ポール・マッカートニーと東京ドームで共演ヘイミッシュ・スチュアートがFab Fauxのウィル・リーを従えて来日公演

※リンゴ・スター アンド・ヒズ・オール・スター・バンド2019年日本公演にヘイミッシュ・スチュアートが帯同します。2019年日本ツアーについては→こちら

1990年前後にポール・マッカートニーのツアーやレコーディングに参加し、第9期・10期のリンゴ・スターALL STARR BANDの一員だったヘイミッシュ・スチュアートがビートルズトリビュートバンドFab Fauxのリーダー、ウィル・リーをベーシストに迎え東京・丸の内 ライブ・レストラン COTTON CLUBで公演を開催中です。
ヘイミッシュ・スチュアート(左)、ウィル・リー(右)
HAMISH STUART BAND
featuring JIM MULLEN, WILL LEE, IAN THOMAS & GRAHAM HARVEY
2013. 8.17.sat - 8.20.tue
http://www.cottonclubjapan.co.jp/jp/sp/artist/hamish-stuart/

 ビートルズ目線からだと冒頭のような説明になってしまいますが、メンバー皆実績のある一流のミュージシャンです。
今回初めてヘイミッシュのソロ作品に触れましたが、ヘイミッシュと一緒にやっていたころのポールの楽曲やアレンジがソウルフルでファンキーなのはヘイミッシュの影響があると感じました。

2013年8月19日InterFMのラジオ番組
LHR - London Hit Radio- UK & Europe Direct
http://www.interfm.co.jp/lhr/blog/2013/08/19/
にヘイミッシュとウィルが生出演しました。

InterFMは今週ポール・マッカートニー特集ということでポールのエピソードをヘイミッシュに聞いたところ、悪夢の思い出を語りました。
ポール・マッカートニーの米・テキサス アラモドームこけら落とし公演(1993年5月29日)での出来事。アコースティックコーナーへの舞台転換でそれまで使用していた機器が油圧装置で舞台下に沈んだ際、ヘイミッシュのベースアンプにつながるケーブル(マイク?)も一緒に消えて行ってしまったそうです。その結果会場にベースの音が流れずポールに睨まれて(?)肝を冷やしたとのことでした。とっさにボーカル用のマイクをベースアンプに向けて切り抜けたそうです。
アラモドーム公演のチケット
また、ヘイミッシュはベースを弾くのが密かな楽しみで、自身のソロ活動では作曲と歌に注力したいのでギターを弾くが、他の人のために演奏するときは積極的にベースを弾くと言っていました。例としてリンゴ・スターやポール・マッカートニーと演奏した時のことを挙げていました。ポールとのステージの場合はギターとベースを半分ずつポールと分担することが多く、現ツアーメンバーのブライアン・レイと同じ立ち位置でした。

ヘイミッシュ・スチュアートは1990年と1993年のポール日本公演にも参加しています。

MTV Unpluggedではボーカリストとしてポールを支える様子が印象的です。

以下はRingo Starr & His All Starr Bandでの映像です。



一方、ウィル・リーはビートルズのエド・サリヴァンショー出演をきっかけに楽器を手に取り、ついにはポール・マッカートニー、ジョージ・ハリスン、リンゴ・スターとそれぞれ共演するまでに至ったビートルズ愛にあふれるミュージシャンです。常日頃ビートルズ好きを公言して止まず、プロミュージシャン集団によるビートルズトリビュートバンドFab Fauxを結成してしまうほどです。
http://www.thefabfaux.com/


アルバム「Abbey Road」のメドレーを生演奏した映像で有名です。
他のトリビュートバンドと異なりルックスや役割分担は全くコピーしていません。甲虫楽団のお手本とも言えるバンドです。

ちなみに、ウィルはヘイミッシュ・スチュワートとの公演前日まで矢野顕子と東京・大阪ツアーを行っていました。12月には再び来日して今回と同じコットンクラブでライブを行うそうです。どれもFab Fauxとしてではありませんが、ここまで日本びいきだとそのうちThe Fab Fauxの来日公演も実現するかもしれません。また、雑誌「jazz Life」の最新号にインタビューが掲載されています。そこでもビートルズ愛について語っています。




2013年8月22日追記
ヘイミッシュ・スチュワートの公演は8月20日で終わりましたが、ウィル・リーはその後も日本に滞在していたようで、8月22日に六本木のビートルズライブレストラン「Abbey Road」に出没して、「I Call Your Name」「Another Girl」「I Cry Instead」「Paperback Writer」を演奏したそうです。

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