本連載の第三弾はビートルズ3枚目のアルバム「A Hard Day's Night」を取り上げます。主旨については第一弾の投稿をご覧ください。
今回、フェードアウトする割合は13曲中4曲と前2アルバムに比べて減りました。
今回、フェードアウトする割合は13曲中4曲と前2アルバムに比べて減りました。
A Hard Day's Night
I Should Have Known Better
Things We Said Today
I'll Be Back
A Hard Day's Night
今後、こういった「余韻系」の終わり方をする曲が増えてきます。演奏自体は完了しているのでこれをフェードアウトというべきか考え物ですが、ライブではそうもいかずジャーンととってつけて終わらせています。
https://youtu.be/Yjyj8qnqkYI?t=148
日本のコピーバンドでは最後の12弦ギターのアルペジオを2回以上やってからジャーンと終わる例が多い気がします。ビートルズは1回でジャーンです。近年のポール・マッカートニーの場合は3回です。
https://youtu.be/6eTeXurtxO8?t=133
https://youtu.be/Yjyj8qnqkYI?t=148
日本のコピーバンドでは最後の12弦ギターのアルペジオを2回以上やってからジャーンと終わる例が多い気がします。ビートルズは1回でジャーンです。近年のポール・マッカートニーの場合は3回です。
https://youtu.be/6eTeXurtxO8?t=133
I Should Have Known Better
ビートルズ本人の例は見つかりませんでした。ジョン・レノンの曲は最後が繰り返しになって終わりどころがなくなるものが多いです。
海外のトリビュートバンドの例を紹介します。
THE FAB FOUR
http://youtu.be/Zga6D3JeFZs?t=2m24s
海外のトリビュートバンドの例を紹介します。
THE FAB FOUR
http://youtu.be/Zga6D3JeFZs?t=2m24s
この終わり方以外無いでしょう。ハーモニカは基本的にシンコペーションするのですが、最後だけは小節の頭で終わります。
Things We Said Today
ポール・マッカートニー作で初めてフェードアウトする曲です。これまでポールの出番が少なかったからフェードアウトする例が無かっただけかもしれませんが、ジョンとの作風の違いという気もします。
ビートルズのライブでの例です。シンプルです。
https://youtu.be/VTx4cTRMJtg?t=124
1990年のポール東京ドーム公演では工夫した終わり方になっています。
http://youtu.be/CMIYup-OFJE?t=3m5s
2000年代にはシンプルな終わり方に戻っています。
http://youtu.be/JOq8QrItx5M?t=2m56s
ビートルズのライブでの例です。シンプルです。
https://youtu.be/VTx4cTRMJtg?t=124
1990年のポール東京ドーム公演では工夫した終わり方になっています。
http://youtu.be/CMIYup-OFJE?t=3m5s
2000年代にはシンプルな終わり方に戻っています。
http://youtu.be/JOq8QrItx5M?t=2m56s
I'll Be Back
ビートルズ本人の例はありませんでした。いかにもライブで取り上げ無さそうな曲です。
海外のトリビュートバンドの例を紹介します。
The Fab Four
http://youtu.be/GTdDLJ-90ac?t=2m6s
誰もが思いつく終わり方でしょう。
MADE IN LIVERPOOL
http://youtu.be/JV37HBOkJ4g?t=1m55s
海外のトリビュートバンドの例を紹介します。
The Fab Four
http://youtu.be/GTdDLJ-90ac?t=2m6s
誰もが思いつく終わり方でしょう。
MADE IN LIVERPOOL
http://youtu.be/JV37HBOkJ4g?t=1m55s
こちらはシンコペーションしていない例です。
両者とも最後のコードはAで終わっています(Amではなく)。これが妥当でしょう。
今回のアルバムでフェードアウトする曲の割合が減ったのはビートルズの自信の表れのような気がします。全曲レノン・マッカートニーのオリジナルですし、自由にやりたいようにやっているような印象があります。このアルバムは映画のサウンド・トラック盤でもあるので、テンポよく展開したかったという気持ちがあるかもしれません。
両者とも最後のコードはAで終わっています(Amではなく)。これが妥当でしょう。
今回のアルバムでフェードアウトする曲の割合が減ったのはビートルズの自信の表れのような気がします。全曲レノン・マッカートニーのオリジナルですし、自由にやりたいようにやっているような印象があります。このアルバムは映画のサウンド・トラック盤でもあるので、テンポよく展開したかったという気持ちがあるかもしれません。
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