TOHOシネマズ六本木SCREEN 6 は約180席が満席でした。最前2列はマスコミが占め、通路脇にはテレビカメラが数台並んでいました。中央2列は招待客のようでした。
上映前イベント
ちょうどポール・マッカートニーがキャンドルスティック・パーク公演を追えたころの16時に「ビートルズを語ろう!ヤァ!ヤァ!ヤァ!」と題したトークイベントが始まりました。司会はタモリ倶楽部でもおなじみの渡辺 祐さん、ゲストは どぶろっく と おのののか さんでした。ロードショーの初日舞台挨拶ならまだしも一日限りの上映なのになぜ芸能人を呼ぶのだろうと思いましたが、8月20日に発売される同映画Blu-ray版の販促イベントという位置づけだったようです。実際、今回はブルーレイディスクをそのまま上映すると明示されていました。2012年のビートルズデビュー50周年記念「Magical Mystery Tour」劇場公開がどうだったかは不明ですが2013年のウィングスのライブ映画「ROCKSHOW」劇場公開の際はBlu-rayより高精細な映像であると宣言されていました。
どぶろっく と おのののか さんは「今最もハードデイズな日々を送っている人」というこじつけで招聘されたそうです。
それだけではあんまりなので、それぞれビートルズとの関わりを語っていました(教科書に載っていた、学園祭でバンド演奏した、など)。また、歌ネタを得意とする どぶろっく は映画の表題曲「A Hard Day's Night」を一節ギター弾きながら披露していました。本人達も言っていたように歌詞はいい加減でしたが・・・。
イベントのクライマックスはもちろん どぶろっく ブレイクのきっかけ「もしかしてだけど」のビートルズバージョンでした。歌詞は以下のようなものでした。
ハードデイズナイトの映画館で ポップコーンを食べながら見ていたら 女が俺の隣に座ったんだ
もしかしてだけど もしかしてだけど 塩がついた俺の指を舐めに来たんじゃないの
ビートルズが好きな女の子に 好きなメンバーを尋ねたら ポールとジョージが好きだと言ったんだ
もしかしてだけど もしかしてだけど 俺のポールと情事したいんじゃないの
ついでに おのののか バージョンも披露していました。いずれにせよ下ネタでした。
さすがにブレイク中ということもあって、多くのメディアでこのイベントが取り上げられました。以下に列挙します。ビートルズの話題は少なかったですがこんなものかもしれません。おすすめ記事には★をつけました。
どぶろっく、ビートルズでもしかしてだけど(お笑いナタリー)★
どぶろっく : ブレーク実感 「ハードデイズですよ(まんたんウェブ)★
どぶろっく堂々下ネタ おのののか「ちょっと引きました」(スポーツニッポン) ★
おのののか、どぶろっくの歌ネタに「谷間には挟んでない」と苦笑い(マイナビニュース) ★
A HARD DAY'S NIGHT特別上映 胸の谷間にお札を挟もうとしたお客さんがいました!(リアルライブ) ★
どぶろっく おのののかに毒ガス噴射(東京スポーツ)
どぶろっく江口、おのののかに下心 「売り子の時に出会っていたら…」(テレビファン・ウェブ)
どぶろっく、ビートルズさえも下ネタに(日刊スポーツ)
どぶろっく江口、カメ問題には一切触れず♪もしかしてだけど~(サンケイスポーツ)
おのののか「びっくりするほど下ネタでひいた」 どぶろっくの歌ネタに苦笑(サンケイスポーツ)
どぶろっく江口 略式命令語らず下ネタ…おのののかどん引き(デイリースポーツ)
どぶろっく江口 カメ問題言及せず(デイリースポーツ)
おのののか「谷間にお札を…」 売り子時代の珍体験明かす(スポーツニッポン)
おのののか、どぶろっくに“下ネタ”返し「谷間にお札を…」(オリコン)
どぶろっく、ビートルズ版「もしかしてだけど」披露(映画.com)
おのののか さんは当日の様子を自身のブログに投稿しました。
もしかしてだけど〜(おのののかオフィシャルブログ)
映画本編
肝心の映画は今回初めて見ました。Blu-rayを買う予定もなかったので今回観に行くことにしたのでした。どぶろっくの登場はいたずらにチケット争奪の倍率を上げるのではないかと思いましたが、客層やイベントでの反応をみるかぎり杞憂だったようです。2012年の「Magical Mystery Tour」に比べて女性が多いように感じました。好評につき18:45から追加上映 |
退屈さも最後のホールの演奏シーンで救われました。ただ、やはり時代のせいか顔のアップのシーンが多かったです。もう少し引きの映像が観たかったです。
また、有名な話ですがホールでの演奏シーンでテレビ局のモニタ画面が映り込む曲については曲のテンポとピッチ(音程)が原曲より下がっています。モニタ画面の書き換えタイミング(PAL方式25fps)に合うよう撮影時にフィルム送りのスピードを規定(24fps)より上げたため、規定のスピードでの再生時に時間が間延びしてしまいその映像に音を合わせるとテンポもピッチも下がるということです。今回、楽曲部分は新たにリミックスされています。現代の技術ではテンポを下げながらピッチを維持することも可能ですが、あえてそれはしていないようです。テンポの遅さは気づきましたがピッチはあまり気になりませんでした。
参考:
A FEW NOTES CONCERNING THE NEW 2014 CRITERION COLLECTION EDITION OF A HARD DAY’S NIGHT
見終わった感想を一言で表現すると「よく転ぶ映画」です。
六本木ヒルズにはドラえもんが大勢いました |
3 コメント
If I Fellステレオ版の有名な「ポールの息切れ部分」。
返信削除Blu-rayの5.1サラウンド、ステレオ音声が変だ。
その部分になると、一瞬声がずれて二重に聞こえる。
(モノ音声は息切れなし。 DVDは未確認)
このまま修正されないのかな?
コメントありがとうございます。
削除If I Fellでジョンとポールは2回歌っており、
問題の"was in vain"でのポールはそれぞれ以下の状態のようです。
・vainがかすれている(既存のステレオ版で聞こえるもの)
・vainはしっかり出ているがwas inのタイミングがずれている(今回のBlu-rayで初めて聞こえたもの)
既存のモノラル版はwas in まで前者で、vainだけ後者に差し替えて違和感無いようにしているようです。
それが今回のBlu-rayでは未加工で露出したことになります。
何故このようにしたのか不明ですが、新ミックスを作るにあたりここだけオフにすると他の音像にも影響して違和感があったのかもしれません。
なるほど。
削除ま、今はやりの「ありのまま」ね。
手抜きではないと理解します。