レコード・コレクターズ 2016年10月号 「ザ・ビートルズ~甦るハリウッド・ボウルの衝撃」

2016年9月15日発売のレコード・コレクターズ 2016年10月号の特集は「ザ・ビートルズ~甦るハリウッド・ボウルの衝撃」です。
http://musicmagazine.jp/rc/

今月発売/公開されるライブアルバム『ザ・ビートルズ・アット・ザ・ハリウッド・ボウル』、映画『ザ・ビートルズ~EIGHT DAYS A WEEK ‐ The Touring Years』に関連した特集です。

■ グラフィック・ステーション──『ザ・ビートルズ・アット・ザ・ハリウッド・ボウル』のオリジナル盤ほか
■ 初の正式ライヴ・アルバムが持つ意義の多角性を探る(大鷹俊一)
■ 劣悪なステージ状況でもパワーを発揮する4人の真価とは(青山陽一)
■ CD版『ライヴ・アット・ザ・ハリウッド・ボウル』全曲解説(森山直明)
■ リンゴ・スター加入後のライヴ活動のすべて(速水丈)
■ 映画『ザ・ビートルズ~EIGHT DAYS A WEEK ‐ The Touring Years』(速水丈)
■ ロン・ハワード・インタヴュー(高野裕子)

まずは 『ザ・ビートルズ・アット・ザ・ハリウッド・ボウル』旧版の各国版や再発版の装丁がカラー写真で紹介されています。
以降は両作品とも発売/公開前に試聴した結果を踏まえて記事が作成されているので、既に発売され研究も進みだしているアルバムの方については若干情報が古め、まだ一般公開前でソフトの発売も未定である映画については現時点で最新の分析結果が掲載されています。初出の素材を楽しみに映画を見に行く方は事前にこの記事を読むと注目すべきポイントがわかると思います。
その他「リンゴ・スター加入後のライヴ活動のすべて」は年表形式でまとめられていて資料性が高いです(この点に注目した専門書籍には譲りますが)。また、今回の映画の監督を務めたロン・ハワードに日本人視点でインタビューした記事が興味深いです。映画がアメリカ視点で描かれていること、日本版の映画は日本のシーンが多いことが監督本人によって語られています。
ライブアルバムの旧版に思い入れがある方、少しでも早く映画の情報を手に入れたい方にはお勧めです。

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