2021年ビートルズ十大ニュース

 2021年も今日で終わりです。当ブログの独自視点による2021年のビートルズ関連十大ニュースをカウントダウン形式で振り返りたいと思います。過去に各ニュースに関連する記事を投稿しているのでそちらもご覧ください。

各年(2012年~)の十大ニュースは以下にまとめています。
https://blog.kouchu.info/search/label/10NEWS

 

第10位 『Imagine』リリース50周年 東京オリンピック開会式にも登場

ジョン・レノンのビートルズ解散後の会心作『Imagine』がリリース50周年を迎えました。東京オリンピック(TOKYO 2020)の開会式で各大陸の代表が「Imagine」歌う、という演出が話題になりました。

オノ・ヨーコ、東京オリンピックの開会式でジョン・レノンの名曲“Imagine”が使われたことに言及(NME) 

『Imagine』の特別版は2018年にリリース済みなので今年は特に無く、代わりに『ジョンの魂』の特別版が51周年の今年に発売されました。


第9位 リンゴ・スターEPを立て続けにリリース

パンデミックで暇を持て余したリンゴ・スターは自宅スタジオにこもって精力的に曲作りを行い2枚のEP『Zoom In』(3月)、『Change The World』(9月)をリリースしました。収録曲「Here's To The Nights」にはポール・マッカートニーも参加しており、ミュージックビデオにも出演しています。

 

 

第8位 ジョージ・ハリスンとリンゴ・スターが参加した1968年の未発表曲が公開

ビートルズ外の活動としてジョージがギターで、リンゴがドラムで参加したとされる1968年の未発表曲「Radhe Shaam」が11月に公開されました。たしかにドラムはリンゴっぽいですが、ギターは怪しい気がします。インド繋がりということでジョージである必然性は高いのですが…。

ビートルズのジョージ・ハリスンとリンゴ・スターが参加した未発表音源がリリース(NME)

 


第7位 相次ぐビートルズのライバルの訃報

今年も多くの訃報が届きました。ジェリー&ザ・ペースメイカーズのジェリー・マースデン(1月)、ザ・ローリング・ストーンズのチャーリー・ワッツ(8月)、モンキーズのマイク・ネスミス(12月)など、ビートルズと同じ時代を生きていたミュージシャンが亡くなりました。

 

第6位 フィル・スペクター獄中死

ビートルズ現役時代最後のオリジナルアルバムとなった『Let It Be』をプロデュースしたフィル・スペクターが1月に亡くなりました。『Let It Be』51周年記念盤で逆説的に「よくぞあれをここまで!」と再評価著しいフィル・スペクターですが、殺人事件の受刑者として一生を終えたことから、ビートルズ界隈は彼の死について公には言及していないようです。

 

第5位 ジョージ・ハリスン没後20年・来日30年

2001年にジョージ・ハリスンが亡くなってから20年が経ちました。ちょうどその10年前にジョージは公演のために日本にいました。ジョージが生きていたことを覚えていないファンも増えてきていると思います。こうやって歴史になっていくのでしょう。

今年は『All Things Must Pass』50周年記念盤が発売されました(50周年は去年ですが)。 収録曲である「My Sweet Lord」のミュージックビデオが制作され、リンゴ・スターが出演しています。

 

第4位 ポール・マッカートニーのベース YAMAHA BB-1200がオークションに出品される

ポールが1980年前後に常用していたヤマハ製のベースがチャリティオークションに出品され、5000万円超で落札されました。デビュー前のもの含め楽器の物持ちが良いポールとしては珍しい行動です。BB-1200をもう1本持っているから、という説もあります。

 

第3位 『マッカートニー 3, 2, 1』配信開始

ポールが自身の音楽史や楽曲制作秘話を語る映像作品が7月にアメリカで、12月には日本で配信開始されました。聴きなれた話&音源という評価を下す方も多そうですが初出のものも多いので見逃せません。

名前を見るとポールの最新作『マッカートニーIII』『マッカートニーIII IMAGINED』からマッカートニー三部作をさかのぼっていく構成を想像させますが、実際はビートルズ時代の話題がほとんどです。

 

第2位 『レット・イット・ビー スペシャル・エディション』発売

51周年記念の発売となりました。フィル・スペクター製の音源をリミックスするのに苦労した様子が伺えます。スーパー・デラックスの目玉の一つだったグリン・ジョンズ製の音源は、マスターが散逸してしまったのか海賊版からかき集めたり編集して無理矢理作ったようです。今回のリリースで判断材料が一気に提供されたことで結果的にフィル・スペクターの偉業や『Let It Be... Naked』(2003年)が再評価されています。

 

第1位 『ザ・ビートルズ:Get Back』配信開始

映画『Let It Be』と同じ素材から現代技術の粋を結集して再構築された『ザ・ビートルズ:Get Back』が11月に全世界同時に配信開始されました(前月に書籍版が発売)。映画館での上映は中止となりましたが、そのおかげで(?)8時間近い映像が3話に分かれて配信される、というマニアにたまらない構成になりました。来年は改めて映画館上映やDVD/Blu-rayの発売が期待されます。

 2022年は脱コロナを達成してリアルな活動が活発になると良いなと思います。皆さま良いお年を!

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