番組内容は以下です。
曲順は収録当日の演奏順と異なります。
ポール・マッカートニーの「Magical Mystery Tour」は放送されませんでした。
合間に挿入されるポール・マッカートニーとリンゴ・スターのインタビューは2014年2月4日にエド・サリヴァン・シアターで収録されたものです。聞き手はデヴィッド・レターマンです。
会場で演奏された曲は太字にしてあります。
LL Cool J.のスピーチ
All My Loving / The Beatles(エド・サリヴァン・ショー) ※ポールとリンゴのコメントつき
All My Loving / Maroon 5 ※ビートルズの映像に引き続き2番から
LL Cool J.によるポール、リンゴ、ジョン、ジョージ、ヨーコ、オリヴィアの紹介
Ticket to Ride / Maroon 5
We Can Work It Out / Stevie Wonder
Johnny Deppのスピーチ
Something / Jeff Lynne, Joe Walsh & Dhani Harrison
Eric Idleのスピーチ
ジョン・レノンの生い立ち紹介
「PAUL AND RINGO RETURN TO STUDIO 50(THE ED SULLIVAN THEATER)」ポールとリンゴのインタビュー映像
I Want to Hold Your Hand / The Beatles(エド・サリヴァン・ショー)
50年前のエド・サリヴァン・ショー 観客の証言映像
Kate Beckinsaleのスピーチ
In My Life / Ed Sheeran
Don't Let Me Down / The Beatles(1969年ルーフトップコンサート)
Don't Let Me Down / John Mayer & Keith Urban ※ビートルズの映像に引き続き途中から
ポール・マッカートニーの生い立ち紹介
「ARE YOU NERVOUS?」ポールのインタビュー映像
Yesterday / Katy Perry
She Loves You / The Beatles(エド・サリヴァン・ショー)
50年前のエド・サリヴァン・ショー スタッフの証言映像
LL Cool J.によるスピーチ
Revolution / Imagine Dragons
ジョージ・ハリスンの生い立ち紹介
「HAIR」ポールとリンゴのインタビュー映像
Hey Bulldog / David Grohl & Jeff Lynne
Kate Beckinsaleのスピーチ
Fool on the Hill / Eurythmics
リンゴ・スターの生い立ち紹介
「PUTTING TOGETHER THE SET LIST」リンゴのインタビュー映像
Let It Be / Alicia Keys & John Legend
50年前のエド・サリヴァン・ショー スタッフ/出演者の証言映像
I Saw Her Standing There / The Beatles(エド・サリヴァン・ショー)
Anna Kendrickのスピーチ
Here Comes the Sun / Pharrell Williams & Brad Paisley
「A LOT OF STUFF CAME TOGETHER」ポールとリンゴのインタビュー映像
While My Guitar Gently Weeps / Gary Clark Jr., Joe Walsh & David Grohl
「IN OUR SOULS WE WANTED TO COME TO AMERICA」ポールとリンゴのインタビュー映像
50年前のエド・サリヴァン・ショー 観客の証言映像
Jeff Bridgesのスピーチ
Matchbox / Ringo Starr
Boys / Ringo Starr
Yellow Submarine / Ringo Starr
Sean Pennのスピーチ
Birthday / Paul McCartney
Get Back / Paul McCartney
I Saw Her Standing There / Paul McCartney
Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band / Paul McCartney
With a Little Help From My Friends / Paul McCartney & Ringo Starr
Hey Jude / Paul McCartney & Ringo Starr その他大勢
ビートルズ本人やそのゆかりの人、ショービズ界のビッグネームが客席とステージを行ったり来たりしながら互いの出演を見ているというのは壮観でした。ポールが自分がメインボーカルでないビートルズ曲を口ずさむ光景は感慨深いです。忘れてしまっているかと思っていました。このイベントをヒントにツアーに新たなビートルズ曲を取り入れるかもしれないと思いました。
ポールとリンゴ以外の演奏で個人的に気に入ったベスト5を挙げます。
- Fool on the Hill / Eurythmics
- Let It Be / Alicia Keys & John Legend
- Don't Let Me Down / John Mayer & Keith Urban
- Here Comes the Sun / Pharrell Williams & Brad Paisley
- Revolution / Imagine Dragons
肝心のビートルズ本人の演奏ですが、リンゴは直近のツアーと同じような演奏内容で、この日の出演者で唯一ビートルズのオリジナル曲以外を演奏しています(MatchboxとBoys)。終始上機嫌で、歌もドラム演奏も自身のツアーより気合いが入っているように見えました。ダンス、走り、ジャンプもいつもより多めでした。
ポールはいつものような感じ(例:途中で上着を脱ぐ)でしたが2013年の日本ツアーの時よりも声の調子が良いように思いました。Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band / With a Little Help From My Friendsのメドレーはこの日のために作られたのでは無いかと思うくらい盛り上がりのピークでした。リンゴはビートルズ解散以降、ビートルズ時代の曲を歌う際はたいていキーを下げていましたが、With a Little~だけは一貫してビートルズ時代とキーを変えていませんでした。それもこの日のためだったのかと思ってしまいます。
With a Little~単品の二人の共演は2009年に実現済みですが、今回の最後の曲Hey Judeの共演はビートルズ解散以来初めてのことです。印象的なドラムの導入部分をぜひリンゴに叩いて欲しかったですが、やはりポールのツアーバンドのドラマー、エイブラハム・ラボリエル・ジュニアの演奏にのっかる形態でした。後半はいつものように演奏を止めて会場に歌わせましたが、回数が少なかったです。編集で短くしたのかもしれません。
番組を見て2点気になりました。一つは日本語字幕です。各人が語る内容には様々な背景や言葉遊び(曲名や歌詞の引用など)が含まれているのですがそれをどこまでわかって訳していたか疑問です。少なくとも随分省略していました。もう一つはショーン・レノンが演奏に参加しなかったことです。同じくビートルズの息子であるダーニ・ハリスンは出演しています。ショーンが出るとヨーコも出ないわけにはいかなくなることを危惧したのかもしれませんが・・・、ショーンもヨーコも普段からビートルズ人脈とは距離を置いている気がするのでそのせいかなとも思いました。
2014年はビートルズ訪米50周年ですが、2016年はビートルズ訪日50周年です。これほど盛大なイベントは無理かもしれませんが、日本人の気合いを見せて大きなイベントが開催されることを期待したいです。
"My baby don't care"と口ずさむポール |
Something間奏のタム連打を真似するリンゴ |
Don't Let Me Downを口ずさむショーン・レノン |
Don't Let Me Downのシンバルを叩く真似をするリンゴ |
Eurythmicsに投げキッスをするポールとリンゴ |
Here Comes the Sunを口ずさむポール |
While My Guitar Gently Weepsに聴き入るオリヴィア・ハリスン |
Boysでドラムを叩くリンゴ |
Boysで踊るオノ・ヨーコとそれをスマホで撮るショーン |
"Sky of blue and sea of green"ポールとリンゴがコール&レスポンス |
Yellow Submarineを皆で踊る |
"Do you wanna get back?" |
ポールの問いかけに反応するリンゴ |
With a Little Help From My Friends |
Hey Jude |
<日本での報道>
ザ・ビートルズのトリビュートに、ポール「今夜はジョンとジョージを思い出そう」。『ヘイ・ジュード』でリンゴとの共演も(WOWOW)
グラミー賞座談会番外編「ザ・ビートルズ・トリビュートライブを語る」(WOWOW)
僕は見た!まさに時代を超えた夢の共演の、そのまた響宴だった「ザ・ビートルズ・トリビュートライブ~グラミー・スペシャル~」/鹿野 淳(WOWOW)
森川欣信氏に聞く、ザ・ビートルズ全米デビュー50年目に見た感動の一夜~ポール&リンゴ共演のザ・ビートルズ・トリビュートライブ(PR TIMES)
ビートルズ“侵略”50周年に沸いたアメリカ(ZAKZAK)
ビートルズの名曲、功績たたえ…米でライブ(読売新聞)
追記:2017年にリンゴ・スターがエド・サリヴァン・ショー出演記念のツイートをしました。
Today is the day the Beatles were on the Ed Sullivan show and a good time was had by all peace and love 😎✌️🌟💖🎶🎶🎶🎶☮— #RingoStarr (@ringostarrmusic) 2017年2月10日
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