奏
ソロ楽器 ギター ギター→ピアノ
2013年版の前奏はリンゴ登場の時間稼ぎをするため引き伸ばされている。

Don't Pass Me By

公開年 1968 2013
キー C A♭
テンポ 84 88
構成 前奏-間奏-A-A-サビ-間奏-A-サビ-ブレイク-サビ'-ソロ A-間奏-A-サビ"-A-サビ"-ソロ-サビ"-後奏
ソロ楽器 フィドル(バイオリン) ハーモニカ
2013年版は冒頭リンゴがピアノ弾き語りをする。サビ最後のDon't make me cryの次にDon't make me blueという一節が追加されている。

Boys

公開年 1963 2013
キー E C
テンポ 145 148
構成 前奏-A-A-サビ--ソロ-A-サビ-サビ(フェードアウト) 前奏-A-A-サビ--ソロ-A-サビ-ソロ-サビ-後奏
ソロ楽器 ギター オルガン→ギター
2013年版はフィルインが三連符を用いたものになっている。間奏に「I'm Down」の間奏のようなバンド全体でリズムを合わせるフレーズがある。

Yellow Submarine

公開年 1966 2013
キー G♭ E
テンポ 111 115
構成 A-A-サビ-A´-サビ-間奏-A-サビ-サビ(フェードアウト) A-A-サビ-A´-サビ-間奏-A-サビ-サビ-後奏(間奏と同じ進行)
ソロ楽器

2013年版は今回のビートルズナンバーの中で最もコピー度が高い。本物の音源も使用しているようである。間奏に訪問都市の名前を盛り込む「TOKYO,TOKYO」。

Honey Don't

公開年 1964 2013
キー E C
テンポ 161 167
構成 前奏-A-サビ-A-サビ-間奏-A-サビ-間奏-サビ'-後奏 前奏-A-サビ-A-サビ-ソロ-A-サビ-ソロ-サビ-後奏
ソロ楽器 ギター ギター→ピアノ
2013年版は間奏がソロに差し替わり、コード進行も異なる。

I Wanna Be Your Man

公開年 1963 2013
キー E C
テンポ 100 92
構成 前奏-A-サビ-A-サビ-ソロ-A-サビ-C(フェードアウト) 前奏-A-サビ-A-サビ-ソロ-A-サビ-ソロ-C-後奏
ソロ楽器 ギター オルガン→ギター
2013年版は後奏がサビのギターのフレーズを模したスキャットになっている。この曲のみ原曲よりテンポが遅い。

Act Naturally

公開年 1965 2013
キー G C
テンポ 93 94
構成 前奏-A-サビ-A-間奏-A-サビ-A-後奏 前奏-A-サビ-A-ソロ-A-サビ-A-B
ソロ楽器
ギター
2013年版はギターのフレーズやエンディングが典型的なカントリー風になっている。

With a Little Help from My Friend

公開年 1967 2013
キー E E
テンポ 112 115
構成 前奏-A-B-ブレイク-A-B-サビ-A-B-サビ-B-C 前奏-A-B-ブレイク-A-B-サビ-A-B-サビ-ソロ-サビ-B-C-リフレイン
ソロ楽器
ギター
2013年版はエンディングが1970年代ブギ風になっている。



2013年2月27日水曜日

リンゴ・スター2013東京公演終了 ここまでのまとめ【写真あり】

2013年2月25日から始まったRINGO STARR & HIS ALL STARR BAND東京公演は2日間の日程を終えました。ここまでの情報を整理しておきます。

以下は2月25日の写真です。甲虫楽団のドラム担当まみこ☆が最前列で撮ってきました。今回、入場時に「高品質カメラでの撮影禁止」とアナウンスがあったので、低品質カメラなら撮っても良かったようです。一方、撮らないように注意された事例もあるなど混乱があるようなので、他の人に迷惑がかかるような撮り方をした場合に注意されるのかもしれません。
  • 2月23日 来日
  • 2月23日 リンゴを除くメンバーは焼肉店で食事
  • 2月23日 ドラムのグレッグ・ビゾネットが六本木アビーロードに来訪
  • 2月24日 リンゴ青山でショッピング
  • 2月24日 スティーブ・ルカサーはB'zの松本 孝弘と食事
  • 2月26日 スティーブ・ルカサーはFM放送J-WAVEの番組に生出演
  • 2月26日 高橋幸宏が楽屋訪問
  • 2月26日 リンゴとグレッグ・ローリー以外のメンバーが六本木アビーロード営業終了後に来訪しビートルズの「夢の人」を合唱→チャッピー吉井のまぁお茶でも飲んでいき~
  •  「少しでもファンの近くに」というリンゴ側の意向で、ライブハウスでの実施になった
  • セットリストは2日間とも同じ(初日のレポートはこちら) 
  • 公演時間は1時間55分程度
  • 2月26日の公演でリンゴは孫娘が所属するバンド「BELAKISS」のTシャツを着用
  • 2月26日の公演でリンゴは観客が持っていた黄色い潜水艦の切り抜きを手にとって「Yellow Submarine」を歌う
  • スティーブ・ルカサーは「LUKE」「RINGO 2013」と表裏に書かれたべっ甲柄のピックを使用。頻繁に客席に投げている
  • リンゴは自身が使用したタオルやスティックを客席に投げることがある
  • トッド・ラングレンはサイケ柄Gibson SG"Sunny"のレプリカギターを演奏することがある
  • ツアーグッズ販売は16:30より。終演後も購入可能
  • ツアープログラム(冊子)は初日2500円→2日目4000円と価格改定。初日は誤って2012年のツアープログラムが販売されるなど混乱があったようで、単に値付けを間違った?

メディアでの報道

スポーツ新聞(2013年2月26日)

リンゴ・スター18年ぶり来日公演で大合唱!
http://www.sanspo.com/geino/news/20130226/oth13022605060020-n1.html

元ビートルズのリンゴ・スター 18年ぶり来日公演
http://www.sponichi.co.jp/entertainment/news/2013/02/26/kiji/K20130226005275680.html

リンゴ・スター18年ぶり日本公演
http://www.nikkansports.com/entertainment/news/p-et-tp0-20130226-1090198.html

リンゴ・スター18年ぶり来日!歌った
http://www.daily.co.jp/gossip/2013/02/26/0005769366.shtml

ビートルズの曲などリンゴ熱唱 18年ぶり来日公演

http://www.chunichi.co.jp/chuspo/article/entertainment/news/CK2013022602000183.html

リンゴ・スター、ビートルズナンバー熱唱

http://news24.jp/entertainment/news/1626989.html

リンゴ・スター18年ぶり来日公演に2700人熱狂

http://hochi.yomiuri.co.jp/entertainment/news/20130226-OHT1T00058.htm

地上波テレビ(2013年2月26日)※東京のテレビ局

めざにゅ~ フジテレビ
めざましテレビ フジテレビ
やじうまテレビ!~マルごと生活情報局~ テレビ朝日
ZIP!日本テレビ
ひるおび! TBS
※撮影が許可されたのは冒頭の180秒だったとのこと。つまりMatchboxの映像しか無いはずだがドラムに座っている映像も残っている。

Webメディア(2013年2月26日)

リンゴ・スター&ヒズ・オール・スター・バンド @ Zepp Tokyo
http://ro69.jp/live/detail/78831
鑑賞レポートです。

RINGO STARR & HIS ALL STARR BAND18年ぶりのジャパン・ツアーがスタート!
http://www.creativeman.co.jp/blog/16688/
主催者による写真入り報告です。

スティーブ・ルカサーFMラジオ番組に生出演

2013年2月26日 FMラジオ J-WAVE 13:10~ BEAT PLANET
スタジオゲストとしてスティーブ・ルカサーが22分半、生出演しました。
http://instagram.com/p/WLntXcNCEa/

先月発売した自身のアルバム「トランジション」のプロモーションが目的でしたが、今回の日本公演については以下のように語っていました。
  • 東京公演初日のライブは素晴らしかった。総立ちの観客は歌ったり大騒ぎしてリンゴも楽しんでいたことは目を見てわかった。
  • ALL STARR BANDに選ばれた連絡が来たときはそれまで決まっていた予定をキャンセルして馳せ参じた。 ビートルズから連綿と続く伝説のバンドに参加できて光栄という言葉では言い表せない。
  • リンゴはスイート、ソウルフル、賢明、面白く、楽しい人で彼や他の素晴らしいミュージシャンと一緒にステージができるのを誇りに思う。
  • 他のメンバーともよく話すが、自分の曲を演奏中振り返るとリンゴがドラムを叩いているのは凄いことだ。彼は自分が音楽をするきっかけになった人なんだから。 メンバー皆互いを気遣いながら笑顔で演奏を楽しんでファミリーのようになっていることが幸せだ。

2013年2月26日火曜日

レポート:リンゴ・スター来日公演初日@Zepp Tokyo 2013/02/25

※リンゴ・スター2016年来日については以下にまとめています。
http://blog.kouchu.info/search/label/RINGO2016

※リンゴ・スター2013年来日については以下にまとめています。
http://blog.kouchu.info/search/label/RINGO2013


RINGO STARR & HIS ALL STARR BANDの日本公演初日は2013年2月25日、ゼップ東京(お台場)にてつつがなく終了しました。


開場待ち
屋外のグッズ売り場
セットリスト(演奏曲目・曲順)は前回の記事で投稿したオーストラリア公演の最終形と同じでした。

★がビートルズ時代の曲です。全11曲中8曲を今回披露しています。リンゴ・スター以外のボーカル担当者は()に記しています。
  1. Matchbox ★
  2. It Don't Come Easy 
  3. Wings 
  4. I Saw the Light (Todd Rundgren)
  5. Evil Ways (Gregg Rolie) ※Santanaの曲
  6. Rosanna (Steve Lukather & Mark Rivera) ※TOTOの曲
  7. Kyrie (Richard Page) ※Mr. Misterの曲 リンゴは冒頭にタンバリン
  8. Don't Pass Me By ★ 冒頭の一節をピアノ弾き語り
  9. Bang the Drum All Day (Todd Rundgren)
  10. Boys ★ ドラムを叩きながら歌う
  11. Yellow Submarine ★ 演奏後退場
  12. Black Magic Woman (Gregg Rolie) ※Santanaの曲 リンゴ不在
  13. Honey Don't ★ Tシャツに着替えて再登場
  14. Anthem 
  15. You Are Mine (Richard Page) リンゴがカホンを演奏
  16. Africa (Steve Lukather & Richard Page) ※TOTOの曲
  17. Everybody's Everything (Gregg Rolie) ※Santanaの曲
  18. I Wanna Be Your Man ★ ドラムを叩きながら歌う
  19. Love Is the Answer (Todd Rundgren) ※Utopiaの曲
  20. Broken Wings (Richard Page) ※Mr. Misterの曲
  21. Hold the Line (Steve Lukather & Mark Rivera) ※TOTOの曲
  22. Photograph 
  23. Act Naturally ★
  24. With a Little Help from My Friends ★ 演奏後リンゴ一旦退場
  25. Give Peace a Chance ※ジョン・レノンの曲 演奏終了前にリンゴ退場
 リンゴは1966年6月30日のビートルズ日本公演の時とは異なり終始上機嫌でした。With a Little Help from My Friendsはジャンプしながら手拍子していました。声の調子も良いようで、後半少しかすれ声だった気がしますが音程も良かったですし、ところどころシャウトやフェイク(アドリブの歌いまわし)を入れていました。ドラムはカウントや複雑なフィルイン(オカズ)はもう一人のドラムGregg Bissonetteに任せていたようですが、曲の構成も理解していましたし、リズムの決め所もしっかり叩いていました。やはりビートルズ時代の曲であるBoysやI Wanna Be Your Manは得意そうにフィルも叩いていました。

リンゴの印象的なMCは以下です。
  • 「Yellow Submarine」の前に「歌う用意はあるか?この曲は全員知っているはずだ。もし知らなかったらあなたは居る場所を間違っている。教えてあげよう。当ててごらん。」と、スティーブ・ルカサーに冒頭のコードを弾かせる。
  • メンバー紹介をした後「おれの名をいってみろ!!」(What's my name?)と何度も繰り返してご満悦。
  • 拍手を煽ったり、サッと止めたり(タモリのように)。
  • 前の方でぐったりしている(?)人を見つけて「大丈夫?抜け出したい?おい、そこのガタイのいい君、彼を連れ出してあげてくれないか?(救急車のサイレンの口真似をする) 気にしないで休んでて。」※実際の様子は見えなかったので想像
  • 「まったく素晴らしい観客だ!愛しているよ。ピース&ラブ的にね。」 
  • 「来てくれてありがとう。ピース&ラブを忘れないで。あなたなりのやり方で。おやすみ。」
客席とのやりとりに参加した二人(具合の悪い人と体格の良い人)はリンゴと会話したことになりますね。うらやましいです。

演奏内容は申し分なしです。単純なロックというよりは民族音楽のリズムを取り入れたお洒落な曲が多かったです。楽器も歌も上手でした。皆高い声もよく出ていました。音響も良好で、声も楽器もよく聴こえました。スティーブ・ルカサーのギターにエフェクトがかかりすぎて輪郭がぼやけていたのが残念でしたが、超絶技巧なことはわかりました。

最後にオールスターバンドに対する一言感想を記します。
  • スティーブ・ルカサー:ビートルズの曲に不似合いな(?)豪華なギターソロを添えていました。謙虚で敬意あふれる姿勢に好感を持ちました。
  • トッド・ラングレン:怪演。常にハイテンションで盛り上げていました。ノースリーブの衣装が強烈でした。
  • リチャード・ペイジ:日本びいき。「和」と書いたTシャツを着ていましたし、「ミンナゲンキカ!美しい国に戻って来れて、みんなの素晴らしい顔が見れて嬉しい」と言っていました。歌が素晴らしかったです。
  • マーク・リベラ:サックス、キーボード、パーカッション、ハイトーンボーカルと大活躍でした。リンゴの身の回りの世話をしていました。
  • グレッグ・ビソネット:リンゴと同じドラマーということでプレッシャーもあったと思います。常にリンゴの様子を確認して、合わせようとしている様子が感じられました。
  • グレッグ・ローリー:オルガンの演奏が良かったです。一人だけ風貌が1970年代でした。
終演後の様子

2013年2月24日日曜日

リンゴ・スター来日 オーストラリア公演の様子

※日本公演初日の様子は→ こちら をご覧ください。

2013年2月7日からツアーを開始したRINGO STARR WITH HIS ALL STARR BANDは2月21日のオーストラリア・パース公演を終え、2013年2月23日来日しました。リンゴ・スター自身の目撃情報や来日報道はまだありませんが、リンゴ含めたメンバーが既に来日していることはTwitter上で明らかになっています。
どうやら一行はザ・キャピトルホテル 東急に宿泊しているようです。このホテルの前身はビートルズが日本公演のときに滞在した東京ヒルトンホテルです。なかなか粋なことをするものです。ビートルズが記者会見を行った同ホテル「真珠の間」の壁はザ・キャピトルホテル 東急に移築されています。そこで今回の来日記者会見を開くのでしょうか・・・。
2013年2月16日 メルボルン公演でのリンゴ
以下はオーストラリア到着時のニュース映像です。

今ツアーの演奏曲は多少順番が変わっているものの一曲を除き2012年の北米ツアーと同じ様です。「I'm The Greatest」が「Honey Don't」に差し替わりました。

オーストラリア公演での最終的なセットリストは以下です。★がビートルズ時代の曲です。全11曲中8曲を今回披露しています。リンゴ以外のボーカル担当者は()に記しています。
  1. Matchbox ★
  2. It Don't Come Easy 
  3. Wings 
  4. I Saw the Light (Todd Rundgren)
  5. Evil Ways (Gregg Rolie) ※Santanaの曲
  6. Rosanna (Steve Lukather) ※Totoの曲
  7. Kyrie (Richard Page) ※Mr. Misterの曲
  8. Don't Pass Me By ★
  9. Bang the Drum All Day (Todd Rundgren)
  10. Boys ★
  11. Yellow Submarine ★
  12. Black Magic Woman (Gregg Rolie) ※Santanaの曲
  13. Honey Don't ★
  14. Anthem 
  15. You Are Mine (Richard Page)
  16. Africa (Steve Lukather) ※Totoの曲
  17. Everybody's Everything (Gregg Rolie) ※Santanaの曲
  18. I Wanna Be Your Man ★
  19. Love Is the Answer (Todd Rundgren) ※Utopiaの曲
  20. Broken Wings (Richard Page) ※Mr. Misterの曲
  21. Hold the Line (Steve Lukather) ※Totoの曲
  22. Photograph 
  23. Act Naturally ★
  24. With a Little Help from My Friends ★
  25. Give Peace a Chance ※ジョン・レノンの曲
最後のWith a Little Help from My FriendsからGive Peace a Chanceの流れは鉄板ですが、その前の3曲の並び順は今ツアー中に2度変更され、上記の状態に落ち着いています。

以下は2013年2月13日シドニー公演のダイジェストです。


2013年2月22日金曜日

「All You Need Is Love」担当エンジニア ジョン・レノンの斬新な行動を語る


ビートルズはほとんどの楽曲をアビーロードスタジオで録音しましたが、先約があった場合などに外部の独立系スタジオを使用することがありました。その中の一つ、オリンピック・スタジオでは1967年の5~6月に「Baby, You're a Rich Man」「All You Need Is Love」というシングル両面を構成した2曲を録音しています。
オリンピック・スタジオでのジョージ・ハリスンとエリック・クラプトン(1969年)
今回、当時のエンジニアを務めたエディ・クレイマーがGuitar World 誌のインタビューに応えました。彼はLed ZeppelinやKissを手がけたことでも有名です。

Interview: Engineer Eddie Kramer on Recording The Beatles' "All You Need Is Love"
http://www.guitarworld.com/interview-engineer-eddie-kramer-recording-beatles-all-you-need-love

この録音については書籍「ザ・ビートルズ・レコーディング・セッション」にも記載ありますが、今回は当事者のインタビューとあって同書にも書かれていなかった事実を語っています。要約しますと
  • 当時のオリンピック・スタジオは先鋭的で、世界最高の機材を揃えていた。
  • スタジオとしては駆け出しのオリンピック・スタジオにとってビートルズの来訪は大きなチャンスだった。アビーロードスタジオに負けていないところを証明したかった。
  • ビートルズのセッションは21時から深夜3時まで行われた。テープを操作するだけでなく、マイクをしつらえたりして皆が快適になるよう取り計らえるのは光栄だった。
  • 当時は映像系の音楽も手掛けており、様々な楽器がスタジオ内に残されたままになっていることがしばしばだった。
  • スタジオ内を歩き回っていたジョン・レノンが置き去りにされていたクラヴィオリンに興味を持ち、「Baby, You're a Rich Man」に使用することを決めた。
  • クラヴィオリン(Clavioline)はアナログシンセサイザーの先駆けであり、オーケストラ楽器の音を電子的に再現しようと試みたものだった。デル・シャノンの 「Runaway」(1961)、 トルネードス「Telstar」(1962)に使用されている。
  • 「Baby, You're a Rich Man」の録音は成功した(だから後日再びオリンピックスタジオを使用した)。
  • 「All You Need Is Love」はテレビの生放送の場で録音する予定だったが、不測の事態に対応するためベーシック・トラックをオリンピック・スタジオで録音することになった。
  • コントロールルームに座ったジョン・レノンはギターを弾きながら「All You Need Is Love」を他のメンバーに教えた。
  • その後ジョンはコントロールルームに残り、他のメンバーはスタジオで演奏した。
  • ジョンはトークバックのマイク(通常はスタッフと演奏者が会話するために使う)に向かって歌い、他のメンバーはそれをヘッドフォンで聴きながら演奏した。

隣に座ったジョンが歌うのを聴くのはどんな気持ちだったでしょうね。
それにしても楽器録音中にトークバックを使ってガイド用に歌ったというのは斬新です(この歌は録音されません)。通常こういった場合はあらかじめギター弾き語りなどで仮に録音したテープをヘッドフォンで聴きながら演奏するのがセオリーだと思います。一方、ジョンが採用した手法のメリットとしてはリズムをバンドが主導して作り上げられる、歌とバンドの相乗効果という一発録りの良さを残しつつ歌だけ後で分離して最良のものを録音できる、といったところでしょうか。
それとも単にジョンは歌を練習したかっただけなのかもしれません。「All You Need Is Love」は歌い回しがとくに難しい曲ですので。




2013年2月20日水曜日

1969年のビートルズの写真第二弾

前回の投稿で1969年と思われるビートルズの写真が掲載されたブログを紹介しましたが、今回同じブログに別の写真が掲載されました。

MORE AU THAN GO GO:
http://beatlephotoblog.com/more-au-than-go-go

エピフォン・カジノを持つジョン・レノン
ジョン、ポール、ジョージ揃い踏み
ドラムを叩くリンゴ・スター。タムに布をかぶせている
一説によると前回のも含め、米国のジャーナリスト本人も忘れていた取材時の撮影素材の一部であり、自宅の倉庫から発見され、何年か前に話題になったものだそうです。オークションに出されたものが流れ流れてたどり着いたのかもしれません。

2013年2月18日月曜日

デビュー前のビートルズと協演したトニー・シェリダン ハンブルクで死去

デビュー前のビートルズをバックバンドに従えレコードを発売したイギリス人歌手トニー・シェリダンが2013年2月16日正午(現地時間)ドイツのハンブルクで亡くなりました。72歳でした。ハンブルクは彼とビートルズが知り合った地でもあります。
右からトニー・シェリダン、ジョン・レノン、ジョージ・ハリスン
Facebookページで娘のWendy Clare Sheridan-McGinnity.が声明を発表しています。
http://www.facebook.com/pages/Tony-Sheridan/264286310371334
死の状況は明らかになっていませんが、2012年12月に入院したという報道があったばかりでした。

1961年にビートルズ(当時のドラマーはピート・ベスト)と録音した「My Bonnie」はドイツを皮切りに世界各国で(日本でも)リリースされました。
ドイツで発売された際のジャケット
同じ機会に録音された「Cry For A Shadow」「Ain't She Sweet」ともども「The Beatles Anthology 1」に収録されています。それ以外にもビートルズがバックバンドを務めた音源が残されていますが、トニー・シェリダンのバックバンドの名義は常に「The Beat Brothers」なのでビートルズでは無い演奏も混じっているようです。Beatlesを連想させる名前のせいかかつては(今も?)全てビートルズとして発売されていました。

 それにしても謎なのが「Cry For A Shadow」(インストゥルメンタル)、「Ain't She Sweet」(ジョン・レノンがボーカル)の2曲です。トニー・シェリダンがリードボーカルで無いのはたしかなので今でこそビートルズの音源として認知されていますが、何故これがトニー・シェリダンのセッションで録音されたのでしょうか。
ここはやはりトニー・シェリダンが演奏に参加していると考える方が自然だと思います。トニー・シェリダンはリード・ギターもこなしますので、「Cry For A Shadow」のリード・ギターはトニー・シェリダンなのかもしれません。一方「Ain't She Sweet」の方向性が定まっていないようなリード・ギターはジョージ・ハリスンっぽいです。
この2曲のギターソロを聴き比べると同じ人だとは思えません。チョーキングや複音弾きを多用したアグレシッブな「Cry For A Shadow」のソロは「My Bonnie」と同じセンスに聴こえます。「My Bonnie」のソロはトニー・シェリダンが弾いていると本人が証言したと聞きます。

以下は2011年に演奏された「My Bonnie」です。トニー・シェリダンのギターソロも聴けます。


今回の悲報に際し、ポール・マッカートニーは自身のWebサイトにメッセージを掲載しました。「彼のスタイルに敬服していた」とのことです。当時ポールはトニー・シェリダンのことを"The Teacher"と読んでいたそうです。
http://www.paulmccartney.com/news-blogs/news/27448-tony-sheridan-1940-2013
Tony was a good guy who we knew and worked with from the early days in Hamburg. We regularly watched his late night performances and admired his style. He will be missed.
ピート・ベストはTwitterで以下のように哀悼の意を表しています。シェリダンの綴りを間違っている??
https://twitter.com/BeatlesPeteBest
My friend Tony Sherdian passed away this morning. Great guy and great memories I will miss you Tony. RIP.
Thank you all for your kind words about Tony RIP my friend
リンゴ・スターもTwitterにメッセージを載せました。
https://twitter.com/ringostarrmusic
Just say goodbye to Tony Sheridan just he died I had a great month 19 6061 playing with him was great bye R***
前述のレコーディングには参加していないリンゴですが、ほんの一時期トニー・シェリダンのバックバンドに参加していたことがあり、その時期についてグレートだったと述懐しています。 ビートルズにリンゴ・スターを引き合わせたのはトニー・シェリダンだという説もあります。
トニー・シェリダンは1950年代末期に既に歌手/ギタリストとしてイギリスでは一目置かれていた存在だったのだと思います。

その他関係者のコメントは以下に詳しくまとめられています。

Tributes pour in for deceased Beatles friend Tony Sheridan
http://www.examiner.com/article/tributes-pour-for-deceased-beatles-friend-tony-sheridan




2013年2月17日日曜日

カナダのビートルズ好き数学教授 NHKの番組で持論を展開

2013年2月15日放送 22:00 - 22:43 NHK総合「頭がしびれるテレビ スペシャル 名曲は数学で出来ている!?」にダルハウジー大学(カナダ)の数学教授、ジェイソン・ブラウン氏が登場しました。
同氏はフーリエ変換を用いてビートルズの「A Hard Day's Night」の冒頭のコードを解析した論文で有名になりました。今回もそのことに触れていましたが、「ギターだけではなくベースやピアノも入っている」と主張しただけでコード自体は紹介しませんでした。同氏の発表以降、より有力な他説が出てきてたからかもしれません。詳細は以前の投稿をご参照ください。

イギリスの数学者が「A Hard Day's Night」のイントロのコードを解明したと主張
http://blog.kouchu.info/2012/09/AHardDaysChord.html

今回は他に、ビートルズの「Here Comes The Sun」の印象的なアコースティックギターのフレーズを取り上げていました。同曲は4拍子であるにもかかわらずアコースティックギターのフレーズが3音ずつで構成されているため違和感を生じるが、3と4の最小公倍数である12音めに両者が一致する瞬間に快感が生じるという説明をしていました。
「ビートルズは無意識に数学を活用しており、それがビートルズの人気の理由の一つになっている」という主旨でした。

同番組紹介を以下に転載します。
生活の中の身近な題材を選び、数学を駆使してそこに潜む深遠な真理を探っていく「頭がしびれるテレビ」。今回の題材は音楽です。
歴史上、音楽と数学は極めて密接に関係してきました。そもそもドレミの「音階」は、古代ギリシアの数学者ピタゴラスが作り出したものです。バッハ、ビートルズ、日本の民謡など古今東西の名曲を数学的に検証してみると、そこには、さまざまな数学的な美しさが潜んでいます。
今回は、谷原章介扮する数学マニアのギャラリーオーナーのもとを、「曲が作れなくなった」と、作曲家が訪ねるドラマ形式で進んでいきます。「数学で解決できないことなどない」と豪語する谷原オーナーは、数学を駆使して作曲家の悩みを解決できるのでしょうか。 

2013年2月15日金曜日

Savoy Truffle ベースTAB譜

ビートルズのアルバム「The Beatles」(通称ホワイトアルバム)収録の「Savoy Truffle」風のベース譜面を共有します。

http://www.kouchu.info/Bass07.pdf

ジョージ・ハリスンの曲です。「ジョージの曲はポール・マッカートニーがベースを張り切る」の法則にしたがい縦横無尽のフレーズになっています。
ジョン・レノンとポール・マッカートニーは曲作りにおいて作詞/作曲から録音まで渾然一体となって影響しあっている印象がありますが、ジョージの曲はジョージが完成させた曲を残りのメンバーで編曲しているように見えます。それが先に挙げた法則に繋がっているのかもしれません。

この曲のベースはよく聴こえないところが多いのですが、こんな感じと想像しています。
スライドを多用するため同じ音をポジションを変えて弾くという解釈にしていますが、賛否両論かもしれません。
2番のイントロで音が一つはみ出すところと、サビで16分音符を織り交ぜて馬が走るようなリズムで弾くところがポイントだと思います。この弾き方は1967年~1968年に時折登場します。

2013年2月12日火曜日

オノ・ヨーコのカメラ?ビートルズ解散直前の写真が発見される

※別の1969年の写真も公開されました。以下でご確認いただけます、
http://blog.kouchu.info/2013/02/Beatles-in-1969.html

1969年7月下旬に撮影されたと考えられるビートルズの写真がこのたび発見されました。ちょうど実質的な最後のアルバム「Abbey Road」を録音しているころです。スタジオ内の写真もあります。

以下のページで閲覧できます。
69 AU GO GO
http://beatlephotoblog.com/69-au-go-go
ポール・マッカートニーとジョージハリスン。「Abbey Road」でもRickenbackerのベースを使っていたことがわかる
アビーロード第3スタジオで「Come Together」を録音中?ジョン・レノンとポール 手前はオノ・ヨーコの足
ジョンとヨーコがスタジオにベッドを持ち込んだという逸話の証拠。リンダ・マッカートニーは妊娠中
ミキシング中?左からポール、ジョージ・マーティン、ジョン・クーランダー、ジョン
映画「Let It Be」の試写会か?ビートルズ全員とリンダ(ポールの妻)、パティ(ジョーの妻)がいる
白い方のロールスロイス車内?のジョン。服装は1969年8月22日の最後のフォトセッションと同じ
少なくとも異なる3日に撮影されたもののようです。アビーロード第3スタジオでの「Come Together」のセッション、後日のスタジオでのミキシング作業、プロモーションビデオ(「Something」?)の試写というところでしょうか(映画「Let It Be」はまだ完成していないと思うので)。オノ・ヨーコが盗まれたカメラに残っていた写真という説がありますが、確かに写真を見るとヨーコが撮影者と思われる写真が多いように感じます。
スタジオ内の写真には様々な機材が映っているようで、写真掲載ページに寄せられたコメントに以下のように説明しているものがありました。
The TG12345 console, the new Siemens patchfield, and the sofa installed in Control Room Two are also visible. In the photographs of Lennon and McCartney in Studio Three there is also visible: Harrison’s Leslie 147RV cabinet, E.M.I.’s Mellotron FX Console, one of the two Challen studio pianos, the vocal hut, and the usual U47 microphone employed for backing vocals.
40年以上経ってから新しい写真が発見されるとは驚きです。ちょうど先月にアルバム「Rubber Soul」のジャケット写真の未加工のものが見つかったばかりでした。
他に隠し持っている人は早く公開して欲しいものです。

2013年2月11日月曜日

アルバム「Please Please Me」録音50周年 現代のミュージシャンが当日を再現

1963年2月11日にビートルズのアルバム「Please Please Me」がレコーディングされてから本日でちょうど50周年です。世間の目に触れることは無い密室での出来事だったのですが、それがビートルズのデビューアルバムだったことと、既に発売していた曲を除く10曲全てを約12時間で録音したことから歴史的な一日として記憶されています。
イギリスのBBCでは、50年前のこの日と同じ場所(アビーロード第2スタジオ)・同じ時間軸(10時~22時半)で、同じ曲をレコーディングするという試みがまさにこれから実施されようとしています。シンプリー・レッドのミック・ハックネル、ステレオフォニックスなどの現代のミュージシャンが挑戦するようです。

Stellar line-up announced for Radio 2 and BBC Four’s Beatles spectacular
http://www.bbc.co.uk/mediacentre/latestnews/2013/beatles-spectacular.html
Acclaimed guitarist Graham Coxon, Glenn Tilbrook and Chris Difford from Squeeze and Manchester’s I Am Kloot join soul sensation Joss Stone, The Stereophonics, Gabrielle Aplin and Mick Hucknall for BBC Radio 2’s '12 Hours To Please Me' on Monday 11 February.
リハーサル風景

当日の様子はBBC RADIO 2で随時生放送されます。

BBC Radio 2 - Schedules, Monday 11 February 2013
http://www.bbc.co.uk/radio2/programmes/schedules/2013/02/11

史実通り「There's a Place」から始めるようですが12時間続けて放送するわけではなく、通常の番組の枠内で随時紹介され、最後の3時間半は特別番組「Please Please Me - Live at Abbey Road」でまとめて聴く事ができるようです。この番組には50年前現場に居たエンジニアのリチャード・ランガムや、ビートルズの広報担当トニー・バーロウが出演するようです。
これらの番組を上記サイトで日本からも聴ける可能性があります。

2/15(イギリス時間)にはテレビ局BBC Fourで特番が放送されます。

The Beatles' Please Please Me: Remaking a Classic
http://www.bbc.co.uk/programmes/b01qnrb8

※後日同番組は以下の通りYouTubeに共有されました。




2013年2月10日日曜日

レポート:「くり万太郎のサンデー早起き有楽町」Presents! 「イマジンスタジオで聴こうビートルズ!」

以前の投稿で紹介したイベントに運よく参加できました。2012年に発売されたビートルズのアナログ盤を聴きながら当時のエピソードを語るイベントです。東京のラジオ放送局「ニッポン放送」の番組「くり万太郎のサンデー早起き有楽町」の公開録音を兼ねています。開場10分後には150席の客席はほぼ満席でした。会場はジョン・レノンの楽曲にちなんで名づけられたニッポン放送ビル地下のイマジンスタジオです。

正面のスクリーン
 同番組のパーソナリティであるくり万太郎さん(ニッポン放送アナウンサー)と及川 伸一さん(フジパシフィック音楽出版取締役)がイベントを進行します。及川さんがレコードをかける担当です。再生機材はイギリスの高級オーディオメーカーLINNの製品でした。途中から高嶋弘之さん(当時東芝音楽工業でビートルズ担当のディレクター)も参加しました。結果的に高嶋さんのトークショーとなりました。

再生された曲は以下です。

(開演までは「ザ・ビートルズ・スーパー・ライヴ!」を再生)
All My Loving
And I love Her
Baby It's You
Yesterday
Please Mr. Postman
While My Guitar Gently Weeps
-高嶋弘之さん入場-
I Want To Hold Your Hand
Rock And Roll Music
Norwegian Wood (This Bird Has Flown) ※高嶋弘之さんが再生
Fool On The Hill
Hello Goodbye
-高嶋弘之さん退場-
Mr. Moonlight ※観客からのリクエスト

高嶋さんのお話の内容は以下のような内容でした。
  • Love Me Doを最初に聴いた時は良さがわからなかったが、Please Please Meを聴いてこれはイケるかもしれないと思った。TBSの女性ディレクターに聴かせたところ好きだと言ったので女性をターゲットにして売り出そうと思った。
  • ビートルズは世界的に有名になるほど良いものであったが放っておいても売れるわけではなく、日本で流行ったのは自分の作戦によるもの。サクラやコネ、情報操作を駆使してビートルズブームを作り上げた。
  • ジョン・レノンは誤解されがちだが空気の読める優しい人だった。彼の歌には母に捨てられた悲しさが常にある。
  • ビートルズ来日の時にビートルズに会った。その際のブライアン・エプスタインのやりとりから、洋楽を扱う限りは先方にかしずかなければならないと悟り洋楽担当を辞することを決めた。
  • ビートルズの邦題は全て自分がつけた。自分が担当を外れた1967年以降は邦題がついた曲が無い  ※編注:「ジョンとヨーコのバラード」があるが・・・。
  • ビートルズ来日45周年の2011年に発売された復刻盤シングル「ロック・アンド・ロール・ミュージック」 のシリアルナンバー1~5番はアップルとビートルズのメンバー用に海外に渡ったが、6番は自分が持っている(7番は星加ルミ子さんが保有)。盤の色は赤いが当時の色とはまったく違う。
15時から始まったこのイベントは予定時間を30分以上オーバーして、17時過ぎに終わりました、高嶋さんのエネルギッシュなトークに会場が爆笑に包まれた2時間でした。

本来の目的はアナログ盤の試聴ですが、僕は真ん中の最後方の席だったせいかベースの輪郭ははっきりせず歌ばかりが目立ちました。ところどころ歪んで聴こえたのは機材の設定ミスだったかもしれません。それでも大音量のおかげか2009年リマスターの一つの特徴であるリバーブの残響の繊細さは味わえました。今回のイベントで学んだのはアナログ盤を途中の曲から再生することが難しいということです。かなり苦労していました。見かねた(?)高嶋弘之さんが1曲再生しましたが巧みでした。

ニッポン放送ビル入口の石碑。ジョンの筆跡を流用。

2013年2月8日金曜日

Dear Prudence ベースTAB譜

ビートルズのアルバム「The Beatles」(通称ホワイトアルバム)収録の「Dear Prudence」風のベース譜面を共有します。

http://www.kouchu.info/Bass06.pdf

この曲の大半は同じフレーズの繰り返しなのですが、スライドの長さや速度、スタッカートなどが微妙に変化していくのでなかなか譜面には表現しにくいです。いつもの通り、最初はシンプルでだんだんダイナミックになっていきます。このフレーズは2弦の開放弦を使用していると思います。同じアルバムのSexy Sadieにも似たようなフレーズがあります。

 後半ドラムの乱れ打ちが入るところで音色が大きく変わります。そのタイミングでピックアップをフロントからリアに切り替えたというのが定説ですが、それにしても金属的な音なのでここでカウベルが加わったと思う人も多いようです。ところがよく聞くとやはりベースのアタック音だと思います。どうやって出しているのか謎です。

2013年2月5日火曜日

レビュー:「ビートルズ:ドキュメンタリー(マジカル・ミステリー・ツアー・メモリーズ)」

2013年2月2日、2月4日、2月10日、2月24日にCS放送「大人の音楽専門TV◇ミュージック・エア」にて「ビートルズ:ドキュメンタリー(マジカル・ミステリー・ツアー・メモリーズ)」が放送されます。2013年2月2日~2月11日は「スカパー!冬の10日間無料放送」実施中なので無料視聴も可能です。

http://www.musicair.co.jp/timet/index.php?rm=detail&id=153467

内容は2008年発売のDVD「Magical Mystery Tour Memories」の日本語字幕版のようです。DVDは日本でも購入できますが日本語字幕はありません。
DVD「Magical Mystery Tour Memories」のジャケット
ビートルズのドキュメンタリー作品というと愚にもつかないものが多いのですが、これは出演者や語っている内容、映像・写真どれを取っても良質です。
まず、映画「Magical Mystery Tour」のみならず複数のビートルズ映画に出演した故ビクター・スピネッティがナビゲーターを務めています。彼は2012年に亡くなっているので2008年発売の今作品は最晩年の出演ということになります。その他語っているのは当時ビートルズに実際に関わった人ばかりで、ビートルズおかかえスタッフのトニー・ブラムウェルやトニー・バーロウ、ポール・マッカートニーの弟マイク・マッカートニー、ボンゾ・ドッグ・ドー・ダー・バンドの一員として映画にも出演した二ール・イネス、ビートルズ来訪を聞きつけて当時駆けつけたスペンサー・デイヴィスなど豪華です。

映画本編については2012年に新装版が発売された際に多くの情報が解禁になりましたが、それでもなおこのドキュメンタリーは価値を持っています。逆にこのドキュメンタリーで言葉や静止画像で紹介されていた内容が新装版の特典映像で実際に視聴できるので感慨深いです。以下のようなものが相当します。
  • ポールによる円形のアイデアスケッチ
  • ホテルでの大規模かつ豪華なランチ
  • プールサイドでの撮影
  • フィッシュ・アンド・チップスの店での様子
新装版付属のドキュメンタリーではあまり語られていませんでしたが、バスが行く先々で地元住民との交流があったことがわかります。旅程がすっかりバレていたようです。当事者が各地での熱狂やビートルズと交わした言葉や物について語っています。

ビートルズ本人の登場は多いですが、音声が聴けるのはポールへの突撃インタビューの映像(新装版でも使用されている)や、ジョージ・ハリスンやリンゴ・スターへのインタビュー音声のみです。インタビュー音声を聴くとジョージが予想外に能動的に本プロジェクトに関わっていること、リンゴが予想通り他人事ととらえていたことがわかります。

権利関連のしがらみか映画本編で使用された映像や音楽は登場せず、第三者がコピーして演奏したMagical Mystery Tour関連の音源が使用されています。コピー度を吟味するのも面白いかもしれません。忠実に再現しようとしているのでしょうが間違っているところもありました。

そんな中でもビクター・スピネッティによる軍曹(意味不明の言葉をわめき散らす)の再演や、二ール・イネスによる「DEATH-CAB FOR CUTIE(かわいこちゃんに死の車を)」のピアノ弾き語りは見ごたえありました。

2012年の新装版「Magical Mystery Tour」を購入して全特典映像を楽しんだ方にはこのドキュメンタリーをお薦めします。

2013年2月3日日曜日

「WANNA BE祭」公式サイトに甲虫楽団のオープニングアクト応募動画掲載

以前の投稿(1)(2)(3)で紹介したビートルズファンイベント「WANNA BE 祭 ~なりきりビートルズ ヤァ!ヤァ!ヤァ!」のオープニングアクトに甲虫楽団も応募しました。

応募した動画が2013年2月2日にイベント公式サイトに掲載されました。
http://www.pia.co.jp/wannabe/
上記ページ下の方にある応募映像一覧中の「5分でわかる甲虫楽団」をご覧ください。
映像はWANNA BE祭 公式サイトにてご覧ください
今回のために用意したこの映像は2012年~2013年のライブ映像から厳選して構成したものです。甲虫楽団の編成面での以下のような特徴を網羅したつもりです。
  • 役コピーしない(役コピーの例:ベース担当がポール・マッカートニーの歌を歌う)
  • キーボード専任担当がいる(キーボードを使用する曲を積極的に演奏)
  • 曲によってはキーボード2名体制(曲によって他のパートが兼務)
  • アコースティックギターを積極活用
  • パーカッションを多用(タンバリン、マラカス、シェイカー、カウベル、手拍子・・・)
  • iPadをサンプラーとして使用(効果音やパーカッション)
見た目のなりきり度はThe Fab Fourの足元にも及びませんが、その分バンドのカラーや選曲でThe Fab Fourとの差別化はできると思います。もしオープニングアクトに選ばれたらイベント成功のために粉骨砕身する所存です。・・・と、この場を借りて主催者にアピールしてみました。

WANNA BE祭 -なりきりビートルズ!ヤァ!ヤァ!ヤァ!
3月30日(土)13:00/18:30
舞浜アンフィシアター(千葉県・東京ディズニーリゾート内)
全席指定-6800円

2013年2月2日土曜日

「WANNA BE祭 -なりきりビートルズ!ヤァ!ヤァ!ヤァ!」チケット一般販売開始

2013年3月30日 千葉・舞浜アンフィシアターにて開催されるビートルズファンイベント「WANNA BE祭 -なりきりビートルズ!ヤァ!ヤァ!ヤァ!」のチケット一般販売が2013年2月2日より開始しています。先行販売は チケットぴあ だけが実施していましたが、一般販売からは東京音協や各種プレイガイドでも取り扱っています。

東京音協
http://t-onkyo.co.jp/index.php/archives/10986

チケットぴあ ※購入前に座席確認可能
http://ticket.pia.jp/pia/event.do?eventCd=1257974&afid=520

イープラス ※購入前に座席確認可能
http://eplus.jp/sys/T1U14P0010163P0108P002092994P0050001P006001P0030001

ローチケ ※購入前に座席確認可能
http://l-tike.com/
※直リンクできないのでLコード: 78611 で検索してください。

甲虫楽団がこのイベントのオープニングアクトに選ばれたら客席から見られるかわかりませんが・・・とらぬ狸の皮算用はぐっとこらえ、座席が購入前に判明するシステムだったこともあり先行で入手してしまいました。舞台向かって下手側=ポール側の前から5列目です。「The Fab Four」ポール担当のアーディ・サーラフの一挙手一投足を刮目してきます。

2013年2月1日金曜日

「THE BEATLES×THE ROLLING STONES展」&「GET BACK 30 東京店」(東京・渋谷パルコ)実施中


渋谷パルコ・パート3にて2013年2月1日(金)~17日(日)「THE BEATLES×THE ROLLING STONES展」が開催され、同期間中同会場でビートルズ専門店GET BACKが実店舗を営業しています。むしろGET BACKへの客寄せとして写真展を開催しているという構図です。
外から見た様子
PARCO PART3正面入り口の真上に位置

英国が産んだ2大ロック・バンド・デビュー50周年記念THE BEATLES×THE ROLLING STONES展
□期間/2013年2月1日(金)~17日(日)
□営業時間/10:00~21:00
□会場/渋谷パルコ・パート3 2F特設会場(〒150-0042 東京都渋谷区宇田川町14-5)
http://getback.tv/50th_event

GET BACKは1982年12月8日(ジョン・レノンの命日)に高田馬場にオープンしたビートルズ専門店で、その後原宿や渋谷に移転を繰り返した後、2009年に実店舗での営業を終了し、Webでの通販に特化していました。

開業30周年となる2012年には期間限定で大阪に実店舗を設置し、期間満了するや否や今回東京で期間限定営業を開始しています。大阪でも「ビートルズ・イン・東京 パネル展」を併催していましたが、今回も内容は同じようです。

オープン初日の今日行ってみました。パルコパート3の2階、先月末までVIS(ビス)が入っていたスペースで内装も一部流用しているようです。パネル写真は1986年に刊行された書籍「ザ・ビートルズ・イン・東京」に掲載されているものの抜粋のようでした。その書籍も販売されていました。
場所柄?アパレル関係の商品の品揃えが豊富です。先日以下のようなニュースがあったことが影響しているのか、Yellow SubmarineやSgt. Pepper's Lonely Hearts Club Bandを題材にしたカラフルな物が多かったです。

英アップル 日本でビートルズ関連グッズの販売強化 「イエロー・サブマリン」で若年層開拓
http://www.sankeibiz.jp/business/news/130127/bsd1301272234006-n1.htm

コレクターズ向けとしては英語の書籍の1点ものが複数ありました。演奏関連ではストラップやピックといった商品がありました。原宿の竹下通りに店があったときは店内が雑多な印象でしたが今回はすっきり明るい店作りです。

店内の写真は同店のFacebookページに掲載されています。
http://www.facebook.com/getbackjp