現在全米ツアー中、そして秋にドキュメンタリー映画「The Beatles: Eight Days A Week(仮題)」の公開を控えたリンゴ・スターがAP通信のインタビューに応えました。
AMID TRAGEDY, RINGO STARR WANTS TO SPREAD MORE PEACE, LOVE(AP)
このインタビューを元にした日本での報道はこちら↓
ビートルズのリンゴ・スター、オーランド銃乱射事件について言及(NME)
本来このインタビューはツアーと映画の宣伝だった可能性がありますが、近年一貫して「ピース&ラブ」をスローガンに掲げているリンゴとしては6月12日のオーランドでの銃乱射事件は衝撃的だったのでしょう。インタビューで言及しています。今回の事件はLGBTへの挑戦と見る向きもあり、先日LGBT擁護の立場から「トイレ法」に反対してコンサートをボイコットしたリンゴはなおさら心を痛めていると思います。様々な出来事が重なっていつになく率直に自分の思いを話しているように感じます。
インタビューの中で、リンゴはビートルズの過去の映像を見るのが楽しいと明かしています。映画制作の過程で目にする機会が増えたのかもしれません。こうも言っています。「ビートルズのメンバーは兄弟だ。一人っ子だった自分に突然3人の兄弟ができて、兄弟のように過ごした。上手くいかないこともあったけどそれ以上に良いことが多かった。音楽こそが重要でメンバー間のいざこざは大したことでは無い。カウントが始まりさえすればみんなベストを尽くした。いなくなってしまった兄弟、ジョンとジョージに会いたい。」今回の事件と過去の思い出の対比がより生と死をリンゴに意識させたのかもしれません。オーランド銃乱射とジョン・レノン暗殺、それぞれの実行犯の狂気を重ね合わせて想像している様子でした。
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