追記:2014年5月20日午前10時に開催中止が発表されました。

2014年5月10日午前3時過ぎポール・マッカートニー2014年5月21日 日本武道館公演の開催が発表されました。1966年のビートルズ日本公演以来48年ぶりの日本武道館来訪です。
この武道館公演で日本でのポールのソロコンサートは25回目となります。
 

PAUL McCARTNEY at the BUDOKAN
http://outthere-japantour.com/budokan/index2.php ※のちにりリンク切れ
1966年以来 48年ぶりにあの舞台に立つ…日本武道館公演決定!
(ユニバーサル ミュージック)
Paul Gets Back #OutThere At The Budokan! (ポール・マッカートニー公式NEWS)  ※のちにリンク切れ

2014年5月21日 14時開場 15時開演 日本武道館
S席:80,000円、A席:60,000円、B席:40,000円
SS(アリーナ)席:100,000円 (約2000席)
C席:1,500円(25歳以下限定 1966年ザ・ビートルズ武道館公演のC 席と同料金 約100席)
※入場までに会場にて座席番号入り特別チケット(ピクチャーチケット) に引き換え必要




ポール個人としてはビートルズ解散後も因縁のある会場です。ウイングス時代の1975年に同所での公演が予定されていましたが過去の違法薬物所持歴のため入国許可が下りませんでした。1980年に改めて同所での公演が告知され、チケットも発売、本人も成田空港まで来ましたが大麻不法所持で逮捕され公演は中止となってしまいました。

左から二人目は池上彰氏

 
当時チケットは払い戻し対象になりましたが、2014年現在まだ手元に保持している方も多くいます。ビートルズ唯一の日本公演会場であることに加えこういった経緯もあるので、ポールの日本武道館公演は日本の多くの人にとって長年の悲願となっていました。実際、2013年のポール来日公演時も招聘元のキョードー東京は日本武道館公演を模索したことが「ぴあ Special Issue ポール・マッカートニー 来日記念特別号 (ぴあMOOK) 」での招聘元担当者インタビューで明らかになっています。今回の座席でひときわ目立つC席:1,500円(25歳以下限定 1966年ザ・ビートルズ武道館公演のC 席と同料金)というのもその記事に記載あった通りです。

ポールは自身の公式Webサイトで日本武道館について以下のように語っています。
“It’s very exciting to be returning to the Budokan because it is a very special place and was the first place we played in Japan. There was a lot of controversy at the time but I now know that it is a regular venue for a lot of people. But for me it has a very special place in my memory.”
ビートルズ日本公演の会場であること、当時コンサートでの使用是非について論争が巻き起こったこと、その後はコンサート会場として定着したことを理解した上で、自身の記憶の中で特別な場所と位置付けているようです。

ポールは同様の趣旨のコメントを日刊スポーツにも寄せています。
「また武道館に戻れることを、本当にうれしく思っている。僕にとっても特別な場所。何よりも、僕たちが日本で最初に公演を行った場所だしね。当時は武道館で公演を行うことで論争が起きたけど、今では多くのアーティストが使用するようになったようだね」
「武道館の一番の思い出はスタンドにお客さんが座り、ステージの前に警官隊が列をつくったこと。今度もまたあれを再現したいね!(笑い)。あんな光景は今まで見たことがなかった。お客さんとの間に警官隊が並ぶなんて、僕たちが何をすると思ったのだろう(笑い)。あれは僕にとって本当に特別な思い出だね」
ポール2014年来日公演の噂が立ち始めた頃から会場として日本武道館の名前が挙がっていました。2014年3月27日の来日正式発表時には含まれていませんでしたが、それでも東京公演から大阪公演までが5日間と不自然に開いていることから様々な憶測を呼んでいました。大阪公演の売れ行きが悪いため追加公演としての武道館公演が発表できないのではないか?という見方が多かったですが、5月7日には別の理由を挙げて武道館公演を否定する報道までありました。

ミスチルが断固拒否! ポール・マッカートニー、伝説の武道館公演が幻と化した裏事情(サイゾーウーマン)

一向に消えない噂を断ち切るために主催者が意図的にリークした記事かと思いきやまさかの大逆転となりました。この記事が主催者によるメディアへの告げ口の結果だとしたら、先方にプレッシャーをかけるためだったのかもしれません。いずれにせよ、開演時間が15時と早いのはこの報道にある翌日のイベントの準備時間を充分に取るためだと思われます。

セットリストは通常のツアーとは別のものになるという説が濃厚です。ビートルズ日本公演2か月後の1966年8月29日にビートルズ最後の有料コンサートが開催されたサンフランシスコのキャンドル・スティックパークで、ポールは2014年8月14日に同会場最後のライブ(会場が取り壊される見通しのため)を実施予定です。2014年8月10日には同じく1966年にビートルズ公演を行ったドジャースタジアムでのライブもあります。それらも見据えて「1966年のビートルズライブ」を意識したセットリストを作りこんで武道館で初披露するかもしれません。I'm Downは演奏すると予想しています(北米ではその代りにLong Tall Sally)。日本人としては幻のウイングス公演を意識したセットリストを期待したいところですが、このような事情もありますし、今回の宣伝や報道もビートルズ日本公演を意識した内容になっているので叶わないかもしれません。


日本武道館公演はこういった様々なドラマもありますが、単にこれまでのどのポール日本公演の会場より小さいのでその雰囲気は特殊なものになるでしょう。チケットの争奪戦は熾烈を極めると思われます。発表された5月10日午前4時の時点で既にキョードーグループに並んでいた人もいるとか・・・
今度はしっかりマイクが固定されることを祈ります。

<発表直後の報道>
ポール・マッカートニー、日本武道館公演決定(チケットぴあ)
ポールさん21日に武道館ライブ 初来日以来、48年ぶり(共同通信)
ポール、48年ぶり武道館へ 再来日、21日に公演(朝日新聞)
ポール・マッカートニーさん:武道館で48年ぶりライブ(毎日新聞)
ポール、48年ぶり武道館…限定で1500円席(読売新聞)
ポール 48年ぶり武道館ライブ アリーナ席なんと10万円 21日(産経ニュース)
「伝説の男」聖地に再来 マッカートニーさん公演、脚光浴びる武道館(産経ニュース)
ポール、追加公演で48年ぶり武道館!「共に素晴らしい時間を」(サンケイスポーツ)
ポール武道館公演 アリーナ席10万円(日刊スポーツ)
ポール、ビートルズ以来48年ぶり武道館(日刊スポーツ)
ポール武道館公演!ビートルズ初来日以来48年ぶり“聖地”に(スポーツニッポン)
ポール・マッカートニー日本武道館で追加公演決定 アリーナ10万円(東京スポーツ)
ポールが48年ぶり武道館公演!ビートルズ以来!!破格のアリーナ席10万円(スポーツ報知)
ポール 48年ぶり武道館に立つ 21日に追加公演(中日スポーツ)
P・マッカートニー48年ぶり武道館!(デイリースポーツ)
ポール・マッカートニー、48年の時を経て日本武道館(BARKS)
ポール・マッカートニー、初来日以来48年ぶり武道館決定 10万円~1500円席も(オリコン)
ポール・マッカートニー、開催11日前に武道館での追加公演を発表!高額チケットも争奪戦必死!(billboard JAPAN)
ポール・マッカートニー再来日、日本武道館での追加公演決定。初来日以来48年ぶり(RO69)
ポール・マッカートニー、48年ぶり武道館決定!「実現することに興奮」と喜び(マイナビニュース)
Paul McCartney heading back to Budokan (World Entertainment News Network)
Sir Paul back to Budokan after 48 years (Bangkok Post)
Budokan return for Macca 48 years on (Belfast Telegraph)
McCartney to get back to Budokan (Irish Independent)
McCartney returns to Tokyo venue for first time since 1966 (The Malay Mail Online)


報道の中で印象に残った一文
  • 48年前にはなかったアリーナ席(約2000席)を用意。さらに「若者に今回の公演を後世に伝えてほしい」という思いを込めて、当時と同じ1500円のC席(約100席、25歳以下限定)も用意した。
  • 5万人の東京ドームを満員にする世界的ミュージシャンが収容約1万人の場所で行うため、チケット代金もアリーナ席で10万円と“破格”。レコード会社関係者も「特典なしのコンサートで史上最高額では」と話す。その一方で、66年当時1500円だったC席を今回も100席限定で、25歳以下を対象に同額で販売する。
  • 「安いから一番後ろというわけではなく席配置は検討中」
  • 「前回から半年しか経過していない中、より楽しんでもらうためにどうすればいいのか」を協議したところ、聖地帰還が浮上した。
  • 「国立、長居とは全く違う曲目、演出を検討しているという連絡は入っている」
  • 昨年11月の来日公演や、今回の東京・国立競技場(17日・18日)、大阪・ヤンマースタジアム長居(24日)とも異なる“武道館オリジナル”の曲目を披露する予定という。
  • また当日は会場で、すべての入場者を対象にビートルズ来日公演のチケットを模した特製の入場券を引き換え窓口で配布。
チケット販売後の感想・考察は↓