レポート:ザ・ビートルズ来日50周年記念コンサート『THE TRIBUTE』 2日目

「CBC テレビ開局60周年記念事業 ザ・ビートルズ 来日50周年記念コンサート 『THE TRIBUTE』Supported by 名古屋トヨペット」の2日目(2016年6月29日)に参加してきました。
会場ロビーの写真撮影コーナーとロバート・ウィテカー氏の写真群
会場入口
民生がトータス松本が絢香が熱唱!ビートルズ来日50周年記念公演(サンケイスポーツ)
絢香が「イエスタディ」を熱唱!「ビートルズファンの母がとても喜んでくれている」(サンケイスポーツ)


現在休止中のDream Power ジョン・レノン スーパー・ライヴの発展形のようなイベントで、運営や演奏者に共通点が多いです。
当初は本家リバプールのビートルズトリビュートバンド、THE CAVERN CLUB BEATLESを目当てに初日のチケットを取っていたのですが、その後出演取りやめになり、来日のきっかけだった「ザ・セッションズ」自体無くなったのはご存知の通りです。 となると僕にとって魅力的なのは2日目の出演者の方だったのでチケットを取り直しました。実際2日目の方が人気があったようで早々にチケットは売り切れていました。初日は1階10列目のチケットだったのですが、取り直した2日目のチケットは3階になってしまいました。

入場時にはチケットの半券をもぎりませんでした。記念品としての価値を考えてのピクチャーチケットのみの措置だったかもしれません。このピクチャーチケットは貴重であると会場スタッフが声高に案内していました。
主催のCBCに所属する重盛啓之アナウンサーの前説(リンゴ・スター2016年名古屋公演の主催もCBC、ジュリア・ベアード来場中、今回のイベントの様子は8月26日にCBCで放送)の後本編が始まりました。演奏中や転換中にはロバート・ウィテカー撮影のビートルズの写真が投影されました。また、転換中はビートルズのデビューアルバム『Please Please Me』が先頭から順番に流れていました。トリビュートイベントにビートルズ本人の写真や音源が使用されるのは珍しいと思います。

追記:テレビ放送内容決定
CBCテレビ開局60周年記念特番『僕たちのビートルズ ザ・ビートルズ来日50周年記念コンサート THE TRIBUTE』
2016年8月26日(金)24:55~25:50 OA
出演:スキマスイッチ / Char / LOVE PSYCHEDELICO / ROY(THE BAWDIES) / 絢香 / 奥田民生 / 斉藤和義 / トータス松本

絢香

トップバッターは絢香さんでした。ピアノだけをバックに存分に歌唱力を披露していました。今年でデビュー十周年の厚みを感じる、太い歌を聴かせてくれました。MCでは小学校3年生の時に母からビートルズを紹介されたこと、デビュー曲の『I believe』がビートルズの『Let It Be』に影響を受けている、という話が印象的でした。ジョン・レノン色が強いイベントでポール・マッカートニー成分を補充してくれました。Eight Days a Weekでは何も指示が無いのに会場全体が原曲通りの手拍子をしていたのが面白かったです。

<セットリスト>
Yesterday
Oh Darling
Eight Days a Week
Let It Be

トータス松本

ここからは固定されたバックバンドに順次アーティストが入れ替わって歌います。まずはトータス松本さんでした。ジョンの初期に特徴的な男っぽいシャウトで会場を一気に盛り上げていました。しきりに「ビートルズは曲が短い」とぼやいていました。また、ビートルズの音源や映像を今回のイベント等をきっかけに視聴しなおすと凄すぎてへこむとともに、やる気が出るとも言っていました。

<セットリスト>
Money
All I've Got To Do
You Can't Do That
Don't Let Me Down
Twist & Shout

斉藤和義

自分が生まれた1週間後にビートルズが来日したという事実を「懐かしい」と言って笑いを取っていました。自身の解釈で日本語歌詞をつけた『Jealous Guy』(ジョンのソロ曲)は斉藤和義さんの世界観とジョンの心情が見事に融合しており、今回もっとも感動した一曲でした(歌詞は→こちら)。Come Togetherのギターソロも圧巻でした。

<セットリスト>
I Wanna Be Your Man
Jealous Guy
Come Together
Taxman

奥田民生

ここまでの進行が順調すぎてトリを務める奥田民生さんはMC(無駄話?)が多めでした。いつものようにサッポロ黒ラベルを飲みながらゆるく演奏していました。事あるごとにこういったイベントが名古屋で開催されることの意義を強調していました。ビートルズは詳しい人が観客に多いのでそれを人前で演奏するのは勇気がいること、だとも言っていました。こういったイベントで人の曲を歌うときは自作の曲よりキーが高い曲であることが多く、シャウトが堪能できるのが醍醐味です。

<セットリスト>
A Hard Day's Night
And Your Bird Can Sing
Savoy Truffle
She Said She Said
Dizzy Miss Lizzy

アンコール

ステージに残った奥田民生さんにトータス松本さんと斉藤和義さんが加わり、3人ともビートルズ来日時に羽織っていたJALはっぴを着て奥田民生さんが「こんばんは。ビートルズです。」と自己紹介していました。斉藤和義さんは「温泉に来たおっさんにしか見えない」と評していました。
奥田民生さんと斉藤和義さんのギターバトルが眼福でした。

<セットリスト>
I Want To Hold Your Hand
Everybody's Got Something to Hide Except Me and My Monkey

フィナーレ

ここで絢香さんも加わり全員で『Hey Jude』を演奏しました。ここまでジョン偏重だったので最後にポールの曲が演奏されて、これを聴けただけで今日来た甲斐があったと感じました。最後のリフレインではトータス松本さんが観客をあおっていました。最後は全演奏者を紹介したのち、ビートルズ本人の『All You Need Is Love』が流れる中閉幕となりました。

<セットリスト>
Hey Jude


コメントを投稿

4 コメント

  1. 20列目で参加しました。斉藤さんのCome Togetherが私的には一番でした。かっこよかったな~

    返信削除
    返信
    1. コメントありがとうございます。

      Come Togetherのギター凄かったですね。

      削除
  2. 民生さん大好きで観に行きました。
    でも他の方もとっても良かったですね。
    また来て欲しいなぁ。

    返信削除
    返信
    1. コメントありがとうございます。

      僕も一番の目当ては奥田民生さんでした。
      東京から行った甲斐がありました。

      削除