2013年11月29日金曜日

「I Want To Hold Your Hand」発売50周年記念ベースTAB譜

今日11月29日はジョージ・ハリスンの命日でもありますが、ビートルズ初期の大ヒットシングル「I Want To Hold Your Hand」(邦題:「抱きしめたい」)がイギリスで発売された日でもあり、今日で50周年を迎えました。日米はじめこの曲でビートルズを知った人も多いと思います。
同曲風のベースタブ譜を共有します。
http://www.kouchu.info/Bass15.pdf

アメリカ版ジャケット
このちょうど1週間前にアルバム「With The Beatles」が発売されていますが、レコーディング時期は1か月以上空いています。この短い間にも変化が生じており、I Want To Hold Your Handのレコーディングでは4トラックのレコーダーと、ポールの2本目のヘフナーベースが初めて使用されたそうです。

ベースのフレーズはFrom Me To YouやShe Loves Youとあまり変わっていませんが、この時期のポール・マッカートニーの中でブームだったのか、All I've Got To Do同様ベースの2つの弦を同時に弾く箇所があります。

同曲は最終的には以下のようになりました。1964年9月の演奏です。 ライブでは2つの弦を同時に弾くことはしないようです。

2013年11月28日木曜日

ライブハウスにおける映像&音声収録術 その2

ライブハウスで自前撮影/録音する例を紹介した前回の投稿は思いのほかアクセスがありました。みなさんお悩みなのでしょう。その記事は、全景を収めるカメラはデジタルズームを多用するのでより解像力が高い機材の導入を検討しているという旨を書いて終えましたがその後結局導入しました。
キヤノンのiVIS HF G20です。
http://cweb.canon.jp/ivis/lineup/hfg20/


アマチュア向けの価格帯(新品でも7万円以下)でありながらプロ用にも通じる質実剛健な作りで、少し大きめのボディがかえって好印象です。「フルハイビジョン映像と同様の画素数で撮影するためリサイズ処理が必要なく、解像度の低下がほとんどない、輪郭のくっきりした映像を実現しています。」という謳い文句に妙に納得して中古で購入しました。

早速9月のライブで導入しました。以下の映像は再エンコードされているもののこのカメラで撮影したフルハイビジョン映像をそのまま使用しています。ちなみに横からドラムを捉えている映像はGoPro HERO3 ホワイトエディションのこれまたフルハイビジョンそのままのものです。

期待通りの高画質ですが、バスドラムが鳴るタイミングで画が揺れているのがわかると思います。これはどうやら三脚自身が振動しているようです。確かに軽量性重視の三脚を使用していました。11月30日のライブではこの点を改善しようと思います。

9月のライブ映像も複数の音素材を組み合わせて編集しています。例えば以下はギターの音源だけにした例です。

ZOOM H1を2台のギターアンプそれぞれの前に置いて収録しました。このライブハウスはステージが広く、2台のギターアンプは舞台の両脇に離れて設置されていたため、分離良く音が録れていることがわかります。

以下はベースをライン録音したものと、ドラムのフットペダルの側にマイクを置いて録音したものを組み合わせた例です。スネアドラムは裏側から録っていることになります。ハイハットはその向こう側に位置するのでこの音源ではほとんど聴こえません。


そして以下が完成形です。

11月30日のライブも同様以上の布陣で収録し、YouTubeで公開する予定です。


2013年11月26日火曜日

今日発売の週刊誌3誌にポール・マッカートニー2013年来日記事 フリーダ・ケリーのインタビューも

ポール・マッカートニーが日本を去ってはや数日。取材の成果が雑誌に出回る頃になってきました。今日2013年11月26日発売の3つの週刊誌にポール来日記事が掲載されました。

週刊女性 2013年 12/10号
ポール・マッカートニー妻誕生会で贈った「ペニンシュラ最上階の夜」

女性自身 2013年 12/10号
ポール・マッカートニー 愛妻誕生日に贈った『抱きしめたい』生絶唱

以下で記事の抜粋を閲覧できます。
ポールが来日中に愛妻へ送っていた“サプライズ生ライブ”【ポール・マッカートニー】

週刊朝日 2013年 12/6号
11年ぶりのポール・マッカートニー来日
ビートルズ・ブームがやってきた!

以下で記事の抜粋を閲覧できます。
ポール・マッカートニー旋風 再び、ビートルズ・ブームが巻き起こる
秘書フリーダが明かしたビートルズ誕生から終焉までの11年


女性誌2誌はそれぞれ2ページで切り口は同じ、ポールとナンシー夫妻の動向に注目したものです。記事の展開も似ており一緒にハッピを着て来日→相撲観戦→サイクリング→東京の高級中華料理店→娘のステラ・マッカートニーの店と来て、ナンシーの誕生日パーティーをクライマックスにしています。このパーティーでは日本人ビートルズトリビュートバンド「パロッツ」(六本木アビーロードに連日出演中)が演奏しました。週刊女性はより周囲の興奮を、女性自身は夫妻のセレブ振りを重点に描いています。いずれもドラマチックかつロマンチックな表現が多用されており、ポールや周囲の関係者が本当にこんな言動をしたのか疑わしいものも含まれます。

週刊朝日は5ページの記事で2部構成です。前半はポール来日公演の様子から始まって、音楽関係者の証言を交えながら徐々にビートルズの偉大さの説明へ移っていき、来日便乗(?)イベントを列挙して終わっています。こちらにも怪しい記述があります。ポールが来日公演中に日本のファンに感謝の意を表したのはアルバム「NEW」のチャート1位に対するものでしたが、この記事ではビートルズの「On Air -Live At The BBC Vol.2」に対するものであるかのように記載されています。
記事の後半は映画「愛しのフリーダ」のプロモーションのために来日したフリーダ・ケリーに対するインタビューです。インタビュアーはビートルズを良く知っているようで、映画もしっかり見た上でインタビューしているので非常に充実した内容です。

2013年11月25日月曜日

Live at the BBC vol.1 1994年版と2013年版の違い

ポール・マッカートニー来日のせいで埋もれてしまった感がありますが、2013年11月11日にビートルズのニューアルバム「On Air - Live At The BBC Volume 2」が発売されてから2週間が経ちました。初週の売り上げランキングで3位になるなど好調のようです。
同日Volume 1に相当する「ザ・ビートルズ・ライヴ!! アット・ザ・BBC」も再発されました。これは単なるリマスターではなく、音源自体に手を加えられていることがわかっています。1994年版(旧版)と2013年版(新版)の音の違いについて各曲の冒頭と最後10秒くらいずつ聴き比べて検証しました。
1994年版(日本盤を購入)のレーベル

2013年版(輸入盤を購入)のレーベル

新版の方が各曲の収録時間が長い

旧版は曲同士をクロスフェードさせてラジオ番組のようなテンポを出したかったようですが、今回はしっかり余韻を聞かせており、クロスフェードしていません。
余韻が長くなったのは2009年のオリジナルアルバムのリマスターでもあった傾向でした。技術の向上と、ノイズを恐れずありのままの音源を収録する方針のせいかもしれません。
新版のShe's A Womanは特に旧版よりフェードアウト部分が長く収録されています。

新版の方がヒスノイズが多い

アナログテープに特徴的なサーというノイズを旧版では極力排除しようとしており、そのために音の輪郭があいまいになってしまう点が批判の的になっていました。新版は無理に除去しようとしていません。その結果、Beatle Greetings (Speech)、Riding On A Bus (Speech)、A Little Rhyme (Speech)などのトーク部分にとくにノイズが目立つようになっています。

新版ではベースの音が調整されている

これも2009年のオリジナルアルバムのリマスターと似た傾向ですが、ベースの音量や歪みが念入りに調整されているように感じました。
Too Much Monkey Businessはベースの歪みが消えています。Some Other Guyもだいぶ聞きやすくなりました。

新版では新音源に差し替わっている

最も期待されたのがこの点です。1994年以降に新発見されたより良い音源が使用されているという意味です。しかしながら、それが実感できたのはSha La La La La! (Speech)のトーク部分だけでした。I Saw Her Standing ThereやI Got To Find My Babyには大幅な音質の向上が感じられますが、それぞれ既出のノイズ除去方針転換やベース音調整の結果そう聴こえるだけなのかもしれません。

新版ではテープスピードが調整されている

テープ(レコードかも?)の回転速度が最適になるよう全体的/部分的に調整しているようです。Young BloodやI Forgot To Remember To Forgetでは明らかにテープスピードが上がっており、テンポは速く、音程は高く変化しています。逆にCrinsk Dee Night (Speech)は新版の方がテープスピードが下がっています。その他曲中のテープスピードの変化も敏感に調整しているようです。

ナレーションのあるなし

新版冒頭のFrom Us To Youには「It's the Beatles」というナレーションがかぶせられていますが、旧版にはありません。逆に旧版のThings We Said Todayのイントロにかぶせられたナレーションは新版では無くなっていました。

新旧で収録内容が違う

旧版では分かれていたA Hard Day's NightとHave a Banana! (Speech)が一つに繋げられ、その後にRingo? Yep! (Speech)が新たに追加されています。
新版には2枚目の最後に From Us To Youが追加されています。

新版では音を修正している

旧版で目立ったI Feel Fineのイントロのフィードバック部分のノイズが新版では綺麗に消えています。他にもあるかもしれません。

2013年11月23日土曜日

ポール・マッカートニー 2013 in TOKYO メディアの報道

2013年11月16日に東京入りしたポール・マッカートニーは東京ドームでの3公演を終え、公演最終日の翌朝11月22日には出国したようです。東京滞在中のメディアでの報道を整理します。

東京到着翌日の11月17日は静養したようです。

ポール夫婦でサイクリング 18日ドームへ(日刊スポーツ)
ポール「ツアー終わる頃には日本人」?(日刊スポーツ)

東京公演初日の前にはFMラジオ曲の生電話インタビューに応じたり、東日本大震災の被災者に面会するなどしていました。

東京公演初日の様子はメディアが一斉に報道しました。

「タダイマ、トーキョー」ポール、東京ドーム5万人魅了(朝日新聞)
ポール、年輪と心意気 同じキーで「現役感」全開 「アウト・ゼア」東京公演(朝日新聞)
P・マッカートニーさん:東京ドーム公演にファン5万人(毎日新聞)
らっこ・ライブ・レビュー:ポール・マッカートニー 生と死つなぐ祈りの歌(毎日新聞)
71歳ポール 巧みな進行に永遠のスターは健在 東京公演(産経ニュース)
ポール日本公演 星加さんがルポ(東奥日報)ポール、ジョンとジョージ追悼歌唱(日刊スポーツ)
ポール、東京D公演で5万人沸かせた(日刊スポーツ)
史上最年長!ポール、71歳東京ドーム公演「タダイマ~!」(サンケイスポーツ)
71歳5か月・ポール「タダイマ~」東京D最年長公演(スポーツ報知)
71歳ポール東京D史上最高齢公演(デイリースポーツ)
ポール、シャウト衰えず! 71歳5カ月で東京ドーム公演記録更新(ZAKZAK)
ポール・マッカートニーが東京公演をスタート(MTV Networks)
ポール・マッカートニー @ 東京ドーム(RO69)
【ライブレポート】ポール・マッカートニー、東京公演初日スタート(BARKS)
ポール・マッカートニー公演に行ってきた!「伝説」が目の前で生演奏している不思議(J-CAST)
ポール・マッカートニー、東京公演をスタート(Musicman-NET)
ポール・マッカートニー、東京公演をスタート「エイゴノホウガ トクイデス!」(Billboard Japan)
ポール・マッカートニー、東京公演をスタート(CDジャーナル)

東京公演では多くの芸能人が観に来たようで、目撃情報が多数寄せられるとともに、本人達もブログなどで感想を述べています。

ポールに志村けん興奮「念願の…」(デイリースポーツ)
志村けん、ポール公演で泣いた!「感動と興奮をありがとう」(スポーツニッポン)
志村けん ポール・マッカートニー公演で思わず涙流す(東京スポーツ)
志村けん、ポール来日公演で泣く(シネマトゥデイ)
志村けん「ポールマッカートニー聞きに行った。高2でビートルズを見てから何年ぶりだろう」(J-CAST) 
ポール・マッカートニー日本公演が終了 ミュージシャン、ファンの感激ツイートまとめ  (RealSound)
家入レオ 生「Let it be」に「感無量でした」(スポーツニッポン)
ポール会場でイエローサブマリン音頭流れた!金沢明子ウルウル(スポーツニッポン)
庄司智春 ポール・マッカートニーのライブで鳥肌(アメーバニュース)

東京公演最終日は先週来日したばかりのキャロライン・ケネディ駐日米大使まで来場しました。

ポールに「キャ〜」ケネディ新駐日大使(日刊スポーツ)
ポール公演千秋楽、日本愛爆発で完全燃焼(日刊スポーツ)

なお、11月19日の東京公演2日目のサウンドチェックにポールが遅れたのはケネディ大使のパレードの影響で渋滞したからだとポール自身が語っていたそうです。

映画「愛しのフリーダ」のプロモーションのために来日中のフリーダ・ケリー(ビートルズ公式ファンクラブ主宰・1960年代にポールとの結婚の噂もあった)も最終日に行ったそうです。ポールには会えたのでしょうか。

ポール再来日の秘密 元秘書が証言(日刊スポーツ)

11月20日は妻ナンシーの誕生日ということで、滞在中のホテルでパーティーが開催されたようです。その場に日本のビートルズトリビュートバンド「パロッツ」が招聘され、ポール夫妻の前でビートルズの曲を披露しました。ポールのツアーメンバーのブライアン・レイがその様子を共有しています。

http://instagram.com/p/g8Ewsnu6M1/


ポールが大相撲に懸賞を出したことは肝心の公演以上に話題になりました。11月14日に観戦した際に懸賞の存在を知ったポールは早速セレブパワーを使ってねじ込んだようです。本来は場所前に申請する、15日間全て懸賞を出す、などの規定があるとのことです。

好角家・ポールさん、九州場所に懸賞15本提供(朝日新聞)
ポールさん、結びの一番に懸賞5本…12日目(読売新聞)
ポール・マッカートニーさん:大相撲九州場所 セレブ特例?懸賞金提供(毎日新聞)
【大相撲九州場所】マッカートニーさんが12日目などに懸賞(産経ニュース)
マッカートニーさんが懸賞=大相撲九州場所(時事通信)
マッカートニーさんが大相撲懸賞 九州場所結びの一番に3日間(共同通信)
ポールが懸賞金!21日結びの一番から(日刊スポーツ)
【九州場所】ポールが懸賞 アルバム宣伝の図柄に(スポーツ報知)
マッカートニーさんが大相撲懸賞(デイリースポーツ)
ポールが九州場所に懸賞、総額120万 館内で新譜5度連呼(スポーツニッポン)
懸賞金は特例…国技をも動かしたポール旋風(東京スポーツ)

個人名では懸賞を出せないということで、アルバム「NEW」を宣伝する懸賞幕が土俵の周りを回りました。会場が湧いたそうです。懸賞を勝ち取った日馬富士も嬉しそうでした。

ポールさん懸賞旗に大歓声、九州場所12日目(読売新聞)
大相撲九州場所:ポールさんの懸賞旗に大歓声(毎日新聞)
ポールの懸賞に歓声(産経ニュース)
マッカートニーさんの懸賞に沸く=大相撲九州場所12日目(時事通信)
ポールさんの懸賞旗に沸く [福岡県](西日本新聞)
ポールさん懸賞にどよめく 大相撲九州場所(共同通信)
【九州場所】結びの一番、ポール懸賞に会場沸く!(スポーツ報知)
ポール懸賞第1号は日馬富士「お客さん沸いた」 (朝日新聞)
マッカートニーさんの懸賞金、日馬富士が手に(読売新聞)
日馬、ポール初懸賞5本ゲット/九州場所(日刊スポーツ)
日馬富士、全勝キープでポール懸賞ゲット!/九州場所(サンケイスポーツ)
【九州場所】日馬11連勝!Vもポール懸賞も頂き!(スポーツ報知)
日馬富士、ポールの初懸賞をゲット!(デイリースポーツ)
日馬富士 ポール懸賞ゲット!アナウンスに観客ドッ(スポーツニッポン)

ポール離日後の千秋楽にも懸賞が出されるそうで、日本への置き土産というところでしょうか。
本人はヘフナーベースを携えて人知れず去って行きました。

ポール、6公演で26万人動員し離日(日刊スポーツ)
ポール懸賞旗写真に大喜びし帰国の途(日刊スポーツ)

名残惜しいのか早速こんな噂も浮上しています。

ポール「紅白サプライズ出場」あるのか(東京スポーツ)

2013年11月22日金曜日

アルバム「With The Beatles」発売50周年「It Won't Be Long」ベースTAB譜

今日はビートルズのセカンドアルバム「With The Beatles」が発売されてから50周年です。この記念すべき日をポール・マッカートニーは日本で迎えたわけですが、本人そのことに気づいているでしょうか。
アルバム1曲目の「It Won't Be Long」風ベースのタブ譜を共有します。

http://www.kouchu.info/Bass14.pdf

この曲は非常に良く出来ていると思うのですがあまり陽の目を見ません。ライブで取り上げていればもう少し知名度が上がったのでしょうが、ジョン・レノン自身がもっともバイタリティに溢れていたこの時期にこの程度の曲に構っていられなかったのかもしれません。

このアルバムのステレオ版はほとんどの曲で演奏とボーカルが左右に分かれているので演奏の方だけを聞けばベースはまだ聞き取りやすいのですが、それでも埋もれてしまっていて細部はあまりわかりません。

本人によるあてぶり映像はあるのですが、あまりにいい加減で参考になりません。顔のアップばかりですし。この頃の映像は顔のアップが多いです。


なお、この映像でポールは2代目のヘフナーを弾いていますが、レコーディング時はまだ1代目(キャバーン・ベース)だったようです。

2013年11月21日木曜日

レポート:ポール・マッカートニー2013年千秋楽公演@東京ドーム「マタアイマショウ ゲンキデネ」

※ポール・マッカートニー2014年5月来日公演についてはこちらにまとめていきます。
http://blog.kouchu.info/search/label/Paul2014


※日本公演初日サウンドチェックのレポートはこちらをご覧ください。
※日本公演初日コンサート本編のレポートはこちらをご覧ください。
※東京公演初日コンサート本編のレポートはこちらをご覧ください。

2013年11月21日ポール・マッカートニー アウト・ゼアー ジャパン・ツアーが東京ドーム公演でファイナルを迎えました。日本ツアー初日(大阪)、東京公演初日に続いてこの東京公演最終日(3日目)に参加してきました。

本日のセットリスト(演奏曲順)は基本形のままでサプライズ曲目はありませんでした。結局今回の日本ツアーのセットリストは以下となりました。

Eight Days a Week
Save Us
All My Loving
Listen to What the Man Said ※東京公演2日目はJetに変更
Let Me Roll It
Paperback Writer
My Valentine
Nineteen Hundred and Eighty-Five
The Long and Winding Road
Maybe I'm Amazed
I've Just Seen a Face ※東京公演2日目はThings We Said Todayに変更
We Can Work It Out
Another Day
And I Love Her
Blackbird
Here Today
New
Queenie Eye 
Lady Madonna
All Together Now
Lovely Rita
Everybody Out There
Eleanor Rigby
Being for the Benefit of Mr. Kite!
Something
Ob-La-Di, Ob-La-Da
Band on the Run
Back in the U.S.S.R.
Let It Be
Live and Let Die
Hey Jude

Day Tripper
Hi, Hi, Hi
Get Back ※福岡公演、東京公演2日目はI Saw Her Standing Thereに変更

Yesterday
Helter Skelter
Golden Slumbers / Carry That Weight / The End

登場時の衣装は日本ツアー初日と同様えんじ色(カーマイン)でした。特別な日に着るということでしょうか。
4曲目が終わってジャケットを脱ぐポール
裏地を見せるポール

好調を維持してきたポールですが、さすがに声の疲労は隠せないようでした。その一方、無事に日本ツアーを終えられることからくる安堵からかリラックスして歌をコントロールしているように感じました。Maybe I'm AmazedやThe Long and Winding Roadの出だしの数秒は今回見た3公演の中で一番良かったです。

この日は入場時に赤いサイリウムが配られポールへのサプライズとしてYesterdayのときにかかげるよう指示がありました。今日の様子は来春スカパーで放送されるそうなのでその演出効果を狙っている面もあると思います。
赤く染まる東京ドーム
それに対する返答では無いでしょうが、次の曲では今ツアーで初めてJubilee Violin Bass(エリザベス女王在位60年記念コンサートで登場したユニオンジャック柄ヘフナーベース)を弾くというサプライズがありました。
Jubilee Violin Bass

サイリウムを前後に振ってHelter Skelter
最後の曲を終えるとポールは「アリガトウ トウキョウ マタアイマショウ ゲンキデネ See you next time!マタネ」と言って去っていきました。
舞台袖に駆けて去っていくポール
その他気づいたことを列挙します。後日思い出したら追記します。
  • 日本語のバリエーションが増えていた「ツギノ ウタハ リンダノ タメニ カキマシタ カキマシタ!」「アイシテマス トウキョウ」「チョー サイコウ」「イクゼ トウキョウ」「スゴイネ キコエナイ」(Live and Let Dieの爆発後)
  • ファイナルを意識した発言があった「This is a last night here in Tokyo Dome.This is a last night in Japan. So we're gonna have a party!」※ヒヤリング間違えていたらすみません
  • Everybody Out Thereが終わったあとアコースティックギターをしっかり弾きながら観客にウォオオオを歌わせていた。その後に「Everybody Out There」と本気で叫んでさらに「Thank you. Good singing!」と言っていた。ようやく満足した?
  • Yesterday演奏前にポールが「You are something else.」 と言った。他の公演では聞いた覚えが無いので、これがサイリウムに対するリアクション?
  • 曲が終わったあとの拍手に対する応対が他の公演より長いと感じた。最後だから余韻を楽しんでいる?
  • 目をつぶって歌うことが他の公演より多いように感じた
  • ポールがマジックピアノを弾く曲を終えたとき、ハンドボール大の球状のぬいぐるみ(のように見えた)が客席からステージに投げ込まれた。ポールの頭上を越えていったようで、とくにそれについて反応することは無かった
  • ポールのギターやベースの音量が東京公演初日より大きく聞こえた
  • ラスティのLet It Beのギターソロは見た3公演の中でもっともドラマチックで良かった
  • 日本ツアーのパンフレットは後日インターネット通販で購入できるらしい
東京ドーム内に掲げられたプレート

曲の感想

Eight Days a Week 音が少ないのでポールのランニングベースが堪能できた
Listen to What the Man Said 好きな曲だったので聞けて嬉しかった
アルバム「NEW」の曲 新鮮な気持ちで楽しんで演奏しているように見えた。ライブ映えする曲ばかりで今回のステージで重要な役割を担っていた
My Valentine Newに取って代わられると思ったので演奏したのは意外だった
Nineteen Hundred and Eighty-Five 曲の素晴らしさを再認識した。現代にも充分通用する曲だと思った
Maybe I'm Amazed 最も感動した曲。メンバー全員思い入れが強いように見えた
Another Day ライブで再現するのは大変だったと思う
Here Today 「NEW」収録のEarly Daysに差し替わると予想していた
Your Mother Should Know 演奏しなくて残念だった
Lady Madonna ここまで盛り上がる曲だとは思ってなかった
Lovely Rita ポールにはベースを弾いて欲しかった
Eleanor Rigby アコースティックギターは要らないと思った(何も楽器弾かないのは手持ち無沙汰なのだろうけど)
Being for the Benefit of Mr. Kite! ベースを原曲の雰囲気に忠実に弾いていた。レコーディング以来演奏していないと思われるがどうやって思い返したのか興味ある
Something ステージ後ろに映しだされるポールとジョージの珍しい写真に釘付けになった
Ob-La-Di, Ob-La-Da イントロのピアノのフレーズが原曲と違うのが気になった
Yesterday この曲だけポールが50歳若返ったように見えた
Golden Slumbers / Carry That Weight / The End この曲を作った当時、将来ライブで演奏することを想定していたのだろうか。それぐらいライブのエンディング向きの展開

当日を迎えるまで

ポール来日が決まってからにわかにインターネットでのポールに関する発言が目立つようになりました。今までビートルズ/ポールのファンはどこに潜んでいたんだろうと思うくらいです。当ブログへのアクセスもそれ以前に比べ10倍以上になりました。SNSの浸透によりポールの情報やポールに対する様々な人の思いがリアルタイムで伝わってきて、現実に日本で起きていることとして今日まで臨場感を感じ続けることができました。
チケットの販売が様々な箇所で断続的に行われたので混乱を産みましたがSNSで情報交換してなんとか良い席を確保しようと祭りになったのは今となっては良い思い出です。インターネットはチケットに関する負の感情を増殖させる触媒にもなりましたが、関西国際空港での出迎えやライブ当日の入り待ち/出待ちが賑わったのはインターネットのおかげなわけで、それが今回のツアーの成功にもつながっていると思います。
ポールは日本を去りますがこれを機にビートルズ界隈が活気づくと良いなと思います。

総括

3公演参加した結果、ポールは今とても平穏なんだなと感じました。体調も心境も非常にすがすがしい状態なのではないでしょうか。ライブ、レコーディング、メディア対応、ファンサービスをさながら武道の達人のように力を抜いてほとんど無意識にこなしているように見えます。自分の知らないところで膨れ続ける世界中の人々の憧れや思い入れは本人にとって相当なプレッシャーだったと思いますが、今やそれを全て受け入れているようでもあり全て受け流しているようでもあります。その両者は突き詰めるとほとんど同じなのだと思います。
昔から良くも悪くも自分を客観視することが苦手なように見えるポール。ビートルズ時代はよき理解者であるジョン・レノンの視点によって良い具合に起動修正できていましたが、ビートルズ解散後の様々な混乱を切り抜け、ポール自身一個人でなく人類規模の視点で「ポール・マッカートニー」を俯瞰する境地に達したように思います。それが「今回のツアーがこれまでの日本ツアーの中で最も良い」という評価を多く目にする理由なのかなと思っています。

「タダイマ」で始まった日本ツアーは「マタアイマショウ」で終わりました。この連鎖が続くことを祈ります。
終演2時間後の東京ドーム ポール公演の痕跡が消えている

2013年11月20日水曜日

ベース・マガジン 2013年12月号特集「ポール・マッカートニーから学ぶ、ベース・ラインの作り方」

ポール・マッカートニー日本滞在中の2013年11月19日に発売されたリットーミュージックの月刊誌Bass magazine(ベース・マガジン) 2013年12月号に奏法特集「ポール・マッカートニーから学ぶ、ベース・ラインの作り方」が掲載されています。
10ページのこの記事は1ページごとにテーマを決め、そのテーマにふさわしいビートルズの2曲についてベース譜を4小節ずつ掲載してフレーズ構築の方法論を解説しています。各ページの最後ではそのテーマの活用例としてオリジナルのベース譜を4小節掲載するという流れです。
ビートルズの初期から3テーマ、中期から3テーマ、後期から2テーマ、最後にビートルズ解散以降で1ページという構成で、結局3曲×9ページ=27種類のベース譜が掲載されています。
著者もビートルズトリビュートバンド経験があるとのことで、特に中期で選んだ曲が玄人好みで興味深かったです(「For No One」など)。記事中で、ポールはあまり低音を使わない、高音をを使う場合は1弦よりは2弦の高フレットを好むという主旨の分析がありましたが、まさにその通りだと思いました。
僕はポールがあまり低音(4弦の5フレット未満)を使わないのはヘフナーベースの4弦の鳴りが悪いからだと想像しています。また、リッケンバッカーのベースは2、3弦の12フレット近辺がジャズベースやプレシジョンベースに比べて良い音がするので(とくにスライドさせたとき)、ポールもそこが気に入ったのかなと思っています。

2013年11月19日火曜日

レポート:ポール・マッカートニー2013年東京公演初日

※日本公演初日サウンドチェックのレポートはこちらをご覧ください。
※日本公演初日コンサート本編のレポートはこちらをご覧ください。
※日本公演最終日コンサート本編のレポートはこちらをご覧ください。

2013年11月18日、ポール・マッカートニー東京公演の初日を迎えました。
僕にとって大阪公演初日以来1週間ぶりのポールでしたが、明らかに体調が良さそうでした。登場した時点から血色が良く、顔が引き締まって見えました。声の調子も良く、今年のライブの中でも屈指の声の伸び、高音の安定感があったように思います。
セットリスト(演奏曲目)は大阪公演と同じでした(大阪公演初日のレポートはこちら)。

ジェスチャーやフェイク(ウォー、イェー、メロディを変えて歌う)も多く、ポール自身体調の良さを楽しんでいるようでした。飛ばし過ぎてアンコールの頃には声のスタミナ切れを感じるくらいでした。
バンドメンバーもテンションが高く、ところどころミスがあるほど楽し気でした。とくに「Queenie Eye」では誰かが入りのカウントを間違えたようで、ポールも指折り数えて確認していました。後で怒られないか心配になりました。
今回は東京ドームアリーナ中央のPAブースの直前で鑑賞しましたが、下馬評ほど音は悪くない と思いました。たしかに反響は京セラドームより感じましたが。音響はポールのボーカルを中心に調整されているようで、逆にベースの音が不明瞭だったというのが正直な感想です。会場の特性でこれ以上大きくできなかったのかもしれません。
先週はAブロック中央3列目で鑑賞したので会場全体の雰囲気はわからなかったのですが、今回Cブロックから見たことで開演前からの盛り上がりを実感できました。

その他感じたことを列挙します。
  • 登場時の衣装は大阪公演2日目と同じ紺色。豪華なえんじ色は日本公演最終日に着る?
  • 期待された江戸っ子MCは無く、標準語だった。
  • 同時通訳のスピードは改善されていた。いつも同じ場所で同じ内容を話すのであらかじめ準備していたのかもしれない。していたのは心の準備だけだったとしても効果はありそう。
  • Everybody Out There演奏後、福岡公演と同様歌唱指導があった。まだ足りなかったか・・・。
  • アリーナの一角に芸能人席があった。大きな通路に面しているので皆の注目を浴びて大変そうだった。マスクで顔を覆っている人が多かったが周りが芸能人だらけだったのですぐバレてしまっていた。
  • コールアンドレスポンス(ポールの即興の歌を客席に真似させる)がいつになく激しかった。ポール自身もお題が難しすぎたと感じたようだった。
  • Band On The Runの出だしでベースを間違えたのか思ったような音が出なかったのかポールがベースのコントロールパネルのつまみを回していた。
  • 東日本大震災の被災者に捧げる歌はLet It BeではなくYesterdayだった。 
  • 帰り際に四股を踏むポール。

エンディング
PAブースのゴジラとポール人形



終演後のグッズ売り場

2013年11月18日月曜日

今日からポール・マッカートニー2013年東京公演 鑑賞のポイント

ポール・マッカートニー来日公演は折り返し地点を過ぎ、今日から東京公演です。これまでの公演の様子から感じた鑑賞ポイントを紹介します。ネタバレを含みます。

思い思いに楽しめば良いという意見も多いと思いますが、ポールの期待をあらかじめ知ってそれに答えれば演奏も熱を帯びてより感動が増すという好循環が期待できるのでご一読ください。

開演前のBGM

開演1時間ほど前からポールやビートルズの楽曲を分解して再構成(リミックス)したBGMが流れ、ステージ両脇のスクリーンにポール関連の様々な写真をコラージュした一続きの映像が上下に流れ続けます。その時に使われた音源を含むと思われるものが以下で公開されています。
https://soundcloud.com/embassydjs/chris-holmes-beatles-paul

登場時の衣装

これまでの3公演ではえんじ→紺→緑と日替わりの長ジャケットを着用していました。残り3公演なのでこの3種を日替わりに着ると思いますが、どれで出てくるか注目です。えんじの場合は裏地に豪華な日本風の模様があるので脱ぐときにそれを見せる可能性があります。

日本語MC

これまでの公演では土地土地の方言をMCに取り入れていました。東京ではどのような言葉を使うのか興味津々です。

同時通訳

ステージ脇のスクリーンにポールがしゃべる英語がちょっと遅れ気味に日本語で表示されます。ポールの位置からはそれが見えないようなので、日本語が分かったらリアクションするのが良いと思います。

新曲「Save Us」への観客参加

イントロから入っている印象的なハンドクラップ(手拍子)、サビなどの「ウォーウォーウォーウォー」、サビ終わりの「セイヴァス、セイヴァス」とそのあとの「ア、ア、ア、ア」に参加するとポールが喜ぶと思います。

新曲「Queenie Eye」への観客参加

「O.U.T spells OUT」 の後の「アウッ」。後半は「アウッ」と言う箇所が2倍になります。Cメロ(静かになって裏声で歌う)後の「ヘイ!」をポールと交互にこぶしを振り上げて歌うと楽しいと思います。

新曲「Everybody Out There」への観客参加

この曲は観客と歌うことを目的に作られたのでがんばらなくてはなりません。イントロはバスドラムに合わせて手拍子、歌い出しの「ヘイ!」を一緒にやると良いと思います。サビの「ウォオオオ」は必須です。これも後半は2倍(歌いっぱなし)になります。最後はポールがシャウトして煽るので観客もより大声で叫ぶべきでしょう。福岡ではこの曲の参加度合いが不満だったのか、演奏後にポールから「ウォオオオ」の歌唱指導がありました(大阪公演初日は無かった)。

ラスティのギターの裏

ラスティー・アンダーソン(ステージ向かって左)の白いギターの裏に「ARIGATO」と書かれています。Paperback Writerの最後等ひっくり返してカメラに見せることがあるので反応すると良いと思います。

アルバム「NEW」日本チャート1位

「NEW」が日本で1位になってありがとうというような事をポールが言います。実際は洋楽チャート1位だと思いますが・・・。

レーザー光線

Being for the Benefit of Mr. Kite!やBand on the Runでは天井にレーザー光線で模様が描かれるようです。結果的に模様になっているだけかもしれません。

Something

ジョージ・ハリスンに捧げたSomething演奏終了後のポールの行動に注目してください。ジョン・レノンに捧げるHere Today演奏時は別の舞台にいるので、そちらでは見られない行動です。

All Together Now、Ob-La-Di, Ob-La-Daの大合唱

この2曲はポールも観客皆が歌うことを期待しているようです。実際にOb-La-Di, Ob-La-Da演奏前にはそのように述べ、曲の後半では演奏を止めて観客に歌わせるところがあります。

Live and Let Die

間奏が終わった時にラスティーが寝転んで、そのあとにコーラスにギリギリ間に合わないというコントがあります。演奏最後の爆発時にポールは耳を塞いで「だめだこりゃ、爆音で一時的に耳が聞こえない」みたいなジェスチャーをします。

Hey Jude

冒頭タンバリンを振っているブライアン(ステージ向かって右)は途中からベースを演奏するため、タンバリンを投げます。後半で「男性」「女性」と区別して歌わせるところがあります。

Get BackとI Saw Her Standing There

これまでの3公演ではセットリストはほぼ固定でしたが、大阪で演奏したGet Backの代わりに福岡ではI Saw Her Standing Thereを演奏しました。東京でどちらを演奏するか注目です。

アリーナ最前ブロックアップグレード

スタッフが当日会場を見渡してカメラ映りが良い人やポールが見て盛り上がりそうな人を選んで最前ブロックに案内することがあるようです。若い女性、奇抜な衣装、子供連れが有利です。それらしいスタッフがいたらアピールすると良いかもしれません。






2013年11月17日日曜日

レポート:「愛しのフリーダ」Q&A付最速上映

ビートルズのファンクラブ運営を任されていたフリーダ・ケリーを題材にしたドキュメンタリー映画「愛しのフリーダ ザ・ビートルズと過ごした11年間」(原題:Good Ol' Freda)が2013年12月7日から日本で上映されます。これに先立ちプロモーションのために来日したフリーダ・ケリーを迎え「Q&A付最速上映」が2013年11月17日に開催されました。

本作品についてはこちらをご覧ください。
フリーダ・ケリー
映画本編は想像以上にビートルズの映像や写真を使用していました。写真は珍しいものがありましたがビートルズの映像は既出のものにもかかわらずあまり質がよくありませんでした。ビートルズアンソロジープロジェクトでブラッシュアップされた映像は使用されていないようでした。
直属の上司であるブライアン・エプスタインのエピソードが多いのが印象的でした。ビートルズ本人だけでなくビートルズの親や伴侶について多く語っており、家族同然の付き合いをしていたことがわかります。
映画は基本的に時系列に沿って語っていきます。フリーダ・ケリーの自宅だけでなく、ビートルズゆかりの箇所に訪れて語っていました。ビートルズがカバーしていた曲の原曲を中心に当時のヒット曲がBGMとして多用されておりノスタルジックな雰囲気です。やはりビートルズデビュー直前から世界制覇までが話の中心で、1967年のブライアン・エプスタインの死を境に急激に祭りが終わった様子を寂しげに表現しています。
ビートルズがフリーダ・ケリーに対して示した親愛の情が様々なエピソードで描かれています。とくに、ビートルズがロンドンに拠点を移す際、父親のことを気遣ってリバプールに残ることにしたフリーダ・ケリーに対するジョージ・ハリスンのエピソードは本作品のクライマックスと言えるでしょう。

本編上演後に登壇したフリーダ・ケリーは終始笑顔で観客からの質問に答えていました。映画の中の黒髪とは違い、栗色の髪でした。質疑応答で印象に残った発言は以下です。
  •  ポール・マッカートニーとは3年前にLIPA(Liverpool Institute for Performing Arts)で会った(意外に頻繁に会っている)。
  • 11月21日のポール東京公演に行く。
  • 好きなビートルズの曲はI'm Only Sleeping、I Feel Fine、While My Guitar Gently Weeps、そしてThis Boy。ロックン・ロールが好きだった。(ジョン・レノンびいきに見えた)。
  • CAVERN CLUBのビートルズの楽屋に初めて入ったのはジョンが歌う「Anna」をリクエストするためだった。当時夜のステージはセットリストが決まっていたが、ランチタイムのステージはリクエスト制だった。
  • いじわるなメンバーはみんなの想像通りジョン。ポールもなかなか言うことを聞いてくれなかった。
  • イギリスではビートルズの髪型のことをマッシュルーム・カットとは呼ばない。 ビートルズ・カットと呼ぶ。
  • 本人は否定するだろうがI Saw Her Standing Thereの「She was just 17」というのはフリーダ・ケリーのことに違いない(監督のライアン・ホワイトの弁)。


イベント後半では爆笑問題を擁する芸能事務所タイタンの社長太田光代さん(爆笑問題太田光さんの妻)が花束を持って登場しました。ショービズ界の裏方の女性という共通項からの発想かもしれません。芸能ニュースに取り上げられることを期待していたのだと思います。実際にテレビカメラが数台、カメラマンは10人ほど取材に訪れていました。
【イベントレポート】映画『愛しのフリーダ』日本最速上映会に、主人公のフリーダ登場(BARKS)
ポール・マッカートニーの女癖も暴露!太田光代がビートルズの女性マネージャーを直撃(MovieWalker) 
ビートルズの元秘書ケリーさん、ポールは「いつも女の子と会いに行っていた」(スポーツ報知)
元ビートルズの美人秘書がポールの女癖暴露(テレビ朝日) 
ザ・ビートルズの元秘書フリーダ・ケリーが初来日! 気さくな人柄にファンも感激(シネマトゥデイ) 
ポールと爆笑・田中似てる!?太田妻「才能は全然違う」(サンケイスポーツ)
太田社長、爆問田中と山口もえは進展なし(日刊スポーツ)
太田光代社長 爆笑・田中の恋愛に教育的指導(東京スポーツ)
太田光代氏、交際順調?の爆問・田中に助言「子育ての邪魔しないように…」(オリコン)
太田光代が考える 爆笑問題の作品とは!?(日本テレビ)

映画もイベントもフリーダ・ケリーの誠実さや忠誠心が表れていました。ビートルズとの恋愛の質問についてはぐらかしたり、「日本に来るのが夢だった」と語ったりと、その気配りに感動しました。それがビートルズやスタッフに愛され、信頼された理由なのだと思いました。

2013年11月16日土曜日

ポール・マッカートニー 2013 in FUKUOKA メディアの報道

2013年11月14日に新幹線で福岡入りしたポールは同日大相撲九州場所を観戦し翌日に福岡公演を行いました。翌16日には東京に移動したようです。福岡滞在中のメディアでの報道を整理します。
大相撲観戦後カメラに向けておどけるポール
博多にポール! 本物だ 新幹線でやって来た(朝日新聞)
ポールさん、大相撲九州場所を観戦 新幹線で福岡入り(朝日新聞)
ポール・マッカートニーさん、相撲観戦 豪快な技に喜ぶ(朝日新聞)
大相撲九州場所:マッカートニーさんが観戦…20年前も(毎日新聞)
20年ぶり相撲観戦に客席から「ポール」コール(読売新聞)
ポール20年ぶり大相撲観戦 観客から拍手と歓声(産経ニュース)
ポールさん20年ぶり大相撲 結びまで観戦、拍手送る(共同通信)
マッカートニーさんが大相撲観戦=九州場所(時事通信)
ポール、大相撲九州場所の升席で興奮(日刊スポーツ)
ポールさん20年ぶり大相撲 結びまで観戦、拍手送る(中日スポーツ)
ポール・マッカートニー、20年ぶり大相撲を観戦(サンケイスポーツ)
ポール、20年ぶり九州場所を観戦(スポーツ報知)
ポール・マッカートニー 十両から!20年ぶり相撲観戦 (スポーツニッポン)
ポール・マッカートニー 土俵入り&懸賞金に関心 (スポーツニッポン)
ポール20年ぶり土俵入りに興味津々(デイリースポーツ)
日馬5連勝 大ファンのポール観戦に興奮(デイリースポーツ)
横綱・日馬富士 初日から5連勝(NHK)※映像あり

ポール退場時の「ポ・オ・ル」コールはテレビ中継にも映っています。

2時間以上大相撲を観戦してご満悦のポールですが舞台裏ではちょっとしたらトラブルがありました。

【横綱土俵入り後にハプニングが…】白鵬、ポールを待ってたのに…(毎日新聞)
白鵬がポールと記念撮影の予定が…(デイリースポーツ)
ポール、白鵬に“肩すかし”!横綱もビッグネームに貫禄負け(サンケイスポーツ)
白鵬にポールが肩すかし(中日スポーツ)
【九州場所】白鵬、無傷5連勝もポールに肩透かし!(スポーツ報知)
来日公演中のポール・マッカートニー 「すべて一存で決まる」大物ぶり(夕刊フジ)

ポールバッシングに発展するおそれもありましたが東スポが擁護してくれました。

白鵬ぶ然!ポール“ドタキャン”の一部始終(東京スポーツ)

この件に気まずい思いをしたんでしょうか、以下のような話も浮上しています。

ポール九州場所に懸賞金?千秋楽で実現か(日刊スポーツ)

翌日の福岡公演は満員の観客の中、盛大に行われたようです。大阪公演との違いは以下のようなものがありました。
  • 登場時の衣装は濃い緑色のジャケット(大阪初日はえんじ色、2日目は紺色)
  • 日本語MCは博多弁を反映
  • 大相撲観戦の興奮が冷めやらないのか四股のジェスチャーを多用
  • 大阪公演で演奏したGet Backの代わりにI Saw Her Standing Thereを演奏
  • ステージの両側面に小ぶりのスクリーンを設置(ステージ真横の客席用と思われる)
  • カメラ撮影禁止(主催者の総意として禁止したのか係員の判断なのかは不明)
「カエッテキタバイ!」 ポールさん20年ぶり福岡公演(朝日新聞)
ポール抱きしめたい 3万5000人、福岡熱狂 [福岡県](西日本新聞)
ポール、20年ぶり福岡公演(読売新聞)

公演翌日の夜、チャーター機で東京に移動したようです。

ポール夫婦でサイクリング 18日ドームへ(日刊スポーツ)

2013年11月15日金曜日

ポール・マッカートニー 2013 in OSAKA メディアの報道

ポール・マッカートニーは2013年11月11日/12日の大阪公演を終え、11月14日に次の公演地福岡へ移動しました。大阪滞在中のメディアでの報道を整理します。
号外を手にするポール
来日翌日の11月10日は大阪近郊のホールを貸し切ってリハーサルを行いました。

ポール厳戒リハも笑顔で「コンニチハ」(日刊スポーツ)

ニューアルバム「NEW」から6曲を演奏したそうですが、本公演のセットリストに組み込まれたのは英米でライブ披露済みの4曲だけでした。残り2曲がなんだったのか気になります。
リハーサル後、訪れた小倉智昭さんのインタビューを受けました。この様子は翌日の「とくダネ!」で放送されました。
最後の質問「生まれ変わってもまたポール・マッカートニーになりたいか」に対して以下のように回答しました。

Yes! It's a good life, you know. Good band, good life, good music, why would I not?

 
即答する様子と曇りのない笑顔に感動しました。世界中のファンのあこがれや期待を一身に受け止めて達した境地なのだと思います。

11月11日の大阪公演の様子は翌日のテレビや新聞で一斉に報道されました。

ポール・マッカートニー来日公演スタート!(朝日新聞)
しなやかに強靱に、時空超える歌心 ポール日本公演(朝日新聞)
ポール・マッカートニーさん「オオキニ」 日本ツアー、大阪で始まる(朝日新聞)
ポール、なんというサービス精神 日本公演初日レビュー(朝日新聞)
「マイドー!オオサカ」 ポール、日本公演スタート(朝日新聞)
ポール来日公演スタート…37曲、2時間45分!(読売新聞)
マッカートニーさん大阪公演「オーキニ!」(読売新聞)
「マイド!」マッカートニーさんツアースタート(読売新聞)
ポール・マッカートニーさん:まいど!GetBack! 来日公演、ドームにはVIP−−大阪(毎日新聞)
マッカートニーさん:日本公演が開幕 ヒット曲熱唱(毎日新聞)
ポール・マッカートニーさん来日公演、大阪でスタート「まいど、おおさか、ただいま」(産経ニュース)
世界を魅了したメロディーメイカー、やはり異端中の異端だった ポール・マッカートニー来日公演初日リポ(産経ニュース)
ポール・マッカートニー、11年ぶり日本公演 ファン「喜びでいっぱい」(産経ニュース)
ポール、11年ぶり日本公演 3万6千人ファン熱狂(共同通信)
3万6000人が酔う歌声=マッカートニーさん来日公演-大阪(時事通信)
ポール2時間半39曲 日本公演スタート(日刊スポーツ)
ポール、3万6000人と39曲大合唱!「ライブが大好き」(サンケイスポーツ)
ポール「オーサカ!タダイマ!!」 11年ぶり日本公演スタート(中日スポーツ)
ポール、熱唱2時間30分ノンストップ(デイリースポーツ)
ポール熱唱!71歳衰え知らず2時間45分37曲!(スポーツ報知)
ポール:11年ぶり日本公演 大阪で開幕「タダイマ〜、オオキニー」(スポニチ)
ポール・マッカートニー 11年ぶり日本公演「サンキュー、おおきに!」(スポニチ)
ポール 終演1時間後にLINE初書き込み、日本での思い出つづる(スポニチ)
おおきに! ポール・マッカートニー、日本公演が大阪からスタート(zakzak)
ポール・マッカートニー、11年ぶりのジャパン・ツアーをスタート(MTV Networks)
ポール・マッカートニー、日本ツアー初日となった大阪公演の写真とセットリストを掲載(RO69)
【ライブレポート】ポール・マッカートニー、「いま」を生きる清らかさ(BARKS)

当ブログでの大阪公演初日のレポートはこちらをご覧ください。


2日間の大阪公演を終えたポール、翌11月13日は予定していた京都旅行を取りやめホテルで休養したそうです。

同日の日刊スポーツにはサウンドチェック(ポール界隈では「有料リハーサル見学」と同義)について紹介していました。

ポール1時間リハ65000円~高額でも人気(日刊スポーツ)

この記事を見るとサウンドチェックのみ65,000円の奇異さに目が行ってしまうと思います。8万円と9万円は通常では手に入らない良い席に対する対価も含まれている(むしろそれが大半を占めている?)わけで、つくづくサウンドチェックのみというのは不思議な商品だなと思います。

当ブログでの大阪公演初日サウンドチェックのレポートはこちらをご覧ください。

2013年11月12日火曜日

レポート:ポール・マッカートニー アウト・ゼアー ジャパン・ツアー2013 初日@京セラドーム


※2015年日本公演初日のレポートはこちらをご覧ください。

※2013年日本公演初日サウンドチェックのレポートはこちらをご覧ください。
※2013年東京公演初日コンサート本編のレポートはこちらをご覧ください。
※2013年日本公演最終日コンサート本編のレポートはこちらをご覧ください。

ポール・マッカートニー来日ツアーは2013年11月11日に大阪・京セラドームで初日を迎えました。当日の様子をレポートします。以下、完全なるネタバレなのでご注意ください。


最初の衣装
セットリストはツアー中断前最後の8月14日カナダ公演のものを一部ニューアルバム「NEW」収録曲に差し替えたものです。3曲差し替わって4曲追加されました。Your Mother Should Knowは日本では幻となってしまいました。以下にカナダ公演からの変更点を青字で記します。

Eight Days a Week
Save Us ※Junior's Farmと交換
All My Loving
Listen to What the Man Said
Let Me Roll It ※Foxy Lady付
Paperback Writer
My Valentine
Nineteen Hundred and Eighty-Five
The Long and Winding Road
Maybe I'm Amazed
I've Just Seen a Face
We Can Work It Out
Another Day
And I Love Her
Blackbird
Here Today
New ※Your Mother Should Knowと交換
Queenie Eye 
Lady Madonna
All Together Now
Lovely Rita
Everybody Out There ※Mrs. Vandebiltと交換
Eleanor Rigby
Being for the Benefit of Mr. Kite!
Something
Ob-La-Di, Ob-La-Da
Band on the Run
Back in the U.S.S.R.
Let It Be
Live and Let Die
Hey Jude

Day Tripper
Hi, Hi, Hi
Get Back

Yesterday
Helter Skelter
Golden Slumbers / Carry That Weight / The End

開演は10分遅れの19時10分。正味2時間40分のショーでした。アンコール待ちの時間が短いのが印象的でした(あまり焦らさない)。

まずは気になる客の入りとポールの声の調子ですが、客の入り=申し分なし、声の調子=まあまあといった感想です。空席はあったと思いますが、目立つものではありません。主催者の執念のたまものでしょう(以前の記事もご参照ください)。ただ、当初予定されていたアリーナのFブロックは設置されなかったようです。アリーナ後方に大きな空間があります。翌日11月12日公演がどうなっているか気になります(11月12日追記:11月12日はFブロックが存在しました。前日は黒い幕で覆っていた席も注釈付き席として開放していました)。
声の調子は2012年の各種ライブより格段に良いですが、この2013年9月~10月の調子の良さには劣るようでした。Maybe I'm Amazedはかなりきつそうでしたが、逆にその辺から温まって持ち直してきたように思います。

以下、気づいた箇所を列挙します。
  • ポールの最初の衣装はえんじの長ジャケット。このデザイン自体は他の公演でも着用していたものと同じようだが、えんじという色も含め裏地に日本風の柄(色は紺地に金)をあしらった日本専用。袖の部分で折り返しているので演奏中も柄が見える。脱ぐときに観客に裏地を見せるので要注目。
  • ポールの第一声は「マイド、オオサカ、タダイマ 」。続いて「コンバン、ニホンゴ ガンバリマス。デモ エイゴ ノ ホウガ トクイデス」。その他「アリガトウ」「オオキニ」を連発。長い日本語はカンペを見ていた。
  • 2002年の来日公演同様、同時通訳の文字が表示される。前回同様ナンセンスな言葉を発してテストしていた。今日は「The yellow bird flew over the green tree tops」。ただ、今回は日本語頑張ったのであまり出番は無かった。そもそもあまり「同時」通訳ではなかった。
  • 誰かに捧げた曲を紹介するときはその旨話していた。My Valentine→ナンシー、Maybe I'm Amazed→リンダ、Here Today→ジョン・レノン、Something→ジョージ・ハリスン。リンダ以外は日本語で紹介していた。逆に言えばリンダについて触れたのはアドリブなのかもしれない。
  • BlackbirdとHere Todayを歌う時ポールは一人、メインステージの前に突き出た小さなステージに移動する(このせいでアリーナ中央ブロックがくぼんでいる)。この舞台は演奏中に数メートル(もっと?)上昇する。上昇/下降するときはスタッフ複数人が下で緊張感を持って控えている。
  • アリーナA8ブロック(中央最前列)は他のブロックよりくぼんでおり、4列目から始まっている(1~3列と番号が振られた席が存在しない)。両隣のブロック(A7とA9)も中央寄りの席は同様に4列目から始まっている。つまりA7~A9は半円形にくぼんでいるイメージ。
  • アリーナ中央ブロックの最前列は仕込みと思しき20代の女性が占めていた。どの程度ポールファンか不明だが、誰よりもライブを盛り上げようとしており立派に役目を果たしていた。一人は「I love George!」と叫んでポールから「Yes, we love George!」と返事をもらっていた。
  • 「Get Back」演奏時にブライアン(ステージ向かって右側)のギターの音が途切れ途切れになっていた。接触不良なのかジャック部分を気にしていたが結局ギターごと交換して乗り切った。
  • 終演時に散布される紙ふぶきは2cm×5cmのもので、赤と白の2色がある。日本の国旗をイメージしていると思われる(イタリア公演では赤・白・緑の3色だった)。
  • 観客による静止画撮影は禁止されていない。フラッシュ撮影、動画撮影、録音、「プロフェッショナルカメラ」(レンズ交換式カメラの類)での静止画撮影は禁止されている。サウンドチェックと同じ制限だが、サウンドチェックの場合はさらに開始15分までという制限があった。本編には時間制限無いようである。
  • その他の禁止事項は缶・ビンの持ち込み、ジャンプ。
今回、幸運にも中央ブロックの前から3列目で見ることができました。Blackbird演奏中にポールがリズムを取るために足踏みする生音が聞こえてきたことと、Live and Let Dieの炎に風圧と熱気を感じたことに驚きました。
東京公演も参加するのでそちらも後日レポートします。そちらはもっと後ろの席なので写真は期待できませんが。

開場中
グッズ売り場
レスポールを弾くポール
同時通訳

カジノを弾くポール
せり出しステージでのポール
「NEW」ロゴ
Live and Let Die
Live and Let Die
Hey Judeでは客席がスクリーンに映る
アンコールは国旗を持って入場
1度目のアンコール終了
Yesterday
メンバー紹介
The Endギターバトル
The Endの最後の一節
終演を知らせる紙ふぶき
今や新名所となったグリコポール