2013年7月31日水曜日

ライブハウスにおける映像&音声収録術

※同目的の記事→その2、→その3もご参照ください。
 2013年6月15日甲虫楽団ワンマンライブの全演奏曲をYouTubeで公開しています。演奏のクオリティはさておき、この映像を見た方から「どうやってライブを録音&撮影しているのか」とご質問いただくことがあるので今回のライブのケースをご紹介します。

ブッキングライブが盛んなライブハウスは備え付けの録音・撮影システムが存在する場合が多いですが、今回の会場である小岩ジョニーエンジェルには設備が無かったため自前で用意しました。映像や音声の収録について専門的に学んだ事は無いので試行錯誤の連続です。

録音機材

録音にはZOOMのハンディレコーダーH1を4台使用しています。これによりマルチトラック素材を作成できます。後から時間をかけて音源をミックスダウンできるというわけです。
ZOOM H1
H1は日本が世界に誇るオーディオ系ガジェットメーカー、ズームのハンディレコーダーのエントリーモデルです。新品でも7,000円台で購入できます。これを中古で入手しました。単三電池1つで3時間以上録音できるのでワンマンライブでも録音しっぱなしにできます。付属している2GBのmicroSDHCカードの場合非圧縮のWAVファイルでは容量が足りなくなるため320kbpsのMP3ファイルで録音しています(フォーマットによる録音時間の違いはこちら)。

撮影機材

撮影にはデジタルビデオカメラ2台、コンパクトデジタルカメラ1台、アクションカメラの代名詞GoPro のHERO3 ホワイトエディション1台を使用してマルチカメラ環境を実現しています。すべてフルハイビジョン(1920×1080ピクセル)のAVCHDかMP4 でメモリーカードに記録します。
GoPro HERO3
動画の場合メモリーカードの容量に注意が必要です。64GBもあれば充分ですが大容量のものは高価なので4~16GBあたりのメディアを使い回してこまめに撮影しています。一気に長時間録画するとファイルサイズが増大して編集しにくくなるという事情もあります。
デジタルビデオカメラはACアダプタを使用するので良いのですが、コンパクトデジタルカメラやGoProの場合、バッテリーの持続時間も問題になります。とくにコンパクトデジタルカメラの動画撮影はおまけのようなものなので1つのバッテリーで30分程度しか撮れない印象です。そもそもほとんどのコンパクトデジタルカメラは関税対策で29分台までしか連続動画撮影できないようになっています(30分を超えるとEU圏ではビデオカメラ扱いになって税率が上がるため)。
コンパクトデジタルカメラもGoProもACアダプタで撮影することは可能なのですが、設置場所に自由度が増すというメリットを重視してバッテリを使用しています。とくにGoProは超小型かつスマートフォンからアングルを確認できるのでカメラの後ろに人が回り込めない場所(ステージ上など)にも設置できます。同じような事(スマホでプレビュー)は最近のデジタルビデオカメラやデジタルカメラでもできるようになっているようです。

機材の配置

以上の機材を以下の図のように設置しています。
クリックして拡大します

機材は基本的に三脚で設置していますが、GoProの本体には三脚用の穴が空いていないので先端がクリップになっているミニ三脚を使用しています。
この結果、ギター、ベース、ボーカル、キーボード、アコースティックギターがラインで収録されます。スピーカーから出た音をマイクで収録するわけではないので輪郭のくっきりした音になります。
ただしこのままでは会場で聴こえている音とかけ離れた粗が目立つ音になってしまうため、会場後ろからZOOM H1備えつけのマイクで録音した音も最終的にミックスしています。
なお、ライブハウスのミキサーからの音源を聴くと、会場で聴いているよりキーボードの音が大きく聴こえる(=ボーカルの音が小さく聴こえる)のがほとんどです。まさか会場では生声も聴こえているから、というわけでは無いと思うので、ボーカルを聴きとりやすいよう会場のスピーカーが調整されていると想像しています。
巷のライブハウスの録音サービスでは以前はミキサーからの音(通称ライン音源)をそのまま録音していたことがほとんどでしたが、そういった聴覚上の問題もあって最近は客席付近に設置したマイクの音(通称エア音源)もミックスした状態で録音することが増えてきたように思います。

素材の編集

こうして収録した素材を1つの動画に編集するわけですが、まず最初の関門は同期です。複数の素材が同じ時間軸で流れるように開始位置を合わせる作業です。音の波形を頼りにある程度目で見て合わせることができますが、最終的には耳で聞いてズレが無いようにする必要があります。

複数音源を同期させた様子

さらに、同じ出来事を収録しているはずなのに開始位置を合わせても時間が経つにつれズレていくことがあります。優秀なことにZOOM H1の音同士は3時間以上再生してもズレないので、これを基準に映像を1~2曲ずつ細切れにして合わせなおしています。実際はそれでも各曲の後半になるにつれズレているのでしょうが、ほとんど気になりません。一定の割合でズレるのなら全編の長さをデジタル処理で伸縮するのが理想ですが割に合わないと思います。
同期が済んだら音と映像をそれぞれ最適と思われる内容に加工します。音はそれぞれの素材のボリュームやイコライザを調整したり、エフェクトをかけたりしています。映像の素材は撮りっぱなしなのでデジタル処理でズームやパンをしながら適宜カメラを切り替えます。デジタルズームすると解像度が下がるため、YouTubeで公開する際は撮影時のフルハイビジョンではなく、より解像度が低いフォーマット(640×360等)で公開しています。
今回は音声の編集にはSONY ACID Music Studio 9、映像の編集にはSONY Movie Studio Platinum 12を使用しています。最近のビデオ編集ソフトウェアにはマルチカム機能などという名前で複数のアングルの映像素材を音を頼りに自動的に同期してくれるものがあるようですが、今回は手動で同期しています。

編集結果の例

撮影専任スタッフがいるわけではないのでステージの直前にバンドメンバーで分担して録画を開始するのですが、時間切れだったりそもそも操作を忘れていたりして、前述の(1)~(4)すべてのカメラを同時に使った映像は撮れませんでした。

(1)(2)(3)を使用した例

(1)(4)を使用した例

今後の改善点

全景を収める前述(1)のカメラはズームを多用するのでより解像力が高い機材の導入を検討しています。とはいえ元々映像や音声に詳しいわけでは無いですし、演奏しながらこれらの機材の面倒を見るのはリスクが高いので ライブの撮影&編集スタッフをやっていただける方ご一報お待ちしております!

2013年7月27日土曜日

ポール・マッカートニー インタビュー「ライブパフォーマンスからの引退は想像できない」

ポール・マッカートニーがRolling Stone誌のインタビューに応えました。インタビューの前日は「Out There」ツアーのシアトル公演で元ニルヴァーナのメンバーと共演しLong Tall Sallyを演奏しています。この曲は普段セットリストに入っておらず、人前で演奏すること自体久しぶりです。



インタビューの全編はこちらです。
http://www.rollingstone.com/music/news/q-a-paul-mccartney-looks-back-on-his-latest-magical-mystery-tour-20130725

要約するとこのような内容です。
  • ツアーやバンドには満足している。自分たちが演奏したいと思った曲、観客が聴きたいと思っているだろう曲を長年磨いてきた。
  • ステージで頻繁に楽器を持ち帰ることで新鮮な気持ちになれる。
  •  "Being for the Benefit of Mr. Kite!"などをベースを弾きながら歌うのは難しい。集中力が必要だが楽しくもある。まだまだ精進が必要だ。過去を顧みることは有意義だ。
  •  "Being for the Benefit of Mr. Kite!"は一風変わった曲なのでセットリストを新鮮にしてくれると考えた。そしてなによりビートルズのメンバーがライブで演奏したことが無い。この曲はジョン・レノンの曲だという人もいるが、サーカスのポスターから発想を得た場面に自分もいて、二人でポスター内の言葉を選んだ。
  •  "Being for the Benefit of Mr. Kite!"などの曲は後からベースを録音したのでメロディアスなベースラインを考える充分な時間があった。もしライブで演奏する前提だったらここまで複雑にしなかっただろう。
  • 今後新たなビートルズナンバーをライブで取り上げる可能性はある。候補は沢山ある。宝探しみたいなものだ。それらの曲を演奏するたびにビートルズとしてレコーディングした時代が素晴らしかったことを思い知る。Why Don't We Do It In The RoadやUncle Albertをリクエストする人もいるだろう。いずれにせよ練習が必要。
  • 現ツアーのようなスタジアムでのコンサートはビートルズ時代もやったが(シェイ・スタジアムが典型)当時はPAが貧弱で演奏は自分も観客も聴こえなかった。観客が叫んでいたのはそのせいだろう。Wings Over Americaの頃(1970年代中盤)には状況は改善された。その頃が本当の意味でのアリーナでのロックコンサートの誕生だろう。
  • ライブパフォーマンスからの引退は想像できない。肉体的限界はいつか来るのだろうがまだ実感していない。本当の限界が来るその日まで限界を無視し続けるだろう。
「今回の来日公演が最後」という声を多く耳にしますが、本人にその気は無いようです。

2013年7月25日木曜日

1962年9月5日Cavern Clubで録音?「Kansas City/Hey-Hey-Hey-Hey!」音源発掘

映像版「ザ・ビートルズ・アンソロジー」第一巻でインタビューの後ろでうっすら流れている以外では一般に流通していなかった1962年9月5日Cavern Clubでの録音とされる「Kansas City/Hey-Hey-Hey-Hey!」音源全編がWebで共有されました。


Beatles at The Cavern Club 1961 投稿者 Steve_Branton

これは1962年9月5日にキャヴァン・クラブにてグラナダTVによって録音されたものだと言われています。Some Other Guyの映像で有名な1962年8月22日の撮影に続くものだったようです。
この映像については以前の投稿もご覧ください。

The Beatles Bibleによると
http://www.beatlesbible.com/songs/kansas-city-hey-hey-hey-hey/
Some Other GuyとKansas City/Hey-Hey-Hey-Hey!を両面に収録した5枚のアセテート盤が作成され、そのうち1枚が1993年にオークションで落札されたようです。それがアンソロジーに使用されたのかもしれません。

今回そのアセテート盤を再生する様子を共有した人物はグラナダTVのカメラマンだったとのことです。もう片面は近々公開するそうで、それがSome Other Guyであればますます信憑性が高くなります。

2013年7月23日火曜日

AERA 7/29号『P・マッカートニー来日「交渉9年」の舞台裏』

朝日新聞出版の週刊誌「AERA (アエラ)」 2013年 7/29号(7月22日発売)に「ポール来日の舞台裏」という2ページの記事が掲載されています。

2013年8月3日追記
記事の抜粋がWebで閲覧できます。
http://dot.asahi.com/aera/2013080100016.html

わずか2ページですが日本側交渉担当者の目線で描かれる内容は濃密です。要約すると
  • キョードー東京&テレビ朝日連合によるポール日本招致活動は2004年から始まった
  • ポール日本招致には複数社が名乗りを上げた
  • ポール側プロモーターとの最後の直接交渉は2013年6月10日ポールのニューヨーク・ブルックリン公演中に会場内で行われた(同公演は湯川れい子さんが日本公演公式サイトでレポートしている-つまり交渉成立を見越して取材していた)
  • プロモーターとの交渉は熾烈を極めた
  • 当初は2013年6月28日に公表する予定だった(実際は7月16日になった)
その他にも生々しい交渉のやりとり、ビートルズ日本公演やウイングス幻の日本公演といった歴史の重み、意外な人間関係など見ごたえあります。ぜひ読まれることをお勧めします。

この記事を見るとギャラが重要視されている様子がうかがえますが、ポール自身がお金に執着しているとすれば不思議です。もう充分な財産を築いているのですから。一流のショーを行うためには一流のスタッフや一流の機材が必要で、それを賄うために莫大な費用が必要だということなのでしょうか。
ぜひ日本のドーム球場でも一流のショーを見せてほしいものです。ドーム球場ならではの音響の悪さをどう克服してくれるか興味があります。

2013年7月22日月曜日

RAINがLET IT BEを訴える

「LET IT BE」2014年3月来日公演が決定しました。今後以下で追跡していきます。
http://blog.kouchu.info/search/label/LIB-Show

イギリス・ロンドンで上映中のビートルズトリビュートショー「LET IT BE」がアメリカ・ブロードウェイに進出することは以前投稿しましたが、これをきっかけに法廷闘争に発展したようです。ニューヨーク・タイムズが報じています。
Can’t Buy Me Love? A Lawsuit Debates It
http://theater.nytimes.com/2013/07/16/theater/a-beatles-tribute-show-seeks-half-the-revenues-of-another.html

LET IT BEを訴えたのは同じくビートルズトリビュートショーの「RAIN」です。そう、2012年に来日公演を実施した「レイン~ビートルズに捧ぐ~」です。昨年のLET IT BE立ち上げの際は(以前の投稿参照)RAINのWebサイトからLET IT BEのWebサイトにリンクしていたので、てっきり同じ運営母体だと思っていたのですが、実際はLET IT BEはRAINのフランチャイジーでした。
現LET IT BE運営母体は「RAIN」ブランドのショーをイギリスで開催することを望み、結局は「LET IT BE」という名前になったもののRAIN側はキャストや衣装などのノウハウをLET IT BE側に伝授したようです。実際、RAINとLET IT BE両方に出演している人もいます。現在LET IT BEにリンゴ役で出演しているChris McBurneyはRAINの一員として昨年来日しました。
LET IT BEロンドン公演でのパンフレット。ところどころRAIN関係の記述が
LET IT BEがブロードウェイに進出することを聞いて、アメリカはRAINのお膝元なのにどうしてLET IT BEも上演するんだろう?と思ったのですが、LET IT BEがRAINから独立しようとしたということが事の真相だったようです。
これがRAINの逆鱗に触れ、LET IT BEを訴えるに至ったのでしょう。訴状ではLET IT BEがRAINのフォーマットを真似しているのは著作権侵害として、LET IT BEの著作者としてRAINの名を記載することと収益の50%を配分することを求めています。
これに対してLET IT BE側の弁護士の反論は「ビートルズの真似の仕方を独占することはできない(独自性を追及したらそれはもはやビートルズの真似ではない)」「LET IT BEはビートルズの物まねをしている4人組に対してではなく、ビートルズに対するトリビュートである」というものです。

RAIN側は係争中の案件ということで具体的に語ることは避けていますががファン向けに以下のサイトを案内しています。
Can't Tell the Beatles Shows Without a Program
http://www.courthousenews.com/2013/05/21/57820.htm

法廷闘争はさておき、LET IT BEは無事ブロードウェイでの公演を開始しています。こうしてみると背景の演出やアコースティックコーナーがあるところなどやはりRAINに似ていると思います・・・。



2013年8月8日追記
週刊NY生活で紹介されていました。LET IT BEには日本人プロデューサーが関わっているそうです。
http://viewer.nyseikatsu.com/viewer/index.html?editionID=453&directory=../editions&page=15

こちらは動画です。
http://youtu.be/x_DfE-Vh8UE?t=3m59s

2013年7月18日木曜日

2013年ポール・マッカートニー来日公演公式発表からの24時間

ポール・マッカートニーは2013年来日公演についてはこちらにまとめて行きます。
http://blog.kouchu.info/search/label/Paul2013

ポール・マッカートニーの2013年11月来日が発表されてから一日経ちました。発表から24時間の間の出来事をメディアでの動きを中心に整理します。

2013年7月16日17時過ぎ

日本公演公式サイトオープンhttp://outthere-japantour.com/
先行予約受付開始
招聘元のキョードー東京の専用サイトもオープンhttp://kyodotokyo.com/outthere

7月16日17時27分

テレビ朝日「スーパーJチャンネル」にて4分半の告知映像が放送される
 

7月16日17時半ごろ

主要駅やタワーレコード各店で広告号外配布開始
http://adv.asahi.com/modules/adtopics/index.php/content0202.htmlより
東京では新宿、渋谷、池袋、東京、有楽町、新橋、品川、六本木での配布が確認されています。
福岡でも配布したようです。
メインの文章である湯川れい子さんのコンサートレポートは日本公演公式サイトに掲載されているものの抜粋です。http://outthere-japantour.com/report

7月16日18時ごろ

Webメディアにニュースが掲載され始める

基本的にはUNIVERSAL MUSICのプレスリリースを元にしたものが多いです。
http://www.universal-music.co.jp/universal-jazz/paul-mccartney/news/2013/07/16news/
http://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000955.000000664.html

その中でも独自視点で執筆された記事には★をつけました。
ニッカンスポーツスポニチデイリースポーツ★、サンスポスポーツ報知日本テレビ時事通信読売新聞産経新聞Sankei Biz朝日新聞毎日新聞日経新聞CINRA.NETMusicman-NETJ-CASTFASHION PRESSTVグルーヴ・ドット・コムBillboard JAPANMTVTOWER RECORDSBARKSRO69amassオリコンぴあ★、ビートルズ公式サイト

以降、地方紙のサイトにも次々と掲載されましたが、共同通信社のニュースを利用しているようでした。
http://www.47news.jp/CN/201307/CN2013071601002115.html

7月16日深夜

主催に名を連ねているInterFMでは公式発表後翌朝まで各番組で特集

24時~の『Awesome Beats』では直近のコンサートのセットリスト通りにスタジオ音源を放送してそこに歓声をかぶせるという趣向でした。

2013年7月17日早朝

同日の朝刊が流通開始

特に朝日新聞は主催ということもあり見開き2ページの広告を掲載しています。
http://adv.asahi.com/modules/adtopics/index.php/content0202.htmlより
号外とは色味が違うだけで内容はほぼ同一です。

朝日新聞のWebサイトでは日刊スポーツ朝刊にも掲載されたライブレポートが閲覧できます。
http://www.asahi.com/and_M/interest/entertainment/NIK201307170007.html

スポーツ紙も独自の視点の記事を掲載しています。
デイリースポーツ中日スポーツ日刊スポーツスポニチサンスポ

これらスポーツ紙を引用する形でテレビ番組でも取り上げられました。

 ZIP!(日本テレビ)
早ズバッ!ナマたまご(TBS)
みのもんたの朝ズバッ!(TBS)
やじうまテレビ!~マルごと生活情報局~(テレビ朝日)
ワイド!スクランブル(テレビ朝日)
めざにゅ~(フジテレビ) 
めざましテレビ(フジテレビ)
情報プレゼンター とくダネ!(フジテレビ)

2013年7月17日午前

ポール・マッカートニー公式や、ザ・ビートルズ・クラブのメールマガジンで大阪公演が11月12日であることが明かされる

つまり日本公演初日は大阪で、ということになります。未だ会場は未定です。

2013年7月17日午後

湯川れい子さんがミルウォーキーでポール・マッカートニーと対面しインタビュー
https://twitter.com/yukawareiko/status/357430167657906176

その模様はテレビでも放送されるそうです(※のちに「徹子の部屋」で放送されました)。


2013年7月16日火曜日

ポール・マッカートニー2013年11月来日公演決定

※ポール・マッカートニー2015年4月来日公演についてはこちらにまとめていきます。
http://blog.kouchu.info/search/label/Paul2015

※ポール・マッカートニー2014年5月来日公演についてはこちらにまとめていきます。
http://blog.kouchu.info/search/label/Paul2014


ポール・マッカートニーが2013年11月に日本公演を実施実施します。1990年、1993年、2002年に続きソロとしては11年振り4度目の日本公演となります。

ポール・マッカートニー アウト・ゼアー・ジャパンツアー
http://outthere-japantour.com ←2013年9月12日公式サイトリニューアル

<公演日程>
11月11日(月)京セラドーム大阪 ※追加公演(10月14日発表)
11月12日(火)京セラドーム大阪
11月15日(金)福岡ヤフオク!ドーム 
11月18日(月)東京ドーム 
11月19日(火)東京ドーム 
11月21日(木)東京ドーム
すべて17時開場、19時開演

<チケット>
S席16,500円、A席14,500円、B席12,500円 ※未就学児童入場不可
※S席には演出(ステージや映像)が多少/一部見づらい「注釈付」席が存在する
  (ステージとの角度が悪い、機材設備によって視界が遮られるなどの「訳あり席」)
※東京公演には10,500円の 「参加席」が存在する(アーティストが見えにくい、または見えない)

同ツアーについては以下の投稿もご参照ください。

ポール・マッカートニー「Out There! Tour」初日 初披露ビートルズ曲多数
http://blog.kouchu.info/2013/05/Out-There.html

ポール・マッカートニー 米テレビ番組でビートルズ曲生演奏
http://blog.kouchu.info/2013/06/TheColbertReport.html

ポール・マッカートニー インタビュー「ライブパフォーマンスからの引退は想像できない」
http://blog.kouchu.info/2013/07/PaulMccartNey-VS-RollingStone.html

ポール・マッカートニー大阪公演会場決定 Out Thereツアーのおさらい
http://blog.kouchu.info/2013/09/Paul-in-Osaka.html

「ポール2013年11月来日」については2013年6月から頻繁に噂されるようになりました。以下のような出来事が噂を助長させました。

2013年6月26日 BS朝日「ベストヒットUSA」のWebサイトに来日決定と掲載されるも間もなく削除
※その後謝罪文が掲載されたが来日公式発表後に消えたhttp://www.bs-asahi.co.jp/usa/

2013年6月28日 新聞朝刊ラジオ番組欄でTOKYO FM「ラブ・コネクション」の紹介文に「来日決定! P・マッカートニー大特集」と掲載されるも番組本編では触れず

2013年7月4日 日経エンタテインメント8月号に「ポール・マッカートニー 71歳のロック・ レジェンド、期待高まる11年ぶりの来日公演」と掲載されるも公演予定には触れず

2013年7月12日 Twitter上の複数の異なる情報源で同じ内容(ザ・ビートルズ・クラブから会員限定チケット先行受付開始の案内あり)が共有され始める

2013年7月13日 「MPLが運営するポール・マッカートニーの日本版公式ツイッター」アカウント開設https://twitter.com/PaulMcCartneyJp

2013年7月16日 湯川れい子さんがTwitterで同日の情報解禁をほのめかす

この様子を見ると来日が決まりそうで決まりきらず、勇み足があったことが想像されますが、真実はいかに・・・。

なお、「今回が最後のワールドツアー」「今回が最後の来日」といった言葉をSNSでよく目にしますが、ポール側から公式にそのような見解が出たことは無いと思います。もしそうだったら事前にもっと世界的に大きなニュースになっているはずです。おそらく誰かがポールの年齢を考慮して「だろう」「かもしれない」と予想した言葉が独り歩きしているのでしょう。
あるいは、「今回が最後」というフレーズは2002年の来日の時も目にしましたし、今年のリンゴ・スター来日公演でも新聞記事に「関係者」の言葉として掲載されていましたので、「関係者」が集客のために焦燥感をあおっているということもあるかもしれません。

(参考)
ポール・マッカートニー、この先も引退するつもりはない意志を語る
http://ro69.jp/news/detail/88120

Exclusive: Paul McCartney Calls Terri Hemmert, Reveals ‘New’ Album Details To Chicago [Listen]
http://wxrt.cbslocal.com/2013/08/29/exclusive-paul-mccartney-calls-terri-hemmert-talks-new-album-details-listen/
"Retire from what? I'd do this for nothing."

2013年7月13日土曜日

ギター・マガジン 2013年8月号はポール・マッカートニー&ウイングス特集

リットーミュージックの月刊誌Guitar magazine(ギター・マガジン) 2013年 08月号の特集はポール・マッカートニー&ウイングスです。

映画「ロックショウ」や同ツアーの写真を手がかりに使用楽器やアンプを徹底解析、Wingsを象徴する4人のギタリスト(ポール、デニー・レイン、ヘンリー・マックロー、ジミー・マッカロク)のウイングス前後の歴史を紹介しつつウイングス時代の名演を譜例付きで解説、楽曲「Band On The Run」のギター全パートを譜例付き解説、という三部構成で22ページにわたる特集です。

「しあわせの予感」(With a Little Luck)のプロモーションビデオに登場した日本人の方へのインタビューを元にしたコラムもありました。以下の映像の1:04から写っている方だと思います。


2013年7月11日木曜日

フェードアウトの終わらせ方(8)「Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band」編

本連載の第8弾はビートルズのアルバム「Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band」を取り上げます。主旨については第一弾の投稿をご覧ください。
今回は13曲中6曲フェードアウトしています。対象曲は以下です。
Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band
Lucy In The Sky With Diamonds
Getting Better
Fixing A Hole
Within You Without You
Good Morning Good Morning
とはいえ純粋にフェードアウトするのはLucy In The Sky With DiamondsとFixing A Holeの2曲だけでどちらも幻想的な雰囲気を醸し出す効果的なフェードアウトだと思います。きらびやかな本アルバムはフェードアウトを最小限にしてテンポ良く展開していきます。

Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band

よく聴くとフェードアウトしているのですが歓声を橋渡しに間髪入れず次の曲が始まります。この2曲は常にセットですので単体で演奏することは無いでしょう。

ポール・マッカートニーがソロで取り上げた時もすんなり終わらずそのままReprise風のギターソロに雪崩こんでいます。
http://youtu.be/7QPkh06csdI?t=2m3s

とはいえ、単体で終わった例もあります。2005年にU2と共演したときのものです。
http://youtu.be/xiMcnv6h_dI?t=1m48s

Lucy In The Sky With Diamonds

ゲーム「Rock Band」の終わり方です。編集で作ったもののようです。
http://youtu.be/SxGl31pW6pw?t=3m26s

1974年11月28日のエルトン・ジョンのライブにジョン・レノンが飛び入りで参加した際の終わり方がジョン公認と考えて良いでしょう。
http://youtu.be/2zWSJQvFTg4?t=5m41s
ジョンの声も聞こえます。

結局どちらもアーで終わっています。

Getting Better

これも余韻系(一度終わるがこじんまりとした演奏が続く)なので悩みどころですが、ポール・マッカートニーのソロのコンサートで盛り上がる終わり方を披露してくれています。
http://youtu.be/lmXL3BRtvlw?t=1m19s

Fixing A Hole

ポール・マッカートニーがビートルズ解散後に取り上げています。

1992年バージョンです。
http://youtu.be/ebNX4Dz1U6c?t=2m17s
この頃のポールはビートルズナンバーをちょっとおしゃれにアレンジすることが多いです。

2005年のピアノの弾き語りバージョンです。
http://youtu.be/pOmJqNsFr_M?t=2m20s

Within You Without You

これは余韻を静かに切るしかなさそうです。

Good Morning Good Morning

これはフェードアウトしつつも明確に次につながっているのでそれでいいのかもしれませんが、単体で終わるとなる考え物です。

「Rock Band」ではこうなっています。
http://youtu.be/s1MjBo7-m-4?t=2m23s


2013年7月7日日曜日

レビュー:洋書「Hofner: The Complete Violin Bass Story 」

ヘフナーのバイオリンベースの誕生から現在までを追った洋書「Hofner: The Complete Violin Bass Story 」が発売されました。
この書籍には多くの人の協力で成り立っており、バイオリンベースの生みの親、ウォルター・ヘフナーの娘からヘフナー社自身、世界各国のコレクターまで写真や情報を提供しています。日本からも二人が参画しているようです。

以下が目次です。
A Brief History of Hofner
Walter Hofner - Father Of The Hofner Violin Bass
The Early Days - 1956 to 1960
Calm Before the Storm - 1960 to 1963
"How many basses did you say?"
The Golden Years - 1963 to 1967
Blades and the "Standard" Model - 1967 to 1997
Variation on the Theme - 1968 to 1997
Basses Made in Spain - Mid 1960s to mid 1970s
The Japanese Get Their Way - 1983 to 1993
The Re-issue Story - 1994 to 2012
Basses From China - 2006 Onwards
Adertisments and Cataloges
Conclusions
Appendix One - Dates of Main Detail Changes to the Violin Bass
Appendix 2. Violin Bass Serial Numbers.
Appendix Three. Pot Codes and Body Dates
Appendix 4 - Pickus Fitted to the Violin Bass

ヘフナー社が手掛けるバイオリンベースについて創成期のモデルから今年流通した「Jubilee Violin Bass」まで余すことなく取り上げています。中国製のContemporaryシリーズやインドネシア製のIgnitionシリーズはもちろん、一時スペインで製作していたモデルや、グレコブランドでヘフナー社が製作したもの(コピーモデルなのに本家が作っている・・・)まで網羅している徹底ぶりです。各モデルはA4の紙面いっぱいを使った大きな写真で掲載され、元の写真が白黒でない限りはすべてカラーです。写真は本体のみならず広告や各所内部資料なども豊富です。
目を引くのは日本が主導して開発したモデルについて一つの章を割いて説明しているところです。当時の関係者の写真やチラシも豊富に掲載されています。その後のリイシューモデルの隆盛に日本が果たした役割が大きいことがわかります。
この書籍はもちろんポール・マッカートニーのバイオリンベースがきっかけとなっているのでしょうが、ポール本人のバイオリンベースについてはほとんど触れておらず、写真もソロ時代のポールがベースを抱える写真が一枚掲載されているだけです。ポール使用器と同時期のモデルの写真は豊富です。
ポールの楽器そのものに興味がある人にとっては物足りない内容かもしれません。そういった方々にはむしろ付録(Appendix)の方が価値がありそうです。とはいえ、全316ページほぼカラーの気合いの入った書籍ですので様々な興味にも対応できる懐の深さがあると思います。

2013年7月4日木曜日

フェードアウトの終わらせ方(7)「Revolver」編

本連載の第七弾はビートルズのアルバム「Revolver」を取り上げます。主旨については第一弾の投稿をご覧ください。
14曲中10曲フェードアウトと、ビートルズのアルバムの中でもっともフェードアウト率が高いアルバムです。サイケデリックやインド音楽に傾倒していたころなので、予定調和的なエンディングを否定する意図があったのでしょうか。対象曲は以下です。

Taxman
I'm Only Sleeping
Love You To
Yellow Submarine
She Said She Said
Good Day Sunshine
Doctor Robert
I Want To Tell You
Got To Get You Into My Life
Tomorrow Never Knows

 

Taxman

「The Beatles Anthology 2」に完奏しているテイク11が収録されているのですが、2回目のギターソロの前で終わっているので工夫が必要そうです。

1991年、東京でのジョージ・ハリスンのライブバージョンです。
http://youtu.be/y8OgkjcW0g4?t=3m41s

2002年のジョージ追悼コンサート「Concert for George」でのバージョンです。
http://youtu.be/DdbIVr_jPAc?t=3m19s

I'm Only Sleeping


演奏自体は終わっている「余韻系」のフェードアウトです。こういったものはこのままが妥当なのかもしれません。The Fab Fourもなんとなく終わらせています。

The Fab Four
http://youtu.be/gRbim4Qmmw4?t=2m48s

Love You To

インド音楽そのもののといった感じで、終わらせどころがありません。
実際にシタールを使用してカバーしている例を挙げておきます。

http://youtu.be/20aQT0djKVA?t=2m36s
http://youtu.be/8eKrFyrsGVE?t=2m25s
このような終わり方しか無いと思います。

Yellow Submarine

リンゴ・スターがライブで取り上げています。最初のオールスターバンドから一貫して間奏のコード進行、手拍子を要求して終わるというスタイルです。

2013年(東京)
http://youtu.be/oLrJZg9wPCs?t=2m30s

2003年
http://youtu.be/H7ZYUyvwsg8?t=2m48s

1997年
http://youtu.be/jhvrB11RvQg?t=2m38s

1989年
http://youtu.be/XDJRdrHU66E?t=3m3s

She Said She Said

日本のビートルズコピーバンドは取り上げることが多い曲ですが、海外の場合はそうでも無いようです。いずれにせよこんな感じでAメロ終わりのフレーズを使って終わるのでしょう。

From Us To You
http://youtu.be/9BY47Pjf0HA?t=2m27s
日本のビートルズコピーバンドの場合はこの半分で終わることが多いと思います。

Good Day Sunshine

こちらも余韻系なので終わらせ方が難しいです。ポール・マッカートニーがライブで取り上げています。

1990年(東京)
http://youtu.be/N7jhTOnR-ac?t=2m8s

2006年
http://youtu.be/pplS_QX7jwc?t=4m36s

Doctor Robert

これはよく聴くとしっかり終わっているのですが、何故か無理やりフェードアウトしています。あまりに普通の終わり方なので恥ずかしかったのかもしれません。


I Want To Tell You


ジョージ・ハリスンが日本公演や人生最後のライブとなった1992年4月6日のロイヤル・アルバート・ホール公演で披露しています。
http://youtu.be/IcxrzAepWyU?t=3m2s
リフを引き延ばしてソロを弾いて終わっています。

「Concert For George」ではビートルズ版のイメージを踏襲した終わり方です。これを採用するコピーバンドが多いと思います。
http://youtu.be/EixACFOP8hY?t=3m7s

Got To Get You Into My Life

ポールが何度もライブで取り上げています。

1979年 スリリングなエンディングを追加しています。
http://youtu.be/njBb8sQtuh8?t=2m34s

1990年(東京)派手さは収まっています。
http://youtu.be/-LUXkNwmRXA?t=2m50s

2010年 シンプルに終わっています。
http://youtu.be/TfqGW5wSv2Y?t=2m42s

Tomorrow Never Knows

これも余韻系なので海外のトリビュートバンドも苦労しているようです。

The Fab Faux
http://youtu.be/PtnIXFWoXvM?t=4m17s

Revolver
http://youtu.be/Zo0BEmC329U?t=2m42s

American Englis
http://youtu.be/oqLdJbfnkvI?t=4m14s

Them Beatles
http://youtu.be/j59p9tC7ku8?t=2m25s

The Fab 5
http://youtu.be/HqAtdVvh14Y?t=2m48s

どれも効果音は本物の音源を使用しているようですがどうやって抜き出したのでしょうか。
拡声器を使って歌っているバンドが多いです。