フェードアウトの終わらせ方(12)「Abbey Road」編

本連載の第12弾はビートルズのアルバム『Abbey Road』を取り上げます。主旨については第一弾の投稿をご覧ください。

17曲中2曲がフェードアウトとかなり割合が少ないです。

Come Together
You Never Give Me Your Money

これはメドレーが半分を占めている(メドレーの一部であるYou Never Give Me Your Moneyもフェードアウトでは無いと言えるかもしれません)ことと、当時の彼らの中での流行りであった可能性があります。アルバム制作に先んじて行われたゲット・バック・セッションのシンプルなコンセプトも影響していそうです。

なお、エンディングのフレーズが提示されていない、という意味ではカットアウトしているI Want Youもフェードアウトと同類と言えるかもしれません。


Come Together

ジョン・レノン自身が実践しているようにイントロのリフで終わるのが定番です。この曲はプロのアーティストに頻繁にカバーされているのでさまざまなアイデアが入手できます。

ジョン・レノン
https://youtu.be/xyTirtPJRkE?t=231

ローリング・ストーンズ
https://youtu.be/zBY6SbaojMU?t=266

エアロスミス
https://youtu.be/XiT12uSKTT8?t=257

マイケル・ジャクソン
https://youtu.be/ubR9cXWkXv8?t=315


You Never Give Me Your Money

最後のリフに合わせて終わるのが妥当です。

https://youtu.be/DL_CVmwRgk0?t=212

ポール・マッカートニーは同じアルバムのCarry That WeightやShe Came in through the Bathroom Windowとくっつけたりしています。

https://youtu.be/GpFK_LnhTBg?t=189

https://youtu.be/QNdaHNdzVxE?t=149


コメントを投稿

0 コメント