2025年7月7日、リンゴ・スターが85歳になりました。今年もロサンゼルス・ビバリーヒルズの〈Peace & Love〉モニュメント前で正午に掛け声を行う恒例イベントを開催。合図に合わせてイギリスのグーンヒリー地球局から「Peace & Love」の電波が国際宇宙ステーション経由で宇宙へ送信され、文字どおりスケールを“宇宙規模”に拡大しました。
「世界中に“Peace & Love”の波を送りたい。7月7日正午、声に出してもSNSでも、心の中でもかまわない。とにかくどこにいても参加してほしい」──事前メッセージでリンゴはそう呼びかけています。
誕生日直前の取材で年齢の話題になると、リンゴは笑ってこう返しました。
「それは衝撃だね。鏡を見ると24歳だから。ぼくは24歳から歳を取らないんだよ」
さらに「ドラムを叩いている時が一番幸せ」と語り、母親がかつて見抜いていたと振り返っています。ステージに立ち続けるエネルギー源は“好きなことを続ける”シンプルな情熱のようです。
イベント後の囲み取材では37年間続いている禁酒についても言及。
「自分にも周りにも敬意を払えなくなって、リハビリに入った。あれから一滴も飲んでいない。神に感謝だよ」アルコールに溺れて“失われた70〜80年代”を経たからこそ、現在のポジティブさと健康がある──という率直な言葉が印象的でした。
現在制作中のビートルズ伝記映画について自身を描く脚本を読んで「そんなことは絶対にしない」とダメ出しし、2 日かけて少年時代や最初の結婚観を細かく修正。「最終的にどう仕上げるかは監督次第だけど、平和と愛を送るよ」とコメント。
今年の現地会場には妻バーバラ、義弟ジョー・ウォルシュ、ジャクソン・ブラウン、スティーヴ・ルカサー、コリン・ヘイ、ジム・ケルトナーほか友人ミュージシャンが集結。合計30名以上が「Peace & Love」のカウントダウンに参加しました。
当日の様子はインターネットで中継されました。
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Look Up - Ringo Starr |
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