レビュー:ドキュメンタリーDVD『ザ・ビートルズ レッド・アルバム 1962―1966』

※追記:2016/2/2に999円(税抜) で発売される「レッド・アルバム 1962-1966」(DVD THE BEATLES RED)はこの製品と同じようです。 
※追記:2016/10/6に発売される「THE BEATLES成功の軌跡 音楽ドキュメンタリーBlu-ray Disc BOOK 」は本作のBlu-ray版が含まれるようです。

2012/08/20に発売されたビートルズのドキュメンタリーDVD『ザ・ビートルズ レッド・アルバム 1962―1966』を見ました。

その名の通りビートルズのベスト盤「1962-1966」(通称「赤盤」)の収録曲順(全曲網羅しているわけではありません)に可能な限りビートルズ本人の演奏映像を交えて、当時の様子を知る複数の識者がその曲ならびにビートルズのメンバーの特徴や美点について独白するという内容です。元々イギリスで制作された作品ですが日本語メニューや日本語字幕があります。おまけコンテンツとしてビートルズの写真が数枚閲覧できる「イメージ・ギャラリー」がついています。

ジャケット

ディスク
本人映像は映画(「HELP!」など)を除けばエド・サリバンショー出演時のものがほとんどでした。唯一「Nowhere Man」が日本公演の1966年7月1日バージョンを使用していたのが珍しい程度です(通常目にするのは1966年6月30日バージョンが多い)。こういったドキュメンタリー作品では本人の演奏シーンが含まれないものも多い中、ふんだんに使用されているのは良いのですがそのどれも映像の質は悪いです。
とはいえ識者の語りは新事実は無いものの含蓄があって面白かったです。編集者、記者、ライター、レコーディングプロデューサーそれぞれの視点から語られています。語り口から察するに彼らはビートルズ本人に会ったことは無さそうですが、ビートルズの素晴らしさを熱心に語るのを見るのはすがすがしかったです。なかなかドラマチックに編集されており飽きずに見ることができました。

2012年10月20日には続編の「ザ・ビートルズ ブルー・アルバム 1967―1970」が発売されます。(レビューは→こちら

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