ビートルズの新作映画『ザ・ビートルズ~EIGHT DAYS A WEEK ‐ The Touring Years』の公開がいよいよ迫って来ました。日本では9月22日公開です。公開が近づくにつれ、広報活動が活発になってきました。例えば・・・
- ロンドンでのワールドプレミアより30分早くリバプールで上映開始することを発表
- ロンドンのワールドプレミアを日本に衛星中継し本編も先行上映(東京、大阪、名古屋、
福岡) - 銀座に期間限定ショップThe Beatles Eight Days A Week Gallery出店
- ビートルズが来日時にホテルのルームサービスで味わったと言われるプリンを注文可能
- 日本で上映されるのは日本びいきの特別編集版。浅井慎平氏も登場
- 2016年11月21日にBlu-ray/DVD発売。特典映像追加した豪華版も(日本での発売は不明)
さらに、監督を務めたロン・ハワードのインタビュー記事が出回るようになりました。
Ultimate Beatles Fan Ron Howard Got To Geek Out Making "Eight Days A Week"
Ron Howard & Brian Grazer On The Beatles, ‘Dark Tower’ And 30 Years Together
'Eight Days a Week' unearths new Beatles' footage, including their final show
複数の制作関係者のコメントはこの記事が豊富です。
Crowdsourcing The Beatles: How Ron Howard's New Documentary Unearthed Rare New Footage
ポール・マッカートニー、リンゴ・スターとの合同インタビューもあります。
Paul McCartney, Ringo Starr & Ron Howard Sit Down for Hilarious, Heartfelt Chat About Beatles Touring Years Ahead of New Documentary '8 Days A Week'(Billboard)
日本語版はこちら↓
「たくさんの時が過ぎ、たくさんの思い出がある」―『ザ・ビートルズ~EIGHT DAYS A WEEK』公開記念ポール、リンゴ&ロン・ハワード監督インタビュー(Billboard JAPAN)
追記:この三人によるライブQ&Aセッションが日本時間2016年9月14日21時40分からFacebook上で開催されました。
週刊朝日2016年9月23日号にも独占インタビューが掲載されました。この号にはジャイルズ・マーティンのインタビューも掲載されています。
記事の一部はインターネットに公開されています。
ビートルズが日本のロック(音楽)に与えた影響とは?
リンゴ・スター「50年前、僕たちはクレージーなロックンロール・ピープルと思われていた」
※このリンゴのインタビューは映像で既に公開済みのものです
ロン・ハワード、リンゴ・スター、ポール・マッカートニー |
- 監督を引き受けたのはポールとリンゴに会えるから
- アップル・レコードはファン所有の映像や海賊版の音源をかき集めて今まで流布されていた映像もより良くできると考えた。
- キャンドルスティックパーク8列目から撮影した映像を当時の女性ファンから入手した
- ツアーにフォーカスするというコンセプトは当初はデメリットと考えていたが、調べるにつれメリットになると思った。彼らのキャリアは冒険の旅のようなものだったが、理解を深めるにつれ生存競争と感じられるようになった。成長物語とも言える。
- 映画には7~8分のこれまで世に出ていない映像が含まれる。とはいえビートルズの専門家ではない自分にとってはどうでもいい。人類の歴史において語り草になっている「あの時代」の文化の激変とそれに果たしたビートルズの役割に興味がある。ビートルズと時代の相互作用だ。彼ら個人としてもアーティストとしてもその流れにすんなり適合していたことが驚きだ。私はビートルズと一緒に旅に出たいと思った。そして観客にその場に居合わせることがどんな感じなのか実感させたいと思った。そんな観点で資料映像を見るようになった。
- ポール・マッカートニーもリンゴ・スターも過去を振り返ることに積極的では無かったと思う。前を向くとはそういうことだ。今回彼らに2回ずつインタビューしたがいずれも1回目と2回目では大きく変わっていた。私の意図や狙いを理解してくれて2回目は胸襟を開いてくれた。ポールはこう言っていた「自分はビートルズの事を語るのに抵抗がある。自分の人生において誇るべき時期ではあるが、あくまで自分個人のものだ。今は自分にそれを祝う資格があると感じるようになった。」。リンゴも同じ心境だろう。二人が素直に答えてくれる時期にインタビューできたことは幸運だった。これまではこうすんなり行かなかった。
- オノ・ヨーコやオリヴィア・ハリスンが直接的に関わっていない時期を描いているが、彼女たちはその時期についても詳しいので意見を聞いて取り入れた箇所もある。
- ビートルズに詳しい人もそうでない人両方に報いる作品にしなければならないのはプレッシャーだった。
- 20分ぐらいのシーンならすぐ作れるくらいの素材が余っている。DVD特典映像には本編未収録のインタビュー映像を収録する
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