2012年10月31日水曜日

レポート:デビュー50周年記念 ザ・ビートルズ展|日本橋三越本店

※同等の内容と思われる展覧会が2013年8月22日~9月3日広島・福屋八丁堀店で開催されるようです。
http://www.fukuya-dept.co.jp/etc/hon_beatles13.html

本日から日本橋三越本店で開催されている「デビュー50周年記念 ザ・ビートルズ展」に行ってきました。


デビュー50周年記念 ザ・ビートルズ展|日本橋三越本店
2012年10月31日~11月5日 10:00~18:30(最終日~17:00) 800円(高校・中学生600円)

三越前駅構内
日本橋三越本店
ビートルズの歴史を3つのゾーンに分けて追体験する内容でした。よくある展覧会の構成通り、入り口に大きな写真と主催側(ザ・ビートルズ・クラブ)からのメッセージ、セクションごとの細長い立て看板に解説文書、合間に写真パネルと映像(どちらも珍しいものでは無い)を配置し、最後に売店という流れです。展示物の網羅性が良く、じっくり回れば1時間かかるほどの展示量です。ただ、どれが本物でどれがレプリカか分かりにくいとは思いました。平日の夕方でしたが来場客は多く、年齢層も幅広かったです。
曲作りやレコーディングに関する展示が少なかったのは個人的には残念でしたが、予想以上に楽しめました。

以下、詳細にレポート(展示物の紹介と感想の報告)します。場内撮影禁止だったため他サイト(現在は削除)の写真を転載します。

ゾーン1:メンバーの誕生そして出会い

メンバーの誕生からビートルズのデビューまでを追います。メンバーそれぞれに出生証明書と生家の写真、本人が書いた文書(手紙、小論文など)、使用した楽器を展示していました。楽器はジョン・レノン:ギャロトーン・チャンピオン、ポール・マッカートニー:ゼニス・モデル17、ジョージ・ハリスン:ヘフナー・プレジデント リンゴ・スター:なし(代わりにコダックのカメラ)でした。どれも年代物に見えましたが本人が使用したものなのでしょうか・・・。
ジョンの幼年時代の家の扉
面白いのはメンバー以外の展示もあって、スチュアート・サトクリフ、ピート・ベスト、ブライアン・エプスタイン、ジョージ・マーティンが取り上げられていることに感心しました。それぞれ写真や手紙が展示されていましたが、スチュアート・サトクリフは絵画の複製も2点(「HAMBURG 1961 Cat」のNo.1とNo.21)展示されていました。白紙部分に通し番号と妹のPauline Sutcliffeのサイン入っていました。
このゾーンの目玉は1958年に"That'll Be the Day"と "In Spite of All the Danger"を録音した機材の展示でしょう。マイク、ヘッドフォン、スピーカー、ミキサー、テープレコーダー、カッティング・マシンが展示されていました。本物機材としては他に1961年12月7日に実施された初の公式フォトセッションで使用したカメラもありました。カメラを覗くとビートルズが見えて当時のカメラマン気分を味わえます。
初レコーディングに使用した機材

ゾーン2:ビートルズの栄光と軌跡

こここではデビューから1966年ごろまでについて展示しています。一気に展示物が華やかになります。1963年半ばころの4人の楽器が展示されていましたが、さすがにこれらはリイシュー(復刻版)でしょう。Hofner 500/1ベースはキャバーンタイプでしたが、ポール本人のものは1969年に盗難に遭っているので、もし展示されているものが本物なら国際問題です。何故かこのベースはペグが2連式でした(本来はラグビーボール型)。
ポール直筆セットリスト
このゾーンはビートルズのサインが入っている展示物が多かったです。公演パンフレットが多いのが印象的でした。パンフレットの中での扱いが段々変わっていったことが分かります。
レコードの展示も多く、ビートルズのサイン入り「Love Me Do」のシングル、アルバム「Please Please Me」のゴールド・パーロフォンレーベル盤(初版のため希少なことで有名)、アルバム「With the Beatles」の各国版(中東やアフリカも)が勢ぞろいで展示されていました。定番の「ブッチャーカバー」のレコードはシールで上塗りする前、上塗りした後、シールをはがしたもの、各種取り揃えていました。アルバム「Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band」のテストプレスなんてものもありました。レーベルもジャケットも白いものです。
1964年ごろの特徴的な襟が黒いスーツはステージ用(リンゴ着用)、映画「A Hard Day's Night」用(ジョン着用)が展示されていましたが、ステージ用は薄っぺらく作りも簡素で、映画用は高級感に溢れていました。用途に応じて最適化されていることがわかります。
映画についての展示は充実しており「A Hard Day's Night」「HELP」の日本公開時の特大ポスターやチケットがありました。
当然日本公演についてはスペースを割いておりジョンが着用したJALのハッピやスタッフ用腕章、未使用チケットなどがありました。
演奏関連ではジョージ・ハリスンが書いたコード譜が展示されていましたが、何の曲かわかりませんでした。キーはGのようでした。
ジョンが来日の時に着用したハッピ

ゾーン3:それぞれの道へ

こここでは1967年ごろから解散までについて展示しています。映像作品「Magical Mystery Tour」に登場したバスの後部トランクに描かれたロゴは本物のようでした。近くで見ると荒い手書きであることがわかります。アルバム「The Beatles」(ホワイト・アルバム)のシリアル番号「A0000001」が展示されていました。ジョンに送られたものということですが本物なのでしょうか。
アップル・ブティックについても触れているのは感心しました。
ここでもう一度4人の楽器の展示がありました。ルーフトップ・コンサート時のものです。ヘフナーのベースは40周年のリイシューモデル(通称20/40)でもったいなかったのかBASSMANのステッカーは貼っていませんでした。ついでにジョージがルーフトップで着ていたマリー・クワント製のフェイクファーのコートも展示されていました。
アルバム「Abbey Road」のジャケット写真撮影時の6枚の写真全てや、アルバム「Let It Be」のジャケットデザイン案の変遷(「青盤」に使用された写真での「Get Back」名義からスタート)などの展示は見せ方が工夫されていると思いました。後にホワイトアルバムとなるジャケットのデザイン案も展示されていました。サイケデリックの影響が残る派手でシュールなデザインでした。

展示物の最後がジョンからポールへ宛てた手紙だったのは感動的でした。
最後の最後に「Real Love」の映像と共にメンバー4人の解散後について現代の視点による文章が掲げられていました。フランスからポールへのレジオン・ドヌール勲章授与や、リンゴの来年の来日についても記載ありました。

売店

ビートルズの直筆サインと写真を額縁に収めたものが販売されていました。ビートルズ4人が一緒にしたサインは300万円以上します。2点在庫がありました。他にジョンやジョージ単独のサインもありますがジョージの方がジョンより安く、約70万円で買えます。
オノ・ヨーコのサイン入りジョンの線画のリトグラフ、ポールとジョージ・マーティンのサイン入り「Yesterday」の楽譜のリトグラフなどもありました。
その他、アパレル、雑貨、CD/DVD、書籍(洋書も)、楽器(ヘフナーのギターも)、様々なグッズが販売されていました。普段は通販でしか買えない物も多そうなので、この売店を目当てに来場しても良いかもしれません。売店には展覧会に入らなくても入店できます。

三越といえばライオン

ビートルズ展の報道

「デビュー50周年記念 ザ・ビートルズ展」が日本橋三越で開催中

日本橋三越で『ザ・ビートルズ展』 50周年の軌跡がずらり

日本橋三越でデビュー50周年記念「ザ・ビートルズ」展-レアな270点を展示
http://nihombashi.keizai.biz/headline/626/

【ピックアップ!】日本橋三越でビートルズ展きょうから開催
http://www.beeast69.com/news/rockinfo/43547

日本橋三越本店でビートルズ展
http://www.shakai-kengaku.com/news_aEN8RE6b5y.html

ザ・ビートルズ:メンバー直筆の手紙や衣装など300点を展示 日本橋三越で11月5日まで
http://trend.mailty.jp/archives/10791

主催者側に取材しているのでしょう、会場では知ることができない事実についても記載あります。

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