レポート:ポール・マッカートニー サウンドチェック 2017年4月27日 東京ドーム


ライブ本編のレポートは→こちら

ポール・マッカートニーは2017年4月27日から東京ドーム公演を始めます。本公演の前に行われるサウンドチェックに参加してきました。
Matchbox

名前の通り、ポールが本公演で演奏する楽器の様子を一通りチェックする主旨のものです。ポールの日本公演では2013年から毎回サウンドチェックへの参加権利を発売しています(日本武道館公演を除く)。

サウンドチェックのセットリスト

Everybody is working in the Tokyo Dome(??) レゲエ風の曲(アドリブ?)
Matchbox
Coming Up
Drive My Car
C moon
Miss Ann
Things We Said Today
Every Night
Ram On
Midnight Special
Lady Madonna
(計40分)
Drive My Car

サウンドチェックの流れ

  • 東京ドーム25番ゲートでチェックイン
  • 写真付身分証明書による本人確認
  • お土産はバッグ、パンフレット、厚紙のチラシ(?)、おもちゃのチケット(?)、ラミネートパス。その他リストバンドとペットボトルの水を支給。
  • 椅子に座って待機4列×6~70?(サウンドチェック参加者は250名超と思われる)
  • 着席順に係員の案内でアリーナへ移動(早くチェックインすれば早くアリーナに入れる)
  • アリーナへは一塁側から入る。そのため待機の際の椅子は右側に座った方がステージ側に居られる確率が上がる
  • アリーナに移動してからは自由行動
  • アリーナのBブロックとCブロックの間の通路に広がって立って鑑賞
  • コンパクトカメラによる写真撮影は可能(かつては15分という制限があったが撤廃)
  • iPadによる撮影は禁止
  • 録音・動画撮影は禁止
  • フラッシュや測光ライトの使用は禁止 
  • 三塁側から退場
  • そのまま会場内で開場を待つこともできる
  • 一旦退出する人は11番ゲートから
  • 退出時に一人ずつピックを手渡しでくれる


参加日記

幸運にも2013年、2015年に続き3度目のサウンドチェック参加。これまですべて平日である初日に一人で申し込んだ作戦勝ちか(→2013年サウンドチェック →2015年サウンドチェック)。過去2回は京セラドームだったので今回初めて東京ドームのサウンドチェック参加となる。
2013年のラミネートパス
2015年のラミネートパス
受付終了5分前に25番ゲートに到着。手荷物検査を受けたのちゲートを通過し、チケットと写真付身分証明書を提示。係員が名簿に蛍光ペンで印をつけていた。その後にお土産の受け取り。係員がリストバンドを手に、ラミネートパスを首に直接かけてくれた。ハワイに飛行機で降り立つ際にレイをかけてもらうような心境。
リストバンドとラミネートパス
 One On Oneロゴ入りバッグは元々ノベルティグッズとしてロゴを入れることを想定した商品らしい→7950-32 Field & Co.® Venture 15" Computer Messenger15インチのノートパソコンを入れるためのものということか。中にはパンフレットなどが入っているがバッグをぞんざいに扱うと中の厚紙(チラシ?)が曲がってしまうので注意。
バッグ
チラシ?の厚紙
おもちゃのチケット(?)
 階段を下りると通路にパイプ椅子が大量にならべてあり、そのほぼ最後尾に着席。14時45分ごろ場内から音が聞こえてきた。バンドメンバーは到着しているらしい。
椅子に座って待機
 15時に係員から指示があり椅子の右わきに立ってそのまま4列で整列。順番にアリーナのBブロックとCブロックの間の通路に入場した。ここからは自由行動なので中央の人垣に参加する人、Cブロック側の柵に寄りかかる人、脇にずれて最前列に陣取る人など様々。 ドラムのエイブ、キーボードのウィックスが念入りに楽器を調整している。ギター/ベースのブライアンはステージに居たが、もう一人のギターのラスティの姿は見えない。VIPパッケージの商品を企画しているSLOのシェリーが通訳を従えてBブロック側の柵の向こうから注意事項を説明して回る。いつものように禁止事項の案内や、自分がサンフランシスコ出身でポールがよくSan Francisco Bay Blues を演奏してくれるという話で自己アピール。

16時ごろポールが舞台の下手から登場。1時間近く立っていた観客も一気にヒートアップ。
ポールは 「サウンドチェッカーズ」「サイコー」と話したあとメンバーと輪になってしばし談笑。
ポールの鉄板のギャグか??
カラフルなレスポールを持つと短調のレゲエ調の演奏が始まり、ポールがアドリブでギターソロを弾きだした。ひとしきり弾くと短いフレーズを歌い始める「Everybody is working in the Tokyo Dome」と言っているようである。アドリブか?
演奏が終わるとスムーズにMatchboxを演奏開始。この中にもTokyoというフレーズを混ぜていた。
ここでヘフナーへの楽器交換。ついでにジャケットを脱ぐと着ているシャツが日本武道館告知ビデオでも着ていたステラ・マッカートニーのものであることがわかる。

Coming Upを演奏。シャウトしまくっていて本編に影響しないか心配になった。演奏が終わると「サンキュー」「アリガトー」と歓声にこたえた。カンペは見ていないので「アリガトー」は覚えているらしい。続いてDrive My Carを演奏しグラウンドピアノへ移動。 直前にサウンドチェック恒例の謎の液体を口にしていた。

定番のC Moonを演奏し「サンキュー、チェッキーズ」と一言。そのままMiss Ann(リトル・リチャードのカバー)へ。原曲よりキーが低くポールの低音が堪能できる。他の曲もキーを下げて歌えば良いのにと思った。ここでサウンドチェッカーズからのポール!、ポール!、ポール!、・・・コール。それに対しポールは「サンキュー」。
 アコーティックギター(マーチン)に替えてThings We Said TodayとEvery Nightを演奏。ここまできて、一昨日の武道館公演が壮大なサウンドチェックだったのではないか?という仮説が頭の中に浮上してくる。
さっとウクレレに持ち替えてRam Onを演奏。終盤の口笛をミスったのか笑っていた。すぐにテキサン(ビートルズ時代にYesterdayを演奏したギター)に持ち替え。急いでいるのか?
 ギターを弾きながら「列車の歌だよ。監獄の側を走っているんだ」と説明した後Midnight Specialを歌い出した。バンドメンバーのコーラスが堪能できる。また途中でTokyoと歌っていた。
終わったあとは「どうだった?」とサウンドチェックならではの質問を観客に投げかけていた。
マジックピアノに座ってストリングスとピアノが融合した音色でスキャットを弾き語ったあとLady Madonnaの短縮バージョン(間奏が無い)を演奏。その後チェンバロなどの音色に切り替えて少し弾いて次に何をやるか??と期待をもたせたところで唐突に止めてサウンドチェック終了を宣言するポール。「また後で」とサウンドチェック参加者に優越感を与える一言を残して去って行った。
ここまでで約40分。少々短めのサウンドチェックとなった。既に開場時間が過ぎていたので切り上げたのかもしれない、一旦場外に出るために11番ゲートをくぐるところで一人ずつピックを渡してくれた。これまでのサウンドチェックではSLOのシェリーに言わないともらえないものだったはず。

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5 コメント

  1. お疲れ様でした。おぉ!今回もサウンドチェックに参加されたんですか?うらやましい。写真のバッグ参加のお土産だったんですね?本編が終わった後、そのバッグを見かけ「ツアーグッズであったかな?」と不思議に思っていました。日本武道館とは違ったサプライズな曲が聴け、楽しめました。後2回、新たなサプライズがあるのかな?「ビーナス&マース」からの流れをして欲しいんですが…。無理でしょうね(苦笑)それでは今後もマニアックでもあり、詳しくでもあるリポートを楽しみにしています。

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    1. コメントありがとうございます。

      幸運にも3ツアー連続でサウンドチェックに参加することができました。初日&平日に一人で申し込んだのが功を奏したと思います。2014年はサウンドチェックのある公演が全て土日だったのでこの作戦が使えず当たりませんでした。

      残り僕は最終日の公演に行くのでそれをレポートした後、武道館公演と全体を改めて振り返るつもりです。

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  2. 今年のVIPのお土産にはパンフレットが付かないのですね…。
    2013年はTシャツも貰えたような。

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  3. パンフレットは付くみたいですね。
    失礼致しました。

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    1. コメントありがとうございます。

      パンフレットは通常のものなので写真を割愛してしまいました。
      わかりにくくて申し訳ありません。

      確かにかつてはTシャツもありましたね。

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