テレビ朝日『関ジャム 完全燃SHOW』2016年12月25日放送回はビートルズ特集

関ジャニ∞が、毎回様々なアーティストをゲストに迎え、一夜限りのジャムセッションやトークを繰り広げる音楽バラエティー番組『関ジャム 完全燃SHOW』2016年12月25日放送回は「ザ・ビートルズ本当のスゴさを徹底解説」でした。
http://www.tv-asahi.co.jp/kanjam/backnumber/0075/

 プロとして音楽業界で活躍する本間昭光さん、西寺郷太さんがビートルズの魅力を関ジャニ∞とゲストに講義する趣向です。日本でザ・ビートルズに影響を受けている曲を楽譜(カラオケ風に現在位置が動く)やパート別音源(おそらくこの番組のために新たに録音)、ときには生演奏を交えてわかりやすく解説していました。番組中はビートルズ本人の映像(『Eight Days A Week』『A Hard Day's Night』など)や音源もふんだんに使用されています。講師のお二方はビートルズへの愛を強く感じさせ、見ていてすがすがしかったです。とはいえ、お二人はビートルズを研究している時期はもう過ぎたのでしょう、ここ10年ぐらいの世の中の研究成果を把握していない様子はありました。講義の締めくくりとして本間さんがキーボード、西寺さんがドラムで関ジャニ∞の曲をビートルズ風にアレンジして即興で演奏し、関ジャニ∞が歌を加えていました。ちょっと強引で冗長な気もしましたが、関ジャニ∞とビートルズを結びつける良い試みだったと思います。

<番組中の共感した発言>
  • 当時リバプール一のドラマーと言われたリンゴ・スター(ナレーション)
  • ビートルは根っこから変えてしまったので凄すぎて凄さが伝わらない。携帯電話が無かった時代を今からは想像できないことに似ている。(西寺郷太さん)
  • オマージュ=そのアーティストを愛し尊敬している。パクリ=流行っているからなどリスペクトなし。愛はリスナーに伝わる。(本間昭光さん)
  • ポールのバイオリンベースはチューニングが良くないので、音が安定するところを選んでフレーズを探った結果独特のフレーズになった(本間昭光さん)
  • ビートルズは売れたのでレコーディングに時間をかけて試行錯誤することを許された(両氏)
番組のフィナーレは「Day Tripper」「Ticket To Ride」「Help!」のメドレーをギター渋谷くん(グレッチ)&錦戸くん(ギター持つ位置高め)、ベース丸山くん、ドラム大倉くんの四人で他のエイトのメンバーや二人のゲストは参加せず別スタジオで演奏しました。四人とはいえ役コピーはせずメインボーカルは錦戸くんと丸山くんで分け合っていました。三声コーラスが無かったのは残念でしたが渋谷くんの高音コーラスが効果的でした。
巷でビートルズを演奏しているのは主に40代半ば~60代半ばくらいの世代だと思いますが、こうやってより若い世代の人気者が地上波テレビでビートルズを演奏してくれるのはありがたいことです。エイター(関ジャニ∞のファン)がビートルズに興味を持ってくれたらいいなと思います。

コメントを投稿

0 コメント