「A Hard Day's Night」発売50周年記念ベースTAB譜

今日7月10日はビートルズのシングル「A Hard Day's Night」イギリス発売50周年です。
同曲風のベースタブ譜を共有します。
AHDN.pdf

この曲は同名の映画の主題歌で、映画の撮影終盤にようやく題名が決まったことを受けて新たに作曲されました。有名なイントロも映画での効果を狙って監督からリクエストされたことにより編み出されたものだそうです。
ジョン・レノンはこのように出されたお題に応えるのが得意なようで、翌年の映画「Help!」の主題歌やテレビ番組用に作った「All You Need Is Love」などの経緯も同様です。逆に自分の中から着想を得て自分の作品として自信をもって仕上げることに苦労していたように見えるので、自らを売り出すアーティストではなく職業作曲家に専念していたらさらに成功したのかもしれません。

ベースの演奏はフレーズを考えている余裕が無かったのか比較的単調で4本の弦のうち半分、3弦と4弦しか使用していません。前年のシングル曲「From Me To You」も2本しか使用していませんがその時は2弦と3弦でした。ポール・マッカートニーはそれまでベースで最も低い音を担当する4弦の使用を避けていたように感じますが、前シングル「Can't Buy Me Love」からは積極的に使うようになっています。
録音や再生の機材が進歩して低音が再現できるようになったからかもしれませんし、1964年~1695年中盤はジョンの意向でヘビィなサウンドにこだわっていたように思うのでそのせいかもしれません。

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