2018年11月13日火曜日

アルバム『ザ・ビートルズ』(ホワイトアルバム)50周年記念リミックス ファーストインプレッション

ポール・マッカートニーと入れ違いに日本にやって来た『ザ・ビートルズ(ホワイト・アルバム)』 50周年記念スペシャル・エディション。目玉であるリミックスのハイレゾ音源(24bit 96kHz)を聴いてみました。
<再生環境>
・OS:Windows 10 (64bit)
・プレイヤー:foobar 2000 WASAPI接続
・スピーカー:KRIPTON KS-1HQM (USB DAC 内蔵アンプスピーカー)
・ヘッドフォン:Roland QUAD-CAPTURE(USB DAC)+ Sony MDR-ZX700 (ヘッドフォン)

事前情報を頭に入れず、スピーカーとヘッドフォンで一回ずつ聴いて見た感想を記します。 我々甲虫楽団は11月3日にホワイトアルバム全曲演奏ライブを敢行したばかりです。
 ↓当日の全曲ダイジェスト(2分30秒)

ライブ準備のために同アルバムはかなり聴き込みましたので(Revolution 9も)、その耳にどのように聴こえるでしょうか?

全般

昨年の『Sgt Pepper's Lonely Hearts Club Band』50周年リミックスのときにも書きましたが、ホワイトアルバムでは録音トラック数が増えた一方、録音自体はシンプルなのでリミックスに向いていると予想していました。実際の音源を聴いてまさにその通りでした。どなたにとっても期待を裏切らない瑞々しい出来だと思います。

全体的には以下のような傾向があると感じました。
  • 50年前のステレオミックスのイメージを尊重しつつ現代基準でブラッシュアップ
  • 個々の音の分離が良く高音から低音まで充分に鳴っている。ドラムとベースがとくに影響を受けて細かなニュアンスが聴き取りやすくなっている
  • ベースの音量は控えめ(そうやっても存在感は維持できる音質だから?)
  • 音の定位をこまかく調整(元の録音ではトラックが同じような音も別々に配置)
  • ボーカルには積極的にエフェクトを適用
  • 元々エフェクトがかかっていたボーカルはあまり音質向上しない
  • コーラスはボーカルを取り巻くように配置しエフェクトを強め
  • 全体にかけるリバーブは小さめの部屋のイメージに留める(宅録の世界観を強調?)
  • 小規模の生楽器の音が生々しい(アコースティックギター、弦楽器、管楽器)
  • 裏に狂気をはらんだ楽曲はとくに迫力が増す(Glass Onion、Savoy Truffleなど)
 最後の2点は『Sgt Pepper's Lonely Hearts Club Band』50周年リミックスのときにも感じたのでこれはリミックスを担当したジャイルズ・マーティンの個性なのかもしれません。
来年リミックスが期待される『Abbey Road』はこの2点に当てはまる部分があまりありません。ギターの音をどう鳴らすかがカギになりそうです。

以下個々の曲の感想です。とくに気に入った曲には★をつけました。

Back In The U.S.S.R.

ドラムの音が生々しい。とくにスティックで叩かれた皮が振動する様子が伝わって来る。目の前でポールがドラムを叩いている様子が目に浮かぶ

Dear Prudence

リバーブが強めで宇宙感が増している。Look aroundの前のベースの入り間違い?練習?が消されている

Glass Onion ★

せっかくのベースの音量が小さい。ストリングスの音がなまめかしい。ドラムが暴力的

Ob-La-Di, Ob-La-Da

イントロの手拍子が1つ足りない!ベースのゴーストノートがはっきり聴き取れるようになった。サックスの音がよく主張している。ピアノのグリッサンドが右から左へ動く(『Sgt.~』の『Lucy in the Sky with Diamonds』のイントロを思い出した)

Wild Honey Pie

元のリミックス以上に声を加工している

The Continuing Story Of Bungalow Bill

オノ・ヨーコの声が大きく聴こえるようになった。そのせいか全体的に緊張感が増した。音の定位を細かくいじっている

While My Guitar Gently Weeps

エリック・クラプトンのギターがおとなしくなった。歌の切迫感が増した

Happiness Is A Warm Gun

元々声をあまり加工していないのでボーカルがよりクリアになった。ベースが入るタイミングが思っていたよりも早い。今回のリミックス特有のコーラスの加工が顕著(エフェクト強めでボーカルを取り囲むように配置)

Martha My Dear ★

ピアノを弾いている指が目に浮かぶ表現力。演奏が歯切れよくテンポが上がったように錯覚してしまう。ストリングスやブラスの残響が心地よい

I'm So Tired

あまり変化を感じない。元々声やドラムの音を加工しているので音質向上の余地が無かったのかもしれない。楽器の音同士の間に空間が増したように感じられる程度

Blackbird

あまり変化を感じない。声の押し出しが強くなったかな、という程度。元々シンプルな録音なせいだろう

Piggies ★

楽器の音が大きく力強くなり迫力が増した。今回のリミックスはジョージ・ハリスンの歌の魅力を最大限に引き出していると感じた。すべてのジョージ曲に当てはまるがこの曲が顕著

Rocky Raccoon

一音目のアコースティックギターの板が鳴る感じがよく伝わってくる。ポールの多彩なボーカルが堪能できる

Don't Pass Me By

実はすばらしいニュアンスで弾いているベースだが、音量が小さくてもったいない

Why Don't We Do It In The Road

ボーカルの音の歪み具合を上手にコントロールしている

I Will

ボーカルとリスナーの距離がぐっと近くなった。おそらく意図的なもの

Julia

ボーカルの口の動きが感じられるほどの繊細さ

Birthday

ベースとドラムが小さくなって曲のパーティー感が薄まってしまった。現代のパーティーはこのようにカジュアルであるということだろうか

Yer Blues

冒頭からボーカルにエフェクトをかけ過ぎ。元の録音が団子状態であまりリミックスの余地が無かったのかもしれない。全体のリバーブは他の曲と同様小部屋感を出している。おそらくリミックス全体に漂う小部屋感はこの曲が基準

Mother Nature's Son ★

今回のリミックスの中では珍しくボーカルに大きなリバーブをかけている。Dear Prudenceにならぶ宇宙的なサウンドになった

Everybody's Got Something To Hide Except Me And My Monkey ★

今回のリミックスの中では珍しくベースが大きい。声に大胆にエフェクトをかけることで迫力が増した

Sexy Sadie

最初のスネア2発で心を奪われる。ドラムが歯切れよく曲の推進力が増した。この曲のコーラスのリミックス方針が他の曲にも適用されたと想像している

Helter Skelter

前曲と同じようなコーラスのリミックス方針で、より壮大になった。ベースは角が取れたような音で、これらの点が影響して迫力不足の感がある

Long, Long, Long

ジョージのボーカルの魅力を再確認。前曲との音量差あり過ぎ問題は改善した

Revolution 1

何故ここまでボーカルとコーラスを強調したのだろう

Honey Pie ★

管楽器のニュアンスがよく伝わってくる。これはジャイルズ・マーティンの得意技と想像している

Savoy Truffle ★

今回のリミックスの集大成のような出来(ドラムとベースのニュアンス、管楽器の音の良さ、ジョージの歌の魅力、狂気を表現する迫力、・・・)

Cry Baby Cry

最初の激しいドラムのフィルのフレーズが思っていたよりかなり複雑。サビにストリングスが入っている??全体的には正常進化という印象

Revolution 9

リミックスしていない??技術的に難しかったのかもしれないが、この曲は作品性の多くの部分をミックス作業が占めているため、元々手を付けるべき領域では無いのかもしれない。現在この曲をリミックスできるのはオノ・ヨーコぐらいか

Good Night

『Sgt.~』のリミックスでも感じたが、ここまで生楽器が大編成になると音質向上はあまり感じられない傾向がある。ボーカルとコーラスの分離は良くなったが、その分リンゴ・スターが歌詞を間違えてコーラスが歌っている内容とズレていることが目立つようになった

後日スーパー・デラックス・エディション収録の他の音源についても書きたいと思います。


2018年11月9日金曜日

速報:2018年ポール・マッカートニー日本公演終了 セットリストまとめ

『ポール・マッカートニー フレッシュン・アップ・ジャパン・ツアー2018』は2018年11月8日ナゴヤドーム公演をもって全日程を終了しました。
2018年11月8日
 公演前は「最初で最後のナゴヤドーム公演」と揶揄する声が多かったですが、ポールは名古屋を気に入ったと思います。また名古屋に来るかもしれません。少なくとも日本には来る気満々のようです。
2018年11月8日本編終了

ナゴヤドーム公演のレポートは後日掲載します。公式と非公式のサプライズによってポールの心情に触れるレアな言動が引き出されました。尽力された皆様に感謝です。
終演8時間半後に公開された以下の公式ビデオでのポールの言葉は実際にステージ上で話したものです。
セットリストをまとめます。
結局3回のドーム公演すべてに行かないと本編の演奏曲はコンプリートできませんでした。
★=ホーンセクション参加
下線=2018年日本公演で1度しか演奏しなかった曲

A Hard Day’s Night
Hi, Hi, Hi → Junior’s Farm(11/1、11/8)
All My Loving → Can’t Buy Me Love(11/1、11/8)
Letting Go★
Who Cares ※11/5カット
Got to Get You into My Life ※10/31、11/5カット
Come On to Me★ ※イチバン付き
Let Me Roll It
I’ve Got a Feeling
Let ‘Em In★ ※11/5カット
My Valentine
1985
Maybe I’m Amazed ※11/5カット
I’ve Just Seen a Face → We Can Work It Out(11/1)
In Spite of All the Danger
From Me to You
Love Me Do
Blackbird
Here Today ※11/5カット
Queenie Eye
Lady Madonna★
Eleanor Rigby ※11/5カット
Fuh You
Being for the Benefit of Mr. Kite!
Something
Ob-La-Di, Ob-La-Da★
Band on the Run
Back in the U.S.S.R.
Let It Be★
Live and Let Die★
Hey Jude★

I Saw Her Standing There → Yesterday(10/31) → Birthday(11/8)
Sgt. Pepper’s Lonely Hearts Club Band (Reprise)
Helter Skelter
Golden Slumbers - Carry That Weight - The End★

参加されたみなさんおつかれさまでした。ありがとうポール!

2018年11月8日木曜日

レポート:2018年11月8日 ポール・マッカートニー ナゴヤドーム公演 サウンドチェック

2018年11月8日開催のポール・マッカートニー ナゴヤドーム公演開場前のサウンドチェックに参加してきました。

昨日の名古屋入りとは打って変わってフォーマルな装いで現れたポールは熱の入った演奏をたっぷりと聞かせてくれました。

<セットリスト>
 Jam ※Letting Go風のアドリブ演奏
Honey Don't
Save Us
Jet ※ホーンセクション入り ※観客のリクエストに応えて 
Drive My Car ※ベースソロから入るアドリブ演奏を少しした後
C Moon ※ホーンセクション入り
Whole Lotta Shakin' Goin' On ※サックスソロ(無茶ぶり??)あり
It's So Easy
FourFiveSeconds
Ram On ※Somethingを演奏すると見せかけて(単に間違っただけ??)
Midnight Special
Lady Madonna ※幻想的なストリングスのアドリブ演奏を少しした後

今ツアーのセットリストから外れているがしっかりアレンジが練りこまれている曲が多く、大満足の内容でした。本番の期待が高まります!
















2018年11月7日水曜日

リンゴ・スター 2019年3月~4月来日公演 7都市9公演

リンゴ・スターがAll Starr Bandを引き連れて2019年に来日公演を開催します。2016年10月以来の来日です。ポール・マッカートニー日本滞在中の発表となりました。ポールと交互に来日する取り決めでもあるんでしょうか。
※リンゴ・スター来日関連記事の一覧→ 2016年   2013年
2018年9月29日北米ツアー最終日のリンゴ・スター

RINGO STARR And His All Starr Band JAPAN TOUR 2019RINGO STARR And His All Starr Band - ウドー音楽事務所(公演詳細ページ)

2019/3/27(水) 福岡サンパレス ホテル&ホール
2019/3/29(金) 広島上野学園ホール
2019/4/1(月) 東京エレクトロンホール宮城
2019/4/2(火) けんしん郡山文化センター(郡山市民文化センター) 大ホール 【福島】
2019/4/3(水) 昭和女子大学人見記念講堂【東京】
2019/4/5(金) 東京ドームシティホール
2019/4/9(火) Zepp Nagoya
2019/4/10(水) あましんアルカイックホール【大阪】
2019/4/11(木) オリックス劇場 【大阪】

S ¥16,000 A ¥15,000

<来日メンバー>
スティーヴ・ルカサー
グレッグ・ローリー
コリン・ヘイ ← トッド・ラングレン(2013年/2016年)
ヘイミッシュ・スチュワート ← リチャード・ペイジ(2013年/2016年)
ウォーレン・ハム ← マーク・リベラ(2013年)
グレッグ・ビソネット

コリン・ヘイとヘイミッシュ・スチュワートが新たに加わりました。この二人は2008年の
All Starr Bandでも共存しています。今年の北米ツアーでコリン・ヘイはメン・アット・ワークの"Who Can It be Now"や"Down Under"を披露していました。


ヘイミッシュ・スチュワートは1990年と1993年のポール日本公演にも参加しています。来年の日本公演で11年ぶりにAll Starr Bandに復帰することになりました。今年の北米ツアーではヘイミッシュ・スチュワートではなくグレアム・グールドマン(10cc)が参加していました。

2008年All Starr Bandでのヘイミッシュ・スチュワートの演奏



2018年11月6日火曜日

レポート:2018年11月5日 ポール・マッカートニー両国国技館公演

2018年11月5日ポール・マッカートニー両国国技館公演が終了しました。良くも悪くも単なる小規模会場のライブでした。
これに日本武道館公演のような特別な意味を見出そうというのが元々無理な話で、日本側主催者とポール側の思惑のズレを感じました。チケットを売るために意図的に特異さを装った可能性もありますが、全席に配置したサイリウムはスベっていた感がありますので(ポールは「赤白青の光がきれい」と触れていましたが)本当にポール側との温度差があったのかもしれません。
期待の大きかったセットリストは結局東京ドーム公演初日セットリストから5曲削ってアンコールの"Yesterday"を"I Saw Her Standing There"に変えただけという結果でした。
10月5日12日のAustin City Limits 2018でのセットリストが参考になると予想していたので曲数が減ること自体に驚きはありませんでしたが今回の日本ツアーで両国国技館でのみ演奏する曲を期待していました。

<セットリスト>赤字:東京ドーム初日からの変更点
A Hard Day’s Night
Hi, Hi, Hi
All My Loving
Letting Go
Who Cares
Come On to Me ※イチバン付き
Let Me Roll It
I’ve Got a Feeling
Let ‘Em In
My Valentine
1985
Maybe I’m Amazed
I’ve Just Seen a Face
In Spite of All the Danger
From Me to You
Love Me Do
Blackbird
Here Today
Queenie Eye
Lady Madonna
Eleanor Rigby
Fuh You
Being for the Benefit of Mr. Kite!
Something
Ob-La-Di, Ob-La-Da
Band on the Run
Back in the U.S.S.R.
Let It Be
Live and Let Die
Hey Jude

Yesterday → I Saw Her Standing There
Sgt. Pepper’s Lonely Hearts Club Band (Reprise)
Helter Skelter
Golden Slumbers - Carry That Weight - The End

ただし、特異感を求めなければ小規模会場ならではメリットにあふれた良いライブでした。まず、日本武道館公演のB席(4万円)以下の値段で確実にそれ以上に近い距離で見ることができます。ドーム公演と比較すれば+2万円するだけでアリーナ相当の距離感が確約され、場合によってはVIP(8万円超)クラスの席の可能性もあります。
次に、ポールや会場との一体感をひしひしと感じることができます。ポールもしきりに「みんな見えているよ。みんな聞こえているよ」と言っていました。観客側もすべての人が"Blackbird"でのポールの足音が聞こえたと思います。そんな一体感のある会場でポールやバンドはとてもリラックスして演奏していました。カメラもスクリーンも同時通訳もなく、照明機材は限らていますのでむき出しの演奏だけがそこにあります。観客一人一人と心がつながって演奏を楽しんでいる様子がありました。ポールも観客との交流に熱心で「Love You」「ミンナダイスキ」「みんな最高」といったMCが多かったです。
楽しむことが主旨だったとすると削られたのは仰々しすぎる曲、しんみりしすぎる曲、クオリティ維持が難しい曲だったような気がします。言い換えればプレッシャーがかかる曲を回避したことになり、確かに自由にのびのび演奏しているように感じました。
音響はまさにライブハウスのそれで最初は爆音過ぎて音が飽和している感がありましたが、曲が進むにつれ安定していきました(2階正面中央中盤列の感想です)。とても迫力とまとまりがよい音響で、会場中を音が隅々まで過不足なく満たしていると感じました。ポールも休養十分だったのか声は好調を維持しており、ステージ中しり上がりに調子を上げていきました。さらに曲数を減らしたことにより喉の消耗が抑えられたのか"My Valentine"や"Band on the Run"はここ5年日本で聞いた中でもかなり良かったです。"Live and Let Die"は東京ドーム公演初日より安定していましたし、"Let It Be"、"Hey Jude"、"Golden Slumbers"といった歌いだしでつまずくと萎える曲もしっかり制御されていました。ポールは気分よく歌えていたせいか演奏がいつも以上に熱がこもっているように見えました。ギターソロに何度も聞き入ってしまいました。
ポールからの演奏面でのサプライズはほぼありませんでしたが、MCには両国国技館ならではの相撲にちなんだ要素がありました。「ドスコイ」「ゴッツアンデス」といったセリフ、四股や手刀のジェスチャーを披露してくれました。

個人的にセットリストの短縮には好意的ですが、今ツアー目玉のホーンセクション入り"Let ‘Em In"を外したのは解せません。また、前述の通り演出上の制約は少ないのでもっと気軽に選曲で遊んでほしかったところです。両国国技館公演に集まるような観客はその遊びがどんな結果になったとしても面白がれる人ばかりです。その点をポールに信じてもらえるよう、日本側主催者は粘り強く伝えてほしいものです。

2018年11月2日金曜日

ポール・マッカートニー 2018年東京ドーム公演終了

『フレッシュン・アップ・ジャパン・ツアー2018』で来日中のポール・マッカートニーが10/31、11/1の東京ドーム公演を終えました。
10/31公演のレポートは→こちら
2018年11月1日 東京ドーム
 初日の公演は多くのニュースで取り上げられています。
ポール・マッカートニー日本公演開幕「一緒に歌おうよ」(朝日新聞)
76歳 ポール・マッカートニー「トーキョー!タダイマ」海外男性ソロ最多の東京ドーム(デイリースポーツ)
ポール・マッカートニー ビートルズの3枚目シングルを日本初披露(デイリースポーツ)
ポール「タダイマ」開演、名曲で幕開けファン大歓声(日刊スポーツ)
76歳ポール「トーキョー!タダイマ!」7度目の日本公演開幕(スポーツニッポン)
奇跡の2時間30分!ポール・マッカートニーの東京公演 ライヴレポート(MTV JAPAN)
ポール、日の丸掲げハロウィン仮装も披露 1年半ぶり東京ドームで「タダイマ!」(ORICON NEWS)
ポール・マッカートニー、ハロウィンの夜に日本ツアー開幕「タダイマ!」(BARKS)
ポール・マッカートニー来日公演を日本JAZZ界の重鎮はどう観たか!?(@DIME)
ポール・マッカートニー、76歳とは思えない脅威の体力で新旧音楽を奏でる(フロントロウ)

<東京ドーム2日目のセットリスト>
赤字:初日では演奏しなかった曲 4曲
下線:初日から追加された(純増の)曲 1曲

A Hard Day’s Night
Junior’s Farm
Can’t Buy Me Love

Letting Go
Who Cares
Got to Get You into My Life
Come On to Me
Let Me Roll It
I’ve Got a Feeling
Let ‘Em In
My Valentine
1985
Maybe I’m Amazed
We Can Work It Out
In Spite of All the Danger
From Me to You
Love Me Do
Blackbird
Here Today
Queenie Eye
Lady Madonna
Eleanor Rigby
Fuh You
Being for the Benefit of Mr. Kite!
Something
Ob-La-Di, Ob-La-Da
Band on the Run
Back in the U.S.S.R.
Let It Be
Live and Let Die
Hey Jude

I Saw Her Standing There
Sgt. Pepper’s Lonely Hearts Club Band (Reprise)
Helter Skelter
Golden Slumbers
Carry That Weight
The End

なんとYesterdayを演奏しませんでした。

11/1公演に甲虫楽団からはドラムのまみこ☆とキーボードのセイイチが参加しました。まみこ☆のレポートです。↓
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2013年のOut There! Tour以来久しぶりのポール・マッカートニーのコンサートに甲虫楽団のキーボード、セイイチさんと行ってきました。入口の回転扉を回す係の人が知っている人でびっくり!(笑)
 
昨日の初日と4曲くらいセットリスト変えてたようです。今日はバックのホーンセクション大活躍の Got to Get You into My Lifeをやってくれて良かった!エリナーリグビーはやり直してた。元気なポールを見て、私もがんばらなきゃと思いました。
3日(土)は甲虫楽団ホワイトアルバム全曲通しワンマンLIVEです。場所は江古田Buddy。人生最初で最後、私のコーラスがあります。Wild Honey Pieじゃないよ。ホワイト以外にもびっくりの曲もやります。


やっちゃえ甲虫~『The Beatles』(ホワイトアルバム)50周年記念全曲通しライブ
11月3日(土祝)18:15開場 19:00開演 21:30終演予定
※終演後22:30の閉場までご飲食・ご歓談いただけます

料金:3,000円(1ドリンク込み)
   学生/未成年 1,000円(ドリンク含まず。受付時に学生証を提示してください)

会場:江古田「Live House Buddy(バディ)」
   西武池袋線江古田駅南口すぐ
http://www.buddy-tokyo.com/

詳細はこちら↓
http://www.kouchu.info/home/news/20181103info

2018年11月1日木曜日

レポート:2018年10月31日 ポール・マッカートニー 東京ドーム公演

『ポール・マッカートニー フレッシュン・アップ・ジャパン・ツアー2018』が10月31日東京ドーム公演で初日を迎えました。以下ネタバレです。
登場シーン
まず、ポールの調子がとてもよかったです。この1年ぐらいで白髪を隠さないようになって一気に老けたと言われるポールですが(個人的には今の髪色良いと思います)、声の安定感は2017年日本公演を超えているように感じました。 「Maybe I'm Amazed」や「Live and Let Die」はさすがに厳しいところもありますが、普段苦手とする「All My Loving」「Let It Be」「Hey Jude」「Golden Slumbers」などは出色の出来でした。逆に今のポールに合っているはずの2010年代の曲の方が怪しかったぐらいです。とはいえ「Fuh You」は曲の良さも相まって素晴らしかったです。
後半は声のカスれも目立ってきましたが、怪我の功名かアンコール「Yesterday」の出だしのYesterday~はここ5年の日本公演の中で最も原曲リリース当時の雰囲気を感じました。
歌の手ごたえからかポールは上機嫌でMCもテンション高く、演奏のイントロやアウトロではアドリブで様々な言葉やスキャットを歌っていました。一方、演奏や歌詞を見失うところも何度かありましたがそれは単なるミスというよりも、気分が高揚して細かいところに注意が行き届かなかったように見えました。全体的にやっつけ仕事感は無く、一音一音に感情が宿っているように思いました。
そうやってライブを見ていると随分進行が早いと感じました。ポールとバンドのノリに引っ張られて飽きずに聴けているのだろうと思っていましたが、実際去年の東京ドーム公演や直近のカナダツアーに比べて演奏曲が少なかったことに後から気づきました。いや!やっぱり飽きなかったということもあると思います。
まず、ホーンセクションは新鮮でした。これまで聴いてきた曲に新たな厚みやきらめきを加えてくれます。さらに照明や映像の演出が変わってより派手になっていました。「Freshen Up」というツアー名を初めて目にしたとき僕は「刷新」と解釈しました。これらはその通りの結果になっていました。ポール自身やセットリストは変わり映えしないように見えますが、「Freshen Up」の公式日本語訳(?)が「リフレッシュする」であると知って、まさにポールは身も心もリフレッシュして今回のツアーに臨んでいるのだと妙に納得しました。
とはいえ、セットリストがあまり変わらず、カナダツアーから減らされただけというのは残念でした。 前日のリハで二度も演奏していた新曲「I Don't Know」を何故本編ではやらなかったのでしょうか・・・。
イチバン!というフレーズが登場する新曲「Back in Brazil」は多くの日本人の期待には応えず演奏しませんでしたが、イチバン!の部分だけメンバー全員で披露したのには驚きました。日本に対する配慮なのでしょうが、そういったことをポールが進んで行うとは思いませんでした。2017年日本公演のレポートで「ポールと日本は仲良くなれた」という主旨を述べましたがまさにそれを感じさせるエピソードでした。

その他印象的だったことを列挙します。
  • 第一声は「コンバンワ トウキョウ タダイマ」
  • 妻Nancyの日本語風発音「ナンシイ」が気に入った様子
  • 観客とコールアンドレスポンスをしたあとアコースティックギターがハウリングを起こしたのを見て「君たち(観客)のせいだ」というポール
  • 「ハツコウカイ」と言って演奏したのは「Fuh You」。日本初公開ということか・・・ 
  • 「My Valentine」をアコースティックコーナーで拡声器を使って歌う演出は9月7日のグランド・セントラル駅でのギグで初披露され、9月17日のツアー初日でも同様だったが以降はこれまで通りピアノの弾き語りになった。両国国技館で復活することを期待
  • The Endのギターバトルでソロを弾いている人にのみスポットライトを当てる演出はやり過ぎだと思った
  • ハロウィン当日ということで「Today is Halloween in Tokyo」、アンコールではお面をかぶって出てきて「Happy Halloween」 。これはレア!
  • ブライアン(ギター/ベース)が存在感があった。ステージ上を頻繁に移動しポールの側にいることが多かった。表情も豊かだった
  • ラスティ(ギター)はいつも通り淡々と演奏と演出をこなしていた
  • エイブ(ドラム)とウイックス(キーボード)はカメラ芸がどんどん増えている

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

 <セットリスト>
赤字:カナダツアーでは演奏しなかった曲 1曲
下線:2017年日本公演では演奏しなかった曲 6曲
★:ホーンセクション参加

A Hard Day’s Night
Hi, Hi, Hi
All My Loving
Letting Go★
Who Cares
Come On to Me★ ※イチバン付き
Let Me Roll It
I’ve Got a Feeling
Let ‘Em In★
My Valentine
1985
Maybe I’m Amazed
I’ve Just Seen a Face
In Spite of All the Danger
From Me to You
Love Me Do
Blackbird
Here Today
Queenie Eye
Lady Madonna★
Eleanor Rigby
Fuh You
Being for the Benefit of Mr. Kite!
Something
Ob-La-Di, Ob-La-Da★
Band on the Run
Back in the U.S.S.R.
Let It Be★
Live and Let Die★
Hey Jude★

Yesterday
Sgt. Pepper’s Lonely Hearts Club Band (Reprise)
Helter Skelter
Golden Slumbers - Carry That Weight - The End★

カナダツアーで演奏して今日演奏しなかった曲 5曲
※以下はのべなので実質減ったのは3曲
Can't Buy Me Love
We Can Work It Out
Michelle
FourFiveSeconds
I Saw Her Standing There