デヴィッド・リンチ死去 ビートルズとの関係

映画監督として有名なデヴィッド・リンチが2025年1月15日に亡くなりました。78歳でした。

ポール・マッカートニー、リンゴ・スターと(2009年)

1964年の夏、若きデヴィッド・リンチは、ワシントンコロシアムで行われたビートルズのコンサートで大勢のファンの中に紛れ込んでいました。

2024年11月配信開始のドキュメンタリー『ビートルズ ’64』でリンチは当時の衝撃を語っています。「彼らの音楽は火、水、空気のようなものです。音楽は非常に多くの効果をもたらします。知性に働きかけ、感情に働きかけます。」

レビュー:ドキュメンタリー『ビートルズ ’64』

1968年にビートルズがインドで体験した超越瞑想(Transcendental Meditation, TM)に強く惹かれたリンチはデヴィッド・リンチ財団(David Lynch Foundation for Consciousness-Based Education and World Peace)を2005年に設立しました。この財団の主な目的は、世界中の子どもたちや成人に超越瞑想を提供し、意識を基盤とした教育と世界平和を推進することです。

同財団の2009年のイベントでポール・マッカートニーとリンゴ・スターの共演を実現しています。

その後もとくにリンゴとの交流は活発で度々二人で公の場に現れています。


2020年公開のドキュメンタリー映画『ミーティング・ザ・ビートルズ・イン・インド』では、リンチが製作総指揮を務め、スクリーンにも登場しています。 この作品でリンチは、ビートルズが体験した超越瞑想について熱く語り、その効用や自身の経験を共有しています。


2020年のポール、リンゴそれぞれの誕生日にビデオレターを公開しています。

2024年9月、「Meditate America」のイベントでのビデオメッセージが最後の公の場での活動でした。ビートルズの「Across the Universe」について触れています。

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