2017年9月30日土曜日

ジョージ・ハリスンが「ノルウェーの森」で演奏したシタール約700万円で落札

ジョージ・ハリスンが1965年に購入し、同年の「Norwegian Wood (This Bird Has Flown)"」のレコーディングに使用したシタールがオークションに出品され62,500ドル、約700万円で落札されました。
Lot #17:George Harrison's Sitar From 1965, When The Beatles Recorded ''Norwegian Wood'' -- With an LOA From Pattie Boyd & the Only Beatles Sitar Ever to be Auctioned

1966年1月にパティ・ボイドと結婚したジョージはバルバドスへの新婚旅行にこのシタールを持って行きました。パティに 「Norwegian Wood (This Bird Has Flown)"」のフレーズを弾いて聴かせたそうです。
新婚旅行でのジョージとパティ
その後、もっと良いシタールが滞在中のジョージのもとに届くと、古い方のシタールを新婚旅行中世話をしてくれたパティの友人、ジョージ・ドラモンドにプレゼントしました。今回ジョージ・ドラモンド本人がこのシタールを出品しました。この事実を証明するジョージ・ドラモンドとパティ・ボイドがそれぞれ署名した書類が付属しています。
パティ・ボイド サイン入り証明書

2017年9月16日土曜日

「ザ・パロッツ」のチャッピー吉井さん死去

名実ともに日本一のビートルズコピーバンド、「The Parrots」のリーダーでジョン・レノン役のチャッピー吉井さんが2017年9月12日に亡くなりました。62歳でした。
 訃報そのものはもちろん、訃報が世に与えた衝撃の大きさに驚きました。バンドのFacebookページで公表されるとSNSで一気に拡散され、マスメディアでも報じられました。

The Parrots(パロッツ)Facebookページ
訃報(六本木アビーロード)
急逝チャッピー吉井 世界に誇る「ビートルズ」コピー(週刊新潮)
追悼――日本の「ジョン・レノン」吉井守さん(OVO)
ビートルズコピーバンド「パロッツ」のリーダー・吉井守さん、急性心筋梗塞で死去 62歳(スポーツ報知)
ザ・パロッツのリーダー吉井守さん死去 ビートルズをコピー(スポーツニッポン)
チャッピー吉井氏が死去、62歳 ビートルズのコピーバンドでジョン・レノン役(サンケイスポーツ)
「ビートルズ」コピーバンド「ザ・パロッツ」リーダー…チャッピー吉井氏死去 リバプールのコンベンションでトリを務める(産経ニュース)
【訃報】ザ・パロッツの吉井守さんが死去(日テレNEWS24)
【訃報】“日本のレノン”が急死(テレ朝news)
心からお悔やみ申し上げます。(マブジョンの独り言)

パロッツについては以下を参照ください。
BAND PROFILE(六本木アビーロード)
プロフィール | ザ・パロッツ | ソニーミュージック オフィシャルサイト

吉井さんは9月9日のステージを終えたあと、パロッツは10日~14日まで休演予定でした。その間の出来事でした。先月は自身の誕生日をステージ上で祝ったばかりでした。


僕が初めてパロッツを知ったのは1993年~1994年フジテレビ系列で放送されていた「音楽の正体」でした。音楽の魅力を学術的に解き明かす番組で、ビートルズの曲を引用する際に実演していたのがパロッツでした。

ちょうどその直後に六本木キャバンクラブに行くようになり、当時学生には敷居の高い料金体系でしたが、ハレの日には何度か足を運びました。


多くの方が挙げているように「Mr.Moonlight」のシャウトと「While My Guitar Gently Weeps」のリードギターが印象に残っています。

1996年に六本木アビーロードがオープンすると知ったときはこんな狭い範囲で二つのビートルズ系ライブハウスが共存することに驚き、パロッツが六本木アビーロードに移籍したことにさらに驚きました。両店は10年以上共存していましたが、六本木キャバンクラブは2011年までにフェードアウトするかのように閉店してしまいました。

僕が最後にパロッツを見たのは2014年8月15日「A Hard Day's Night」Blu-ray発売記念一日限定上映のために六本木ヒルズに行った帰りに寄った際でした。その時点でおそらく10年振りぐらいでしたが、以前と変わらない歌と演奏で驚きました。 思えば最初に見た以降常に安定したパフォーマンスでした。これを連日30年近く続けてきたことには畏怖の念を禁じえません。

メンバーチェンジを繰り返しながら活動を継続し、店は連日満員。日本のビートルズコピーバンドと言えばまっさきにその名が浮かぶ存在になりました。驚くべきことにその認識は海外にまで及んでいます。ポール・ギルバートと共演↓


2013年にはポール・マッカートニーとビートルズナンバーを共演するという境地にまで上り詰めました。ポール・マッカートニーのツアーメンバー、ブライアン・レイの追悼コメント↓

これもチャッピー吉井さんのプロデュース能力によるところが大きかったと想像しています。1999年パロッツにゴードン野口さん(ポール役)が加入すると知ったときは「これでパロッツは完成した!」と思ったことを覚えています。


これからパロッツはどうなるのでしょうか。近年は地方公演や各種イベント出演も精力的にこなしていました。

9月15日~19日 六本木アビーロード→休演 20日から再開(当面日替わり代役)
9月24日 CavernBeat(福岡)→山口大志さん(THE BEATOPIA)代役で出演
10月5日 「ほぼ日のビートルズ・ナイト!」(六本木アビーロード)→馬渕英将さん(the FABLADS)代役で出演
10月30日 熊本ホテルキャッスル→中止
12月24日 ロイヤルオークホテル(滋賀)→決行?(一時チケット購入ページ削除されるも復活) 

チャッピー吉井さん すばらしい歌と演奏をありがとうございました。

追記:2017年9月23日「故 チャッピー吉井 献花の会」が執り行われました。

2017年9月24日 CavernBeat(福岡) 5周年記念イベントに出演したパロッツ。ゴードン野口さんが「チャッピー吉井に捧げます」と「Here Today」を演奏しました。

2017年10月10日 新生パロッツが2017年12月に始動することが発表されました。

2017年9月6日水曜日

レビュー:月刊ザ・ビートルズ臨時増刊号『まるごと1冊 SGT. PEPPER'S LONELY HEARTS CLUB BAND』新版Ver.1.02

月刊ザ・ビートルズ臨時増刊号『まるごと1冊 SGT. PEPPER'S LONELY HEARTS CLUB BAND』新版Ver.1.02がザ・ビートルズ・クラブ(BCC)から発売されました。発行日は2017年9月1日です。
※実物に青い横線はありません
まるごと1冊 SGT. PEPPER'S LONELY HEARTS CLUB BAND

2017年5月15日発行の初版から内容が加筆されています。宣伝文句は下記のとおりです。
熱いご要望にお応えして、まるごと1冊サージェント・
ペパーズ〜がバージョンアップして復活!

今年5月に発売されるや否や完売御礼となった、まるごと
1冊サージェント・ペパーズ〜が早くも新情報を追記、
修正したバージョン1.02となって再登場。
今年5月に発売されるや否や完売御礼となったサージェン
ト本は、編集当時、50周年記念盤のデラックス盤までし
か試聴していなかった(スーパー・デラックス・エディ
ションの情報は収録曲名しか届いていなかった)ため、
それらの情報を加え、今年ポールがインタビューなどで
語っていた新事実も追加。細かい追記・微調整を合わせ
ても、およそ54ページにわたっています。購読を逃した
方はこのチャンスに、初版を購入済だが、最新バージョ
ンも楽しみたい方はぜひお読みください。
僕は初版の発売を把握していましたが、50周年記念エディションの発売前だったので新情報が少ないだろうと考え見送っていました。今回その意をくんだのか全体の4割近く加筆修正して最新情報を反映したとのこと、これは買わざるを得ません。

読んでみて感じたのは、この書籍はそれら最新情報が無かったとしても本来興味深いものであったということです。僕と同じ理由で見送っている人がいたらもったいないと思います。逆に目玉であるはずの最新情報の掘り下げは限定的で、50周年記念エディションの音源の研究でしたら他の書籍の方が充実しています。

本の構成自体はご多分に漏れず 、ツアー活動停止からレコーディング再開に至るまでのビートルズの様子、Strawberry Fields Forever / Penny Laneの成り立ち、アルバムの全体像や当時の評価をまとめた後はアルバム1曲ずつをLyrics/Song Writing/Recording/Sound/Arrangement/Promotion Crip/Etceteraという切り口で解説しています(曲によって採用している切り口は微妙に異なります)。
特筆すべきはそれら記述内に豊富にちりばめられたビートルズや関係者の語録です。どれも一連のサージェント特集本では見たことの無い興味深い発言ばかりです。いつどこで言ったのか出典が気になるほどです。これぞザ・ビートルズ・クラブの長い歴史のなせるわざでしょうか。膨大な発言からの選りすぐりですので全体の文章が意図をもってドラマチックに展開されます。

小さい(A5)、ページ数少ない(136ページ)、値が張る(税込1998円)本書ですが、サージェント50周年記念本を複数読んだ方にもお勧めできます。

甲虫楽団からのお知らせ

我々甲虫楽団は「Magical Mystery Tour」リリース50周年を記念してアルバム全曲通しライブを開催します。ついでに3回目の「Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band」アルバム全曲通し演奏も行います。

日時:2017年11月18日(土)18:15開場 19:00開演 21:30終演予定

内容:1stステージ『Sgt.Pepper's Lonely Hearts Club Band』全曲
   2ndステージ『Magical Mystery Tour』全曲+α
   ※終演後22:30の閉場までご飲食・ご歓談いただけます

場所:江古田「Live House Buddy(バディ)」
    西武池袋線江古田駅南口すぐ
http://www.buddy-tokyo.com/

料金:3000円(1ドリンク込み)
   学生1000円(ドリンク含まず。受付時に学生証を提示してください)
   ※予約不要・全席自由です。来場順にお好きな席にご着席いただけます。
   ※席数に余裕があるためご予約は受け付けておりませんが
    ご来場を予定されている方はお名前と人数を
    メンバーへまたは「応援メッセージ送信フォーム」(→ https://goo.gl/Vgs9oy )よりお知らせいただければ幸いです。
    来場者数見込みを把握したくご協力をお願いいたします。
   ※前売券の販売はありません。