リンゴ・スターが80歳になりました。2020年7月8日午前9時(日本時間)からYouTubeで特別番組『Ringo Starr’s Big Birthday Show!』が公開され世界中から最大13万人が同時に視聴しました。動画は現在も再生できます。
ライブ配信ではなく、1時間4分の念入りに作りこまれた番組でした。英語字幕もしっかりついており、日本人にも優しいです。
披露された楽曲
- It Don’t Come Easy(リンゴのソロ曲) - Ringo Starr & His All-Starr Band 2019/9/1 ロサンゼルス公演
- Come Together - Sheila E リンゴもドラム演奏を重ねる。All You Need Is LoveやRevolutionも引用
- All You Need Is Love - Sheryl Crow 一人多重録音
- Boys - Joe Walsh
- Down and Out (リンゴのソロ曲) - Ben Harper and Dave Grohl リモート共演
- Give More Love(リンゴのソロ曲) - Ringo Starr and friends 大物シンガーが一節ずつ歌う
- Come Together - Gary Clark Jr 過去のライブ映像
- With A Little Help From My Friends - Ringo Starr & His All-Starr Band 2019/9/1 ロサンゼルス公演 特別ゲストWally Palmer, Richard Page, Edgar Winter, Eric Carmen, Joe Walsh, Jim Keltner, Nils Lofgren
- Helter Skelter - Paul McCartney 2019/7/13 ロサンゼルス公演 リンゴもドラムで参加
感想まとめ
- ポール・マッカートニーの新緑映像が無かったのは残念だが、歴史的共演をオフィシャル映像で見られたのはよかった。しかも現時点でポールが行った最後の公演の映像でもある
- リンゴ・スター&ヒズ・オール・スター・バンドのライブ映像は2つとも現時点でリンゴが行った最後の公演の映像。しかもWith A Little Help From My Friendsは公演最後の演奏曲。この公演の映像を選んだことにリンゴの今後のツアーへの意欲を感じる
- 最近流行りのリモート演奏(テレワークで音を重ねる)が主と想像していたが、実際はあまり無かった。リンゴの最新のドラム演奏が見られたのはよかった
- Give More Loveにはスマートフォンで撮影した映像でお手軽に参加するシンガーが多かったが顔ぶれはものすごく豪華。久しぶりに近影を見た人も多く貴重
- ジョー・ウォルシュがリンゴのところまで来ていて驚いた。人と人が接触を避けるなかやって来れるのはさすがは親族ということか。感染予防のため握手ではなく、肘同士を重ねていた。
- 親族の映像が多かった。孫/ひ孫自慢の雰囲気を感じる
- ジングル(場面転換の効果音)にビートルズの楽曲を多用している。チャリティーへの寄付を求めるパートでは「The End」のドラムソロが引用されており、登場するドラムのキャラがかわいい
- 実写映像にアニメーションを重ねる演出が多い。映画『Yellow Submarine』から続くポップでカラフルなセンスを感じる
- 著名人の誕生日祝いコメント映像も多い。ジャイルズ・マーティンは「父(ジョージ・マーティン)は『Love Me Do』(のシングルにリンゴを起用しなかったこと)を悔いていた。許してほしい(笑)」
同日公開されたリンゴ・スターへのトリビュート映像集↓
2 コメント
いつも詳しい情報・解説をありがとうございます。
返信削除飛ばし見するつもりが、全編見てしまいました。
凄い顔ぶれが登場しますね。
個人的にはシェリル・クロウがAll You Need Is Loveをほぼ一人で、原曲にかなり忠実な演奏していたのが微笑ましかったです。
なお、蛇足ながら、Down and Outはシングル盤想い出のフォトグラフのB面に収録されたリンゴの曲ではないかと思います。
矢沢さんコメントありがとうございます。
削除Down and Out失礼しました。リンゴの自作曲なのですね。記述を修正しました。