サージェント・ペパー50年(河出書房新社)
6月1日に北米で発売された「Sgt. Pepper at Fifty」の日本語版で、できたてホヤホヤの50周年記念本です。
北米版の第1章扉 |
「ルック」では当然アルバムジャケットが出来上がるまでを念入りに説明しています。個人的にはミリタリールックの衣装についてもう少し深く掘り下げてほしかったです。
「サウンド」ではレコーディング時のエピソードを紹介しています。この部分はすでに他の書籍で語り尽くされているでしょう。
「レガシー」は同アルバム完成後から現代に至るまでのビートルズの活動をまとめ、「サージェント・ペパー」がどう受け止められてきたかを紹介しています。
ビートルズのレコーディングや演奏の分析に関して日本は世界の最先端を行っていると思いますが、当時の英米の雰囲気の理解についてはさすがに本場にはかないません。本書はそんな得意分野を引っ提げて日本にやってきた必然性があると感じました。
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