ジェフ・ベック死去 ビートルズとの関係

 2023年1月10日にジェフ・ベックが亡くなりました。78歳でした。

リンゴ・スターらと(2018年)




プライベートではポール・マッカートニーと仲が良かったようです。ビートルズ時代の1968年にポール・ジョーンズのシングルDog Presides / And The Sun Will Shine でポール・マッカートニーがドラム、ジェフ・ベックがギターで共演しています。
1978年ポール作「Rockestra Theme」への参加が契約の問題で実現せず、その後は一度も共演の機会は無かったと思われます。

リンゴ・スターとは音楽の現場で何度か会っています。
デヴィッド・ボウイ、リンゴ・スターらと(1973年)

ヤン・ハマーのミュージックビデオでリンゴと共演↓

ジェフ・ベックの名盤『Blow by Blow』(1975年)のプロデューサーはビートルズも手掛けたジョージ・マーティンです。本作にはビートルズのカバー「She's a Woman」が収録されています。

ジェフ・ベックが演奏するビートルズ曲として真っ先に思い浮かぶのが「A Day in the Life」です。同曲のインストゥルメンタル版を20年以上にわたって400回近く演奏しています。
  
The 25th anniversary rock and roll hall of fame concert(2009年)

日本公演でも演奏(2014年)

2022年のジョニー・デップとのツアーでも取り上げています。

同ツアーではジョン・レノンのソロ作品「Isolation」を取り上げています。

三大ギタリスト(ジェフ・ベック、エリック・クラプトン、ジミー・ペイジ)勢ぞろいで有名な1983年The A.R.M.S. Concertではジョー・コッカーのボーカルで「With a Little Help From My Friends」を演奏しています。

2002年のチャリティーコンサート「Rock for the Rainforest」ではその半年前に亡くなったジョージ・ハリスン作の「While My Guitar Gently Weeps」をスティングと演奏しています。

ジェフ・ベックとビートルズとの関係におけるハイライトは1988年1月20日、ビートルズがロックの殿堂入りした際の式典での演奏です。ジョージ・ハリスン、リンゴ・スター、ビリー・ジョエル、ミック・ジャガー、ブルース・スプリングスティーン、ボブ・ディランらと「I Saw Her Standing There」を演奏しました。ジェフ・ベックはギターソロを弾いています。作者のポール・マッカートニーは不在でした。



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