ライブハウスにおける映像&音声収録術 その2

ライブハウスで自前撮影/録音する例を紹介した前回の投稿は思いのほかアクセスがありました。みなさんお悩みなのでしょう。その記事は、全景を収めるカメラはデジタルズームを多用するのでより解像力が高い機材の導入を検討しているという旨を書いて終えましたがその後結局導入しました。
キヤノンのiVIS HF G20です。
http://cweb.canon.jp/ivis/lineup/hfg20/


アマチュア向けの価格帯(新品でも7万円以下)でありながらプロ用にも通じる質実剛健な作りで、少し大きめのボディがかえって好印象です。「フルハイビジョン映像と同様の画素数で撮影するためリサイズ処理が必要なく、解像度の低下がほとんどない、輪郭のくっきりした映像を実現しています。」という謳い文句に妙に納得して中古で購入しました。

早速9月のライブで導入しました。以下の映像は再エンコードされているもののこのカメラで撮影したフルハイビジョン映像をそのまま使用しています。ちなみに横からドラムを捉えている映像はGoPro HERO3 ホワイトエディションのこれまたフルハイビジョンそのままのものです。

期待通りの高画質ですが、バスドラムが鳴るタイミングで画が揺れているのがわかると思います。これはどうやら三脚自身が振動しているようです。確かに軽量性重視の三脚を使用していました。11月30日のライブではこの点を改善しようと思います。

9月のライブ映像も複数の音素材を組み合わせて編集しています。例えば以下はギターの音源だけにした例です。

ZOOM H1を2台のギターアンプそれぞれの前に置いて収録しました。このライブハウスはステージが広く、2台のギターアンプは舞台の両脇に離れて設置されていたため、分離良く音が録れていることがわかります。

以下はベースをライン録音したものと、ドラムのフットペダルの側にマイクを置いて録音したものを組み合わせた例です。スネアドラムは裏側から録っていることになります。ハイハットはその向こう側に位置するのでこの音源ではほとんど聴こえません。


そして以下が完成形です。

11月30日のライブも同様以上の布陣で収録し、YouTubeで公開する予定です。


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