節目のビートルズトリビュートバンド来日

RAIN続報

先日の投稿で紹介した「レイン -ビートルズに捧ぐ」についての情報が
渋谷ヒカリエ東急シアターオーブの公式サイトに掲載されていました。

レイン -ビートルズに捧ぐ
公演内容は想像通りのようです。

上記リンク先の紹介文に
『「愛こそが全て」で「友からの少しの助け」だけが必要だった時代へと連れて行ってくれる!! 』
とあります。

「愛こそが全て」= All You Need is Love
「友からの少しの助け」= With a Little Help from My Friends

ということだと思いますが、英語の紹介文の直訳ですかね。
前者はともかく後者は分かる人がどれくらいいるでしょうか・・・。

ちなみに「RAIN」とはビートルズの曲名ではあるものの地味な名前だなと思っていたら、
もとは「Reign」(君臨、統治)という名前で
1970年代に始まったオリジナル曲思考のバンドだったようです。
その後ビートルズトリビュートに専念するにあたり、
表記をビートルズにちなんだ方向に寄せたのでしょう。

今回この演目が興行面で成功できると判断してオファーしたのでしょうが少し意外な気がしました。
以下のような理由で選ばれたのだと想像しています。
  • 渋谷ヒカリエは大人をターゲットにしている
  • 東急シアターオーブはミュージカル専用シアターである
  • 今年はビートルズデビュー50周年である

Bootleg Beatles日本武道館公演(1995)

ビートルズが話題になるたびに海外のトリビュートバンドを日本に呼ぶというのは
定番のようで、1995年4月1日には
トリビュートバンド「Bootleg Beatles」(ブートレグ・ビートルズ)が
日本武道館での来日公演を実施しました。

1995年といえばAnthologyプロジェクトが公開された年です。
4月1日の時点でその存在が発表されていたかわからないのですが、
前年にアルバム「Live at the BBC」が発売されていたので
日本でビートルズの注目度が上がっていたことは確かでしょう。
僕もこのエイプリルフールの公演には行きました。
チケットもビートルズ日本公演のものを模していました。
セットも当然真似しており、アリーナに客を入れず警官隊を配置するなど
ぬかりの無い内容でした(演奏が始まったら警官隊は退出していましたが)。

ステージは本家同様E・H・エリックさんの司会から始まり、
セットリストも当時のままでした。

演奏そのものよりはセット含めた全体の雰囲気に対して
ビートルズ日本公演もこんな感じだったのかなと感動したことを覚えてます。
なお、さすがに日本公演の真似だけで終わると公演時間が短いので
第二部では中後期の曲を演奏していました。
Bootleg Beatlesは現在も活動していますがメンバーは当時と異なります。

The Return来日公演(2006)

ビートルズ来日40周年の2006年にはトリビュートバンド「The Return」が日本でライブを行いました。ビートルズと同じ6月29日に来日したそうです。翌6月30日にはビートルズが来日記者会見を行った現・キャピトル東急ホテル「真珠の間」にてディナーショーが開催されました。
http://www.sptakeda.co.jp/annai.html#9trib

今後の50周年イベント

直近のビートルズ関連の出来事では2009年の音源リマスターがありましたが
その時は海外のビートルズトリビュートバンドの来日は無かったように思います。
「リマスター」の意義がわかりにくかったですかね。

今年以降毎年ビートルズ関連で様々な50周年の節目を迎えます。
2016年のビートルズ来日50周年は
武道館を6月30日~7月2日貸し切って
世界中のビートルズコピーバンドを集めてイベントができたらいいですね。
ザ・ドリフターズ、尾藤イサオさん、内田裕也さんなども呼んで。

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