ジョージ・マーティンのいない「Love」10周年

ビートルズの楽曲を使ったシルク・ドゥ・ソレイユのショー「Love」が今年10周年を迎えました。これを機に内容がリニューアルされ、7月14日のお披露目イベントでは会場のミラージュ・ホテル・アンド・カジノにビートルズ人脈のセレブが集まりました。



↑ジャイルズ・マーティン、オノ・ヨーコ、オリビア・ハリスンの姿も

ショーの終演後にはポール・マッカートニーとリンゴ・スターがステージに登場しました。オノ・ヨーコとショーン・レノンも客席から見守ります。


健康不安説が流れているオノ・ヨーコですが、確かに一人では歩行できない状態のようです。

10年前の初演の際はビートルズのプロデューサー、ジョージ・マーティンと息子のジャイルズ・マーティンが共同でサウンドトラックを手掛けたことが話題になりました。実質的にはジャイルズが主導権を握って、父親はそれを支援するような関係だったようです。息子に今後のビートルズ音源を託すための通過儀礼だったように思います。実際、このプロジェクトを成功させて以降、ビートルズ音源の再編集時にはジャイルズ・マーティンが関与するようになりました。今年の3月に亡くなったジョージ・マーティンは「Love」10周年の場には参加できませんでした。ジャイルズによるサウンドトラックのリニューアルについては承知していたようです。
2011年「Love」5周年記念の際の親子
2006年の「Love」プロジェクトでのジョージ・マーティン↓
今回サウンドトラックはリミックスされたようです。また、I Am the Walrusは除外され、新たにTwist & Shoutが追加されています。

ステージに飛び入りしたポール・マッカートニーとジャイルズ・マーティン
「Love」10周年についてはローリングストーン誌の日本語訳記事をお勧めします。
ビートルズ『Love』10周年、ポール、リンゴらがリニューアル版のショーを祝う
ジョージ・マーティンの息子が語る父親の才能、ビートルズ『Love』の音楽制作

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