第1回から運営が改良されており、ヘッドセットマイクで漏らさず収音、手元は別カメラで撮影などしています。
USTREAMで配信されるならわざわざ金払って会場に出向くまでも無いように見えますが、今回はビートルズの音源を加工したものを会場限定で流すことが目玉となっています。というのものこの曲はアレンジもキーも異なる2つのバージョンをテープの回転速度を調整して1曲に繋いだものなので、繋ぐ前の状態を想像してみようというわけです。
セミナーの要旨を以下に列挙します。
「Hey Jude」と「Strawberry Fields Forever」の類似点
- つかみを重視し小節数の作法(通常は8の倍数)にとらわれない
- メロディがしりとりになっている(前のかたまりの最後の音から次のかたまりが始まる)
- Bメロでは1つの音に固執する
- ブルーノートを効果的に使用する(メロディだけでなくコードごとはみ出していく)
「Penny Lane」と「Strawberry Fields Forever」の類似点
- 逆ブルーノート(ブルーノートを別キーの音階の一部と捉えてコードを展開)を活用して明暗の雰囲気の切り替えを図る
ジョン・レノンのポールマッカートニーの作曲の傾向の違い
- ジョンは同じ言葉やメロディに固執する
- ジョンはメロディを上から下へ下げて等身大の自分を演出する。ポールはメロディを下から上に上げて得意げにテンションを高める
第3回は「イエスタディ」で2012年10月4日に開催されます。参加方法は以下のページをご参照ください。
Keyboard Magazineセミナー「ビートルズの作曲法」
http://port.rittor-music.co.jp/keyboard/magazine/24846.php
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