http://www.tv-asahi.co.jp/kanjam/backnumber/0075/
プロとして音楽業界で活躍する本間昭光さん、西寺郷太さんがビートルズの魅力を関ジャニ∞とゲストに講義する趣向です。日本でザ・ビートルズに影響を受けている曲を楽譜(カラオケ風に現在位置が動く)やパート別音源(おそらくこの番組のために新たに録音)、ときには生演奏を交えてわかりやすく解説していました。番組中はビートルズ本人の映像(『Eight Days A Week』『A Hard Day's Night』など)や音源もふんだんに使用されています。講師のお二方はビートルズへの愛を強く感じさせ、見ていてすがすがしかったです。とはいえ、お二人はビートルズを研究している時期はもう過ぎたのでしょう、ここ10年ぐらいの世の中の研究成果を把握していない様子はありました。講義の締めくくりとして本間さんがキーボード、西寺さんがドラムで関ジャニ∞の曲をビートルズ風にアレンジして即興で演奏し、関ジャニ∞が歌を加えていました。ちょっと強引で冗長な気もしましたが、関ジャニ∞とビートルズを結びつける良い試みだったと思います。
<番組中の共感した発言>
- 当時リバプール一のドラマーと言われたリンゴ・スター(ナレーション)
- ビートルは根っこから変えてしまったので凄すぎて凄さが伝わらない。携帯電話が無かった時代を今からは想像できないことに似ている。(西寺郷太さん)
- オマージュ=そのアーティストを愛し尊敬している。パクリ=流行っているからなどリスペクトなし。愛はリスナーに伝わる。(本間昭光さん)
- ポールのバイオリンベースはチューニングが良くないので、音が安定するところを選んでフレーズを探った結果独特のフレーズになった(本間昭光さん)
- ビートルズは売れたのでレコーディングに時間をかけて試行錯誤することを許された(両氏)
巷でビートルズを演奏しているのは主に40代半ば~60代半ばくらいの世代だと思いますが、こうやってより若い世代の人気者が地上波テレビでビートルズを演奏してくれるのはありがたいことです。エイター(関ジャニ∞のファン)がビートルズに興味を持ってくれたらいいなと思います。
0 コメント