レビュー:『MUSIC LIFE ザ・ビートルズ日本公演1966 』2016年6月17日発売

※追記:最近発見されたK.Abe(カメラマンの阿部克自氏)撮影によるビートルズ来日公演時の未発表写真を使った「小冊子」を付録として添付した「特別版」が2018年6月18日に発売されました。
 『MUSIC LIFE ザ・ビートルズ日本公演 1966 特別版<シンコー・ミュージック・ムック>』

MUSIC LIFE ザ・ビートルズ日本公演1966 (シンコー・ミュージック MOOK)が2016年6月17日に発売されました。日本公演50周年記念第2弾です。第1弾は→こちら

ビートルズ現役時代の日本での報道をリードしたミュージック・ライフの蓄積とビートルズ研究所の協力を得て前半約50ページを占めるカラーページでの各種資料写真が豊富です。全体的には隠された事実を暴くというよりは、ビートルズが公の場で行ったことを丁寧に整理して解説/分析するという方針のようです。その中でもとりわけビートルズの演奏や機材に注目しているのが特徴です。インタビュー記事の対象もミュージシャンが多く、ビートルズのコピーバンドをやっている方にとってはとくに興味深いと思います。

その他、「ザ・ビートルズの音楽遺産 日本盤の世界」、ジョージ・マーティン追悼記事などが掲載されています。

数あるビートルズ日本公演50周年記念本の中でもとくにミュージシャンとしてのビートルズにこだわって編集されています。ビートルズのマニア度に関わらず最初の1冊としてお勧めできる本です。

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