レコード・コレクターズ 2019年10月号 特集「ザ・ビートルズ『アビー・ロード』」

レコード・コレクターズ2019年10月号(2019年9月14日発売)は70ページ以上に渡り「ザ・ビートルズ『アビー・ロード』」を特集しています。
  http://musicmagazine.jp/rc/
  • 無限の可能性を秘めた、ザ・ビートルズとしての“ジ・エンド”(大鷹俊一)
  • レコスケくん[『アビー・ロード』の足並み]の巻(本秀康)
  • みんなでベーシック・トラックを録音してるからオーガニックだし印象が古くなりにくいアルバムだね(鈴木惣一朗/ワールドスタンダード)×直枝政広/カーネーション、構成=松永良平)
  • ポール・マッカートニーが願う“昔のような”アルバム制作はかなったか(中村公輔)
  • 全編に漂う複雑かつハイセンスな音使いとアイディアの幅広さ(青山陽一)
  • 『アビー・ロード』全曲歌詞解説(朝日順子)
  • 今や名所となった“横断歩道”のジャケットはなぜ生まれたのか(藤本国彦)
  • “恐るべき手腕”の持ち主:アレン・クラインの功罪を探る(犬伏功)
  • 『アビー・ロード』全曲ガイド(萩原健太)
  • 50周年記念エディション解説(森山直明)
  • 初盤道 拡大版〜『アビー・ロード』(真保安一郎)
  • グラフィック・ステーション〜『アビー・ロード』各国盤/シングルほか
 ビートルズ有終の美を飾る作品だけあって、執筆陣も思い入れや研究が十分なのか非常に読みごたえがある内容です。録音や機材に関する記事をとくに興味深く読みました。発売前の50周年記念エディションを全曲聴いて解説している記事もあります。
同じ50周年記念でも『Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band』のように浮足立った感じもなく、ホワイトアルバムのように散漫な感じもありません。

ビートルズ関連の他の記事としては、ビートルズ来日学の最終回、ジョン・レノン&オノ・ヨーコ『アバーヴ・アス・オンリー・スカイ』、映画『イエスタデイ』がありました。

今号は装丁が凝っており、光の加減によって表紙にビートルズのメンバーや「ABBEY ROAD」という文字が浮かび上がるようになっています。


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