『ザ・ビートルズ: Let It Be』1970年公開作品が復活 2024年5月8日からディズニープラスで配信

1970年に公開されビートルズの解散を印象付けた映画『Let It Be』が50年超の時を経て復活します。2024年5月8日からDisney+で配信開始です。

黒から白にキャラ変?

ビートルズ解散直後に公開されたドキュメンタリー『レット・イット・ビー』Disney+で独占配信決定 (日本版uDiscover)

“LET IT BE” – AT LAST (The Beatles公式サイト)

ディズニープラス配信記念『ザ・ビートルズ: Let It Be』 プレミアム上映会 produced by TOKYO FM「みのらじ~MUSICA LAB~」 (5月7日(火) 開演 19:00)

1969年1月のビートルズの練習/録音風景(とくにルーフトップ・コンサートが有名)を収めた膨大なフィルムと音声から構築された映像作品として、2021年に『ザ・ビートルズ: Get Back』が同じくDisney+で配信されています。その先輩となる1970年公開作品が『ザ・ビートルズ: Let It Be』としてついに日の目を見る時がきました。両作品が対をなすような作品名に揃えられています。

この『Let It Be』は1970年劇場公開以降、正式に流通したことはありませんでした。これは、解散に向かうビートルズを切り取った暗い内容だったからだと考えられます。ポール・マッカートニーやリンゴ・スターにとって思い出したくない過去ということでしょう。

陰陰滅滅とした歴史認識は『ザ・ビートルズ: Get Back』の朗らかなテイストによって浄化され、ようやく『Let It Be』にフラットな目線で向き合えるようになったのかもしれません。

『Let It Be』の再公開は『Get Back』の制作発表の際にも明言されていましたが、実現まで5年を要しました。

映画『LET IT BE』作り直し版制作発表 オリジナル版も再公開予定(2019年1月30日)

今回の『ザ・ビートルズ: Let It Be』について英語版ビートルズ公式サイトによると↓

Apple Corps asked Peter Jackson’s Park Road Post Production to dive into a meticulous restoration of the film from the original 16mm negative, which included lovingly remastering the sound using the same MAL de-mix technology that was applied to the “Get Back” docuseries. 

オリジナルの16mmネガを使用、音声は『Get Back』同様AI技術を使用して分離と再構築されているとのことです。「オリジナルの16mmネガ」が一本の映像作品として編集が終わった状態のものを指すのか、『Get Back』の素材となった未編集のフィルムを指すのか興味があります。音声の類推から後者の可能性があります。実際後者のほうが作業楽そうです。となればリマスターというよりはリミックスです。

SNSでのティーザー広告。ホワイトアルバム関連と勘違いした人も

トレイラー映像↓

ナレーションの音声や言い回しが古いな("a new motion picture"とか)と思ったら1970年公開時のトレイラーの音声のようです。
"Rehearsing"~などと列挙している言葉のうち"rapping"だけ何故か1970年版から削除されています。1970年版↓
新トレイラーの映像は1970年版トレーラーのイメージを大事にしつつ作り直しているようです。
新トレイラーから想像するに本編のアスペクト比は『ザ・ビートルズ: Get Back』のように16:9で切り抜かずそのままなんですかね(現代のテレビで見ると両脇に黒い領域が出る)。


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