78歳になったポール・マッカートニー トランペットで十八番の「聖者の行進」を披露

2020年6月18日にポール・マッカートニーが78歳を迎えました。直前に妻のナンシーとニューヨークを歩いている様子が目撃されているので無事その日を迎えられたと思います。
6月16日のポールとナンシー(Daily Mail Onlineより)


建築現場風マスクとゴム手袋で完全防備しています。イギリスで自己隔離していると思っていたのでニューヨークにいたのは意外でしたが無事で何よりです。

ビートルズ関係者がSNSで祝福のコメントを寄せています。こういった時、さらっと珍しい写真が掲載されるのが醍醐味です。ジョージ・ハリスンのTwitterは解散直前の1970年のビートルズ時代の写真を使用しています。
今のところ、リンゴ・スターからはコメントありません・・・。

ポールは6月20日に配信されたニューオーリンズのミュージシャンのための支援イベント「Round Midnight Preserves」にテレワーク出演し、ジャズのスタンダードナンバー、「聖者の行進(When The Saints Go Marching In)」にトランペットとシャウトで参加しました。トランペットはともかく、声の調子は良いようです。デイヴ・グロール、エルヴィス・コステロも出演しています。
実はポールが最初に手にした楽器はトランペットで14歳の誕生日に父から買い与えられたものでした。最初に覚えた曲がこの「聖者の行進」だったようです。
ちなみに、ビートルズがデビュー前にトニー・シェリダンのバックバンドとしてレコーディングした際もこの曲が取り上げられています。

その後もトランペットというと必ずこの曲を取り上げています。1971年発売のWingsのデビューアルバム『Wild Life』のセッションで録音されていますし、1979年12月15日のWingsのコンサートでは停電のつなぎにステージで演奏されています。1982年発売の『Tug of War』のセッションで演奏した音源が発掘されています。↓
2001年には前妻のリンダの甥の結婚式でこの曲をトランペットで披露しています。2014年にはツアーのバックステージで演奏している映像が公開されました。
そして2020年も再び取り上げているわけです。これは明らかにポールの選曲でしょう。翌日が父の日であり、ポールも父の日についてツイートしていたのでトランペット奏者でもあったポールの父親を意識した選曲だったのかもしれません。

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