リンゴ・スター ワン・ダイレクションに同情「プレッシャーは現代の方が大きい」

アルバム「Postcards from Paradise」をリリースしたばかりのリンゴ・スターは米メディアへの露出を増やしています。本来の目的(プロモーション)とは関係無いが本人にとって少し関係ありそうな世の中の関心事について問われるのは日本だけでは無いようです。ビートルズの再来と度々称されているワン・ダイレクションからゼイン・マリクが脱退したことについて複数のインタビュアーからコメントを求められています。アメリカの和田アキ子といったところでしょうか。
リンゴは繰り返し聞かれているらしく、ゼイン・マリクの脱退に理解を示し、ワン・ダイレクションは今後も新たな方向性で活動を続けるだろう(One Direction is going in another direction.)というダジャレで得意気に返すのが定番化しています。

男性アイドルグループの先輩として、「現代はスマートフォンの普及でどこに行っても写真や映像が撮られてすぐ拡散されてしまうのでプレッシャーは自分達の頃より大きい」と同情しています。

テレビ番組「Ellen」に出演したリンゴは上機嫌で、ジョン・レノンの振りマネやポール・マッカートニーの声マネまで披露しています。ビートルズ時代のライブの様子の再現は必見です。
他のインタビューでもビートルズ時代のエピソードやロックの殿堂入りについて語っています。
自身の殿堂入りはポールのロビー活動のおかげだと事あるごとに語り、ベーシストとして作曲家としてポールを高く評価しています。 今の自分があるのはビートルズのおかげであるという謙虚な姿勢です。

一連のインタビューの中で印象的な発言を列挙します。
  • "When we were driving to the gigs in England all in one car, we knew (Love Me Do) was going to come on the BBC. So it's 9:32, it would be on, and we'd pull over. It was a thrill! I'm still proud of the records. John and Paul wrote some incredible songs, and we played the best we could."
  • "The Beatles was great, I had three brothers and we made some great music, worked hard and we put something out and it's like we're selling again."
  • "I feel inside successful as an act, No one is more successful than [the Beatles] and I was one of them. I mean you're here because I was in that band. I mean you take a little interest in this, but you take more interest -- let's be honest -- because I'm one of them."
  •  "McCartney's involvement does have meaning for me, because in all honesty, nobody knows me as a musician better than him. We were in 'that band. The bass and drums, we would get together. To this day, he's still, for me, the most melodic bass player. He just has a way."
  • "I love performing with him(Paul). It's always exciting. He is a dear friend (and) a great musician," (acknowledging it brings back memories of earlier days?)"Well, it has to do that. But two of us are missing."
 アルバム表題曲「Postcards from Paradise」はトッド・ラングレンとの共作で、歌詞にビートルズの曲名を散りばめたのはリンゴのアイデアだそうです。どの曲名を採用するかはトッド・ラングレンと決めましたが、「When I'm Sixty-Four」だけは採用された今も要否の議論が決着していないとのことです。なぜなら「64歳はずいぶん前のことだから」。





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2 コメント

  1. いつも色々な情報をありがとうございます。

    米ローリングストーン誌のサイトで分かったのですが、
    ジョンの前の妻、シンシアさんがお亡くなりになったと言うことです。
    まだ細かくは読んでいませんが癌で75歳の生涯を閉じたとのことです。
    ゆかりの人がまたいなくなり寂しいですね。

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    1. コメントありがとうございます。

      これを機にシンシアさんのことをいろいろ調べたのですが、切なくなってしまいました。今はただおつかれさまでしたと言いたいです。

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