【2022年版】ライブレストラン・六本木アビーロード入門 ビートルズファンの期待を裏切らない

 緊急事態宣言も明けて飲食店やライブハウスが一気に反転攻勢に出ています。「ビートルズの曲を聴きたい!」という欲求を満たすべく夜な夜なビートルズの曲が生演奏されるライブレストラン『Abbey Road』(東京・六本木)も賑わいが戻ってきました。

同店については2017年にメインの出演バンドがメンバーチェンジ、2020年に店舗移転という大きな変革も重なっています。本記事は同店にまだ行ったことが無い初心者の方、久しく行っていない方に向けた「六本木アビーロード入門」です。一利用者による口コミ情報としてご利用ください。

アビーロード入口。思い切って開けてください!

本記事の留意事項

  • コロナ禍と店舗移転が重なったため、営業形態やサービス内容はまだまだ流動的と考えられます。この記事は2021年12月時点の情報に基づいています。12月に実際に行った際のレポートとお考えください。
  • コロナ禍以降、同店はライブ配信も積極展開していますが、この記事では実店舗での営業についてのみ触れます。
  • 特別イベント(ビートルズのメンバーの誕生日/命日にまつわるイベント等)や貸切営業について本記事では触れていません。


六本木アビーロードとは

東京・六本木にあるライブレストラン

正式名称は『Abbey Road』のようですが、イギリスのアビイ・ロードと区別するために「六本木アビーロード」「アビーロード六本木」、海外向けには「ABBEY ROAD Tokyo」と表記することが多いようです。

生演奏を聴くことができるライブハウスに分類されますが、オールスタンディングでひしめき合うのでは無く、テーブルの周りに座って食事やお酒を楽しみながらライブを見る形態なので「ライブレストラン」と呼ばれることも多いです。

”六本木”のイメージ通り、ちょっとした高級感があるお店です。

店は地下にあります


通常営業日はビートルズの曲だけを演奏

特別イベントや貸切営業などを除いて、普段はプロのバンドがビートルズの曲だけを演奏します。ビートルズのメンバーのソロ作品はメンバーの誕生日/命日にちなんだ特別イベントに限って演奏されるようです。

その日を担当する1バンドが19:00から約30分間のステージを繰り広げます。その後も毎時0分に登場しては演奏し、最終となる第4ステージは22:00開始で、閉店は23時です。入れ替え制ではありませんので、1度入店すれば全ステージ見ることができます。

内装はところどころにビートルズグッズが飾られ、ステージの間のBGMも全てビートルズですので、入店から退店までビートルズに浸りっぱなしです。

1996年に六本木にオープン、2020年5月に移転

「ビートルズの曲だけを演奏するライブハウスなんて成り立つのか?」と考える方もいるかもしれませんが、1996年に東京ミッドタウンそばに開店以降連日盛況で、海外にもその評判は伝わっており来日時に必ず来店する海外の有名ミュージシャンがいるなど、ビートルズファンの聖地として長らく愛されてきました。2020年5月に同じ六本木の別の場所に移転しました。

移転とコロナ禍が重なって経営が苦しかったことは想像に難くありません。クラウドファンディングで支援を募ったこともありました。

あれ?この店1980年代から無かった?」という方もいらっしゃるかもしれませんが、そちらは同じ六本木でも別の店、キャバンクラブです。ビートルズだけを演奏するライブハウスとしてはさきがけですが、そちらは2011年までに閉店しています。

旧店との違い

旧店に比べ、駅からのアクセスが多少悪くなったのはデメリットと言えます。

旧店は横に拡がりがある店内でしたが、新店はステージに対して縦長のスペースに座席が配置されています。そのためステージからかなり遠くなる席もあります(通称「会議室」)。旧店に比べステージ幅が狭くなり、ドラムとキーボードが後方にニ段ほど高く設置されるようになりました。ビートルズファン的には本場リバプールのキャヴァン・クラブのような密集感が生まれて良いと言えるかもしれません。店舗の敷地自体はゆったりした作りで移転間もないという事もあり綺麗で清潔です。

音響は旧店と遜色ありません。音響スタッフもビートルズや出演バンドを熟知しているので音量バランスやボーカルエフェクトを的確に調整しています。ステージ間もスタッフが頻繁に音響をチェックしてより、常にベストな状態にあることが期待できます。

飲食物メニューについては後述しますが旧店から大きく変わっており、コストダウンが図られていると感じます。これはコロナ禍の影響もあると思いますので今後変わっていくかもしれません。

感染症対策

入店時に手の消毒や体温計測が必要です。店内では特にステージ中はマスク着用が求められます。ステージ中に歓声を上げたり一緒に歌うことによる飛沫の拡散を気にしていそうです。


出演バンド

看板バンドは「THE PARROTS」(ザ・パロッツ)です。日曜日/月曜日など特別な日を除いて、このパロッツが出演します。2013年にはポール・マッカートニーとの共演まで果たしている名実ともに日本一のビートルズトリビュートバンドとして評価が高いです。その後メンバーチェンジがありましたが引き続き業界の頂点に君臨し続けています。圧倒的な技術力と安定感でいつ行っても期待を裏切らないでしょう。出演日や特別イベントの情報はアビーロードのWebサイトでご確認ください。→出演者スケジュール

同Webサイトにやパロッツや他の出演バンドのプロフィールも掲載されています。→バンドプロフィール


どうやって利用すればいい?

予約は電話/Web/スマホアプリで可能

1日あたりの入店客の流動性が低い(出入りが少ない)ので予約は必須と考えてください。

予約方法としては電話やWebサイトのフォーム(→こちら)やスマートフォンの専用アプリが利用できますが、実質的には電話予約一択です。祝日・休日前夜に対する予約は電話でのみ受け付けています。予約が殺到するとタイムラグがあるWebやアプリでは対応しきれないのだと思います。当日フラっと立ち寄る場合も電話した方がいいのでアビーロードに行こうと思ったらまずは電話、と頭に入れておいてください。

予約時に聞かれるのは人数や連絡先など基本的なものだけで、とくに選択を迫られる質問はありません。逆に言えば何かを選択できる余地は無いようです。予約する際は第一ステージ(19:00~)開始までに来店することを求められます。これは第一ステージがスカスカで盛り下がることを防ぐためや、ステージ中やステージ間に大量入店されると現場が混乱する(先客にも迷惑がかかる)ことによるのかなと思います。

おひとりさまも問題無し

一人での入店をためらう方もいるかもしれませんが、まったく問題ありません。一人でも予約できます。3~4ステージになるまでに前方席が空いた場合は、スタッフの人がそちらへの移動を提案してくれる場合もあります。前方席がスカスカだとバンドメンバーもテンション下がるでしょうから、提案は是非受け入れてください。追加料金はかかりません。

料金体系

通常営業(特別イベントでは無い)はミュージックチャージが3000円(パロッツの場合)かかります。12月は「年末チャージ」として+500円加算されます。

入店後は2オーダーを求められ、ミュージックチャージも含めた総額に15%のサービス料が加算されます。ソフトドリンクが570円~なので、予算5000円くらいから最大4ステージ4時間楽しめることになります。

店頭にシステムが掲示されています

オーダーはフロアスタッフにテーブルまで来てもらって行う形態なので退店時に伝票を持って店舗入り口で清算します。最終ステージまで見れば放っておいてもオーダーストップ後に伝票を席まで持ってきてくれます。

明朗会計ですのでその点は不安ありません。


食事と飲み物

メニューに掲載されている金額は10%消費税込みです。

食事はイギリスのパブのイメージです。おつまみ(フィッシュ&チップスもあります)とピザ/パスタといったメニューで構成されます。価格は670円~(スナック類)でもっとも高価なメニューはソーセージ盛り合わせ5本1,480円でした。

お酒は一通り揃っている印象です。ビートルズの曲名を冠したオリジナルカクテルが売りです(1,200円)。ボトルキープできるお酒もあります。

サービス料15%取るだけあってフロアスタッフはよく教育されている印象です。心地よくライブを観賞できるでしょう。


出演バンドとのコミュニケーション

出演バンドの演奏をただ見ているだけでなく、ある程度関与することができます。より爪痕を残したい場合は空いている日を狙って行くことをお勧めします。

リクエストカードが備え付けられている

演奏曲をリクエストすることが奨励されています。席に備え付けられているリクエストカードに3曲まで記入してフロアスタッフに渡します。ビートルズの曲ならほぼ全て対応できると考えて良さそうですが、採用されるためには以下を心掛けると良いと思います。

  • 入店直後にリクエストカードを提出する(まだライバルが少ないので見てもらえる)
  • リンゴ・スターの曲をリクエストする(絶対数が少なく人気も低いので採用されやすい)
  • 目に留まりやすい&MCのネタにしやすいメッセージを記載する(リクエストカードの裏まで使ってメッセージを書く人もいます。ステージ上で読んでもらうためには大きい文字で書いた方が良いです)
  • 演奏したくなる曲を選ぶ(混んでいる日ならリクエストが集まりそうなメジャー曲、空いている日なら新鮮に感じそうなマニアック曲)
裏面への書き込みも推奨されています


第2ステージでは誕生日を祝ってくれる

恒例のイベントとして、第2ステージ(20:00~)でバンドメンバーが来場客の誕生日を祝ってくれます。店内が一体となる瞬間ですので、店も盛大に行いたいようです。厳密な誕生日のチェック(免許証とか)は無いようなので、盛り上がりに貢献するつもりで気軽に(ある程度拡大解釈して)フロアスタッフに申告してみてください。

申告は本人でなくても構わないので、同行者によるサプライズとして利用することも可能です。厳密な誕生日のチェックを行わないのはサプライズ用途を想定してのことかもしれません。

ステージ後ならバンドメンバーと交流可能??

バンドメンバーがステージに出入りする際は普通にフロアを通るので、メンバーに声をかけることは不可能ではありません。ただ基本的には来場者との交流を想定していないので、空いている日の方が成功率上がると思います。


おまけ:アマチュアのビートルズコピーバンドもたまにはおすすめ

六本木アビーロードの説明は以上ですが、おまけとしてアマチュアのビートルズコピーバンドもおすすめさせてください。当ブログは「ビートルズ中後期サウンド追求バンド」を掲げるアマチュアのビートルズコピーバンド「甲虫楽団」(こうちゅうがくだん)が運営しているため、ポジショントークではあります。

ビートルズの曲の生演奏が聞きたければパロッツで充分」ごもっともですが、以下に列挙するように、パロッツとその他のアマチュアのビートルズコピーバンドは違うところがたくさんあるので、ハマればまた違った楽しみが得られると思います。

コンセプトが違う

ビートルズ本人が演奏すればどうなろうとビートルズそのものですが、コピーバンドは別人が演奏しますので、ビートルズのどの部分をコピーするかがバンドによって異なります。見た目にとことんこだわるバンドもいれば、音だけを徹底的に真似るバンドもいます。パロッツはプロとしての安定感を最優先してビートルズのエッセンスを表現しようとしている、というのが実際に見た感想です。

気合が違う

パロッツが気合に欠ける、という意味ではありません。プロたるもの日によって気合にバラツキがあることは許されませんので、持続可能かつ高レベルに日々ステージに臨んでいると思います。
一方、アマチュアコピーバンドはプロに比べて演奏の機会が圧倒的に少ないので1ステージにかける気合が尋常ではありません。日々の暮らしは観客と演者の間に大きな差はありませんので気合の裏にある苦悩や葛藤を察してより感動できると思います。観客にとってはプロよりアマの方が感情移入できる、というのはバンドに限らずよく起きている現象です。

人が違う

あたりまえですがバンドによって出演者は異なるので、歌や演奏に限らず見た目や雰囲気、MCで話す内容もみんな違います。音のクオリティは比べるべくもありませんが、人の個性にはプロもアマも優劣は無いはずです。ルックスを売りにしているバンドや、MCでのビートルズトークを売りにしているバンドもありますので、お気に入りのアマチュアのコピーバンドのメンバーを探してみてください。

場所が違う

パロッツは基本的に六本木アビーロードに行かなければ見ることができませんが、アマチュアのビートルズコピーバンドは東京圏だけでも数多くのライブハウスに出没しています。家から近い、居心地がいい、料理が好み、料金が安い、などなど自分にとって適切な店を探してみることをお勧めします。アマチュアのビートルズコピーバンドのライブは観客とバンド、観客と観客の交流が盛んな場合が多いので、そういった要素を求めている方にはより魅力的だと思います。

じゃあ、「どこでどのようなバンドを見れば良いの?」ということになりますが、積極的に情報発信しているバンドは限られるので、近場のライブハウスを探して実際に行ってみるとよいと思います。

ビートルズ ライブハウス

でインターネットを検索してみてください。
我々甲虫楽団はライブ予定を当ブログや各種SNSで案内していますので、一度足を運んでいただけると嬉しいです。よろしくお願いいたします!

入店直後にあるモニュメント

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