2016年6月29日水曜日

レポート:ザ・ビートルズ来日50周年記念コンサート『THE TRIBUTE』 2日目

「CBC テレビ開局60周年記念事業 ザ・ビートルズ 来日50周年記念コンサート 『THE TRIBUTE』Supported by 名古屋トヨペット」の2日目(2016年6月29日)に参加してきました。
会場ロビーの写真撮影コーナーとロバート・ウィテカー氏の写真群
会場入口
民生がトータス松本が絢香が熱唱!ビートルズ来日50周年記念公演(サンケイスポーツ)
絢香が「イエスタディ」を熱唱!「ビートルズファンの母がとても喜んでくれている」(サンケイスポーツ)


現在休止中のDream Power ジョン・レノン スーパー・ライヴの発展形のようなイベントで、運営や演奏者に共通点が多いです。
当初は本家リバプールのビートルズトリビュートバンド、THE CAVERN CLUB BEATLESを目当てに初日のチケットを取っていたのですが、その後出演取りやめになり、来日のきっかけだった「ザ・セッションズ」自体無くなったのはご存知の通りです。 となると僕にとって魅力的なのは2日目の出演者の方だったのでチケットを取り直しました。実際2日目の方が人気があったようで早々にチケットは売り切れていました。初日は1階10列目のチケットだったのですが、取り直した2日目のチケットは3階になってしまいました。

入場時にはチケットの半券をもぎりませんでした。記念品としての価値を考えてのピクチャーチケットのみの措置だったかもしれません。このピクチャーチケットは貴重であると会場スタッフが声高に案内していました。
主催のCBCに所属する重盛啓之アナウンサーの前説(リンゴ・スター2016年名古屋公演の主催もCBC、ジュリア・ベアード来場中、今回のイベントの様子は8月26日にCBCで放送)の後本編が始まりました。演奏中や転換中にはロバート・ウィテカー撮影のビートルズの写真が投影されました。また、転換中はビートルズのデビューアルバム『Please Please Me』が先頭から順番に流れていました。トリビュートイベントにビートルズ本人の写真や音源が使用されるのは珍しいと思います。

追記:テレビ放送内容決定
CBCテレビ開局60周年記念特番『僕たちのビートルズ ザ・ビートルズ来日50周年記念コンサート THE TRIBUTE』
2016年8月26日(金)24:55~25:50 OA
出演:スキマスイッチ / Char / LOVE PSYCHEDELICO / ROY(THE BAWDIES) / 絢香 / 奥田民生 / 斉藤和義 / トータス松本

絢香

トップバッターは絢香さんでした。ピアノだけをバックに存分に歌唱力を披露していました。今年でデビュー十周年の厚みを感じる、太い歌を聴かせてくれました。MCでは小学校3年生の時に母からビートルズを紹介されたこと、デビュー曲の『I believe』がビートルズの『Let It Be』に影響を受けている、という話が印象的でした。ジョン・レノン色が強いイベントでポール・マッカートニー成分を補充してくれました。Eight Days a Weekでは何も指示が無いのに会場全体が原曲通りの手拍子をしていたのが面白かったです。

<セットリスト>
Yesterday
Oh Darling
Eight Days a Week
Let It Be

トータス松本

ここからは固定されたバックバンドに順次アーティストが入れ替わって歌います。まずはトータス松本さんでした。ジョンの初期に特徴的な男っぽいシャウトで会場を一気に盛り上げていました。しきりに「ビートルズは曲が短い」とぼやいていました。また、ビートルズの音源や映像を今回のイベント等をきっかけに視聴しなおすと凄すぎてへこむとともに、やる気が出るとも言っていました。

<セットリスト>
Money
All I've Got To Do
You Can't Do That
Don't Let Me Down
Twist & Shout

斉藤和義

自分が生まれた1週間後にビートルズが来日したという事実を「懐かしい」と言って笑いを取っていました。自身の解釈で日本語歌詞をつけた『Jealous Guy』(ジョンのソロ曲)は斉藤和義さんの世界観とジョンの心情が見事に融合しており、今回もっとも感動した一曲でした(歌詞は→こちら)。Come Togetherのギターソロも圧巻でした。

<セットリスト>
I Wanna Be Your Man
Jealous Guy
Come Together
Taxman

奥田民生

ここまでの進行が順調すぎてトリを務める奥田民生さんはMC(無駄話?)が多めでした。いつものようにサッポロ黒ラベルを飲みながらゆるく演奏していました。事あるごとにこういったイベントが名古屋で開催されることの意義を強調していました。ビートルズは詳しい人が観客に多いのでそれを人前で演奏するのは勇気がいること、だとも言っていました。こういったイベントで人の曲を歌うときは自作の曲よりキーが高い曲であることが多く、シャウトが堪能できるのが醍醐味です。

<セットリスト>
A Hard Day's Night
And Your Bird Can Sing
Savoy Truffle
She Said She Said
Dizzy Miss Lizzy

アンコール

ステージに残った奥田民生さんにトータス松本さんと斉藤和義さんが加わり、3人ともビートルズ来日時に羽織っていたJALはっぴを着て奥田民生さんが「こんばんは。ビートルズです。」と自己紹介していました。斉藤和義さんは「温泉に来たおっさんにしか見えない」と評していました。
奥田民生さんと斉藤和義さんのギターバトルが眼福でした。

<セットリスト>
I Want To Hold Your Hand
Everybody's Got Something to Hide Except Me and My Monkey

フィナーレ

ここで絢香さんも加わり全員で『Hey Jude』を演奏しました。ここまでジョン偏重だったので最後にポールの曲が演奏されて、これを聴けただけで今日来た甲斐があったと感じました。最後のリフレインではトータス松本さんが観客をあおっていました。最後は全演奏者を紹介したのち、ビートルズ本人の『All You Need Is Love』が流れる中閉幕となりました。

<セットリスト>
Hey Jude


2016年6月28日火曜日

レビュー:『MUSIC LIFE ザ・ビートルズ日本公演1966 』2016年6月17日発売

MUSIC LIFE ザ・ビートルズ日本公演1966 (シンコー・ミュージック MOOK)が2016年6月17日に発売されました。日本公演50周年記念第2弾です。第1弾は→こちら
シンコー・ミュージック・ムック MUSIC LIFE ザ・ビートルズ日本公演 1966

ビートルズ現役時代の日本での報道をリードしたミュージック・ライフの蓄積とビートルズ研究所の協力を得て前半約50ページを占めるカラーページでの各種資料写真が豊富です。全体的には隠された事実を暴くというよりは、ビートルズが公の場で行ったことを丁寧に整理して解説/分析するという方針のようです。その中でもとりわけビートルズの演奏や機材に注目しているのが特徴です。インタビュー記事の対象もミュージシャンが多く、ビートルズのコピーバンドをやっている方にとってはとくに興味深いと思います。

その他、「ザ・ビートルズの音楽遺産 日本盤の世界」、ジョージ・マーティン追悼記事などが掲載されています。

数あるビートルズ日本公演50周年記念本の中でもとくにミュージシャンとしてのビートルズにこだわって編集されています。ビートルズのマニア度に関わらず最初の1冊としてお勧めできる本です。

2016年6月27日月曜日

リンゴ・スター 2016年10月来日 5都市8公演

※リンゴ・スター2016年来日関連記事の一覧は→こちら

ビートルズ日本公演50周年の今年、リンゴ・スターがAll Starr Bandを引き連れて来日公演を開催します。2013年以来の来日です。

※2013年来日時の様子は→こちら



<リンゴ・スター アンド・ヒズ・オール・スター・バンド ジャパン・ツアー 2016>
http://udo.jp/Artists/RingoStarr/

10/24(月) オリックス劇場【大阪】
10/25(火)  愛知県芸術劇場 大ホール【名古屋】
10/27(木) 福岡サンパレスホテル&ホール【福岡】
10/28(金) 広島文化学園HBGホール【広島】
10/30(日) NHKホール【東京】 ※追加公演
10/31(月)・11/1(火)・2(水) Bunkamura オーチャードホール【東京】
リンゴ・スター 公式サイトツアー日程→Ringo and the All-Starr Band on Tour!

【一般発売日】
東京:7/16(土) ※オーチャードホール
福岡:7/23(土) 大阪:7/23(土)
広島:7/30(土) 名古屋:7/30(土)
東京:8/20(土) ※NHKホール

【UDOチケットサービス先行予約】
東京公演 6月28日(火)正午より ※オーチャードホール
福岡公演 6月29日(水)正午より
大阪公演 7月5日(火)正午より
名古屋公演 7月12日(火)正午より
東京公演 8月2日(火)正午より ※NHKホール

※プレイガイドや各公演の主催者/会場から先行販売される場合があります。
チケットぴあ ローチケ イープラス
大阪公演 読売テレビ FM COCOLO FM802
名古屋公演 CBCテレビ ZIP-FM @FM 
福岡公演 TSUKUSU FM FUKUOKA  
広島公演 夢番地   広島ホームテレビ
東京公演 Bunkamura J-WAVE InterFM897 tvk

【来日メンバー】
■リンゴ・スター(Dr・Vo) ■スティーヴ・ルカサー(G・Vo)
■トッド・ラングレン(G・Vo) ■グレッグ・ローリー(Key・Vo)
■リチャード・ペイジ(B・Vo) ■グレッグ・ビソネット(Dr)
■ウォーレン・ハム(Sax・Per)

短いスパンでの来日となりました。ビートルズ日本公演50周年の年になんとか本人を連れてこようと尽力した方がいるのでしょう。成果に敬意を表します。前回より公演地や公演回数が増えているのも50周年の盛り上がりを期待してのことだと思います。

2013年公演との違いをまとめました。

公演日程4都市5公演(うち一公演は千葉のイベント参加)5都市8公演(広島と福岡を追加)
公演会場ライブハウス(スタンディング)中心ホール
チケット料金 10,500円~(単独公演)14,000円~
来日メンバー マーク・リベラウォーレン・ハム
セットリスト4曲変更
「Wings」「What Goes On」  「Honey Don't」「You're Sixteen」 「Anthem 」「Back Off Boogaloo」 「Everybody's Everything」「Oye como va」※グレッグ・ローリー枠

2016年6月21日火曜日

映画『ザ・ビートルズ~EIGHT DAYS A WEEK-THE TOURING YEARS』2016年9月22日公開

※本作品についての当ブログの記事一覧は→こちら レビュー・感想もあります。

ビートルズがライブ活動を行なっていた1962年~1966年に焦点をあてたドキュメンタリー映画『ザ・ビートルズ~EIGHT DAYS A WEEK-THE TOURING YEARS』が2016年9月22日に日本で劇場公開されます。
公式ビジュアル
日本限定ティザー















<宣伝・広報>
映画『ザ・ビートルズ~EIGHT DAYS A WEEK』公式サイト
Eight Days A Week - The Band You Know. The Story You Don't.(海外公式サイト)
財津和夫、松本幸四郎、岡村靖幸、平原綾香……『ザ・ビートルズ』に各界著名人がコメント(リアルサウンド)
一夜づけ【映画『ザ・ビートルズ~EIGHT DAYS A WEEK-THE TOURING YEARS』】(テレビ東京)
8月22日、8月23日、9月17日、9月18日、等
John Lennon Spirit Foundations 2016 『ミート・ザ・ビートルズ・ライブ in イマジン スタジオ』
2016年9月8日(木)18:30~ニッポン放送イマジンスタジオ
「ザ・ビートルズ~EIGHT DAYS A WEEK」ワールドプレミア・レッドカーペットイベント中継付き 特別先行上映会決定!
2016年9月16日(金)01:50~ 新宿 梅田 ※名古屋も追加
ザ・ビートルズ、銀座に期間限定ショップ出店!
9月22日(木・祝)公開「ザ・ビートルズ~EIGHT DAYS A WEEK」限定シネマイレージカード登場!
ザ・ビートルズの記録映画、シガニー・ウィーバーらが出演
ザ・ビートルズ~EIGHT DAYS A WEEK 映画公開記念「プリンセット」
「ザ・ビートルズ ライヴ盤大ヒット&映画明日公開 トークショー」
9月21日 21:30 配信開始予定

<作品情報>
出演:ザ・ビートルズ  
監督:ロン・ハワード
プロデューサー:ナイジェル・シンクレア、スコット・パスクッチ、ブライアン・グレイザー、ロン・ハワード
エグゼクティブ・プロデューサー:ジェフ・ジョーンズ、ジョナサン・クライド、マイケル・ローゼンバーグ、ガイ・イースト、ニコラス・フェラル、マーク・モンロー、ポール・クラウダー
配給:KADOKAWA
提供:KADOKAWA、テレビ東京、BSジャパン
協力:ユニバーサル ミュージック合同会社
後援:ブリティッシュ・カウンシル
原題:「THE BEATLES:EIGHT DAYS A WEEK ‐ The Touring Years」
2016年/イギリス/英語/140分/カラー
2016年9月22日より角川シネマ有楽町、TOHOシネマズ新宿ほか全国で100館以上の興行を予定

※インタビューで出演:シガニー・ウィーバー、ウーピー・ゴールドバーグ、エルビス・コステロ、浅井慎平
※日本で上映される本編は、“日本限定版”として50年前の来日時のパートが特別に長く編集されており、武道館でのライブシーンも収められている。

<前売券販売>
前売券取扱劇場(要確認)またはメイジャー(要送料)にて
ムビチケでも前売価格で鑑賞権利の購入が可能(送料不要だが特典やカードは無し)

7月9日(土) 前売券第一弾「日本オリジナル限定デザインムビチケカード」発売
第一弾前売り券
ライヴ・アット・ザ・ハリウッド・ボウル【映画「ザ・ビートルズ~EIGHT DAYS A WEEK - The Touring Years」ムビチケセット】(2016年8月30日販売終了)
アルバム「ライブ・アット・ザ・ハリウッド・ボウル」CDとムビチケ第一弾のセット商品 先着特典付

 8月20日(土) 第二弾「オリジナル特典付き!ムビチケカード」発売
第二弾前売特典
第二弾前売にはサコッシュ型オリジナルコットンバッグが付属(数量限定)
33×23センチ(ストラップ除く)、マチなし、厚地コットン素材

映画「ザ・ビートルズ~EIGHT DAYS A WEEK –The Touring Years」(9/22公開)【サークルKサンクス限定】前売券購入キャンペーン
■ プレゼント内容
「ザ・ビートルズ~EIGHT DAYS A WEEK –The Touring Years 」B1ポスター2種セット 10名様


 <各国での公開予定>
9月15日 リバプール ※ロンドンより早い。本編に先立ちポール・リンゴ・ロン、リバプール関係者コメント上映
9月15日 ロンドン ワールドプレミア ※日本の映画館でイベントの様子を鑑賞可能
9月15日 イギリス、フランス、ドイツ
9月16日 アメリカ、オーストラリア、ニュージーランド
9月17日 Hulu(インターネット映像配信)

<パッケージ製品>
AVAILABLE ON DIGITAL DOWNLOAD, BLU-RAY, DVD & 2 DISC SPECIAL EDITION FROM 21ST NOVEMBER
※日本での発売時期は不明


この映画の経緯については過去の記事もご覧ください。

クラウド型映画制作プロジェクト「The Beatles Live!」始動(2012年11月)
「The Beatles Live! Project」結実 ドキュメンタリー映画製作発表 (2014年7月)

長らく仮題のままでしたが『EIGHT DAYS A WEEK-THE TOURING YEARS』に決定しました。ビートルズの曲「Eight Days a Week」の題名を流用しています。1週間に8日ということでツアーの目の回るような忙しさを表現したかったのでしょう。
元々は世界に埋もれているビートルズのライブ関連の映像/音声/写真/証言を発掘するプロジェクトでしたが、その成果物となるはずの映画は少し主旨が変質しているように感じます。キャヴァン・クラブからキャンドルスティック・パークまでという期間は変わらないのですが、ライブ主体の映像集ではなくツアーを通して描く一般的なドキュメンタリーになっているかもしれません。ロードムービーの風合いとでもいいましょうか。その方が感動的な作りになりそうですが。
トレイラーを見る限りワシントンDC公演のカラー化以外はまだ珍しい映像は出てきていないようですが、日本公演二日目が使用されているのが確認できます。ポール・マッカートニーとリンゴ・スターの新録インタビューもあるようです。
ロン・ハワードとポール・マッカートニー(2016年4月)

 これまで世に出ていなかった映像が収録されているようなのでそれを楽しみに待ちたいと思います。


追記:今回の上映は本編109分+1965年のシェイ・スタジアム公演31分の2本立てのようです。総上映時間は140分ということになります。
SHEA STADIUM GIG TO SCREEN AS PART OF THEATRICAL RELEASE OF THE BEATLES: EIGHT DAYS A WEEK – THE TOURING YEARS.
実際にシェイ・スタジアム公演で演奏された曲のうちShe's a Womanは音声のみで、Everybody's Trying to Be My Babyは未収録です。追記:上映されたShe's a Womanの音声はシェイ・スタジアム公演のものではなく『ライブ・アット・ザ・ハリウッド・ボウル』の音源のようです・・・。
「14台の35mmカメラを使い、60年代の音楽映像の中でも最高の技術で撮影」「4Kリマスターの編集が施され、2Kで劇場上映」「三塁側にいたファンによって撮影された未公開の16mmカラー映像も使用」という謳い文句です。






※本作品についての当ブログの記事一覧は→こちら

2016年6月16日木曜日

2016年6月30日 ビートルズ日本公演50周年記念 甲虫楽団ブログミーティングへのお誘い

※無事終了しました。総計7名の参加でした。

ビートルズ日本武道館公演初日50周年まであと2週間となりました。本来は当日同所で「ザ・セッションズ」が開催される予定でしたが中止となってしまいました。現時点で代替の公式イベントは案内されていないので日本武道館は空っぽのまま50周年を迎えることになります。
写真はハメコミ合成です

このままではあまりにも味気無いと考え、今回初の試みとして当「甲虫楽団ブログ」主催のミーティングを開催することにしました。皆で集まってビートルズ来日50周年を祝いましょうという主旨です。甲虫楽団ならびに甲虫楽団ブログにご興味・ご関心がある方、ビートルズやビートルズ日本公演について語り合いたい方のご参加をお待ちしております。当日については下記をご参照ください。

 ビートルズ日本公演50周年記念 甲虫楽団ブログミーティング

主催:
甲虫楽団ブログ

日程:
2016年6月30日(木) ビートルズ日本公演初日50周年記念当日

当日のスケジュール:
0次会 18:20~18:40 日本武道館 建物を眺めながら50年前に思いを馳せる
1次会 19:15~22:00 ファビュラスギターズ(湯島) たまにセッションしながらビートルズトーク
※部分的な参加も歓迎です
主催者側参加者:
のべ(甲虫楽団ブログ主筆、甲虫楽団ベース担当)
シンゴ(甲虫楽団ギター/キーボード担当)
※他の甲虫楽団のメンバーは参加しません

参加資格:
・ビートルズ来日50周年について語りたい方
・甲虫楽団ブログを読んだことがある方
・20歳以上の方(1次会に参加される場合)

参加申し込み方法:
1次会への参加は申し込み不要です。直接お店にお越しください。

0次会に参加する方は以下のフォームに必要事項を記入のうえ送信してください。
折り返しご連絡します。
http://goo.gl/forms/fxihyKLVth5AUDlk1

ご検討よろしくお願いいたします。みなさまにお会いできることを楽しみにしております。



リンゴ・スター「ビートルズのメンバーは兄弟。ジョンとジョージに会いたい。」

現在全米ツアー中、そして秋にドキュメンタリー映画「The Beatles: Eight Days A Week(仮題)」の公開を控えたリンゴ・スターがAP通信のインタビューに応えました。
AMID TRAGEDY, RINGO STARR WANTS TO SPREAD MORE PEACE, LOVE(AP)

このインタビューを元にした日本での報道はこちら↓
ビートルズのリンゴ・スター、オーランド銃乱射事件について言及(NME)

本来このインタビューはツアーと映画の宣伝だった可能性がありますが、近年一貫して「ピース&ラブ」をスローガンに掲げているリンゴとしては6月12日のオーランドでの銃乱射事件は衝撃的だったのでしょう。インタビューで言及しています。今回の事件はLGBTへの挑戦と見る向きもあり、先日LGBT擁護の立場から「トイレ法」に反対してコンサートをボイコットしたリンゴはなおさら心を痛めていると思います。様々な出来事が重なっていつになく率直に自分の思いを話しているように感じます。

インタビューの中で、リンゴはビートルズの過去の映像を見るのが楽しいと明かしています。映画制作の過程で目にする機会が増えたのかもしれません。こうも言っています。「ビートルズのメンバーは兄弟だ。一人っ子だった自分に突然3人の兄弟ができて、兄弟のように過ごした。上手くいかないこともあったけどそれ以上に良いことが多かった。音楽こそが重要でメンバー間のいざこざは大したことでは無い。カウントが始まりさえすればみんなベストを尽くした。いなくなってしまった兄弟、ジョンとジョージに会いたい。」今回の事件と過去の思い出の対比がより生と死をリンゴに意識させたのかもしれません。オーランド銃乱射とジョン・レノン暗殺、それぞれの実行犯の狂気を重ね合わせて想像している様子でした。


2016年6月13日月曜日

書籍「ビートルズ来日学 1966年、4人と出会った日本人の証言」2016年6月10日発売

ビートルズ来日時に本人達に会った人や来日公演を作り上げるために尽力した人へのインタビュー集「ビートルズ来日学 1966年、4人と出会った日本人の証言」(DU BOOKS)が2016年6月10日に発売されました。

ビートルズ来日学 1966年、来日時の4人に接した日本人関係者の証言 宮永正隆
↑一部試し読み可能

ビートルズ来日50年、17人にインタビュー(読売新聞)
伝説の武道館から50年!関係者直撃で新事実も ビートルズ来日舞台裏で何が 貴重な写真も多数掲載(夕刊フジ)
(ひと)宮永正隆さん 「ビートルズ大学」を開いた音楽評論家(朝日新聞)
ビートルズ来日50年 「シェー」をするジョン・レノンの衝撃(AERA)
来日50周年、あの「事件」を掘り起こす(湯川れい子)

レコード・コレクターズ誌に連載中の同名記事に加筆修正してまとめたものです。ビートルズ来日50周年に合わせて中間報告と言ったところでしょう。
ただのインタビュー集ではありません。聞き手が「ビートルズ大学」学長の宮永正隆さんですからビートルズに興味がある人が聞きたいことを余すところなく聞きだしてくれています。過去目にしてきたビートルズ来日関係者に対するインタビューは「何でそんなわかりきったことを聞く?」「何でこの人にこれを聞かない?」など欲求不満が募るものが多かったです。宮永さんがこのプロジェクトを2005年に始めたのもそのような思いがあってこそだそうです。
当然、初日公演の「マイク首ふり事件」については発生した原因、見過ごされた原因、当時の常識などについて詳しくあぶりだしています。
各人の証言も興味深いですが、豊富に掲載されている 図版や写真が珍しいものばかりで驚きました。これだけでも価値がある書籍だと思います。それら写真の片隅から新たな真実を突き止める過程も本書の醍醐味です。

3月に発売された『「ビートルズと日本」熱狂の記録』と並びビートルズ来日50周年にふさわしい傑作です。
インタビューを受けた方の中には出版までに亡くなった方もいらっしゃいます。ビートルズ来日の真実を未来に語り継ぐには今が最後のチャンスでしょう。誰もが望んでいて誰もやらなかったことに飛び込んだ宮永さんに敬意を表したいと思います。

2016年6月10日金曜日

「Paperback Writer」発売50周年記念コーラス譜

今日6月10日はビートルズのシングル「Paperback Writer」イギリス発売50周年です。同曲風のコーラス譜を共有します。
http://www.kouchu.info/Paperbackwriter.pdf

これまでのシングル曲とはガラッと変わった歌詞とベースサウンドでこの時期からポール・マッカートニーがビートルズの主導権を握るようになっていったように感じます。

この曲を特徴づけるコーラスは他の曲には見られない様式です。ビートルズはこのような一回限りのアイデアを出してくるのが潔いです。後半ではフランスの民謡「フレール・ジャック」の歌い出しを引用しています。単に面白そうだったから引用したまででとくに深い意味は無いというのが定説です。2週目の入りのタイミングをズラすところがポイントでしょう。

この曲はビートルズ日本武道館公演でも演奏されました。
イントロは人数が足りないため追っかけるパートが無く寂しいです。

2016年6月7日火曜日

ザ・ビートルズ来日50周年記念公演「ザ・セッションズ」開催中止

※ザ・セッションズに関する当ブログの他の記事は→こちら 海外公演の様子もあります 

ビートルズ来日ちょうど50年後に同じ場所日本武道館で開催が予定されていた『「ザ・セッションズ」ザ・ビートルズ at アビイ・ロード・スタジオ』の公演中止が決定しました。6月6日夜に読売新聞が報じ、一旦引っ込められたものの改めて翌朝主催者から正式発表されました。各種スポーツ紙も報じています。
http://sessions-japantour.com/
3月30日リバプールでのチャリティ公演を皮切りにロンドン、ベルファスト、ダブリン、ブライトンと予定通りツアーを行っていましたが、その直後の4月13日に、以降のヨーロッパ&イギリスツアーが2017年に延期されることが発表されました。いつのまにか韓国公演も立ち消えになっています(ちなみに5月には日本でも公演を行った「LET IT BE」が韓国公演を行いました)。その時点では日本公演は予定通り行われるはずでしたが、はたから見ても売れていない様子のチケット、主要キャストが在籍するビートルズトリビュートバンド「THE CAVERN CLUB BEATLES」が来日ついでに行う予定だったイベント出演が相次いで中止になるなど不穏な空気がありました。

日本公演中止の理由は「企画制作する海外カンパニー側の都合」とのことですが、ヨーロッパ&イギリスツアーの延期の理由をその海外カンパニー側は「想定より機材や人員の規模が大きくなり過ぎてしまい予定通りの日程で移動して開催することが不可能であることがわかった」という主旨の説明をしています。
Beatles show The Sessions at Manchester Arena is postponed(Manchester Evening News)

一方、「運営会社が破産した」としている公演地主催者もあります。
CANCELLED: THE SESSIONS - THE BEATLES AT ABBEY ROAD STUDIOS(Mercedes-Benz Arena)

日本公演公式サイトには「キョードー東京ならびに主催各社としましては、海外カンパニーより実施が困難の報を受けた後も、公演実施に向けあらゆる可能性を協議・交渉して参りましたが、事態の解決には至らず」とあります。本番まで1ヶ月を切ってからの発表ですからそれは事実なのだと思います。
いずれにせよ様々な困難を乗り越えられるだけの爆発的なチケットの売れ行きが海外でも日本でも無かったということでしょう。日本においては「ただのコピーバンドのコンサート」と見なされてしまい関心が薄かったように思います。元々、ビートルズ来日50周年を謳うにしては必然性に乏しいイベントでした。シンプルで低リスクなビートルズ日本公演再現ライブをやれば良かったと思います。個人的にはThe Fab Fourの来日公演を期待していました。とはいえ「ザ・セッションズ」の公演内容を知るにつれ、志が高いショーだと感じていたので幻の公演になってしまったのがつくづく残念です。
それよりも何よりも記念すべきビートルズ来日50周年の中核となるべきイベントを失ってしまったことが痛手です。このままでは50年後の武道館は空っぽで誰も館内で祝うことができなくなってしまいます。武道館を押さえていた関係者にはなんらかの意地を見せてくれることを期待します。

今のところ、ビートルズ来日50周年記念の大規模イベントは以下の2つです。今回の件でより重要度が増しました。

ザ・ビートルズ・クラブ設立50周年記念 ビートルズ復活祭スペシャル ザ・ビートルズ来日50周年も祝っちゃおう! 
6月22日(水) 19:00(仮)
東京都港区

ザ・ビートルズ 来日50周年記念コンサート 『THE TRIBUTE』(CBC開局60周年記念事業)
6月28日(火) 6月29日(水) 19:00
愛知県名古屋市熱田区
※当ブログの記事は→こちら

いずれも「THE CAVERN CLUB BEATLES」が出演予定でした。

2016年6月1日水曜日

Rhythm & Drums magazine 2016年 7月号「1966年のリンゴ・スター」

リットーミュージックの月刊誌「リズム&ドラム・マガジン」2016年5月25日発売の7月号は「ザ・ビートルズ来日50周年記念!1966年のリンゴ・スター」と題し、ビートルズが来日した1966年に焦点を当てた22ページの特集記事を掲載しています。
http://www.rittor-music.co.jp/magazine/dm/

記事は4部構成で、1966年当時のリンゴについての解説記事、ジム・ケルトナーのインタビュー、三浦晃嗣さんによるビートルズ日本公演の映像を鑑賞したうえでの日本公演セットリスト全曲奏法解説(三浦さんが実践している様子の写真付き)、リンゴ所有器と同年製(1965年)ほぼ同仕様のドラムセットの写真付き詳説(胴の内側や椅子の写真も)、リンゴの2015年インタビュー(翻訳元記事は→こちら)、など盛りだくさんです。ドラマー目線でここまでリンゴを分析している記事は珍しいので一読をお勧めします。