ファッツ・ドミノ死去 ビートルズとの関係

ニューオーリンズのミュージシャンでビートルズのメンバーにも多大な影響を与えたファッツ・ドミノが2017年10月24日にルイジアナ州で亡くなりました。89歳でした。1950年代を中心に活躍しビートルズのメンバーもファンでした。1986年ロックの殿堂創立時の受賞者10人のうちの一人です。
 


Statement from the children of Antoine “Fats” Domino, Jr.
1964年9月16日ビートルズのニューオリンズ公演の直前にビートルズとファッツ・ドミノは面会しています。小一時間写真を撮ったり一緒に歌ったりして過ごしたそうです。
この面会はファッツ・ドミノの同郷のミュージシャンであり同日の公演でビートルズの前座を務めたクラレンス・ヘンリーの仲介で実現しました。ビートルズに会いに行くか?と聞かれたファッツ・ドミノは「俺が会いに行くんじゃ無い、奴らが会いに来るんだ」と言ったそうです。
クラレンス・ヘンリ―とビートルズ
ピアノ弾き語りスタイルなせいかビートルズがファッツ・ドミノの曲を演奏した音源は見つかりませんでしたが、ビートルズ解散後にジョン・レノンとポール・マッカートニーが同じ曲をそれぞれカバーしています。以下、オリジナル、ジョン、ポールのバージョンです。
ビートルズの「Lady Madonna」はファッツ・ドミノっぽく歌ったと作曲者のポールが語っています。そのことが本人に伝わったのか、それとも聴いてすぐピンと来たのか同年に同曲を本家がカバーしてヒットさせているのが面白いです。

その他、ビートルズの「Lovely Rita」と「Everybody's Got Something To Hide Except Me And My Monkey」をカバーしています。


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2 コメント

  1. ビートルズでカバーがなかったのは、ジョンとポールが「オレが歌う」ってお互い讓らなかっったからだったりして。
    オリジナルを初めて聞いたとき、二人のカバーと比べて、気楽に歌ってるカンジがして意外に思った記憶がある。
    生で見てみたかった。

    合掌。

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    1. コメントありがとうございます。

      ジョンが既にカバーしていたことは知っていたと思いますが、ポールはどういう気持ちで「Ain't That a Shame」を取り上げたんでしょうね。

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