TBS系『水曜日のダウンタウン』「ビートルズの日本公演で失神した人、今でもビートルズ聴き続けてなきゃウソ説」2024年1月10日放送

 TBS系バラエティー番組『水曜日のダウンタウン』2024年1月10日放送分で「ビートルズの日本公演で失神した人、今でもビートルズ聴き続けてなきゃウソ説」が放送されました。

https://www.tbs.co.jp/suiyobinodowntown/

1月17日までインターネットで無料視聴できます。↓

水曜日のダウンタウン キグルミの中から「お前ヤっちまうぞ」などの脅迫めいた言葉が聞こえてきたら超おっかない説 ほか|TBS FREE(無料動画)|TBSテレビ 

【MC】ダウンタウン(浜田雅功・松本人志)
【プレゼンター】小峠英二(バイきんぐ)
【パネラー】せいや(霜降り明星)、ホラン千秋、渋谷凪咲

ビートルズ本人の映像もふんだんに使い、BGMはもちろんビートルズ、当時の説明も丁寧でビートルズファンも大満足の内容でした。笑いは少なく同番組にとっては明らかに異質だったのでスタッフにビートルズの強力なファンがいそうです。普段テレビで目にしている芸能人がビートルズについて語るのが新鮮でした。

鶴見ラバーソウル(甲虫楽団も2023年7月に出演)で撮影した藤本国彦さんの解説を交えながら1966年当時ビートルズ日本公演に参加した11人の方々のインタビューで構成されていました。

番組としては何とか失神した人を探したかったのでしょうが結局見つかりませんでした。この認識のギャップについて川原伸司さんや湯川れい子さんが深い考察を語っていたのが印象的です。

11人の証言をまとめるとこのような感じです。

  • ビートルズまでの距離が遠く(アリーナに客を入れなかった)警察官が熱狂を押さえつけていたので過度な興奮を避けられた
  • 公演時間が短く演奏の音量も控えめでいつのまにか終わってしまった
  • ビートルズを記憶にとどめようと集中していたので気を失うわけにはいかなかった
  • アメリカではビートルズ以前にフランク・シナトラやエルヴィス・プレスリーのコンサートで失神する現象が知られていたが、ビートルズ来日時点の日本は未経験で慣れていなかった。日本での失神文化はビートルズ来日がきっかけとなり以降のグループサウンズが出演者主導で作り上げていったもの
  • ビートルズに恐怖していた当時の大人が若者を揶揄するために「失神」と評した(現代でいうと「脳死」の言い回しに近いか)


番組による検証結果

その失神するほどの熱狂ぶりがどこかで「イメージ」から「事実」へと誤って変換され伝わってしまったようだ

ジョージ・マーティンになりたくて 〜プロデューサー川原伸司、素顔の仕事録〜


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