2014年3月29日土曜日

Hofner 500/1 ベース モデル名を「Liverpool」「Cavern」に変更?

ポール・マッカートニーが愛用したことで有名なヘフナー社のバイオリンベース500/1シリーズのモデル名が変更されるとのプレスリリースが2014年3月28日ドイツのヘフナー社より出されました。
左からCavern、Liverpool、標準モデル
以下のように変わります。

Vintage ’61 Re-issue → ‘Cavern’
Vintage ’62 Re-issue → ‘Liverpool’ →その後'Mersey'に変更
Vintage ’64 Re-issue → 無印(強いて言えば‘standard’)

http://www.hofner-guitars.com/electric-basses/violin-bass.html

よりポール使用器との関連性を明確に宣言したことになります。名前が変わっただけで仕様に変更は無いそうですが、開き直ってポール使用器を忠実再現する方向に進んでくれることを期待します。

現時点では日本の代理店のWebサイトに動きはありませんが追従するものと思われます。日本人のこだわりが反映されたVintage 62 World History Premium 3rdが今後どうなるか興味あります。

2014年4月19日追記:「Liverpool」への改名は他社の登録商標の問題で断念したようです。代わりの名前を募集中です。https://www.facebook.com/photo.php?fbid=10152351605026145&set=a.207970101144.165738.194324361144&type=1&stream_ref=10

2014年6月20日追記:「Liverpool」とされていたモデル名は「Mersey」に変更されました。

Höfner Press Release

Name Changes for the Beatle Bass
Bringing the models into line with history.
Hagenau, Germany, 28th March 2014.

The three German built 500/1 Violin Beatle Basses on the current Höfner catalogue have received changes to the model names in order to more closely associate them with historical events. The construction and fittings remain, however, exactly the same.
Due to the sequence that re-issue models were released in, more than 10 years ago, the McCartney spec bass became the Vintage ‘62 Re-issue despite the fact that his bass was built around August 1963.
The models will no longer have a year to identify them, these are replaced by names more evocative of the actual time they represent.
The Vintage ’61 Re-issue is now designated the 500/1 ‘Cavern’. It is inspired by a bass purchased by Paul McCartney in Hamburg in 1961.
The Vintage ’62 Re-issue becomes the 500/1 ‘Liverpool’, being inspired by a bass built for Paul McCartney around August 1963.
The Vintage ’64 Re-issue will now simply be the 500/1 Violin Bass and becomes the ‘standard’ model.


2014年3月27日木曜日

ポール・マッカートニー 2014年5月来日公演発表

2014年12月6日追記
ポール・マッカートニー2015年来日公演についてはこちらをご覧ください。
http://blog.kouchu.info/search/label/Paul2015


2014年3月27日午前4時にポール・マッカートニー「Out There」ツアー日本公式サイトにて2014年日本公演が発表されました。ソロとしては2年連続5回目です。前回の来日から半年という異例の短さでの再来日です。
2013年日本公演でのポール
 
ポール・マッカートニー アウト・ゼアー・ジャパンツアー2014
http://outthere-japantour.com/
http://kyodotokyo.com/outthere2014
ポールが熱望!! 奇跡の再来日公演が決定!!(ユニバーサルミュージック)
Paul is Getting Back #OutThere in Japan!(ポール・マッカートニー公式NEWS)

5/17→5/19→中止 国立競技場(東京) 座席表(スタンドのみ)
5/18→中止 国立競技場(東京) 座席表(スタンドのみ)
5/24→中止 ヤンマースタジアム長居(大阪) 座席表(スタンドのみ)
左が東京、右が大阪のブロック割り図(アリーナの詳細な座席位置はわかりません

開場15:30 開演17:30(予定)
S席17,500円 A席15,500円 B席13,500円

<追加公演>
5/21→中止 日本武道館
開場14:00 開演15:00
S席80,000円 A席60,000円 B席40,000円 アリーナ席100,000円 C席1,500円(25歳以下限定)

来日決定 当日のメディアの報道

ポール再び 5月に東京・大阪で屋外公演(朝日新聞)
ポール・マッカートニー5月に国立で公演(日刊スポーツ)
ポール・マッカートニー5月国立ライブ!「また日本に」熱望し再来日(スポーツニッポン)
ポール・マッカートニー5月再来日! 国立競技場で公演(東京スポーツ)
ポール魅せる 昨秋に続き5月に再来日(中日スポーツ)
ポールさん、5月に再来日 東京、大阪で公演(共同通信)
ポール・マッカートニー、5月に国立で再来日公演2days 海外歌手初!(オリコン)
ポール・マッカートニー、5月に国立競技場2daysとヤンマースタジアム長居(BARKS)
ポール・マッカートニー、5月に国立競技場2デイズを含む再来日公演が決定(RO69)
ポール・マッカートニーが早くも再来日公演を5月に開催(Billboard JAPAN)
めざにゅ~(フジテレビ)
グッド!モーニング(テレビ朝日)
早ズバッ!ナマたまご(TBS)
めざましテレビ(フジテレビ)
朝ズバッ!(TBS)
ワイド!スクランブル(テレビ朝日)
スーパーJチャンネル   (テレビ朝日)

これまでの経緯

ポールが今年再来日するという噂は2014年2月中旬頃からささやかれるようになりました。3月に入りOut Thereツアーが4月南米から再開と公式発表されるとともに初の韓国公演も噂されはじめ、より一層再来日が現実味を帯びてきました。韓国公演の規模は昨年の日本公演より小さいことが予想され、そのためだけにアジアくんだりに来るとは考えにくかったからです。
(2014年4月3日追記:5/28韓国公演が正式発表されました

3月22日放送のスカパー「12時間 ALL McCARTNEY!」での発表という噂もありましたが、結局ありませんでした。ガセネタか・・・という雰囲気が蔓延していた中突然ポール・マッカートニーのLINEアカウントからメッセージが届きました。2014年3月26日17時のことです。
それに呼応するように21時に日本ツアー公式サイトでのカウントダウンが開始されました。
そしてカウントダウンが0になるとともに自動的にページが書き換わり今回の日本公演が発表されました。全国紙の朝刊に広告が掲載され(主催の朝日新聞は全面カラー)、都内の主要駅では号外が配られました。


2014年3月20日木曜日

「Can't Buy Me Love」発売50周年記念ベースTAB譜

今日3月20日はビートルズのシングル「Can't Buy Me Love」イギリス発売50周年です。
同曲風のベースタブ譜を共有します。
http://www.kouchu.info/Bass16.pdf


ビートルズ大ブレイク後に発売されたこの曲、イギリスに先立って発売されたアメリカでは予約だけで200万枚売ったそうです。録音時のエピソードも豊富で、ビートルズのパリ滞在中に録音、モノラル版はミックスダウン時にハイハットを追加録音、リードギター消し残り、ジョージ・マーティンがサビから始めるよう提案し繋がりやすいコード進行を提供、などが伝えられています。

一聴すると単調なベースラインですが、注意深く解析してみると様々な配慮があることを思い知ります。いつものように最初はシンプルでだんだん複雑になっていきます。間奏の前半だけはそれまでBbだった箇所をBで(半音高く)弾いている(前掲の楽譜52~54小節目)ことに気付いたときは驚きました。まだまだ奥が深いです。
左:通常のパターン    右:間奏の前半

2014年3月19日水曜日

「ビートルズと私」Blu-ray & DVD 2014年3月19日発売

シンガーソングライターのセス・スワースキーがカメラ片手にビートルズ関係者を訪問してビートルズとの思い出についてインタビューするドキュメンタリー映画「ビートルズと私」(原題:Beatles Stories)が2014年3月19日にブルーレイディスクとDVDで発売されました。英語版のレビューは→こちら
 2013年9月に日本でも劇場公開され、2014年2月にはWOWOWで放送されましたがこのパッケージ限定の映像特典が収録されています。

★監督コメンタリー
劇場公開版では紹介しきれなかった、さらにディープなビートルズ神話のオンパレード!
★劇場未公開インタビュー集(33分)
おもな出演者・・・フェリックス・キャヴァリエ(ラスカルズ)、アラン・リヴィングストン(キャピトル・レコード元社長)、
ローレンス・ジュバー(ウィングス)、ラスティ・アンダーソン(ポール・マッカートニーのツアーメンバー)、
デイヴ・エドモンズ(ロックパイル)、ポール・テナント(フォーカル・ポイント)、ピーター・トーク(モンキーズ)、
スペンサー・デイヴィス、グレアム・グールドマン(10cc) 他
★ノーマン・スミスは語る(24分)
オーディションの頃からビートルズの曲を手掛けてきたエンジニアが語る、驚愕の秘話

とくに故ノーマン・スミスのインタビューはビートルズのレコーディングに興味がある方にとっては有益だと思います。
また、本作のBlu-ray版は英米でも発売されていないようなので世界的に見ても貴重と言えます。

2014年3月17日月曜日

「LET IT BE」2014年日本ツアー終了 振り返り

※セットリストは→こちら
※使用楽器は→こちら

ビートルズトリビュートショー「LET IT BE」来日公演は2014年3月16日の福岡公演をもって終了しました。初日の東京公演@東急シアターオーブこそメディアでの報道もありましたが、それ以降はひっそりと終わった印象です。
関係者がFacebookに投稿した東京公演とされる写真
総括として観劇された方々のブログやSNSでの発言(感想/評価)をまとめてみたいと思います。統計を取ったわけではないので個人的な印象によるものです。今回の日本公演はジョージ役以外ダブルキャストなので、どちらに対する評価なのか注意する必要がありますが、その点を明らかにしている方はほとんどいませんでした。
明治神宮を観光したキャストたち

まず、ショーのフォーマットはおおむね好評のようでした。「タイムスリップ」という言葉でイベントの雰囲気を表現している方が多かったです。歌や演奏が上手という評価が多く、とくにアコースティックコーナーの評判が高いです。これは先輩ショーの「RAIN」についてはあまり見られなかった感想です。
とはいえRAINとLET IT BE両方見た方はRAINの方が良かったという人が多いようでした。これは両者の内容があまりにも似ている(LET IT BEが陳腐に感じる)ということも影響しているでしょうが、確かにビートルズのカリスマ性はRAINの方が体現できていた気がします。LET IT BEの方が庶民的というかコミカルだった印象があります。

否定的な意見として「似ていない」というものが多いです。とくにポール役が右利きなのが減点対象となっています。ところが、左でベースを弾いていたという目撃証言もあり(前掲の写真もそう)、真相は不明のままです。Peter John Jacksonが試験的にベースを左で弾いた日もあったのかもしれません。「似ていない」派の方もジョン役には及第点を与えているようでした。
東京公演サウンドチェックの様子。本番も左で弾いていた?
 他には曲の構成を変えて演奏時間を短縮していることが反感を買っていました。気づかないように巧妙にアレンジしているのですが、気づく人にとっては気になるのでしょう。
出演者のIain Hornal とPaul Mannion(東急シアターオーブにて)
結果として、The Fab Fourの再評価につながった人が多いようです。一方、中には今回来日したのがThe Fab Fourだと誤認している人が何人かいました。いずれにせよ、これでThe Fab Fourの再来日に弾みがつけば良いなと思います。

次回来日公演に向けてですが、RAINやThe Fab Four同様、宣伝が課題だと思いました。今回も来日を知らないままで終わった潜在顧客がいそうです。FacebookやTwitterなど低コストのメディアもあるのですからもっと活用すれば良いと思います。
チケットについても課題を残しました。東京公演では前方席をプレミアムシートとして2万円近くで売り出したのですが、売れ行きが芳しくない公演も多かったようで、ステージ前に空席が目立ち後ろの方が満席といういびつな状態になっていたようです。今後も長くビートルズで商売していこうというならそういった空席を当日券として学生限定で安価で販売するなど、できる工夫は行ってもらいたいものです。
ポール・マッカートニーも訪れた皇居に行った二人のポール役

2014年3月8日土曜日

レポート:ビートルズトリビュートショー「LET IT BE」2014年3月8日昼公演 使用楽器一覧

ビートルズそっくりさんトリビュートライブ(コンサート/ミュージカル)「LET IT BE」2014年3月8日昼公演(渋谷ヒカリエ 東急シアターオーブ)に行って来ました。初日に続いて2度目の鑑賞です。(初日のレポートはこちら
何故2度も行ったかというとダブルキャストのもう片方を見たかったからです。来日メンバーが発表されたときに見たいと感じたのはそちらのほうでした。とはいえ2012年のRAINも今回のLET IT BEも日本側主催者はいつどちらが出るか把握していないので事前に知る術がありません。結局RAINは完全に交互に出演したようなので、その法則を当てはめて今日の昼公演は初日とは違うキャストが出ると予想しました。ちょうどCheaper Seats(ジョン役いわく) の3階席がさらに半額で手に入ったのでダメ元で行ってみました。
結局、ダメでした。初日と同じ出演者でした。

気を取り直して初日との変化を味わうことにしました。客の入りは初日よりも少なく、安価な席から埋まって一階前方の高価な席の方に空席が目立つという状態でした。これが本来の動員力で、初日は招待客が多かったのかなと思いました。
東京公演もこれで6回目となりだいぶこなれてきたようで、初日に何度かあった音響トラブルは無く、メンバーもリラックスしているようでした。
とくにポール役のIain Hornalは終始ハイテンションで笑顔を振りまきながら激しく動き回っていました。歌も初日に比べて響きが豊かになった気がします。初日は体調が悪かったのかもしれません。一方、初期の曲で飛ばし過ぎたせいかCan’t Buy Me Love以降は音が高いところを裏声でごまかしたりメロディを変えたりして負担を回避することがありました。これは初日には見られなかった行動です。そんな様子も休憩以降は消え、初日公演に先立って報道関係者向けに公開された演奏では裏声交じりだったLet It Beもしっかり歌い上げていました。

セットリストやMCの内容は初日と同じでしたが、ところどころ日本語を増やしていました。初日からあった「ありがとう」以外に「一、二、三、四」「立って」「踊ろう」など、ジョン役が率先して観客とコミュニケーションを取っていました。楽器交換の日本人スタッフがマイクを奪って英語MCの補足説明をするということもありました。

同じキャストの演奏を2回も見てこのような感想だけを持って帰ってくるのはもったいないので曲ごとの使用楽器を記録してきました。以下に共有します。細かな銘柄は間違っているかもしれません。
曲目 ジョン ポール ジョージ リンゴ
I Saw Her Standing There Rickenbacker 325 V59 無改造
ジェットグロー
金ピックガード
Hofner 500/1 V62
ピックガードあり
Gretsch
Duo Jet
LUDWIG
ブラックオイスター
1タム
白地にLET IT BEのロゴ
Please Please Me
From Me to You
It Won't Be Long
She Loves You Gretsch
Country Gentleman
I Want to Hold Your Hand
All My Loving
A Hard Day's Night Gibson J-160E
サンバースト
Rickenbacker
360/12
Can't Buy Me Love
Do You Want to Know a Secret Gretsch
Country Gentleman
Yesterday Epiphone Texan
Help! Rickenbacker 325
ジェットグロー
白ピックガード
Hofner 500/1 V62
ピックガードあり
Gretsch
Tennessean
LUDWIG
ブラックオイスター
1タム
白地にLET IT BEのロゴ
I Feel Fine
Ticket to Ride
Drive My Car
Twist & Shout
Day Tripper
Sgt.Pepper's Lonely Hearts Club Band Epiphone Casino
サンバースト
Rickenbacker
4003
ファイアーグロウ
サイケデリック
ペイント
Fender
Stratocaster
サイケデリック
ペイント
「Rocky」 風
LUDWIG
ブラックオイスター
1タム
Sgt.Pepper's風
LET IT BEのロゴ
With a Little Help From My Friends ピアノ
Lucy in The Sky With a Diamond
When I'm Sixty-Four
Sgt.Pepper's Lonely Hearts Club Band (Reprise) Epiphone Casino
サンバースト
A Day in the Life ピアノ
Magical Mystery Tour LUDWIG
ブラックオイスター
2タム
Magical Mystery Tour風
LET IT BEのロゴ
All You Need Is Love
Strawberry Fields Forever
Blackbird Gibson J-160E
サンバースト
Martin D-28 Gibson J-200
Two of Us
Norwegian Wood (This Bird Has Flown) Rickenbacker
4003
ファイアーグロウ
サイケデリック
ペイント
Here Comes the Sun
In My Life Fender Telecaster
オールローズ
The Long and Winding Road Fender Bass VI ピアノ
While My Guitar Gently Weeps Gibson J-200 Rickenbacker
4003
ファイアーグロウ
サイケデリック
ペイント
Gibson
Les Paul
チェリーレッド
Come Together Epiphone Casino
改造あり
ナチュラル
Hofner 500/1 V62
ピックガードなし
Fender Telecaster
オールローズ
LUDWIG
ブラックオイスター
2タム
赤の無地
タオルミュート
Get Back
Revolution Gibson
Les Paul
チェリーレッド
The End
Give Peace A Chance Gibson J-160E
ナチュラル
Let It Be Fender Bass VI ピアノ Fender Telecaster
オールローズ
LUDWIG
ブラックオイスター
2タム
赤の無地
タオルミュート
Hey Jude Gibson J-160E
ナチュラル
Fender Bass VI
※Rickenbacker 325 V59はいわゆるワシントンDC仕様などの定番の改造はしていない
※Rickenbacker 325(白ピックガード)はパイソンストラップを着用
※Epiphone Casinoのナチュラルはピックガードを外してワッシャを黒にするなど一通りの改造はしているようだった
※Gibson Les PaulはいわゆるLucyをイメージしているのだろうが、Lucyのようなトップの色の境目は無い
※Hofner 500/1 V62はリアピックアップの位置やネックのボリュートを見るにWHPでは無い
※後期のシーンではHofner 500/1 V62のピックガードを外すがBASSMANステッカーは貼っていない
※Rickenbackerのベースはトライアングルインレイやフロントピックアップの形状と位置により4003と判定
※ドラムセットは全編同じだがバスドラムのヘッドのデザインをシーンによって変える。休憩中にタムを1つ追加
 

2014年3月4日火曜日

レポート:ビートルズトリビュートライブ「LET IT BE」2014年日本公演初日

※3月8日昼公演のレポートや使用楽器については こちら

ビートルズのトリビュートショー「レット・イット・ビー」来日ツアーが2014年3月4日東京の東急シアターオーブ(渋谷ヒカリエ11階)にて開幕しました。この初日公演に行ってきました。
いつのまにか(たぶん2月末)「KOSE Presents」になっていたこのイベント、2012年の「RAIN」(くわしくはこちら)の後継という位置づけですが、RAIN以上に目立った宣伝活動が無いままひっそりと初日を迎えました。
この日はスペシャル・サポーターの福田彩乃さんも来場し、キャストと共に取材に応じました。

ものまねタレント福田彩乃、「ザ・ビートルズ」のトリビュートライブを見て絶賛(livedoorニュース)
福田彩乃も絶賛。ビートルズトリビュートライブ開幕(チケットぴあ)
福田彩乃、ビートルズトリビュートライブに「やられた」(スポーツ報知)
福田彩乃、“ものまねビートルズ”に大興奮「体感できて楽しめる」(サンケイスポーツ) 
福田彩乃のモノマネを海外キャスト絶賛(デイリースポーツ)
福田彩乃がニワトリものまねで『LET IT BE』はサイコー!(TOKYO HEADLINE)
福田彩乃が絶賛…ビートルズ・トリビュート(読売新聞)
3月4日夜、東京でローリング・ストーンズとビートルズのコンサートが同時に開催される奇跡が起こった!(ハフィントンポスト)
渋谷でビートルズのトリビュートライブ「レット・イット・ビー」-日本初公演(シブヤ経済新聞)

初日の客の入りは8割程度といったところです。客層は老若男女でしたが、RAINより平均年齢が下がったように思いました。当日の写真はイベント公式Facebookページが豊富です。

まず感じたのはRAINによく似ているということです。日本からすれば当たり前のようにも思いますが、実際は別団体でアメリカではRAINがLET IT BEを著作権(ショーのフォーマット)侵害で訴えたぐらいです。
両者の日本公演で同じだったのは以下のような部分です。
  • ミュージカルというよりはバンド編成によるライブパフォーマンス(つまりコンサート)
  • ビートルズの曲を年代に沿って衣装やセットを変えながら演奏する
  • アコースティックコーナーがある(前の3人が座って演奏する)
  • 曲順、曲の構成(端折り方)が同じ個所がある(とくにショー後半)
  • ステージ両脇にテレビ型のスクリーンがある
  • 開演前/休憩中に60年代音楽が流れる(Mellow YellowやGood Vibrationなど選曲も同じ)
  • 開演前にビートルズトリビアクイズが上映される
  • オープニングの映像はほとんど同じ(たぶん音や演出は同一で「RAIN」が「LET IT BE」に変わっただけ)
  • ステージの合間に当時のCMやニュース映像が流れる(映像素材が一部同じ)
  • 上演時間(約1時間演奏→20分休憩→約1時間演奏)※10~20分RAINの方が短い

RAINから改良されたと思われる箇所は以下です。
  • 曲数が増えた(31曲→40曲)
  • 映像に日本語字幕が付いた
  • ビートルズの名MCの再現が増えた(あまり観客に伝わっていないようだが・・・)
  • 演奏中の様子を多数スクリーンに映すようになった
  • キャヴァン・クラブとロイヤル・バラエティ・パフォーマンスのシーンが追加された(その代りエド・サリヴァン・ショーのシーンは削除)
  • シェイ・スタジアムのシーンではMCに長いエコーをかけたり歓声をかぶせるなどして球場コンサートの雰囲気を強調
  • 演奏や歌にところどころアレンジを加えている(賛否両論あるだろうが)
肝心のステージの感想ですが、「せわしない」という印象が残りました。曲のテンポ、ステージの展開、MCなど、焦っているように感じてしまいました。曲ごとの構成もところどころ端折っていたので時間内に曲数を詰め込むために意図的なものなにかもしれません。一つ一つの音の深みや間の余韻は物足りないところもありますが、その分全編に渡ってテンションは高いのでそれにうまく乗っかることができれば楽しめると思います。

今日のキャスト(出演者/バンドメンバー)は以下でした。ジョン、ポール、リンゴはダブルキャストですので今回の来日メンバー全員についてはこちらをご覧ください。

ポール・マッカートニー役:Iain Hornal
ジョン・レノン役:Ryan Coath
ジョージ・ハリスン役:Paul Mannion
リンゴ・スター役:Phil Martin
キーボード類:Ryan Alex Farmery

それぞれについて感想を記します。

ポール・マッカートニー役:Iain Hornal
すばらしい歌を聴かせてくれました。彼個人の写真や映像を見るとナイーブな印象がありましたが、ステージ上で笑顔を振りまいて激しく動く様子にプロ根性を感じました。ただポールっぽいかと言えば話は別で、見た目は想像より似ていましたが歌、ベース、ギターはポールのものとは違う気がしました。ベースを右利きで弾くのはこのイベントの主旨としてはマイナス点です。ピアノはとても上手でした。

ジョン・レノン役:Ryan Coath
ミュージシャンとしては印象に残るポイントはありませんでしたが(逆に不満もありません)、本業が役者なようで、ジョン風すっとんきょうな立ち居振る舞いやMCで孤軍奮闘というぐらいステージをけん引していました。海外のトリビュートバンドは太っているジョン役が多いですが、彼はスリムなのも好印象です。

ジョージ・ハリスン役:Paul Mannion
マニアのポイントを押さえた期待を裏切らない演奏ですが、顔、立ち姿、声はジョージという感じではありませんでした。リンゴ役のPhil Martinの方が見た目がジョージに似ていると思いました。歌そのものは感動させるだけのものがありました。

リンゴ・スター役:Phil Martin
手数は申し分ないのですが、一打一打に気合いが足りないように感じました。ドラムを撫でているような印象です。これならもう一人のリンゴ役のChris McBurneyの方が期待できそうです。The Endのドラムソロは迫力あって良かったので単に手を抜いていただけかもしれません。MCは現代のリンゴ風にピース&ラブを連呼していました。

キーボード類:Ryan Alex Farmery
活躍が伝わりにくかったですが、キーボードのソロパートは軽々と弾きこなしていました。ビートルズ中期の曲の印象的なフレーズはところどころ自動演奏していたようです。

こう書くと不満だらけのように見えてしまいますが、演奏の堅実さと歌の力強さは日本のビートルズコピーバンドではなかなか見られないもので充分楽しめました。観客もみな楽しんでいたようで、一緒に歌うのはもちろん、ところどころ立ち上がったり手拍子していました。ネットでの口コミでもそこそこ評判が高いようです。

なお、MCはほとんどが英語で最後に「アリガトウ」というくらいでした。RAINのときもそうでしたが、あまりに英語MCへの観客の反応が薄いので今後日本語が増えるかもしれません。

グッズ販売は2000円のパンフレット(プログラム/小冊子)があるのみでした。パンフレットは大判で写真が多い(だが来日メンバーの写真ではない)20ページ超のものです。10列目以内確約のプレミアムシートには他にもお土産があるようでした。


最後に完全ネタバレとなるセットリスト(演奏曲目/演奏曲順)を共有します。RAINでは演奏しなかった曲を太字で示します。


■キャヴァン・クラブ(薄暗いステージにベスト姿)
I Saw Her Standing There
Please Please Me
From Me to You
It Won't Be Long

ロイヤル・バラエティ・パフォーマンス(黒いスーツで。宝石ジャラジャラ発言)
She Loves You(3番カット)
I Want to Hold Your Hand(2回目のサビ以降カット)
All My Loving

主演映画(黒いスーツで。ジョンはアコースティックギター)
A Hard Day's Night
Can't Buy Me Love
Do You Want to Know a Secret
Yesterday

シェイ・スタジアム(1965年同所ライブでの衣装。ヘリコプターの音など)
Help!
I Feel Fine(2回目のサビ以降カット)
Ticket to Ride(2回目のサビ以降カット)
Drive My Car(3番カット)
Twist & Shout(ビートルズのライブでの演奏を意識した短縮バージョン)
Day Tripper(2番カット)

サージェント・ペパーズ(ミリタリールック。アルバムジャケット風セット)
Sgt.Pepper's Lonely Hearts Club Band
With a Little Help From My Friends(2回目のサビ以降カット)
Lucy in The Sky With a Diamond
When I'm Sixty-Four(イントロが長い)
Sgt.Pepper's Lonely Hearts Club Band (Reprise)
A Day in the Life(オーケストラ上昇フレーズ6小節短い)

(20分休憩)

フラワーパワー(サイケデリックな衣装)
Magical Mystery Tour(間奏まで)
All You Need Is Love(3番カット)
Strawberry Fields Forever
Blackbird(ここから椅子に座ってアコースティックセットになる)
Two of Us(2回目のサビ以降カット)
Norwegian Wood (This Bird Has Flown)
Here Comes the Sun
In My Life
The Long and Winding Road(間奏以降カット)
While My Guitar Gently Weeps(「Love」のストリングス入バージョンで始まり途中から通常バージョンに)

■アビーロード(アルバムジャケット風衣装)
Come Together(2番カット)
Get Back
Revolution(2番カット)
The End(ドラムソロから。ギターソロは3人分を一人で弾く)

■アンコール(ジョンのみソロ時代のミリタリージャケットに着替え)
Give Peace A Chance(短縮バージョン) ※ジョン・レノンのソロ曲
Let It Be(3番カット)

■ダブルアンコール
Hey Jude(2番カット。リフレインは女性→男性などアカペラで歌わせる)

※RAINで演奏されてLET IT BEで演奏されなかった曲・・・I'm Happy Just To Dance With You、Eleanor Rigby
※イベント公式サイトに演奏曲例として掲示されていたが演奏されなかった曲・・・Penny Lane、Long Tall Sally、I Wanna Be Your Man、Yellow Submarine、Eleanor Rigby、I Am the Walrus