Twitterにポール・マッカートニー本人降臨 1時間ファンの質問に回答

日本時間の2013年10月3日23時40分過ぎから約1時間、ポール・マッカートニー本人がTwitterでファンからの質問に回答しました。
ポール・マッカートニーのツイッターアカウントhttps://twitter.com/PaulMcCartney/は以前より運営されていましたがポール本人が気ままにつぶやくためのものではなく広報の一環で運用されていたので、実際にツイートする瞬間にポールが居合わせたのは今回が初めてかもしれません。当初の開始予定時刻から約1時間遅れて始まったのもリアルでした。

事前にTwitterで募集した質問に回答する形式でした。#askMaccaで検索すると世界各国から寄せられた質問が見られます。当初予告されていた通りニューアルバム「NEW」に関する質問を中心に採用されており、ビートルズの話題はほとんどありませんでした。
ポール・マッカートニーの日本語ツイッターアカウントhttps://twitter.com/PaulMcCartneyJpに質疑の日本語訳が載っています。
ここではポールの回答を独自意訳でまとめます。さらっと新情報が出てきています。

アルバム「NEW」について
  • もっと詩的なタイトルを検討したがシンプルな言葉で収録曲の題名だった「NEW」をアルバムのタイトルにした。←この回答の元となった質問者にサイン入りCDが贈られた
  • アルバムをNew以外の一言で表現するならFresh。
  • ジャケットを決めるミーティングで誰かロゴを思いついた。それを他の誰かがダン・フレイヴィン風にしたらどうかと提案した。
  • 「NEW」の歌詞で「You came along. And made my life a song~」というのは妻のナンシーをイメージしている。←日本からの日本語の質問に回答
  • ナンシーは全曲好きだと言っているがどれが一番か今度聞いてみよう。
  • 収録曲では「Early Days」と隠しトラックの「Scared」が気にっている。全曲好きだが。
  • 観客とみんなで一緒に歌うために「Everybody Out There」を作曲した。
  • レコーディングは思い出深いものだった。特にロサンゼルスで「Appreciate」の終盤のスライドソロ(ギター?)を録音したことは印象的だった。
  • 昨日撮影した「Queenie Eye」(アルバム「NEW」からの2ndシングル)のプロモーションビデオ撮影では腹を抱えて笑った。
  • ジョージ・マーティンもジャイルズ・マーティンいずれも同じく非常に音楽的でスマートだ。ジャイルズは若い世代なのでより現代的にアプローチする。←唯一ビートルズ関連の話題
その他
  • 最近買ったアルバムはKANYE WEST、The National、The Civil Wars、MR.CARTER feat.JAY-Z。
  • 自分のファンを3語で表現するならFan-Bloody-Tastic!(Bloody Fantasticということらしい)
  • 10代のファンがいることはびっくりで面白く、幸せだ。バンドメンバーと自分は若い観客を楽しませていることに驚いている。
  • Hofner 500/1ベースの弦はflat wound .95 gaugeを使用している。
  • 作曲は仕上げる瞬間が一番難しい。
  • 自分のやっていることを愛することが創作活動のモチベーションになっている。
  • ボブ・ディランと一緒に仕事をするという噂があったが訂正していない。
約1時間の間17人の質問に答え、最後は質問者の一人にサイン入りの「NEW」のCDをプレゼントして終わりました。

時間内に答えられなかった質問には後日いくつか回答するそうです(10月10日から1日1質問ずつ回答)。今後同じようなイベントを実施する意思もあるようです。

なお、似たような試みは1997年にアルバム「Flaming Pie」のプロモーションで行なわれています。その時はオンランチャットでした。300万件のアクセスがあり当時の世界記録を樹立しています。

ジョージ・ハリスンも死去数カ月前にオンランチャットを実施しています。以下が当時の様子です。
http://www.allthingsmustpass.com/chat/

 

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