リトル・リチャード死去 ビートルズとの関係

ロックンロールの創始者の一人としてビートルズのメンバーに多大な影響を与えたリトル・リチャードが2020年5月9日に亡くなりました。87歳でした。

1950年代中盤に大ブレイクした後一度ロック歌手としては引退したリトル・リチャードでしたが、1962年に復活しその際はビートルズもツアーに参加しています。ビートルズにとっても良い刺激になったでしょう。とくにポール・マッカートニーの初期の歌唱法はリトル・リチャードのモノマネを経て確立されたと言っても過言ではありません。

ビートルズがリトル・リチャードの曲をカバーする際はポールが歌うのが定番となっており、「Long Tall Sally」「Hey-Hey-Hey-Hey!」「Lucille」「Ooh! My Soul」の4曲が正式リリースされています。

ジョン・レノンももちろんリトル・リチャードのファンでした。

ポールに譲る必要がなくなったビートルズ解散後にカバーしていました。同じ曲をポールも歌うことがありました。




リトル・リチャードがジョンについて語ったという音源です↓

リトル・リチャード側もポール作の「I Saw Her Standing There」をカバーしていました。


ジェリー・リー・ルイスによる同曲のカバーにコーラスで参加したこともあります。

ここまで縁のあるポールとリトル・リチャードですが、明確な共演の事実は見当たりませんでした。Recording Artists Against Drunk Driving(RADD)のキャンペーンソングとしてビートルズの「Drive My Car」が採用された際にテレワーク共演したことがありました。

この映像にはリンゴ・スターやジュリアン・レノンも登場します。

1988年のビートルズのロックの殿堂入りの際、ジョージ・ハリスンはリトル・リチャードの名前を挙げて先人達の影響を語りました。3分38秒から↓
リトル・リチャードの訃報に接しビートルズ関係者はSNSで弔意を示しました。

ビートルズ関係者の中でポールは最後にコメントを出しました。この時間差がポールが受けた衝撃を表しているのかもしれません。

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