レポート:リンゴ・スター来日公演初日@Zepp Tokyo 2013/02/25

※リンゴ・スター2016年来日については以下にまとめています。
http://blog.kouchu.info/search/label/RINGO2016

※リンゴ・スター2013年来日については以下にまとめています。
http://blog.kouchu.info/search/label/RINGO2013


RINGO STARR & HIS ALL STARR BANDの日本公演初日は2013年2月25日、ゼップ東京(お台場)にてつつがなく終了しました。


開場待ち
屋外のグッズ売り場
セットリスト(演奏曲目・曲順)は前回の記事で投稿したオーストラリア公演の最終形と同じでした。

★がビートルズ時代の曲です。全11曲中8曲を今回披露しています。リンゴ・スター以外のボーカル担当者は()に記しています。
  1. Matchbox ★
  2. It Don't Come Easy 
  3. Wings 
  4. I Saw the Light (Todd Rundgren)
  5. Evil Ways (Gregg Rolie) ※Santanaの曲
  6. Rosanna (Steve Lukather & Mark Rivera) ※TOTOの曲
  7. Kyrie (Richard Page) ※Mr. Misterの曲 リンゴは冒頭にタンバリン
  8. Don't Pass Me By ★ 冒頭の一節をピアノ弾き語り
  9. Bang the Drum All Day (Todd Rundgren)
  10. Boys ★ ドラムを叩きながら歌う
  11. Yellow Submarine ★ 演奏後退場
  12. Black Magic Woman (Gregg Rolie) ※Santanaの曲 リンゴ不在
  13. Honey Don't ★ Tシャツに着替えて再登場
  14. Anthem 
  15. You Are Mine (Richard Page) リンゴがカホンを演奏
  16. Africa (Steve Lukather & Richard Page) ※TOTOの曲
  17. Everybody's Everything (Gregg Rolie) ※Santanaの曲
  18. I Wanna Be Your Man ★ ドラムを叩きながら歌う
  19. Love Is the Answer (Todd Rundgren) ※Utopiaの曲
  20. Broken Wings (Richard Page) ※Mr. Misterの曲
  21. Hold the Line (Steve Lukather & Mark Rivera) ※TOTOの曲
  22. Photograph 
  23. Act Naturally ★
  24. With a Little Help from My Friends ★ 演奏後リンゴ一旦退場
  25. Give Peace a Chance ※ジョン・レノンの曲 演奏終了前にリンゴ退場
 リンゴは1966年6月30日のビートルズ日本公演の時とは異なり終始上機嫌でした。With a Little Help from My Friendsはジャンプしながら手拍子していました。声の調子も良いようで、後半少しかすれ声だった気がしますが音程も良かったですし、ところどころシャウトやフェイク(アドリブの歌いまわし)を入れていました。ドラムはカウントや複雑なフィルイン(オカズ)はもう一人のドラムGregg Bissonetteに任せていたようですが、曲の構成も理解していましたし、リズムの決め所もしっかり叩いていました。やはりビートルズ時代の曲であるBoysやI Wanna Be Your Manは得意そうにフィルも叩いていました。

リンゴの印象的なMCは以下です。
  • 「Yellow Submarine」の前に「歌う用意はあるか?この曲は全員知っているはずだ。もし知らなかったらあなたは居る場所を間違っている。教えてあげよう。当ててごらん。」と、スティーブ・ルカサーに冒頭のコードを弾かせる。
  • メンバー紹介をした後「おれの名をいってみろ!!」(What's my name?)と何度も繰り返してご満悦。
  • 拍手を煽ったり、サッと止めたり(タモリのように)。
  • 前の方でぐったりしている(?)人を見つけて「大丈夫?抜け出したい?おい、そこのガタイのいい君、彼を連れ出してあげてくれないか?(救急車のサイレンの口真似をする) 気にしないで休んでて。」※実際の様子は見えなかったので想像
  • 「まったく素晴らしい観客だ!愛しているよ。ピース&ラブ的にね。」 
  • 「来てくれてありがとう。ピース&ラブを忘れないで。あなたなりのやり方で。おやすみ。」
客席とのやりとりに参加した二人(具合の悪い人と体格の良い人)はリンゴと会話したことになりますね。うらやましいです。

演奏内容は申し分なしです。単純なロックというよりは民族音楽のリズムを取り入れたお洒落な曲が多かったです。楽器も歌も上手でした。皆高い声もよく出ていました。音響も良好で、声も楽器もよく聴こえました。スティーブ・ルカサーのギターにエフェクトがかかりすぎて輪郭がぼやけていたのが残念でしたが、超絶技巧なことはわかりました。

最後にオールスターバンドに対する一言感想を記します。
  • スティーブ・ルカサー:ビートルズの曲に不似合いな(?)豪華なギターソロを添えていました。謙虚で敬意あふれる姿勢に好感を持ちました。
  • トッド・ラングレン:怪演。常にハイテンションで盛り上げていました。ノースリーブの衣装が強烈でした。
  • リチャード・ペイジ:日本びいき。「和」と書いたTシャツを着ていましたし、「ミンナゲンキカ!美しい国に戻って来れて、みんなの素晴らしい顔が見れて嬉しい」と言っていました。歌が素晴らしかったです。
  • マーク・リベラ:サックス、キーボード、パーカッション、ハイトーンボーカルと大活躍でした。リンゴの身の回りの世話をしていました。
  • グレッグ・ビソネット:リンゴと同じドラマーということでプレッシャーもあったと思います。常にリンゴの様子を確認して、合わせようとしている様子が感じられました。
  • グレッグ・ローリー:オルガンの演奏が良かったです。一人だけ風貌が1970年代でした。
終演後の様子

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2 コメント

  1. こんにちは、おじゃまします。
    私も、26日東京公演行ってきましたよ。
    トッド・ラングレン、地味な服装でしたね~(笑)
    ・メンバー最高!・曲目最高!・演奏最高!
    でも、私のところからはPA最低でした。
    あ~もったいない、こんないいステージなのに。
    しかし、会場が一体となって最後まで大合唱!大合唱!…ひとえにみんながリンゴ・音楽愛!にはじけた夜でした♪。

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    1. コメントありがとうございます。

      他の方の感想を見ると音響が良かったという声が多いようですが、場所にもよるのでしょうか。確かに、たとえば2階席の下は天井が低くて影響するかもしれません。

      衣装は2日間でずいぶん違ったようですね。
      トッド・ラングレンとスティーブ・ルカサーは薄着/厚着の度合いが両日で入れ替わっていたようですが相談の上なのでしょうか・・・。

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