2019年3月27日水曜日

リンゴ・スター来日 直前に上海でサプライズライブ

日本ツアーを開催するリンゴ・スターが2019年3月26日15時過ぎに福岡空港に降り立ちました。今日福岡サンパレス ホテル&ホールで初日を迎えます。
リンゴ・スター来日直前インタビュー「僕らのショウは平和と愛の祭典、東北の人たちを元気づけたい」(Rolling Stone Japan)

日本に来る直前に一行は上海で船上サプライズライブを行ったようです。マイクロソフトの共同創業者で昨年亡くなったポール・アレンを追悼するクルーズでのことでした。
その場にジュリアン・レノンやジョー・ウォルシュもいたようです。ジュリアン・レノンは直前に日本にいたことがわかっています。

2019年3月18日月曜日

ビートルズの日本公演に前座で出演 内田裕也さん死去

ロックン・ローラー内田裕也さんが2019年3月17日に亡くなりました。79歳でした。妻で女優の樹木希林さんと半年前に死別したばかりでした。
一言では語りつくせないほど様々な側面を持つ方ですが、ビートルズファン目線からするとまずは「ビートルズ日本公演に前座で出演した人」ということになります(本人は『俺は前座じゃない。共演してやってんだ』と言っていたそうですが)。


ビートルズ日本公演を特等席で見る内田裕也さんと尾藤イサオさん
(アリーナ正面のパイプ椅子に座っている二人がそれ)
僕が初めて内田裕也さんを認識したのは1991年の都知事選出馬の時です。
政見放送をジョン・レノンの「Power To The People」のアカペラから始めたのが印象的でした。

1973年のオノ・ヨーコさんへのインタビューをきっかけにジョン・レノンと親交がありました。後年ことあるごとに当時の事を語っています。

<私の恩人>内田裕也、親友ジョン・レノンが俺の原点(THE PAGE 2014年10月)

オノ・ヨーコさんからは「あなたなんかアーティストとして何もしてないじゃない!ジョンもそう言ってたわよ。」、(都知事選出馬を伝えた際には)「あら、バカね」など辛辣なコメントを浴びせられたようですがお互いが主催するイベントに出演したり、ジョン追悼イベントで共演するなど仲間意識はあったと思います。

ジョン・レノン・スーパーライブ(2003年12月 内田裕也オフィシャルサイト)
ジョン・レノン追悼(2005年12月 内田裕也オフィシャルサイト)

実際は良好な関係を継続したのはオノ・ヨーコさんと樹木希林さんのようでした。内田裕也さん抜きで会うことも多かったようですし、近年コメントを交換しています。

樹木希林 オノ・ヨーコに嫉妬「スケールが違う」(スポニチ 2016年5月)
オノ・ヨーコさん、希林さんをしのぶ 「頭のキレる人」(朝日新聞 2018年9月)

一連の言動を見ていると内田裕也さんは樹木希林さんと共にアーティストとしてのジョン&ヨーコになりたかったのかなと感じました。

2013年のポール・マッカートニー日本公演の際は東京ドームでお見掛けしました。翌年ポールの日本公演が中止になった際は以下のようにコメントしていました。

「去年(の来日公演)はしっかりしていて、感激してさすがポールと思っていた。ポールはベートーベンを超えたって一文を書いた。彼が聞いたら喜んでくれただろう。武道館は行ってみたいなと思ってたんだけど。ちょっと今回早すぎたな、来るのが(昨年11月の来日以来)。1年くらい待ってほしかった」

ショーン・レノンが追悼しています。ショーンは内田裕也さんがプロデュースしていたFlower Travellin' Bandのアルバム『SATORI』のリメイクをしたいと内田裕也さんに打診したそうで、追悼投稿のハッシュタグも#flowertravellinbandとなっています。


Sean Ono Lennonさん(@sean_ono_lennon)がシェアした投稿 -

2019年3月17日日曜日

ジャイルズ・マーティン NHK「ららら♪クラシック」に出演

クラシック音楽の魅力を楽しく、分かりやすく伝えるテレビ番組「ららら♪クラシック」(NHK Eテレ 毎週金曜 21:30 - 22:00)2019年3月15日放送回『宮川彬良クラシック・スコープ~ザ・ビートルズの魅力を探る』に近年のビートルズ作品を一手に引き受ける音楽プロデューサーのジャイルズ・マーティンが出演しました。
2018年10月『The Beatles』リミックス版のプロモーション来日時に収録
ららら クラシック - NHK
番組はビートルズのプロデューサーがクラシック畑のジョージ・マーティン (ジャイルズの父)である点をとっかかりに、以下の3つの観点で分析していました。

(1)モーツァルトに通じる旋律
メロディーはシンプル(モーツァルトに通じる)が
合いの手はロックっぽい
(2)バロック音楽の手法
ロックにクリシェを導入したのはビートルズが初めて??
(3)クラシックならではの作曲法
対位法がビートルズの特徴であると語るジャイルズ
 ジャイルズの発言は下記のとおりでした。
 ビートルズは一つの歌に一つのメロディーだけでは満足しませんでした。
 ボーカルと楽器の両方に対位法とハーモニーをもたせて曲を作ることが重要でした。これはまさにクラシック音楽的な方法です。
 ポール・マッカートニーのベース演奏が良い例です。リンゴが歌うこの曲(「With A Little Help From My Friends」)は彼が歌えるように意図的にシンプルな歌にしました。ポールのベースラインは常時ボーカルに対する対旋律を奏でました。
(ビートルズは)他の人には必ずしも聞こえない対旋律を聞くことができましたから、それを彼らの音楽に使いました。その結果彼らの音楽はずっと豊かになりました。
この番組は3月21日午前10時25分~ 午前10時55分に再放送されます。なんとこれは甲虫楽団のホワイトアルバム全曲ライブ当日です。この番組を見て気分を盛り上げてからライブにお越しいただくのも良いかもしれません!

 ホワイトアルバムリリース50周年記念、全曲通しアンコールライブ
日時:
2019年3月21日(木祝)12:00開場 12:30開演 15:00終演予定

内容:
1stステージ『The Beatles』(ホワイトアルバム)1枚目(AB面)
2ndステージ『The Beatles』(ホワイトアルバム)2枚目(CD面)

場所:
高円寺「ShowBoat(ショーボート)」
JR中央総武線高円寺北口から徒歩8分
http://www.showboat1993.com/

料金:
2,500円(1ドリンク込み)
学生/未成年 1,600円(1ドリンク込み。受付時に学生証を提示してください)
※ご予約・前売チケットのご購入はShowBoat様へお問い合わせください。
くわしくは→http://www.showboat1993.com/about-1-cigl

初演時の様子↓

2019年3月12日火曜日

ビートルズのメンバーとも共演 ハル・ブレイン死去

セッション・ドラマーとして1960年代から1970年代にかけて数々の全米1位ヒットソングを支えたハル・ブレインが2019年3月11日に亡くなりました。90歳でした。
ジョージ・ハリスンとハル・ブレイン
フィル・スペクターに重用されたことでブレイクしたハル・ブレインは、 一説によるとビートルズのメンバー全てと個々に演奏した唯一のドラマーとのことです。フィル・スペクターつながりでジョン・レノンの『Rock 'n' Roll』に参加したことで有名です。同アルバムのメインのドラマーであったジム・ケルトナーと一緒にドラムを叩いているようです。

ジョージ・ハリスンとはジョージがプロデュースしたジャッキー・ロマックスのデビューアルバムのレコーディングで共演しています(前掲の写真)。
リンゴ・スターのソロ作品にも参加しているようですが、叩いた本人もどの曲がそれかわからないそうです。セッションドラマーとはそういうものかもしれません。当のリンゴは追悼ツイートをしています。
ポール・マッカートニーとハル・ブレインは各自が演奏した音源に他方が後からオーバーダビングしたことがあるようで、それも共演と言えるのかもしれません・・・。
ハル・ブレインのドラムで遊ぶポールの写真が残っています。

左の黒いケースに「Hal Blaine」と書いてあるのが読めます

2019年3月7日木曜日

レポート:BACK IN THE BEATLES『イエロー・サブマリン発売50周年記念ライブ』

普段はオリジナル曲を作・編曲・演奏しているプロミュージシャンが一堂に会しビートルズを演奏するイベントは古くから行われていましたが、「Dream Power ジョン・レノン スーパー・ライヴ」が2013年を最後に休止している今、定期的なものは「Dear Beatles」(今年は3月10日昭和女子大学人見記念講堂で開催)くらいという状況でした。
そんな閉塞感に風穴を開ける新規プロジェクト「Back in the Beatles」が昨年発足しました。ビートルズのオリジナルアルバムのイギリス発売50周年当日に全曲演奏を行うというものです。初回は2018年11月22日『The Beatles』(ホワイトアルバム)発売50周年記念日にTSUTAYA O-WEST(渋谷)で開催されました。その本番当日に発表された第二弾『Yellow Submarine』特集に参加してきました。

2019年1月19日(土)場所は高円寺のライブハウス「ShowBoat」(ショーボート)。第一弾に比べキャパは抑え気味ですが、アルバム『Yellow Submarine』の人気度を考慮してのことでしょう。ShowBoatは「Back in the Beatles」第一弾の時点で「協力」として名を連ねていたのでその縁で会場になったのだと思います。
当日、足の踏み場もないくらい敷き詰められた60席の椅子は満席でした。『Yellow Submarine』は『Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band』の流れを汲むものであるという解釈の元、ステージは1967年のテレビ番組「Our World」(ビートルズが「All You Need Is Love」を披露)を意識したセットでした。

『Yellow Submarine』はもともとビートルズの演奏が収録されているのはレコード片面の6曲だけなので(だから不人気)、1stステージは「プチ・ホワイトアルバム」と題してホワイトアルバムから6曲抜粋して演奏しました。
演奏内容はビートルズに忠実でしたが、いわゆるコピーバンドのような衣装・楽器・役割(「ジョン役」等)の再現はしていませんでした。とはいえ、ボーカルはジョン・レノン=風祭東さん、ポール・マッカートニー=伊豆田洋之さん、ジョージ・ハリスン=根岸孝旨さん、リンゴ・スター=金子充伯さんと明確に分担されていました。

「ナビゲーター」という肩書でプロジェクトをけん引する風祭さんによる用意周到なMCで綿密に進行されたステージは飽きる間も無く終了し、そのまま藤本国彦さんを招いてのトークライブに移行しました。テーマはもちろん『Yellow Submarine』。
ビートルズ関連のトークショーでひっぱりだこの藤本さんですが、なかなかこの話題を取り上げることは無いと思います。聞いたこともないエピソードが次々と飛び出し、話している藤本さんも楽しそうでした。そのトークの中で、風祭さんは今日が『Yellow Submarine』発売50周年当日だと思っていたことが判明しました。実際は藤本さんも指摘していたとおり、2日前の1月17日のようです。てっきり、50周年当日は木曜日になってしまい集客に懸念があるので直近の土曜日に設定したのかと思っていました。でも、これで第三弾『Abbey Road』特集は2019年9月26日(木)の開催が濃厚になりました。

休憩を挟んでいよいよ『Yellow Submarine』A面制覇です。いわばボツ曲集なので来場者があまり聴いたことが無い曲もあったのではないでしょうか。とはいえノリの良い曲も多く、「Yellow Submarine」で始まって「All You Need Is Love」で終わるというのはライブで演奏するのに良い曲順だなと感じました。
そのままアンコールステージに突入し、アルバム『Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band』から4曲演奏して最後は「Love Spreads All Over The World 」(『BACK IN THE BEATLES』テーマソング)で大団円を迎えました。

ビートルズに深く影響を受けている方々が出演しているわけですが、普段から専門的にビートルズのコピーを行っているわけではないのでしょう、ビートルズの演奏をなぞることが窮屈そうに見えることもありました。そこから解放されるリフレイン部分や曲を終わらせる際には存分にプロの凄みを感じました。その意味で今回最も感動した曲はこの日演奏された唯一のオリジナル曲「Love Spreads All Over The World 」でした。この曲ではみなさん一気ににセンス・技術・経験を爆発させておりその迫力に圧倒されました。

ビートルズのアルバム発売50周年にアルバム全曲演奏というのはまさに我々甲虫楽団も取り組んでいることですので、「Back in the Beatles」にあやかって甲虫楽団の活動の知名度も上がったらよいなと思います。甲虫楽団が『Yellow Submarine』A面全曲を演奏する際は『Abbey Road』全曲とセットで開催する予定です。開催日は未定ですが当然9月26日は外します!

・・・その前に、甲虫楽団はホワイトアルバム全曲演奏ライブを昨年に続き開催することになりました。場所はなんと「Back in the Beatles」第二弾と同じShowBoatです!「Back in the Beatles」に参加された方も是非ご来場くださいませ。

 ホワイトアルバムリリース50周年記念、全曲通しアンコールライブ
日時:
2019年3月21日(木祝)12:00開場 12:30開演 15:00終演予定

内容:
1stステージ『The Beatles』(ホワイトアルバム)1枚目(AB面)
2ndステージ『The Beatles』(ホワイトアルバム)2枚目(CD面)

場所:
高円寺「ShowBoat(ショーボート)」
JR中央総武線高円寺北口から徒歩8分
http://www.showboat1993.com/

料金:
2,500円(1ドリンク込み)
学生/未成年 1,600円(1ドリンク込み。受付時に学生証を提示してください)
※ご予約・前売チケットのご購入はShowBoat様へお問い合わせください。
くわしくは→http://www.showboat1993.com/about-1-cigl

初演時の様子↓