書籍「ジョージ・ハリスン~マイ・ギター・ロード~」2015年3月4日発売

『「ギタリスト/ギター/楽曲」というプレイヤー&ソングライターの観点からスポットを当てて“ジョージ・ハリスン”を多角的に徹底検証するギタリスト特集ムック』という触れ込みの「ジョージ・ハリスン~マイ・ギター・ロード~」が2015年3月4日に発売されました。
シンコー・ミュージック・ムック ジョージ・ハリスン~マイ・ギター・ロード~

月刊ギター専門誌「YOUNG GUITAR」のブランドで制作されているだけあって、ジョージの私生活や精神世界には踏み込まず、ミュージシャンとしてのジョージをストイックに分析しています。

定価2,376円 と少々値は張りますが、148ページ中66ページがカラーという豪華な作りになっています。 目玉記事は 下記3つです。

レコーディング・ストーリー 1961-2001 ビートルズ/ソロ/セッション他
ビートルズやソロ作品はもちろん、ジョージが何らかの形で関わった作品を100以上ジャケット写真とともに紹介しています。

写真で見る ジョージ's ギター・ストーリー
ビートルズ時代を中心に、ジョージが手にしたギターを豊富な写真で解説しています。ジョージの所有ギターの写真はページ見開き斜め最大限に掲載され、詳細を確認できます。可能な限り現行販売品でジョージの仕様に近い楽器を一つずつ紹介しているのが面白いです。

ジョージ's プレイ・スタイル徹底検証
ジョージのギター演奏を豊富なタブ譜を交えて解説しています。26ページという大ボリュームです。多くの場合、タブ譜に相当する曲名を明示していないのですが権利の問題でしょうか。SomethingやLet It Beと思しきギターソロの譜面も掲載されていました。

ビートルズ時代の資料は膨大ということで、あまり深入りしないようにしているようですが、それでもやはりビートルズ時代の記述が多いです。ビートルズ時代しか知らない者にとっては、ジョージがいつどうやってスライドギターを身につけたのか興味があったのでその点をもう少し詳しく解説して欲しかったところです。

今何故この書籍が発売されたのだろうと思ってしまうほど充実した内容です。是非他のビートルズのメンバーについても同様の主旨の書籍を期待したいです。

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